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小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】
日時: 2023/05/10 06:51:47
名前: 質問者 

都道府県大会の先鋒で福岡の選手が東京の選手に打った小手は打突部位を捉えていて、小手ありかと思いましたが、小手返し面の面に旗があがりました。
このように小手返し面は小手が決まっても面に上がるケースは多くありますが、出小手の場合は面を打ってもほぼ小手に旗はあがります。

なぜ、小手を打たれての返し面は有効打になり、出小手の際に打ち込んだ面は小手アリになるのでしょうか?
メンテ

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Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.1 )
日時: 2023/05/10 06:55:32
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

小手返し面のように面と小手の打突が時間差がある場合は、残心(あるいは対応)できる
余裕があったとみて、後打ちの技が有効打突に足る場合そちらに旗が上がるケースがあり
ます。

出小手や相面などほぼ同時に技が生じたものは、残心(あるいは対応)をする時間的な余
裕がありませんので、出小手が先で有効打突に足る場合はそちらに旗が上がります。


蛇足ですが近年、三所よけから手をひねって後打ちの面を打つケースで、完全に竹刀の側
面で打ち「刃筋が通っていない面」を有効打突にしてしまうケースを散見しますが、あれ
は一本にしてはいけませんd(^-^)!
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.2 )
日時: 2023/05/12 11:50:45
名前: けんし。 

この論で行くと、面を打たせた後に
胴を抜いたら、胴ありになるはずなのに
それにはならないんですよね。

メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.3 )
日時: 2023/05/14 08:49:43
名前: けんし。 

世界大会で、竹之内選手が韓国の選手に
小手を打たれた後に
被せて後打ちの面を打ちました。
映像で何度見ても
韓国選手の小手ありだと思いました。
それでも、審判は面にあげました。
以前、全日本選手権での宮本選手のツキに
後打ちの面。喉を串刺しにされた直後に
面など打てるハズもなく、小手を切られたも同様です。
打突部位に面を打った方が
偉いみたいな刀として考える。
のロジックは完全に破綻しました。
当大会にて、八段先生の微妙な判定を
擁護する為に、昨今の後打ち判定に流れが
傾いたと思います。
日本の権威主義の悪い部分だと思いました。
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.4 )
日時: 2023/05/14 21:08:06
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To けんし。さん

管理人のHide.です。

>この論で行くと、面を打たせた後に
>胴を抜いたら、胴ありになるはずなのに
>それにはならないんですよね。

面と胴は「すれ違いざまに起こる打突」ですので、出小手の場合と同じ考え方になります。
小手や突きの場合は、「お相手が自分の前にいる」状態ですので、きちんとした備え(打
たせない身構え、気構え)が必要になると判断してください。


>映像で何度見ても韓国選手の小手ありだと思いました。

それはあなたの私見ですよね


>後打ちの面。喉を串刺しにされた直後に
>面など打てるハズもなく、小手を切られたも同様です。

これも私見ですね。
本当に串刺しにされた後に面が斬れないのか、小手を斬られた後に面を打てないのか?
あなたも刀で斬られたことはありませんでしょ?
私にも不明ですが、そういう判定がなされたのですから受け入れましょ 〜☆

なにせ、「竹刀で斬るように打つ」なんてことは誰もやっておりません。
打突の瞬間は止めることによって冴えが生まれます。刀ではあり得ません。
振り方も違いますしね。
竹刀のように振っても巻き藁は斬れません(これは体験済み)。
「竹刀を刀のように扱う」というのは概念と申しますか精神的な部分の話ですね。


そこを問題にするよりもむしろ、昨今の
 ・平で打って下に抜く返し胴
 ・平で打つ小手返し面
が有効打突になっている現状の方を問題視していただきたいものです。
あれこそ、「刃筋が通っていない」のに有効打突になっているのですから。
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.5 )
日時: 2023/06/01 22:01:17
名前: 匿名希望 

hide.先生、お世話になります。
上記やり取り、なるほどなあと納得しながらも
後学のため一点質問させてください。

>>この論で行くと、面を打たせた後に
>>胴を抜いたら、胴ありになるはずなのに
>>それにはならないんですよね。

>面と胴は「すれ違いざまに起こる打突」ですので、
>出小手の場合と同じ考え方になります。
>小手や突きの場合は、「お相手が自分の前にいる」状態ですので、
>きちんとした備え(打たせない身構え、気構え)が必要になると
>判断してください。

例えば、赤の選手が面に飛び込み、打突部位を捉え残心を示す前に、
白の選手が一本たりうる引き胴を放った場合はどう考えれば良いでしょうか?
上記のような、選手が交錯するような状況ではありませんし、
小手に対する小手返し面と同様な判断になりますでしょうか。

私の経験からすると、赤の選手の面に上げてしまうと思うのですが、
この場合は白の引き胴を取るべきなのでしょうか?

具体的な映像資料があるわけではないのですが、
考え方だけでもお示しいただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.6 )
日時: 2023/06/02 06:46:26
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名希望さん

管理人のHide.です。

非常に感覚的な書き方になりますが、赤の面が一本に足る十分な打突であれば面ありでし
ょう。
面が微妙で打突の終末まで見極めが必要な場合は、白の胴ですね。

赤の面が打った瞬間に一本にできなかったということは有効打突に「足りないなにか」が
あったものと判断できると思います。
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.7 )
日時: 2023/06/02 20:28:46
名前: 匿名希望 

to Hide.先生

早速のご回答ありがとうございました。
やはり、見極めは難しいですし、定義づけるのも困難ですよね。

実は、先のやり取りでけんし。さんと交わされていた
日韓戦の韓国選手の小手および、宮本選手の突きについて
剣道仲間の間でどうして一本にならなかったのかと議論になったことがあり、
思わず質問に至った次第です。

その場では、結局審判に旗を上げさせた方の一本だよねと
議論は終わったのですが、一方で、子供にどう説明してイイか分からず、
消化不良になっておりました。、
今回お返事をいただき、現状の審判法について理解が進んだ気がします。

なお、個人的には上記の二試合、自分が審判で、映像の角度から
試合を見ていれば、いずれも小手、突きに私は旗を上げている
気がしており、先を掛け、打突部位を捉えた当該の打突が
一本になる審判法(一本の判定)であるとイイなあと陰ながら感じております。

末筆ながらご教示いただき改めてありがとうございました。
メンテ
Re: 小手返し面と出小手の面【剣道談話室より転記】 ( No.8 )
日時: 2023/06/03 06:45:55
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 匿名希望さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
剣道の審判、有効打突の見極めはホント難しいですね。

審判には自分が打てない技、知らない技は一本にできない傾向があります。
また、その年代のそのレベルの試合を見慣れていないと有効打突や反則の判定が困難です。
それゆえ、審判に立つ可能性のある方は、自身の剣道プラス審判員としての研鑽も積んで
いく必要があります。

互いん頑張りましょう!p(^-^)q
メンテ

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