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攻め
日時: 2012/04/01 17:03:08
名前: 病み期 

今年から大学生になるものです。
今までずっと剣道をやってきて高校では県で上位の成績も残す事ができました。
しかし大学の練習に参加させていただくに連れ、高校のときの剣道が全く通用しなく、どんどん自信を失っていきます。タイミングをずらしたり、回して打ったりしていたことを指摘され大学の剣道との違いを痛感しています。
攻めが効いていないということや、攻めを使い分けろなどとも言われていますが、色々な事で頭がいっぱいでどうしたらよいかわからない状況です。
攻めを有効にする方法とその攻めが効いたときにどう展開していくか、また攻めの種類など大学の剣道というものを教えて欲しいです。お願いします。

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Re: 攻め ( No.1 )
日時: 2012/04/01 21:11:39
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

管理人のHide.です。

そうですね、タイミングとスポードだけで勝てていた高校時代と違って、大学では攻めが
大きなファクターになってきます。

剣道では「攻めを考え出すと初級卒業」といわれます。
以後、死ぬまで「攻め」の迷宮に踏み込んで抜け出せなくなるのですが、ここからが本当
の勝負なんですね 〜☆


さて、拙サイトには「過去ログ」も含め「攻め」に関する様々な名トピがあるんです。
それらはお読みいただけましたでしょうか?

{Q&A」で質問する前に、まず、そういった関連のトピを読破していただきたいと思います。
かなり勉強になるはずですからd(^-^)!
Re: 攻め ( No.2 )
日時: 2012/04/01 21:21:02
名前: 病み期 

過去の読みました!自分自身が相手の立場で考えたときどういう攻めが怖いかというのがたくさん書いてあったのですが、もう考えれば考えるほどわからなくなります。
表を攻めたら相手がどうなるとか裏を攻めたらどうなるとか、下を攻めたらどうなるのかなどです。
なんでもいいのでアドバイスください。
Re: 攻め ( No.3 )
日時: 2012/04/01 21:27:28
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

とりあえず、「自分が攻められたら嫌だな」って思うことを片っ端からやってみたらいか
がですか?

過去ログをお読みになったのならお分かりだと思いますが、攻めにはセオリーはないんで
す。
同じ攻めでも、通じるお相手と通じないお相手がいますし、同じお相手であっても、その
攻めが通じる瞬間と通じない瞬間がある。

一瞬一瞬、彼我の状態が移り変わっていくからこそ、攻めは難しいんですね。


想像力を働かせ、お相手を読むのです。

あなたが、
「表を攻められたら、どうするか?」
「裏を攻められたら、どうするか?」
「下段にを攻められたら、どうするか?」

イメージできますか??
Re: 攻め ( No.4 )
日時: 2012/04/01 22:19:48
名前: だみ声  < >

病み期さん  Hideさんを前にいろいろ書くのもおこがましいのですが…
大学生になってする「大人の剣道」の入り口でのお悩みと解釈します。 そもそも高校卒業まで、たく
ましい体力と、そこから繰り出す高速の打ち込みは、それなりに剣道の競技性を充実させて来たはずで
す。
これからの剣道も、その延長線上のものであるとしたら、速度とパワーだけが支配する内容となります
が、残念ながら身体能力はこれからはそんなに伸びず、数年後からは衰退して行くのです。

そんな将来を思うと、体力勝負の剣道から、心理戦勝負の剣道へと移行せざるを得ません。 そしてそ
ういう移行を経て、衰退した体力でも十分戦えるのが、剣道の特性でもあるのです。
一般的な競技には、体力勝負の要素が多いだけに「生涯野球」、「生涯サッカー」、「生涯レスリング」と
言う言葉は存在させにくいのですが、剣道にはそれが可能なのです。 それが可能な理由を、僕は剣道
が竹刀を介して対峙するからだと理解しております。

竹刀の先端は無機質ですが、そこに見えない力を注ぐことにより、火の玉を発射する砲身のような役目
をさせる事が出来、それを「攻め」と表現し、攻めの強度を増幅する装置が「溜め」となります。

こんな事は実際にある訳ではないのですが、そういう意識が芽生えて来ると、一皮むけた「大人の剣道」
が見えて来るのです。 そして今の指導者や先輩たちが、あなたに言っているのはそういう方向への舵
取りを言っているのだと思います。

そしてその方法や感じ方はどうするの? 何をどうすれば心理戦勝負が出来るの? と言う疑問が残念
ながら死ぬまで付きまとうし、それが「生涯剣道」の意味ではないでしょうか?

ある程度イメージできるのは、剣道における「心理戦勝負」は、恋愛関係における、男女双方の心理戦
の末、めでたくゴールインするまでの、悲喜こもごも、ライバルの排除、接近、拒絶、挫折、抱擁、納
得、等のやり取りに置き換えて「作戦」であり、「攻防」に似ているのですが、イメージしていただけるでし
ょうか? 双方の心理関係ですので、簡単にセオリーにあてはめられない複雑な感情の交錯なのです。

こう言う剣道に気付いて来ると、今までの俺の剣道って何と小さな世界だったなあ! と反省し、剣道
の「更なる深み」へとはまって行くこと間違いありません。

今は難しくて理解に苦しむ書き方ですが、まあだまされたつもりで、嫌いじゃなかった剣道を続けてさ
えおれば、ある時パッと閃くかもしれないし、夢の中でいきなり「理解」が訪れるかもしれないし、場
合によれば、泥酔して朦朧とした意識の中から、イナズマの如く意識に突き刺さってくるかもしれませ
ん。 必ず訪れますから、楽しみにしながら悩んで下さい。
Re: 攻め ( No.5 )
日時: 2012/04/03 23:25:03
名前: 病み期 

hideさん、だみ声さん 本当にありがとうございます。正剣目指してこれからは攻めをもっと研究していきます。またよろしくお願いします。
Re: 攻め ( No.6 )
日時: 2012/04/04 07:32:36
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


見取り稽古も大切ですよ。

先生方の攻めや一流選手の攻めなどをよく見て、「どこをどのように攻めているのか」
「どう攻めてどう打ちに繋げているのか」を分析し、それを真似してやってみるのです。
その中から様々な気づきがあり、工夫しながら自分のものへとアレンジしていく。
それが、守破離の「破」の段階でもあるんですね。

がんばってくださいp(^-^)q
Re: 攻め ( No.7 )
日時: 2012/04/22 08:21:48
名前: 病み期 

お久しぶりです!
あれから、毎日稽古で攻めを研究しているのですがまだ全然何もつかめません(;o;)
先輩などの攻めかたを見て、剣先を相手の竹刀の下につけてスッと入ったりしても相手は何も動じません。
他にもとりあえず何らかの形で攻めてみるんですが、どういう技に繋げようか迷ってしまい、技に繋がりません。
また、自分が何をしようか、迷っている時に、相手はどんどん面に飛んできます。それは、自分が迷っているということがばれてしまっているからでしょうか?
アドバイスの方をお願いしますm(__)m
Re: 攻め ( No.8 )
日時: 2012/04/22 22:49:41
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

私は「攻めとは、打つ前提を伴った打たない行為」と位置づけています。
つまり単純に、1+1を2にする力がなければ、お相手最初の1に反応してくれません。
それを、3にも4にもできる人が「攻めの強い人」なんですね

攻めを強くしようと思ったら、まず、打突力の強化から取り組む必要があるのです。
そうでないと、形だけ真似しても「張子の虎」になっちゃいますので(^_^ メ)
Re: 攻め ( No.9 )
日時: 2012/05/01 02:45:47
名前: 病み期 

Hideさんありがとうございます!
最近は表を抑えて入ったりう裏から払って入ったりとしていました。
そしたら、それは入っているだけで何も驚かないから意味がない。ガチャガチャしているなど言われました。
自分の中で、 間合いに入って相手を下がらせたり驚かせたりすること=攻めみたいなイメージができていました。間合いに入らずにも攻めている状態とは?また、ガチャガチャしない攻めとはどういうものかお教え下さい。
Re: 攻め ( No.10 )
日時: 2012/05/01 07:38:55
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

>そしたら、それは入っているだけで何も驚かないから意味がない。ガチャガチャしてい
>るなど言われました。自分の中で、 間合いに入って相手を下がらせたり驚かせたりす
>ること=攻めみたいなイメージができていました。

上にも書きましたが、「打つ」という前提なしに間合いにはいられたとしても、お相手は
対してびっくりしないでしょうし、まぁ、何度か繰り返されれば「ハッタリだな」という
のがバレてしまうでしょうね(^_^ メ)


>間合いに入らずにも攻めている状態とは?

お相手に、「どっからでも来い。来れば応じて打ってしまうぞ」という気を当てることで
す。こうなるとお相手は間合いに入ることすらできなくなりますので、「攻めが利いてい
る」ってことになりますねd(^-^)!


>また、ガチャガチャしない攻めとはどういうものかお教え下さい。

グーっと圧迫するように剣線を「抑え」あるいは「付け」て間に入ることです。
「下段(お相手の竹刀の下)に付ける」という方法もありますね
Re: 攻め ( No.11 )
日時: 2012/05/03 11:42:02
名前: 病み期 

なるほど(TT)自分の弱さを痛感してます。
試合の時は、どこからでも打ってこいという気構えで中心をとり攻めつつ、相手が何を打ってくるかなどの相手の動きを読むということを意識すればよろしいでしょうか?
また、家などでも駆け引きを練習したい場合はひたすらイメージトレーニングするしかないでしょうか?
稽古の時にはもちろん打突力をあげたりなどを最近では意識していますがその他に必要なこと、家でもできることをアドバイスくださいm(__)m
Re: 攻め ( No.12 )
日時: 2012/05/04 08:21:32
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

>試合の時は、どこからでも打ってこいという気構えで中心をとり攻めつつ、相手が何を
>打ってくるかなどの相手の動きを読むということを意識すればよろしいでしょうか?

それだけでは攻めたことにはなりません。
「打つ」という気をお相手にぶつけなければ。
お相手に四戒を引き起こさせることができて初めて「攻め」なのですから。

「打つ気をぶつけつつ間に入る」この時、お相手がどう出てくるか。それに対処できるよ
うにいくつかオプションを考えておきます。そして、お相手が崩れるor打ち間に入ったな
らば、思い切って技を仕掛けるようにしますd(^-^)!


>また、家などでも駆け引きを練習したい場合はひたすらイメージトレーニングするしか
>ないでしょうか?

イメージトレーニングは必要です。
また、強豪選手の試合や稽古のビデオやDVDを観ることも「いいイメージ」をつくる上で
大切です。
専門書や専門雑誌を読むことも学びになりますね
Re: 攻め ( No.13 )
日時: 2012/05/25 17:42:21
名前: 病み期 

前よりも攻めてるということを自分でも実感できてきましたが、どんな技に繋げようなどと考えているときに相手が飛び込み面や担ぎ面など、どんどん飛んできます。
これは自分が考えていて打っ9268てこないというのが相手にバレているからなのでしょうか?なにかア。ドバイスください
Re: 攻め ( No.14 )
日時: 2012/05/25 21:41:22
名前: n 

下がらないで勝負すればそれだけで相手にプレッシャーがかかるので、攻めになります。
相手が飛んでくるのは攻めが効いているため、プレッシャーに負けて飛んできている可能性があります。そうだとすればそこは一本取るべき場面なので、応じ技や返し技で一本を取れるようにすべきです。まさに、攻めが実を結んで一本になったということです。攻めからつながる一本は必ずしも仕掛け技に限らないということを気づいていただけるとよいかと思います。
Re: 攻め ( No.15 )
日時: 2012/05/25 22:13:11
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

攻めて間合いの中で考えているようでは攻めになっていないってことですね(-_-)

攻めてお相手が、
・いついたらこう
・手元が上がったらこう
・打ってきたらこう
と自分の中でオプションが用意されていてはじめて、間合いに入って攻めたと言えるので
すd(^-^)!
Re: 攻め ( No.16 )
日時: 2012/06/06 09:16:21
名前: 病み期 

左足はひきつけずに、右足だけを前にスライドさせるような攻めはどんな意味があるのですか?
Re: 攻め ( No.17 )
日時: 2012/06/06 11:14:16
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

>左足はひきつけずに、右足だけを前にスライドさせるような攻めはどんな意味があるの
>ですか?

お相手に「打つぞ」という色を見せ、反応を確かめるといった意味合いでしょうね。
もちろん、誘いやフェイントとしても使えると思いますがd(^-^)!
Re: 攻め ( No.18 )
日時: 2012/06/06 11:14:33
名前: だみ声  < >

お久しぶりです。 攻めの研究は進んでいるようですね? 以下に、あくまで僕の感覚ですが書いてみ
ました。
目の前に巨大な垂直の壁があり、その足元から上を見上げながら「今倒れてきたら逃げようがない」と
思ったとします。 同時に上空の雲がゆっくり風に流されて行くのを見た時、「倒れて来た!」と言う錯
覚にとらわれた事ありませんか?

これに似た感覚を相手に与える事って「攻め」の一つだと思いますがいかがでしょう?
つまり右足がスーッと近づいて来るのを見た時、「壁が倒れて来た」ような感覚を相手が感じたら、攻め
が効いたことになると思います。
左足をひき付けずに、ゆっくりスーーッとスライドしてくる右足は、右・左っと、素早く接近されるよ
り恐怖を感じるのではないでしょうか? 素早くない分「恐怖の時間」も長いと思います。

次の一瞬には、打ち抜かれ、すれ違った相手は、後方におり、残心姿勢を取る… というイメージです。
打った相手は、おそらく右足の前進を止めることなく、ある瞬間、そのまま左足で蹴り出して、打突を
完了させているのではないでしょうか? おそらく打つ前に、左足を引き付ける動作はないと思います。

余談ですが:
僕が以前、同じように右足をスライドさせて打ち込んだ時、相手の高段者は「スライドさせずに右ひざ
だけを前に出す『攻め』をやりなさい」と言われました。 いろいろやっておりますが、ボンクラ剣士
には、この違いや使い分けなどが「未熟」の段階なのです… オハズカシィ。
Re: 攻め ( No.19 )
日時: 2012/06/08 11:18:16
名前: 病み期 

Hideさん、だみ声さんありがとうございます。
攻めって本当に様々ですね。
表からの攻めに反応を示す人もいればピクりともしない人もいます。
相手によってしっかりと考えないと効かないものなんですね(^-^;
もっと稽古を積んで大人の剣道に近づけるよう頑張ります!
Re: 攻め ( No.20 )
日時: 2012/06/09 07:44:57
名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk  < >
参照: http://ichinikai.com

To 病み期さん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


「攻めを考えだした時から初級卒業」と言われます。
以後、上級に至り高段位になってもその呪縛から逃れることはできません。
拙サイトの過去ログや様々な専門書から、ヒントとなるものを探し、ご精進くださいます
ようp(^-^)q

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