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面の打ち方について
日時: 2023/04/15 16:51:57
名前: 面苦手 

剣道五段を目指している20代後半剣士です。

面の打突について、非常に苦手意識を持っています。
自覚はないのですが、上から被せるように小さい面を打ってしまうようです。間合いも近く、足が出ておらず、もちろん手の内も効かない…という状態のようです。また、たまに半身になって守りながら打突しているようなのですが、自覚がないためどこをどう治したらまっすぐ打てるようになるか、皆目検討がつきません。

三段まではそれで特に苦しまず、四段はすり上げ面や出鼻小手を中心に技を出し、なんとか1回で合格できました。
五段審査では相手も攻め・溜めを作っており、不用意な攻撃はできないのはもちろんのこと、道場の先生から「初太刀は面」と言われている手前、初太刀から割と打ちやすい出鼻小手を打つのは気が引けています。今度6回目の挑戦になりますが、このままでは同じ結果になりそうです。

直近の審査ではあと1点で、「技の練り鍛えが足りない」と言われました。打ち込み?懸かり稽古?何をしたら「技を練り鍛え」たことになるのか、想像がつきません。パン生地でも練ればよいのでしょうか。冗談ですが…

右手の親指と人差し指を脱力する、中心を割るときは手を絞り込むようにする、発声〜打突まで呼吸を切らない等、なにか上手い方法があればご教示いただければ幸いです。
メンテ

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Re: 面の打ち方について ( No.1 )
日時: 2023/04/15 16:53:04
名前: 面苦手 

追記です。

文字化けしたところは「発声から打突まで」と書きたかったところです。何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
メンテ
Re: 面の打ち方について ( No.2 )
日時: 2023/04/17 08:42:52
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

うーん、実際にトピ主さんの剣道を拝見していないので確かなことは言えませんが、あく
までも書き込みから考えられることを回答させていただきます。


>自覚はないのですが、上から被せるように小さい面を打ってしまうようです。

この部分なのですが、まったく自覚がないのでしょうか?
ビデオなどでご自身の剣道(試合や稽古)を見たことが一度もないのでしょうか?
まずは一度、客観的にご自身の剣道(面の打ち方)をご覧になって、指摘されている通り
「ここがいけないんだな」と納得するところから始められるのがいいと思います。

はっきり申し上げて、自覚がないものを直すのは極めて困難だからです。


>道場の先生から「初太刀は面」と言われている手前、初太刀から割と打ちやすい出鼻小
>手を打つのは気が引けています。

そんなことを気にしながらやっていては、いい結果が出るわけがありません。
初太刀は面である必要などどこにもないのです。
それはいわば「都市伝説」のようなものですから。

ただ「待って打つ出小手」だとするとご法度です。
しっかりお相手を攻め、お相手を動かして打突した出小手なら評価の対象です。

そもそも、ご自身の剣道を「その段位にふさわしいか」見ていただくのが段審査です。
日ごろ自分がやっている剣道以外のこと(よそ行きの剣道)をして審査に合格できたとし
て何の意味があるのでしょうか?
意識すべきは段審査の時の剣道ではなく、日ごろのご自身の剣道です。
ふだんはこうしたことはしてないんだろうなという「よそ行きの剣道」は、どこか違和感
があり、勢いにも欠けますので、審査員の先生に簡単に見抜かれてしまうものです。


>何をしたら「技を練り鍛え」たことになるのか、想像がつきません。

打突に際して「機会を捉えること」を考えていますでしょうか?
「間合いに接したから」「お相手が打ってきたから」「そろそろ打とうかな」という理由
で打突していませんか?
私が「練れていない」とお弟子さんを評するときは、上記のような状態です。

段位が上がれば上がるほど、「機会の捉え」が重視されます。
また審査では「当たる当たらない」にかかわらず「機会で打ち切ること」が必要です。
そしてその機会を作ることが「攻め」になります。

「攻め」とは、こちらの働きかけによってお相手の心に四戒を起こさせることです。
「気攻め、剣攻め、体攻め」でお相手を「崩す、居つかせる、技を引き出す」などが求め
られるのです。
行き当たりばったりに打った技はいけません。
「再現性のある打突」こそ「理にかなった技」ですから。


そのためには、自分なりでいいので日ごろから「どこをどう攻めてどの部位を打った」と
いうことを考えながらお稽古することが大切です。
また、お相手が「こう攻めてきたのでこうした(打った、かわした、さばいた等)」とい
う部分も肝要です。

こうした稽古の積み重ねにより、次第に「必然の一本(=錬れた技)」を身につけていく
ことができるのですd(^-^)!
メンテ

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