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一本取り消し
日時: 2026/05/29 03:11:31
名前: LBJ 

先日、先生から一本取り消しについてのお話がありました。
内容は、一本取った直後や打突直後に竹刀を床に叩き付けて残心をした場合は不適切な態度、残心不十分として一本取り消し、もしくは反則になるとのことでした。
これって全国的にも今はこうなってきてるのでしょうか。
私もそのような残心や態度はしないですし、見てて気持ちのいいものではないのでこのルールはとてもいいと思いますが。大会や錬成会では毎回そのような行為をする人を見るので地域限定のルールなのかどうか気になりました。
全国のみなさん教えてください。お願いします。
メンテ

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Re: 一本取り消し ( No.1 )
日時: 2026/05/29 04:23:11
名前: 道心 

私も、そのように聞きました。中央講習会で出た内容のようです。中身としては、
  打突後に床を叩く
  有効打突後にガッツポーズ
  打突後に、対戦相手以外の方を向いて残心の形を示す
以上が、取り消しの対象となるようです。
しかし、試合の中では突いた後に、故意ではなく床に剣先がつく場合や、上段に対して小手を打った場合に同様の事が起こりうる可能性があるため、試合の中で共通認識をはかるしかないのではとの意見もありました。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.2 )
日時: 2026/05/29 07:01:44
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

管理人のHide.です。

道心さんがお書きになっている通り、それは地域限定ではなく「全日本剣道連盟」の規則に基づいた全国的な基
準です。

剣道試合・審判規則では、打突後に竹刀を床に叩きつけたりガッツポーズをしたりするような不適切な行為が
あった場合、有効打突の宣告後であっても一本を取り消すことができると明記されています(第27条)。
一本の条件には「残心」が含まれており、相手への敬意に欠けた粗暴な振る舞いは、そもそも一本とは認められ
ないのです。

剣道では常に「竹刀は刀である」と指導されます。
したがって、打突直後に刀の「切先(きっさき)」にあたる剣先を床に叩きつける行為は、武具を粗末に扱うだ
けでなく、お相手への敬意を欠く非礼な振る舞いであるという解釈です。

「打突後に、対戦相手以外の方を向いて残心の形を示す」も、以前から「残心として適切なのではないか」と指
摘があった事項です。

ただ、本来は規則でわざわざ規制して取り締まるべき性質のものではありません。
近年、こうした所作が散見されるため、全国の講習会でも厳格に対処するよう指導が徹底されているのが現状で
す。気をつけたいですね。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.3 )
日時: 2026/05/29 11:45:19
名前: LBJ 

道心さん、Hide.さん、ありがとうございます。
有効打突の場合は取り消しになるのはわかりました。有効打突ではなかった場合はどうなるのですか?反則になるのか、特になにもないのか。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.4 )
日時: 2026/05/30 06:59:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to LBJさん

ガッツポーズの場合を例に考えると、試合中にガッツポーズをしたとしても反則にはなりませんね。
もちろん、過度に自分の一本(打突)を誇示する意図や、お相手や審判をに対する粗暴な行為と判断されれば、
合議の上「反則」になる可能性がありますが。

剣先を床に叩きつける行為や、お相手ではない方向への残心(残心とは言えませんが)も同様と考えていいで
しょう。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.5 )
日時: 2026/05/30 15:24:09
名前: LBJ 

Hide.さん

たしかにおっしゃる通りですね。とてもスムーズに理解できました。
ありがとうございます。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.6 )
日時: 2026/05/30 20:21:46
名前: 葉隠 

本題からやや逸れる内容で恐縮なのですが。

件の「床を叩く」行為の他に、個人的に気になる行為があります。
1)打突が有効となった瞬間、中段の構えで「よっしゃ!」と言わんばかりに肩をいからせるポーズをする。
2)相面などの際に、有効打突を取られた方が顔をキョロキョロさせて周囲を見回し、あたかも判定が誤っているかのような仕草をする。

1)は、大袈裟な残心とでも言いましょうか。
穿った見方をすると、有効打突を誇示する行為や、いわゆるガッツポーズと同様の行為と見なされる可能性はないでしょうか。
2)は、非礼な行為あるいは審判への侮辱と捉えられる可能性はないでしょうか。

これらの行為は、高校〜大学などの学生あるいは若い剣士に多く見られるような気がします。
かつて、面紐の結び目の位置が高い方がカッコイイとか、剣道着の袖が長いのはダサイなどという、よく分からない「若者の流行」のようなものがありましたが、それと同義なのでしょうか。

いちいち文律で定義するのもどうなのかとは思いますが、やはり剣道の本質から逸脱するような行為には、何らかの指導が必要なのではないかと考えてしまいます。

もし宜しければ、皆様のご意見を頂けますと幸いです。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.7 )
日時: 2026/05/31 07:04:45
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to LBJさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますれば嬉しく存じます。


to 葉隠さん

管理人のHide.です。
ご意見ありがとうございました。

おっしゃる通り、1)も2)も試合中(特に中高大学生)でよく見かけますね。
実は私も気になっている事案でした。

どちらの行為も「目にあまる」場合は合議をかけて、1)の場合は「一本取り消し」2)の場合は「反則」もし
くは「退場」などの厳しい処分が必要と考えます。

いずれにしても本件は「非礼な行為」であることは間違いありません。
現場の指導者は日頃から厳しく律していく必要があるでしょう。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.8 )
日時: 2026/05/31 09:27:19
名前: 葉隠 

Hide先生、返信ありがとうございます。

同様のお考えのようで安心しました。
今後の審判や大会運営に際しての参考にさせて頂きます。

私見ですが、これらの行為は一部の選手が行ったことに起因し、なぜかその地域で広まり、結果的に全国規模に普及していると推察しています。
現在は動画サイトなどで学生の大会であっても容易に視聴できる環境があり、それ自体は好ましいことなのですが、件の「好ましくない行為」がなぜかトレンドとなってしまう風潮があるようです。
特に学生剣道に至っては、剣道の本質を鑑みて、適正な指導をして頂けるよう願う次第です。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.9 )
日時: 2026/06/01 07:11:49
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to 葉隠さん

剣道を武道としてではなく競技として見て「ルールに抵触しなければ何をしてもいい」という風潮は、今に始
まったことではありません。
勝利至上主義で「勝つこと」だけを教えられてきた選手は、我々が想像だにしない行為を平気でしてきます。
現場の指導者がそうした考えを改め、そういう行為に及ぶ選手を厳しく戒めない限り、この風潮は治らないで
しょう。

また私が最近気にしているのは、剣道のプロを名乗る若手(?)剣道家が、試合のテクニックにばかり焦点を当
てた動画を配信している点です。「当たりやすい」「試合で絶対に当たる」などと小手先のテクニックを紹介し
ているのは問題です。
こうしたものは連盟を挙げてしっかりと規制していって欲しいものです。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.10 )
日時: 2026/06/01 21:26:13
名前: 葉隠 

Hide先生。

プロ剣道家?のような方の動画は時々拝見します。
ご指摘のとおり、例えば明らかに平打ちになるような打ち方を紹介していたり、先に述べた「有効打突を誇示する」ような方法を紹介していたり、私も疑問に感じる点が散見されます。

ただ、実際にそのような打突を「有効」にしてしまう審判員が存在するのも事実であり、その点に関しては我々も勉強が必要なのではないかと思う部分もあります。

そうした打突は有効とは認められないことがハッキリすれば、そういう指導をする人もいなくなるのでしょうから…。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.11 )
日時: 2026/06/02 06:55:54
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to 葉隠さん

おっしゃる通りです。

私は審判をするとき以前から「回転胴」には旗を上げませんし、逆胴を打って背を向けて離脱するものも有効打
突とはしておりません。
「明後日の方向を向いて残心をする」については15年ほど前に関東学戦の審判講習会で講師の八段の先生に「あ
れは残心ではないのでは」と具申したのですが、何を指摘されているのか分からなかったのか「持ち帰って検討
する」とその場で言われただけで回答が得られませんでした。

本来、現場の指導者がしっかりと選手を監督・指導してくれればいいのですが、審判員が共通鵜認識を持つこと
が最重要です。うちの大学の教授は「審判員が剣道の試合を作る。審判を通じて学生を教育していくことが肝要」
と話していました。
そうした観点からも、今回のように全剣連がこうした通達を出すことは、審判員の共通認識を促す点では大いに
役に立つと考えます。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.12 )
日時: 2026/08/17 02:46:39
名前: 剣道3段 気持ちは6段 

非常におもしろい議論をされていましたので、
私も一つだけ。

審判委員会とか講習会は大変にぬるいと思っています。
退場処分の基準を連盟を通じ各都道府県へ通知し、
エキサイティングな行動をする勘違い剣士は
どんどん退場処分にしてほしいと思います。

そうならないように、日頃から剣士への教育をお願いしたい
と思っています。
残念ながら、所作・態度まで教育している高校、
大学なんかみたことないのですが、所詮はそんなものなのでしょう。

打った相手に対し、周りが、おおおお!と発狂声援。
あれもチーム全体の反則負け、退場処分でいいと思ってます。
あれは品性に欠けます。
黙って見とり稽古してろって話です。

長々と失礼しました




メンテ
Re: 一本取り消し ( No.13 )
日時: 2026/08/17 07:15:59
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to 剣道3段気持ちは6段さん

管理人のHide.です。

品位を欠く応援や選手の過度な振る舞いに憤りを感じるお気持ちは、痛いほどよく分かります。武道としての礼
節が軽視されている現状を見れば、厳しい処分を求めたくなるのも無理はありません。

しかし、そうした事案に対して「即座に退場処分」とするのは、少々極論だと考えます。
また、きちんと指導している高校や大学も皆無ではありません。

厳罰化で押さえつけるだけでは、本質的な解決にはなりません。
品位を欠く行為や過度なアピールに対しては、審判員や指導者がその都度「なぜそれが剣道において不適切なの
か」を毅然と指摘し、事案の一つひとつについて意味を考えさせながら指導を積み重ねていく必要があります。

選手や応援席の意識を変えるには、日頃の稽古や現場での地道な指導を通じて、剣道界全体としてじっくりと是
正を図っていく姿勢こそが重要ではないでしょうか。
メンテ
Re: 一本取り消し ( No.14 )
日時: 2026/08/17 23:36:03
名前: 剣道3段 気持ちは6段 

Hide様

お返事ありがとうございます。

まずは極論ばかり申し上げてしまいすみませんでした。

当時から受忍限度を超えてしまうほど
嫌気がさしてしまい、これは高校から感じていたことです。

趣味程度の剣道に切替わり私も立派?な中年になりましたが、
本課題は不変なものと感じております。


極論を挙げてしまったものは、
どうしても意識力が向上しないものについては、
ハード面の対策を取らないことには、
強制的な意識誘導ができないからです。


これは私の職場でも似たような事があります。

安全に関する意識力の向上率がどうしても上がらず、
手順を守らない危険行為は即座にペナルティをしないと
意識力がどうしても上がらない。

やりたくてやっているわけではないのですが、
指導、教育で届かない苦肉のルールです。

類似で言うと車の反則金もそのような種類に属するのかと
思います。何か起きてからではもう間に合わないからです。


二転三転してしまいましたが、

礼儀に関する新たなルール設定を業界を通じて
発信しなければ、本課題の問題意識に関する
進展は無いものと私なりに結論づけております。

もはや、伝統的になっているので、改善の見込みは
指導だけでは難しい局面であります。


20年前から嵌まりに嵌まった、いちに会。

お返事頂けて大変光栄でございました。

メンテ
Re: 一本取り消し ( No.15 )
日時: 2026/08/18 07:00:15
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

to 剣道3段気持ちは6段さん

職場の安全管理や交通ルールの例え、現場で苦慮されている背景がよく伝わってまいりました。
指導や啓発だけでは意識が追いつかない場面において、明確なルールやペナルティといった「ハード面の枠組
み」で実効性を高めるというアプローチは、組織運営として一つの合理的な手法です。

一方で、剣道は「人間形成の道」を掲げる武道であるからこそ、外的なペナルティだけで縛るのではなく、内面
的な自律や品位をいかに育てるかという教育的アプローチを諦めてはならない難しさも抱えています。

おっしゃるように、現代に即した明確なルール設定や連盟からの強いメッセージ発信を模索しつつ、現場での地
道な指導とどう調和させていくかが、今後の剣道界の大きな課題ですね。

20年来のご愛読、心より感謝申し上げます。これからも共に剣道のあり方を考えてまいりましょう。
メンテ

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