このフォームからは投稿できません。
name
e-mail
url
subject
comment
トップページ > 記事閲覧
部活で辛いことがありました【いちに会の部屋から転載】
日時: 2025/09/27 07:00:56
名前: れい 

はじめまして。
10年ほど剣道を続けていて、現在剣道部に所属している高校生です。
相談があります。

部活にとても力が強い部員がいます。
稽古では男女一緒に回るのですが、初心者、女子に関わらず当たりが強いです。
初心者女子にも手加減なく打ち、後輩がよく首や腕にに物凄い痣ができているのを見ます。

部内での試合では、おそらく私が嫌われているのだと思いますが、転ばせた後当たり前のように後背中を後ろから叩かれたことがあり、終わった後に謝罪もありませんでした。私が嫌われている原因として、女子の経験者の部員が私しかおらず、大して強くないのに部活を仕切っているのが気に入らないんだと思います。しかし、部長があまり部活にこず、他にやる気のある同級生がいないので、私が仕切るのは仕方がないことだと思っています。

初心者、女子が思いっきり叩かれ、痛そうにしてるのは見ていられませんが、誰も彼にきつく注意できないという状況です。1度先生に相談しましたが、先生も軽く注意する程度です。

たしかに普段の稽古から試合を意識してやれとは言いますが、初心者や女子にも強く打つ必要があるのでしょうか?
また、このような状況ではどのような対処が適切でしょうか?
メンテ

Page: 1 |

Re: 部活で辛いことがありました【いちに会の部屋から転載】 ( No.1 )
日時: 2025/09/27 07:01:35
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://www.ichinikai.com

管理人のHide.です。
初めまして、剣道一筋で頑張っていらっしゃるのですね。
お辛い状況の中、ご相談いただきありがとうございます。

稽古で力任せに打たれたり、試合で不当な扱いを受けたりするのは、とても不快で、剣道への情熱すら奪わ
れかねない出来事だと思います。経験者として部活を引っ張る中で、そうした理不尽な状況に直面し、さら
に後輩たちが怪我をさせられているのを見るのは、本当につらいことでしょう。


●稽古での「手加減」について
剣道において、稽古は成長のための重要な場です。しかし、その目的は相手を傷つけることではなく、互い
の技術を高め合うことにあります。力の差や経験の差がある相手、特に初心者や力の弱い女子に対して、必
要以上に強く打つことは、稽古の本来の目的から逸脱しています。

確かに、試合を意識した激しい稽古も必要です。ですが、それは相手のレベルに合わせて行うべきもので
す。剣道の技術には、相手に怪我をさせないように打つ「打突のコントロール」も含まれます。むやみに強
く打つことは、このコントロールができていない証拠でもあり、決して正しい剣道とは言えません。

ご質問にあるように、初心者や女子に対してまで強く打つ必要はありません。相手に恐怖心を抱かせてしま
えば、稽古が嫌になってしまいますし、最悪の場合、部活をやめてしまうことにもなりかねません。これ
は、せっかく部活動で剣道を頑張ろうとしている部員にとって非常に残念なことです。


●今後の対処法
このような状況を解決するには、慎重な対応が求められます。いくつかの方法を提案させていただきます。

1. 個人で伝える
まずは、その部員と一対一で話してみてはいかがでしょうか。
稽古の後に「今日の稽古、少し当たりが強くて後輩が痛がっていたから、気を付けてもらえると嬉しいな」
といったように、主観的な感情を交えずに事実を淡々と伝えることが重要です。
 ・「あなたは当たりが強すぎる」:NG
 ・「〇〇君の打ちで、△△さんが痛がっていた」:OK

2. 部の仲間と連携する
あなた一人で抱え込まず、同じように悩んでいる他の部員(特に経験者や、その部員と親しい友人)がいれ
ば、一緒に話してみるのもいいでしょう。複数人で同じ意見を伝えることで、相手も真剣に耳を傾けてくれ
るかもしれません。

3. 顧問の先生に再度相談する
一度相談したとのことですが、先生も状況の深刻さを十分に理解していなかった可能性があります。
そこで、怪我を負った後輩と一緒に、改めて相談してみてはどうでしょうか。
その際は、「具体的な事実を伝える」ことが大切です。
 ・「〇月〇日の稽古で、〇〇さんが首に痣ができた」
 ・「〇〇さんは、それ以来、少し稽古に怖がっている」
このように具体的な事例を挙げることで、先生も「軽く注意する」以上の対応が必要だと感じてくれる可能
性が高まります。


剣道は、礼儀や相手への敬意を重んじる武道です。その精神に反するような行為は、断じて許されるべきも
のではありません。
あなたは、後輩を想い、部活をより良い場所にしようと行動している、素晴らしいリーダーです。
ご自身が抱える辛さと向き合いながら、一歩踏み出そうとしているその姿勢は、きっと多くの部員に良い影
響を与えるはずです。
この状況が解決し、あなたが安心して剣道に打ち込めるようになることを祈っています。
メンテ

Page: 1 |