Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.24 ) |
- 日時: 2014/07/27 19:49:52
- 名前: 長幼の序
- 「竹刀で身体を支えた場合は反則」を基本にすると
1の場合、身体が倒れてるが場内、竹刀だけ場外(持っている)の場合は、反則では無い。 相手の竹刀をいなして竹刀だけ場外の場合でも、自身を支えていなければ、反則無し。
2も同様ですが、竹刀放し反則は、場外とは別反則。
要は、「身体を支える」の解釈次第と考えますが。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.25 ) |
- 日時: 2014/08/03 20:48:27
- 名前: なやみ剣士じじ
- >長幼の序さんコメント有難うございます。
*倒れたて竹刀が場外の時、反則と思っていまし た。 「身体を支える」の解釈次第ですか 勉強します。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.26 ) |
- 日時: 2014/08/19 12:58:15
- 名前: 無為
- To Hide 様
No.18に「反則が予見できる状況でしょうから「やめ」が妥当だとは思いますが」とあります。 私も高段の先生に「反則は待つものではない」と言われたことがあります。 しかし、あきらかに継続すれば反則になる行為の前にやめをかけると、今から反則を犯そうとする選手の救済になりませんか? とくに相手が1回反則を取られている場合にはより不公平感を感じます。 2回目の反則が1回目と同じ基準で、という全剣連の通達文はそのためかと思います。 私は、No.17の県北父さんの事例は2例とも「押し出し」と思います。 反則が予見できたら やめ について、もう少し詳しく解説してください。 』
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.27 ) |
- 日時: 2014/08/20 07:45:13
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 無為さん
管理人のHide.です。
一回目であろうが二回目であろうが、反則は全く同じ基準で適用しなければ公平性が保て ないことは言うまでもありません。 「反則が予見できたら、やめ」ですが、ライン間際で押し合いのような状態ばかりの試合 でしたら、どちらかが反則になることが予見されます。それを避けるために、やめをかけ 中央に戻すことは必要でしょう。 その時、押してばかりの選手に指導を与えることも、場合により必要かと。
剣道は有効打突を競う競技ですから、それに則って、正々堂々試合ができるように状況を 整えることも、審判員の責務だと考えます。
ただし、あくまでもケースバイケースですm(_ _)m
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.28 ) |
- 日時: 2014/08/20 14:59:48
- 名前: 無為
- むかし、審判長が「なるべく有効打突で勝負を決めるように」と言われたときに、大会自体の反則が激減しましたが、選手・保護者からは批判続出でした。
反則は反則でいかなる場合でもとらないといけない。全国中学校の大会で決勝戦の勝敗が反則で決まりました。(2年連続?) しかしその試合で反則をとることができた審判員は勇気がいったと思います。現場は見てはいませんが…。 反則事項にたいして注意や指導はない(中体連の三所を隠す変形の構え以外は)、と言われますよね。反則をとって指導すると認識しています。 公平・公正は反則基準にもしっかりあてはめないと不公平になりますからね。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.29 ) |
- 日時: 2014/08/20 19:43:13
- 名前: 鉄心
- 先生方、はじめまして。鉄心と申します。
20代ですが、少年剣道の指導者を仰せつかっており、近隣の大会では審判にも立たせて頂いております。
私もどちらかというと無為さんの考えに近く、有効打突をしっかり取ってあげることと同様に、「反則行為を受けた選手の正当性」を表す為に反則行為に対して反則を取ることは重要だと考えております。
Hide.さんのおっしゃる「反則が予見できたら、やめ」では、「試合場に残って戦おうとしていた選手の正当性」まで無いことになってしまうのではないかと、これまた考えすぎてしまう所存です(汗)
極端な話、引き技を打って下がった選手が場外に出そうだったから止めをかけたとしたら、 反則が予見できていたとしてもおかしいですよね?
線際の競り合いで止めをかけるのは、両者がもつれ合って転倒する危険性がある場合で、 その場合でも反則も何も無しではなく、押し出そうとした側の「不当な鍔迫り合い」による 反則を取ってもいいのではないかと、未熟ながら考えておりました次第でございます。
剣道は有効打突を競う競技、これはもちろんそう思います。しかし反則一本で勝敗が着いた場合も、 お相手は反則行為をしたが、勝った選手は正々堂々と戦った結果として評価されるべきであり、 「人間形成の道」からは外れていないと思います。 良いものは良い、悪いものは悪いと示して、選手を育成するのが審判の役目なのではと思います。
若輩者が失礼いたしましたm(__)m
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.30 ) |
- 日時: 2014/08/21 07:11:48
- 名前: 長幼の序
- 審判員の大切な役目は、何よりも審判規則の順守と有効打突の正確な見極め、
この場合の「反則が予見できたら、やめ」は、円滑な試合進行の推進、公平性、危険防止等を考慮する点から必要と考えます。
ただし、どのような場合も、その「状況による判断」が、必要。 まさにこの「状況判断」こそ、審判員の資質が問われる所、数多の経験(試行錯誤の繰り返し、判定の反省、指導等々)が、あって構築されていくものです。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.31 ) |
- 日時: 2014/08/21 07:31:07
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 鉄心さん
管理人のHide.です。
「試合場に残って戦おうとする選手の正当性」はその選手がラインを割らないようにどれ だけ回避行動をとろうとしていたかにも関わってきますので、「ケースバイケースです」 と申し上げております
>極端な話、引き技を打って下がった選手が場外に出そうだったから止めをかけたとした >ら、反則が予見できていたとしてもおかしいですよね?
仰る通りおかしいですね。 そんな場面では「やめ」はかけませんね
長幼の序さんが仰る通り、
>この場合の「反則が予見できたら、やめ」は、円滑な試合進行の推進、公平性、危険防 >止等を考慮する点から必要
と判断された場合です。
選手たち同士は熱くなっておりますので、双方ライン際でもつれ合った場合、つい「場外 に出してやろう」としがちです。ラインを意識させそこから技を仕掛ければいいのですが、 そうでなく反則狙いとなりそうな場合は「やめ」をかける必要のあるケースが有ると考え ていますd(^-^)!
>良いものは良い、悪いものは悪いと示して、選手を育成するのが審判の役目なのではと >思います。
仰る通り、まったく異論はございません
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.32 ) |
- 日時: 2014/08/21 12:39:05
- 名前: 鉄心
- 長幼の序さん、Hide.さん、ご返信ありがとうございます。
お二人のお話には納得しております。お二人が想定している状況では私も止めをかけると思います。 危険防止や円滑な試合運営もありますが、やっぱり見苦しいですもんね。
私が思うのは、押し出し反則は押された方が場外に出なければ適用されないという事についてです。
止めをかけるような状態の時は、審判としても「出そうとしてるな」というのがわかっていると思います。 なのでその辺が無為さんも触れていた「救済」になってしまうと感じるのです。
ここからは勝手な妄想なのですが、押し出そうとしている状態では、正当な体当たり及び鍔競り合いにはならないはずです。 正当な体当たりや鍔競り合いで出てしまうならそれは出たほうが反則でしょうからね。 なので、出る前に止めはかけるにしても、その時点で「不当な鍔競り合い」もしくは「時間空費」の反則が適用されてもいいのではないかと思うのです。
もちろん、通常それらの反則が適用される状況というのは理解しているつもりですし、積極的に反則を取っていきたいと思っているワケではありません。
円滑な運営をするという観点からも、「その状態の継続時間」に関係なく反則を取れば、場外反則を狙う選手の抑止にもなると思うのです。
スレの内容からズレて申し訳ないのですがご教授いただけるとありがたく存じます。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.33 ) |
- 日時: 2014/08/21 13:53:06
- 名前: 長幼の序
- 鉄心さま
押し出し反則は押された方が場外に出なければ適用されないという事についてです。
そうとも限りませんよ、場外に出ない場合でも、そこに別の反則が介在するのはよくあることです。 この場合、例えば押した方が、相手の耐えうる限度を超えて押した場合、相手が場外に出なくても反則を取るべきです。 言われる「不当な鍔競り合い」「時間空費」も同様。
ただその反則(押し出し)に 別の反則(不当な鍔競り、時間空費を継続時間に関係なく取る)を以って抑制するという事は、円滑な試合運営の推進とは違うと考えます。 あくまでもその状況、事実に基づいての的確な判断が最優先です。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.34 ) |
- 日時: 2014/08/22 07:35:30
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 鉄心さん
>円滑な運営をするという観点からも、「その状態の継続時間」に関係なく反則を取れば、 >場外反則を狙う選手の抑止にもなると思うのです。
有効打突に継がならない押す(押し合う)行為が行われている場合、それを中断させ指導 及び注意の喚起を行うことは当然の行為です。 その後同様の行為があれば、規則に照らし反則を取っていくことも必要と考えます
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.35 ) |
- 日時: 2014/08/22 11:10:45
- 名前: 無為
- 押し出した場合は「押し出し」をとるし、押し出そうとする行為を繰り返した場合は、出ていなくても「公正を害する反則」がとれますよね。
時間空費も鍔競り合いの場面だけではなく、遠間に切って逃げ回る場面でも適応していいのではと思います。「時間空費は鍔競り合いのみ」とおっしゃる先生がいるので、これも「公正を害する行為」で反則としたことがあります。 公正明大に反したら反則を取るべきです。その見極めをしっかりして、選手や監督に納得させる審判をするのは難しいですが、精進していきたいと思っています。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.36 ) |
- 日時: 2014/08/22 18:33:18
- 名前: 鉄心
- 長幼の序さん、Hide.さん、無為さん、ありがとうございます。
>その後同様の行為があれば、規則に照らし反則を取っていくことも必要と考えます
反則行為を見逃さないことが大切ですね。
>例えば押した方が、相手の耐えうる限度を超えて押した場合、相手が場外に出なくても反則を取るべきです。
>押し出した場合は「押し出し」をとるし、押し出そうとする行為を繰り返した場合は、出ていなくても「公正を害する反則」がとれます
これが明確であれば、少なくとも無理やり押された側に不公平感はなくなりますね!これが一般的になるといいんですが・・・
すみません、もう一つ・・・ Hide.さんは指導をした上で同様の行為があれば反則、無為さんは反則は反則でいかなる場合でもとらないといけない(一度目から反則)とのお考えのようです。 少年剣道のローカルな大会ですと、鍔競り合い反則に関しては「指導→反則」の流れを取ってくださいなどと審判会議で言い渡されたりしますが、今回の話のような場面だとどうなんでしょう? 私としては、小学生低学年くらいまでなら試合中の指導もありだとは思うのですが、それ以上の年代では鍔競り合い反則も含め、反則行為は即反則でいいと思うのです。 試合方法、反則行為などを注意・指導するのは各団体の指導者であって、審判はその判定を以て示すべきだと思っています。 これでは厳しすぎるのでしょうか?
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.37 ) |
- 日時: 2014/08/23 07:39:15
- 名前: 長幼の序
- その辺りを明確にする為に、監督審判会議があると思います。
審判長から指導してからの反則という指示があった場合は当然それに従います。 もし無き場合は、その試合者の熟練度、ルールの認知度を試合態度を見て、おしはかり 指導〜反則とする場合もあります。 ただしこれも、小学年(低学年も混ざる事が多い旨)、中高生(あきらかに初心者からはじめたと見受けられる場合)に限った話。 あまりにも杓子定規の如く反則を取るのでなく、特に前記したような剣士には、試合を通しての教育的指導も大切と考えます。 勝ち残っていくチームは、必然的にその辺のルールを理解している剣士が多いようです。
ただ特に 独自の反則ルールを設ける中高体連の審判では、あたかも反則の粗探しをしてるかの如くしょっちゅう「合議」をかける審判員が多いのは、円滑な試合進行を責務とする上で、如何なものかと思っておりますが。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.38 ) |
- 日時: 2014/08/23 09:11:09
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 鉄心さん
>私としては、小学生低学年くらいまでなら試合中の指導もありだとは思うのですが、そ >れ以上の年代では鍔競り合い反則も含め、反則行為は即反則でいいと思うのです。
長幼の序さんもお答えくださっていますが、監督審判会議で意思統一されるべきです。 ただし、高学年や中高生であっても競技者のレベルに応じて、初心者でルールを良く理解 できていない選手には、教育的指導が必要と考えています。
未成年者の試合を裁く審判は、「試合を通して正しい考え方を指導する」という役目も担 っていると考えます。
上位に勝ち上がるようなチームに関しては、時折、そんな審判員の心情を逆手に取るよう な反則ギリギリの行為をする選手がおりますが、これは指導者がきちんと指導すべき事案 と考えます。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.39 ) |
- 日時: 2014/08/23 10:59:53
- 名前: 鉄心
- 長幼の序さん、Hide.さんありがとうございます!
納得です。グレーゾーンな試合をする選手、あるいは試合経験の少ない選手を試合を通していかに正しい剣道に導くかも審判の大切な役目なのですね!
今回質問させて頂いたのも、大会で監督の立場にいると、不可解な判定に子供たちが泣かされることがままあり、そんなレベルで子供たちの努力を判定してほしくないと思うことがあることからでした。剣道家としては恥ずかしい限りなのですが・・・(勿論、審判をして頂いている感謝の気持ちはあります!) 全国区の大会だろうが県レベルの大会だろうが、審判の質を統一していく為に全剣道家が努力していかなければいけませんね。次世代を担う選手達の為、剣道の未来の為に。
私もまだまだ学ぶべき事の方が多い段階ですので、今回教えて頂き大変勉強になりました。 ありがとうございました!
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.40 ) |
- 日時: 2014/08/23 13:04:44
- 名前: 長幼の序
- 私感ではありますが、
現状の規則では、審判員は絶対、よって判定に対しては(明かに誤審であり、異議申し立てを利用した場合でも)受け入れるしかありません。 そこで、選手には絶対に、審判員や相手のせいにするなという指導を徹底しています。 何事も、自省に向け、前向きにとらえると、最も大切な稽古そのものに対する意識が変わっていくようです。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.41 ) |
- 日時: 2014/08/25 07:16:02
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 鉄心さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
審判をすることは自身の剣道修行の上からも大切なポイント。 自分もプレイヤーとして嫌な思いをしてきましたので、そういう思いを選手たちにさせた くありません。しっかりと研鑽を積んでいく所存です
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.42 ) |
- 日時: 2014/10/06 12:22:58
- 名前: 無為
- 反則を取る・取らないはその試合者のレベルによって多少の差が出るには仕方がないとは思っています。
しかし、試合規則をねじ曲げてまで反則を取らない試合があると、かえって不公平感が残る場合が多々あるということです。 中体連の審判に行くと「疑わしきは合議」と言われますので、早めの合議を心がけます。1度合議をすると、審判の意思疎通が図れますからね。 反則も早めに取ってあげないといけないと感じています。鍔競り合いなど、反則を取るとすぐに是正されます。初舞台の選手であろうが、早めに取って教えてあげることが大切だと思います。 スレッドの場外と押し出しは、現在、押し出しが取られにくく、出たら場外となる場面が多すぎると感じます。 あきらかに「出そう」とした「打突を伴わない体当たりのような状態」は「押し出し」であると言う認識がないと思います。そういうときには「止め」をかけてしまう審判員が多く、反省・論議の対象となっています。 まことしやかに言われていることは実は違う、ということが多いように感じています。
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Re: 場外反則と押し出し反則 ( No.43 ) |
- 日時: 2014/10/07 07:42:43
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照: http://ichinikai.com
- To 無為さん
管理人のHide.です。
一度見逃してしまうと、後から適用が難しくなります。 同じような場面が繰り返されても「さっきも取らなかったのだから」という感じで、選手 もそれを見越して内容の悪い試合になりがちです。
最初の一回を見逃さないことが大切ですね
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