- 日時: 2014/02/03 18:02:59
- 名前: だみ声
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- 増子君
高校1年生なのは分かりますが、剣道歴は中学からやっているのでしょうか?もっと前からなの でしょうか? それとも高校生になってから剣道部なのでしょうか? そんなことどうでもいいじゃんかと思うかもしれませんが、そこが分かるとより的確な返信が届 きますよ。
まあ高校生になって剣道部に入って、今10ヶ月目ぐらいということで進めます。1級は取れて いますか? 次回教えてください。 「打つ機会」とは、今打てば有効打突になる確率が高い「チャンス」だと思ってください。 野球なら、いまスイングすればバットがボールを捕らえることができる一瞬のことです。 魚釣りで言えば、凝視していた「浮き」がピクンと沈んだ一瞬のことで、竿をあげるタイミング の時だと思ってください。
剣道の場合、この「打つ機会」でない時に打って行っても、応じられたり、返されたりします。 一般には、剣道の打つ機会は相手が驚懼疑惑(きょうくぎわく)の気持ちになった時、すなわち 恐れおののき、疑い迷った瞬間です。 このとき相手は、「居着き」や「金縛り」の一瞬の動けな い状態にあり、こちらの打突が有効に決まる時なのです。 その他にも、相手が打って出ようとする一瞬「起こり頭、掛かり口、と言います」であったり、 相手が「受け止めた時」、「相手の技が尽きた所」が「打つ機会」だと言われています。
こっちの大声で相手が「怖っ」と感じた時などは、「懼」状態です。 迷わず打ち込んで勝利をゲ ットしましょう!!
むつかしいのは相手も同じことをやろうとしているわけですから、どちらが優勢なのかが問題に なります。 速度のある竹刀さばきも効果があります。 正しい姿勢で、素早く打って出る動作 も効果があります。 最終的にはたくさん稽古した人が他の人より先に「打つ機会」を感じ取れます。 これがわかっ てくると、剣道の面白さが大きく広がってきます。 気合の入った切り返し、真剣に上達を目指す基本打ち、速度とパワーをいっぱい秘めた係り稽古 が、こういう「気付き」となって、上達するのですよ。
この説明難しかったかな? 増子君は、読んで理解できましたか?
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