Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.1 ) |
- 日時: 2009/06/20 08:12:29
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
トピ主さんが指導的立場にあるのでしたら、打たれたら素直に「まいりました」として、 仕切り直してお稽古をするものなんですよ、と教えて差し上げるのがいいでしょうね。
指導的立場にないのでしたら、とにかくそういう後打ちを「打たせないこと」でしょう。 打突後、後打ちを食らわないようにすることこそ「残心」ですよね。
そういう行為は「無駄なんですよ」と言葉ではなく態度でお示しになれば、無謀な後打ち もなくなるのではと愚考いたしますが・・・(^^)
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Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.2 ) |
- 日時: 2009/06/20 08:45:02
- 名前: ある海外剣士
- どうもお世話になります。この後打ちですが、当方が打った瞬間の直後にくる、残心をとる前のことなんです。この方々のアピール、「面!面!!面!!!面!!!!」は打った後で駄目押しに発声されたもので、ただの罵声にしか聞こえません。この時点ではこの方々は仁王立ちでけんかでも売るような形になっています。年配であることと段が上でなのでなかなか諭せません。
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Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.3 ) |
- 日時: 2009/06/21 00:53:43
- 名前: kenshi
- ある海外剣士様、
私も似たような経験がありますが、大体次のような方法で解決しています。
(1)その日の稽古の終わりに、日本でのように礼儀正しく、正座して、先生に自分の問題点を指摘頂きます。 このときは、素直に、心から、教えてもらうように聞きます。素直に聞けば、必ず、いいことが聞けます。 (2)有り難いご指導を頂いた後、自分から、自分の問題点だといいながら、先生の問題点を述べます。 言葉を選んでください。気づかれないように。このばあい、”自分のエゴをコントロールしてこそ剣道なのに、 自分はまだまだ勝ちにこだわって、無駄うちをしてしまう。正しく負けることで、より強い、クール( 英語ではかっこいい、という意味です)な剣道を身につけていこうと、頑張っているのですが、なかなかうまく 行きません。”とか、いいます。大体の外国人の先生は、これで、少しづつ、潔い、本来の剣道をご指導して くださいます。4段や6段まで取られている”剣道愛好家”なのですから、すぐにこの意味が分かるはずです 自分のことが言われている、と気づくかもしれません。そのときは、”Me, too!”と受けてくださるはずです 一回でだめでも、何週間、何ヶ月と続けてみてください。必ず効果があります。かならず、無意味な緊張が解ける日が来ます。 (3)ある海外剣士様の、段位や立場にもよりますが、先生方は、”真剣勝負”のつもりで、絶対負けを認めない! という気合いを見せようとされているのではないかと思います。これは、日本人剣道家である私たちへの、 ある意味、尊敬の表現であり、これに対して礼儀正しく、落ち着いて対応することこそが、日本人としての文化、 価値観、正義感というもを体現することと思います。いろいろ不愉快な打や態度を取られても、 品よくそれに対処して、クールで美しい剣道家としての態度を貫くことです。たとえこちらの段位が低くても、品の良さを 体現するよう、心がけてみてください。必ず、いつか、相手に伝わります。 (4)日本の先生方の指導方法を、表面的にまねして”俺は先生だ!”という表現をしているのかもしれません。 ならばなおさら、先生として敬意を表することで(稽古の前、後、途中での礼、body languageなどです)、 お相手に剣道らしい剣道をしていただくよう導いてください。剣道という日本独特の文化を4段や6段になるまで やってくださる外国の方は、私たち日本人に取っては得難い日本文化の”お客様”です。”お客様は神様”位の気持ちで、 日本人として、”剣道をしていただき、ありがとうございます”という気持ちをもち、感謝と敬意を示し続けてください。 (5)お相手のスタイルは、時に、そのときの自分の剣道スタイルの鏡であることがあります。ご自分の態度の中に、 ”俺の強さを認めさせてやるぞ、外国人の先生に!”というものがあれば、お相手は、敏感に反応すると思います。それは、 ある意味、ある海外剣士様の強さを認めているからかもしれません。また、ある海外剣士様が、先生方の無駄うちに反応して、 エゴ丸出しになれば、相乗効果になって、ただの棒たたきごっこになるでしょう。我慢して、クールにあり続けることは、 剣道の本質をつかむ(動かされないということ)いい勉強になると思います。
私の場合、アメリカで10年近く剣道を学んできました。 自分も似たような経験を良くしてきました。ご参考になれば幸いです。
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Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.4 ) |
- 日時: 2009/06/21 12:16:26
- 名前: ある海外剣士
- Kenshi様
御もっともなご指摘ありがとうございます。すべて思い当たる節があります。まさにその通りだとつくづく思いました。このように感銘量で的確なコメントを頂き感服しました。同じような経験をされたとのことで納得できました。特に(5)では「お相手のスタイルは、時に、そのときの自分の剣道スタイルの鏡」にいたる境地にはまだまだ達しておりませんでした。先生として若輩には負けないという気位と同時にある意味での恐れ、また、若い時のように体が動かないことがストレスとなって過剰なクレームに繋がっているのではないかというのが私の解釈でした。これは私が近い将来、指導者になった時、肝に銘じておかなければならないことであると思います。気持ちよく品格のある剣道を目指すものにとって、今回の一連の出来事はKenshiさんのご指摘でより明確となり私なりに対処するのにとてもよい参考になりました。
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Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.5 ) |
- 日時: 2009/06/21 13:57:38
- 名前: kenshi
- ある海外剣士様、
私の経験談がお役に立てば幸いです。しばらくは、このままの状態が続くでしょうが、そこでイライラしたり、 自分の剣道が品格を失えば、お相手の勘違いに基づいた剣道に、”動かされて”しまいます。
佐藤一斎の言志四録に、”敬の一字、百邪辟易す”という教えがあります。この場合の敬は、”うやまう”と同時に”つつしむ”とも読みます。 この哲学は、日本の武道のおける礼法、日本社会における礼儀に、浸透していると思います。まずは、外国人の先生を尊敬し、 その気持ちを態度で、言葉で伝えること。そして、自らの態度をつつしむこと。日本の武道に憧れて剣道をされている外国の方は、 必ず、私たちのこの態度に理解を示してくださいます。稽古の前、途中、後、礼儀正しく、品よく。徹底的に日本人らしく。 そして、いつも、まじめに取り組む。必ず、よい方向に向かいます。ちょっと肩の荷が思いですが、お互い頑張りましょう。
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Re: 外国人剣士のしつこい後打ち、どう対処したらいいのでしょうか? ( No.6 ) |
- 日時: 2009/06/21 22:11:46
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To kenshiさん
管理人のHide.です。
たいへん具体的かつ、有益なご意見を賜りましてありがとうございました。 私も勉強させていただきましたm(_ _)m
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