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手首の強化
日時: 2012/07/05 18:45:09
名前: 娘の親 

高校1年の娘を持つ親です。
面にしても小手にしても強く打ちたいばかりに振りかぶりが大きくなってしまいます。
そのため、相手より遅れるし、起こりを捕らえられてしまいます。

手首を利かす事ができれば、小さく速い振りで強く打ち込めると思うのですが、どういうトレーニングをすれば手首を強化できますか?
メンテ

Page: 1 |

Re: 手首の強化 ( No.1 )
日時: 2012/07/06 07:28:06
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

小さく早く打つための条件は手首の強さというよりもむしろ、全身の使い方(足腰のバネ
や踏み込み足)に負うところが大きいのです。

なお、「手首の強化法」に関しましては、すでに何度も拙サイトに取り上げられておりま
す。「サイト内検索」の機能をお使いになりまして、関連するトピをご参照くださいますよ
うお願いいたしますm(_ _)m
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.2 )
日時: 2012/07/06 11:34:13
名前: だみ声  < >

娘の親 さん
 これだけの情報からは、詳しい返信が届きにくいと思います。 「高校1年」のお嬢さんは、今年高
校生になられて剣道部に初心者として入部し、学校での部活で頑張っている。
町道場での稽古はなさっておられない。  そして強く打つ事が剣道の打突なのだと思っておられるの
か、そう教えられて意識的に強く打とうと心がけているのではないかと想定して、僕なりの返信をさせ
ていただきます。 (この想定が大きく狂っていると、以下の返信はたいして役に立たないですが…)

1.強く打つ
   強く打つと言うより、剣道では「冴え(さえ)のある打突」が求められます。 一言で冴えと言
   ってもイメージがわきにくいと思いますが、要は力任せではなく「しなやかな」竹刀の動きによ
   る打突なのです。 ムチの先端が対象物に当たる瞬間の動きは、円運動になっています。 
   竹刀がこれと同じように動くと自然と冴のある打突になります。 と言っても竹刀はムチほど柔
   らかくありませんから、ムチほどしなやかではありませんが、そういうイメージと言う事です。
   打ち方は投げ釣りの竿の扱いと同じで、その先端を出来るだけ遠くへ放り投げる動作なのです。
  (もちろん手を離してしまってはダメです。)
   だから強く打つ事は、力任せでは実現しないのです。 そういう理解の基に冴えのある打突を心
   がけると、足腰のばね、膝の屈伸、背中、肩、腕、手首、手の内のバランスの良い連動によって、
   竹刀先端は猛スピードでしなやかに弧を描いて、相手の打突場所を捉えるのです。
   だから、竹刀は左手主導で「持つ(構える)」、「振り上げる」、「振り下ろす」のであり、この間右
   手には、軌道を保つための動作をさせるだけなのです。
   かと言って、4月に入部した1年生に、上記動作がマスター出来るものではありません。
   従って今お嬢さんは、基本動作を身につける途上にあるのだから、「しなやか」をキーワードにし
   て素振りをたくさん稽古なさるのがよろしいのではないでしょうか?

2.振りかぶりが大きい
   大きく振りかぶって打ち込む動作も、基本動作としては絶対必要です。 特に基本稽古では「大
   きく」が重要です。 動作も声も大きくやるのはいい事です。
   竹刀の打突動作のエネルギーは左手の運用により行い、右手は軌道維持、あるいは軌道変化を正
   確に行うのです。 そして打突の瞬間に左右の手は、竹刀の柄を一瞬だけ「ギュッ」と絞め、す
   ぐ脱力して次に備えるのです。
   大きな振りかぶりでこれを繰り返し訓練し、次第に小さな振りかぶりででも「冴え」のある打突
   へと完成度を上げて行くのです。

3.相手より遅れるし、起こりを捕らえられ…
   初めの内はみんなそうです。 相手より速く出来るようになるには、物理的な「速さ」以外の要
   素が求められ、それが「攻め」「溜め」と言われていますが、まあ一足飛びに習得できるもので
   はありません。 地道な稽古こそが上達の最短コースなのです。 焦るのが最も良くないです。

4.手首の強化
   全てはバランスの良い動作であり、体のあらゆる部分のスムースな「連動」によります。 手首
   だけを強化してもお求めの結果は出にくいと思います。

5.上達のコツ
   くどいようですが、地道な稽古の「継続」であり、稽古に取り組む気持ちの「真剣度」であり、
   その上に「稽古時間の確保」になると思います。 別途指導書を読んだり、基本動作の本やDV
   Dを見る事も大切です。
   何かおまじないとか、秘密稽古とか、特訓とか、秘伝書とか、「あればいいなぁー」と言う稽古
   法は、実は「真剣な稽古の継続と、それにかける時間」以外は「ない」と心得ましょう。
   何しろ今ある稽古法は、数百年の研鑚の上に位置づけられている訳で、「最も能率よく」集大成
   された方法のはずですから、安直な方法は「ない」し、あれば全員が取り組むはずです。
   そして1%の才能をもった人が、「達人」と呼ばれるかもしれませんが、努力なくしては才能も
   開花しないのです。

余談ですが:
  幸せの青い鳥を探して旅に出たチルチルとミチル。 さんざん探し回って、どこにも見つけられず、
  意気消沈して帰宅しました。
  ところが実は我が家にこそ幸せの青い鳥が住んでいたのです。 (メーテルリンクの童話)

  剣道上達の方法をあれこれ求めて探し回り、訪ね歩き、修行を重ね… それでも「これだ!」と言
  う方法が見つからず、意気消沈して古巣へ帰ってきました…
  でも結局は、古巣でつづけた地道な稽古が上達の最短コースである事に目覚める…。 と僕は解釈してお
  ります。
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.3 )
日時: 2012/07/08 00:05:53
名前: suzu◆lw1fprYFox2 

だみ声さんのコメントを目から鱗が落ちる思いで拝読しました。

私の通っている道場はどちらかというと有段者を中心としているため、入門者である私は「とにかくついていかなければ」と焦ったり、「ここの稽古にはついていけないかも」と落ち込んだりすることがあります。

そのため、この掲示板や剣道に関する本や動画などで勉強の毎日です。(Hideさん、今夏里帰りの際には『剣道大全典』を購入する予定です:)何しろ海外で購入すると日本の約2.5倍ぐらい金額が飛び跳ねるため、少々考えてしまいます。)

だみ声さんの仰る「竹刀の打突動作のエネルギーは左手の運用により行い」ですが、以前左手のみで素振りをしたところ肘が痛くなったため止め、今は左手を意識しながら素振りをしていますが、まだ右手を使っていると数週間前に指摘されました。
この左手の運用にするには、やはり左手のみの素振りが一番の練習なのでしょうか。

地道な稽古はよ〜く認識しているつもりですが、何かコツみたいなものを教えて頂ければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(ちなみに数日前から自宅での素振りの時(特に前進後退面素振りの時)に左手の手首が竹刀を振り切る時にポキッと音が鳴り始めて少々心配です。)
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.4 )
日時: 2012/07/08 07:29:46
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To suzuさん

管理人のHide.です。


>この左手の運用にするには、やはり左手のみの素振りが一番の練習なのでしょうか。

私は左片手素振りはお勧めしません。
肘や手首に負担がかかりすぎるからです(>_<)

右手打ちになりやすいのは、右手で振りかぶろうとするからですね。
振りかぶりは左手一本で持つようにし「背中で」引き上げるように行うといいですよd(^-^)!


>(ちなみに数日前から自宅での素振りの時(特に前進後退面素振りの時)に左手の手首
>が竹刀を振り切る時にポキッと音が鳴り始めて少々心配です。)

腱鞘炎になりかけの可能性あり。
しばらくすぶりはお休みしたほうがよさそうです(>_<)
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.5 )
日時: 2012/07/09 03:35:38
名前: suzu◆lw1fprYFox2 

Hideさん、アドバイスをありがとうございます。

やはり左片手素振りは負担が大きいですか。実は昨夜2ヶ月ぶりに片手素振りをしたところ、以前より楽にできたため、筋力がついてきたのかと思ったのですが...
振りかぶりの左手一本を意識して素振りをしてみます。

腱鞘炎ですか 避けたいですね。実は数ヶ月前に木刀で素振りをしていた時に(特に前進後退面素振りの時に)肘が痛く、竹刀に戻ところ、最近は肘の痛みも感じなくなっていましたが、数日前から左手首がポキッとなり「あれ?」と思ったのです。
今年1月から剣道を始め、毎月100本ずつ素振りの回数を増やし、今月700本になったところで左手首の音以外は問題無いので、このまま続行したいところですが、腱鞘炎の可能性とは怖いので、とりあえず週3回素振りに変更して様子を見てみたいと思います。
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.6 )
日時: 2012/07/09 07:21:13
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To suzuさん

いっぺんに上達するということはありません。
くれぐれもご無理なさいませんようにm(_ _)m
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.7 )
日時: 2012/07/09 10:27:31
名前: 娘の親 

Hideさん、だみ声さん ありがとうございます。

だみ声さんのおっしゃる通り、
意識的に強く打つ事を意識するあまり、大きくなるのだと思います。

娘は近くの道場で小学校の時からやっていました。
道場では、「大きく、早く、強く」を基本にやっていました。
その上で、手首を利かすを言っていました。
私自身、本格的な剣道の経験はなく、それで良いとおもっていました。

しかし、小学生、中学生ではそれなりに結果も出してきましたが、高校になって速くて結果がでないために焦っていました。
また、高校は3年間といっても、ほぼ2年間であり、
早くしないと間に合わないのではないか?という焦りもありました。

関連のトビも確認しました。
難しいですが、まずは素振りや切り返しを意識を持ってやらせたいと思います。

始まったばかりの高校剣道と思い、少し長い目で娘を見守りたいと思います。

ありがとうございました。
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.8 )
日時: 2012/07/09 23:41:49
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 娘の親さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


ともあれ、剣道の技術指導は、部活動の先生におまかせするのが筋です。
もちろん、アドバイスはやぶさかではありませんが(^^ゞ

「大きく、早く、強く」いいではありませんか。
強豪校の選手って、打突が素早いので小さく打っているように見えるかもしれませんが、
実はけっこう大きく振っているんです。
一度強豪校の試合のビデオを撮ってみるとか、時々剣道雑誌の付録についているDVDなど
をスロー再生してみてください。
「大きく早く強く」振っているのがよくわかりますよd(^-^)!
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.9 )
日時: 2013/02/04 19:22:29
名前: けんじん 

手首の強化というより柔らかくしたいです
自分はとても手首が固いです
柔らかくする方法ありますか
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.10 )
日時: 2013/02/04 21:48:15
名前: suzu◆5leBTjX8KVc 

横から失礼いたします。suzuです。
私も昨年末、日本からいらした先生に手首がかたいとのご指摘を受けました。
今、行っているのは竹刀による、バトントワリング回しです。
竹刀を正中線からずらさないで、竹刀を右側で下から上に一回転、次は左側で下か上に一回転ぐるっと回します。
これを50回しています。
毎日始めてようやく一ヶ月になるので、まだ効果は分かりません。
木刀はお勧めしません。
回す時に膝当たりにぶつけると悲鳴をあげたくなるほど痛いです。
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.11 )
日時: 2013/02/04 22:07:54
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To けんじんさん

管理人のHide.です。

お風呂の中で手首回し(お祈りをする時のように手を組んで、水中で手首を回します)な
ども効果があります。

ただ、物理的に手首が硬いのと、握りが悪いため手首が効果的に使えていないのは意味が
違います。ご自身がどちらに当たるのかは翌考えられますようお勧めいたしますd(^-^)!
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.12 )
日時: 2013/02/05 17:45:04
名前: けんじん 

suzuサン hideサンアドバイスありがとうございます  参考にしてみます
メンテ
Re: 手首の強化 ( No.13 )
日時: 2013/02/06 06:25:47
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To けんじんさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます 〜☆
メンテ

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