このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
間合いについて。
日時: 2013/03/13 22:16:16
名前: もやしん 

相手から間合いを詰められたらどうすればいいのでしょうか?

相手から間合いを詰められ、近間になった場合、
中心を取って、普通に構えているだけではいけないのでしょうか?
私は構えを崩さないほうがいいと思うのですが、
先生から、相手から間合い詰められた場合、
自分が打てる準備ができていれば、
自分から打ち、準備ができていなければ、
相手の竹刀をおさえたほうがいいと言われました。
私であれば、間合いを詰めたとき、
相手が構えを崩さなければ、なかなか打っていきにくいと思うのですが、いかがでしょうか。

メンテ

Page: 1 |

Re: 間合いについて。 ( No.1 )
日時: 2013/03/14 00:18:26
名前: だみ声  < >

もやしんさん
結論を先に書きます。 先生のおっしゃる通りです。 ちょっと難しいですが、その理由を説明します。

>相手から間合いを詰められたらどうすればいいのでしょうか?
   厳密に言うと、間合いを詰められた時点で負けているのです。
   しからばどうすればいいのでしょう?  答えは、こっちの攻めを十分効かせて、「間合いを詰
   めさせてはいけない」のです。

だから先生は、いつでも打てる準備をし、詰めてきたら打ちに出なさい、あるいは、相手の竹刀を抑え
て様子をうかがってから、次の行動を取りなさいとおっしゃったのです。

間合いを詰めてこられたのに、「中心を取って構えておれば大丈夫」と思う事が間違いです。
中心を取って構えておれるのは、「打ち間」よりギリギリ遠い所であって、更に間を詰められてしまっ
たら、打たれてなくても、その時点で「負け」なのです。
これを言葉で言うなら、相手の人は「勝ってから、打ちに来るのです」。 完全にこっちの負けです。
なぜならば、相手は間合いを詰める時、必ず中心を取ってから来ます。 こっちは既に中心を明け渡し
ているのです。 これ、今すぐにはお分かりにならないと思いますが、剣道の攻防とはこういう物なの
です。

だから先生は、「中心を取られる前」、すなわち相手が間を詰めようとする刹那、「打ちに出なさい」
とおっしゃったのです。 こうして先生は、もやしんさんに、幾つかある「打つべき時」の一つを伝授
しておられるのです。
素直に受け止めて、そう言う物だと理解して、必ず打ちに出て行く稽古をしている内に、「こう言う事
なのだ!!!」と言うひらめきを経験して、一皮むけて、強いもやしんさんになるのです。

>間合いを詰めたとき、相手が構えを崩さなければ……、
   これはあり得ない事なのです。 相手が「間合いを詰めた」と言う事は、既にこっちの崩れを察
   知したのです。中心も相手の物です。そうでなければ、恐くて間合いを詰める動作が出来ません。

これも今すぐ理解しろと言うのは無理だと思います。 つまりもやしんさんは、本当の意味での「攻め」
の理解が不十分なのです。(偉そうな事言ってごめんなさい)
これを克服して、理解に到るためには稽古する以外に方法はありません。 「攻め」に関して、本を読
む事は良いですが、いくら読んでも「動作」にしなければ効果が出ませんから、稽古稽古の連続なので
す。

「攻め」の理解が出来始めると、自然と稽古の質も変わりますし、「お前強くなった」と言われるよう
になりますよ。 それまで稽古・稽古・稽古・稽古・稽古なのです。  解った時うれしいですよ。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.2 )
日時: 2013/03/14 07:55:39
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照:

管理人のHide.です。

そうですねぇ、ケースバイケースですから、かならず「抑えなければいけない」というこ
ともありません。間合いにはいられた時「抑える」という反応をお相手に読まれてしまえ
ば、逆をつかれて打たれます。


大事なことは、「お相手に間合いを入られない」「入らせない」ことです。つまり、自分が間合いの主導権を持って戦うことですねd(^-^)!

お相手と自分は、「打ち間」をめぐって攻防を繰り返しているわけです。間合いを詰めら
れる(=打ち間に入られる)ということは、その時点で攻防に敗れていると言っても過言
ではありません。

お相手が詰めてこようとするところで、「剣線を抑える」あるいは「打って出る」、「さ
ばく」などがベストの対応です
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.3 )
日時: 2013/03/14 09:31:51
名前: もやしん 

実は私も、それを心配していたのです。
竹刀をおさえた力を利用されて、逆に打たれるのでないかと。

それなら、構えを崩さないほうがいいのではないかと思っていましたが、
剣道は、打ち間に入るまでの攻防ができれば、面白さや幅が広がると言われています。
私はまだ初段ですので、
それよりは、姿勢を意識したり、他に注意をされていたりする基本的なことを気をつけるべきと思って稽古してきましたが、

今後は攻めの攻防も時折、考えながら稽古していきたいと
思います。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.4 )
日時: 2013/03/14 13:00:53
名前: だみ声  < >

もやしんさん
 もう一言説明を加えさせていただきます。

>今後は攻めの攻防も時折、考えながら稽古していきたいと思います。
   「攻めの攻防」は立ち会っている間中、「最優先」にしておくべき「心構え」なのです。
   これを抜きにして、姿勢だ、構えだ、ひかがみだ、丹田だ、目付けだ、剣先だといくら論じても
   所詮はむなしい事なのです。 お互いの気持ちが「攻めの攻防」の中でがっちり取っ組み合いを
   しているから、そのやり取りが大いなる緊張感であり、立ち会いの面白さなのです。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.5 )
日時: 2013/03/14 18:15:05
名前: もやしん 

なるほど。そういうことなのですね。
刀の時代であれば、間合いに入られれば、
それは、死に直結するのですね。
そうであれば、命のやりとりの最中に、
姿勢など意識していても、意味がありません。

刀が竹に形を変え、剣道となった今でも、
試合になれば、同じことが言えるのですね。

私も直すべき課題がたくさんありますが、
その都度、課題を自分に課し、
稽古していこうと思います。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.6 )
日時: 2013/04/13 17:35:27
名前: masa 

横から口出しして申し訳ございませんが、意見させてもらいます。

初段の方に「攻めの攻防」について説明する事を完全否定するつもりはありませんが、なかなかというよりも相当に難しいのでは??と思います。
段が基準の全てではありませんが、初段でそのレベルに至っている人は、私は会った事ありません。

それに、初段であっても、もっと高段者であっても、姿勢など基礎的な点を意識しながら稽古する事は、決して間違いではありません。
逆に大事なことだと思います。
間違っても、「むなしい」なんて事はありませんよ。
基本動作や基本姿勢をなおざりにして、攻めを口にする方が「むなしい事・情けない事」と私は思います。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.7 )
日時: 2013/04/14 08:26:05
名前: もやしん 

ありがとうございます。

様々な流派があるように、
剣道には、様々な考え方がありますね。

私もここで学んだことを自分でも考えながら、
稽古していこうと思っています。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.8 )
日時: 2013/04/14 23:57:03
名前: だみ声  < >

masaさん
そうですね、意識しているかいないかの別はあっても、立ち会っている時はだれしも「攻めの攻防」の
中にいる訳ですから、それを効果的に発揮する条件としての「姿勢や構え」等を「むなしい事」と書く
のは適切ではなかったですね。

もやしんさん
以上のようにお考えいただき、今から「攻めの攻防」を意識的に持ち、その基本的条件を満たすべく姿
勢や構えを修行の中からご自身の物として完成度を上げていただきたいです。
メンテ
Re: 間合いについて。 ( No.9 )
日時: 2013/04/15 17:12:02
名前:  

もやしんさん
福岡の義と申します。

終わりかけているところ横から失礼します。
今、ちょうど中学生に同じような事を
指導していますので宜しければ
読んでみて下さい。

だみ声先生やHide.先生が既に仰られた通りで、
お相手が入って来た時に中心が取れた構えが出来ているのなら
チャンスでしょ。お相手の面ががら空きなのですから打てるはずです。
そうじゃないから、抑える、さばくが必要になります。

私は中学生に
「攻め」の基本として先ずは横手の間合いを外さない事!
次に必ず自分から攻め入る事!を指導しています。
方法としては以下
※注意する点はあくまで足捌きで行い、上半身はなにも変わらないが理想です!
・横手の間合いでお相手に集中する
・剣道形の打太刀、仕太刀の関係のように
 同調して横手の間合いを外さない。(子供達にはリンクするって言っています)
 (入った、下がったでは遅いです。ほぼ同時に)
・次に必ず自分から中心を取って打間に入る(攻めの基本と言っています)
・入られた方はそこで面に行く、その瞬間出鼻面を打つ
・また、攻め入った時にお相手が下がったら・・チャンス
 一気に中心を取ったまま間合いを詰め面に行きます。(突き垂直前ぐらいまで一気に!)

※この辺りが出来るようになったら次は抑えです。
 (もやしんさんが仰ってる抑えたところを返して打たれるのでは・・・
  と言うのは受身だからです。この辺りの事をHide.先生も仰ってると思います)
・上と同様に同調する事が重要です。
・中心を取らせない程度に上からの気持ちで抑えます。
・お相手が戻そうとする瞬間にすかして小手を打つ。
 お相手の戻そうとする力を感じてしまったら既に遅く、小手は決まりませんので
 その辺りは攻めの気持ちと感覚を磨く為の反復練習です。
・その次は、面に行くと見せかけて引き出しての抜き胴

指導に行っている中学校で、以上の事を間合いの攻防の基本中の基本として稽古させています。
この先は各自で考え応用につなげて行きます。

但し、これをきちんとやろうとするとかなり左足のふくらはぎがパンパンになる
若しくはつる事もありますがそれが正解です -☆
その位、足捌きが緊張している必要があります。

長々と失礼しました
ご参考まで
メンテ

Page: 1 |