Re: 竹刀に関わること ( No.1 ) |
- 日時: 2026/04/30 07:18:34
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- 管理人のHide.です。
革の形状ではなく、材質による違いならあります。 「床革(とこがわ)」と「吟革(ぎんがわ)」です。
床革は最も一般的で初心者から有段者まで幅広く使われている材質です。 牛革の表面を取り除いた下の層を使用しています。 特徴としては表面が少しザラついており、毛羽立ちがあるのが特徴です。吟革に比べてコストパフォーマンスに 優れています。 吸汗性もいいですね。水分を吸収しやすく、汗をかいても滑りにくいと感じる人が多いです。 デメリットは耐久性でしょうか。 吟革に比べると繊維が粗いため、使っていくうちに伸びやすく、破れやすい傾向があります。
牛革の表面(銀面)を残した状態、あるいは吟付きの革を使用した高級な仕様です。 特徴としては、表面が滑らかで、見た目に高級感と光沢があります。繊維が密に詰まっているため非常に丈夫 で、長持ちします。 またフィット感があり、使い込むほどに手の内に馴染み、しっとりとした握り心地になります。 デメリットは価格でしょうか。床革よりも高価です。 また滑りやすさもあります。新品の状態や、手入れを怠って表面が硬くなると、汗で滑りやすく感じることがあ ります。
また、W吟革(ダブルぎんがわ)というのもあります。 吟革を二重に合わせたり、特に厚手の吟革を使用したものです。非常に厚みがあり、がっしりとした握り心地に なります。 最高の耐久性を誇り、柄を太くしたい場合や、強い力で握り込む剣風の方に向いていますね。
最近では、特殊加工が施されていたり、人工皮革など伝統的な革以外の選択肢も増えています。
燻革(ふすべがわ)は鹿革を燻(いぶ)したもので、非常に柔らかく吸湿性に優れます。主になめし革の最高峰 として、高級竹刀に使われます。 ウルトラスエード(人工皮革)は汗に強く、洗濯(手洗い)が可能なものもあります。常に一定のグリップ力を 維持したい競技志向の選手に選ばれることがあります。
>高校の強豪選手を筆頭に最近柄の長い竹刀を使う選手が増えているように見えますが、メリットデメリット教 >えてください。
柄の長い竹刀(柄長)を愛用する強豪選手が増えている背景には、現代の競技剣道における「スピードと近接戦 の重視」という戦略的な理由があります。
柄を長くすると、物理的に手元から剣先までの距離が短くなるため、テコの原理で操作性が劇的に向上します。 これにより、近間での激しい攻防において「小さく鋭い振り」が可能になり、小手技や引き技のスピードが向上 するというのが最大のメリットです。 右手の位置が剣先に近づく分、竹刀をよりダイレクトにコントロールできるようになり、一瞬の隙を突く反応速 度が上がります。 強豪校(選手)ほど間合いが近いというのもそれに起因していると考えます。
一方で、竹刀全体の長さは規定で決まっているため、柄を伸ばした分だけ「リーチ(刀身の長さ)」が犠牲にな るという大きなデメリットも抱えています。 遠い間合いからの面打ちでは相手に届きにくくなるほか、遠心力を使いにくいため、重厚な打突よりも「軽くて 速い打突」になりやすい傾向があります。 しかし、操作が容易になる反面、体制が崩れたり右手打ちになる傾向も強いです。
総じて、柄の長い竹刀は「遠間からの伸びのある一撃」を多少削ってでも、「近間での攻防の優位さ」を優先し たい選手にとって、非常に攻撃的なセッティングであると言えるでしょう。
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Re: 竹刀に関わること ( No.2 ) |
- 日時: 2026/04/30 12:29:47
- 名前: w
- 管理人Hideさんありがとうございます。
竹刀の保管についてですが、 送料などの関係から3年以内に使う竹刀をまとめて買いたいのですが、そもそも3年以内に使う竹刀を劣化などの観点から、今、購入しても大丈夫ですか?
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Re: 竹刀に関わること ( No.3 ) |
- 日時: 2026/05/01 06:56:20
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- to wさん
実は私も、竹刀のまとめ買いをしています。 もちろんまとめ買いは、仕組みではなく「竹だけ」の購入でなければいけません。
竹刀をまとめ買いして3年かけて使っていくというのは、送料の節約という意味では賢い選択に思えますが、実は 竹刀の「鮮度」という点では少し注意が必要です。
一番の問題は、竹に含まれる水分の変化です。 竹刀にとって理想的な状態は、適度な水分と油分が保たれていることですが、一般家庭で3年間も保管している と、どうしても乾燥が進んでしまいます。 乾燥した竹は柔軟性を失って非常に割れやすくなるため、いざ3年目に取り出して使おうとした瞬間に、ササクレ ができたり折れたりするリスクが高まります。
また、日本の四季による温度や湿度の変化も竹には負担となります。 湿気が多ければカビが生える原因になりますし、冬場の乾燥は竹の繊維を脆くさせます。
もし、まとめて購入しておきたいのであれば、いくつか工夫が必要です。 買ってきた竹刀をビニール袋から出さずに、直射日光の当たらない、温度変化の少ない冷暗所で立てて保管して ください。 そして、使う前には必ず数日間、椿油などの竹刀専用油をしっかり染み込ませて、竹の粘りを取り戻してあげる メンテナンスが不可欠ですね。
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Re: 竹刀に関わること ( No.4 ) |
- 日時: 2026/05/01 14:31:58
- 名前: w
- 管理人Hideさんありがとうございます。
少し考えます 勉強になりました
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Re: 竹刀に関わること ( No.5 ) |
- 日時: 2026/05/02 06:47:34
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- w様
少しでも拙サイトがお役に立てば嬉しく存じます。
竹刀は剣道に欠かせない大切な道具です。 また、その時々の習熟度によって、好みが変化していくものでもあります。 剣風が定まっていく過程にあるのでしたら、今の段階でのまとめ買いはあまりお勧めできません。3年の間に好み が変わり、せっかくの竹刀が無駄になってしまう可能性もありますからね。
「弘法筆を選ばず」という境地もありますが、我々凡人はやはり道具にこだわり、自分に馴染むものを探したい ものです。 本当はネット通販ではなく、ぜひ武道具店へ足を運んでみてください。 一本一本手にとって、自分の手に「しっくりくるもの」を選ぶのが最善だと思います。
wさんが最高の相棒となる竹刀に出会えますよう、心より願っております。
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Re: 竹刀に関わること ( No.6 ) |
- 日時: 2026/05/03 02:52:53
- 名前: w
- 先も見据えたアドバイスありがとうございました!
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