Re: 初心者の不安 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/06/08 23:06:41
- 名前: だみ声
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- つい先日中学一年生の女の子の同じような質問がありました。 先輩女子は2名で、一緒に団体戦に出ようと言う誘いがあると言うのも同じです。
とろりあんさんは高校生なのだから、中学生と同じ内容の答えでは不十分だと思います。 そこで逆にお尋ねしたいのですが、剣道をやりたいと思った動機は何でしょう? 先輩が誘ってくれる理由は「これで団体が組める」と言うのも良く分かりますが、それよりあなたは高校で、どんな剣道を目指そうと思いますか?
しかも試合で、そこそこサマになる戦いができるようになるには、それなりに上達しなければなりませんから、稽古にはかなり真剣に取り組まねばなりませんし、稽古量も増やして行く必要がありますね。
でもご安心ください。モチベーションを高く持って、真面目に、真剣に、素直に稽古を続ければ、間違いなく有段者になれるし、試合も上手に戦えるようになります。 具体的な目標としては、「卒業までに二段合格」が良いと思いますよ。
高校生で、剣道部まじめにやって上達して、強い剣士になりたい!! と言う強い「思い」が絶対必要です。 後は猛練習がありますが、稽古量を増やすためには、先輩に町道場にも連れて行ってもらって、そこでもたくさん稽古する事をお勧めします。
今の年齢の若い肉体は、厳しい稽古を受け入れて、馴れてしまう容量を備えていますから、けがのないよう猛烈に稽古して下さい。 稽古内容はそれぞれメニューがあるでしょうから、その中のまずは「基本」の1.構え、すり足、握り、素振り などから入門しましょう。
焦るのがよくないから、しっかりと正しい剣道を学んで行きましょう。 先輩たちも焦って早く仕込もうと思って、ついたくさん教え込もうとすると思いますが、上手に話し合いながら、やっていきましょう。
僕は指導の最初に必ず言う言葉があります。「初めから上手な子はだれもいない」です。 まじめに、あせらず、コツコツと、繰り返し繰り返したくさん稽古することが上達の最短コースです。 何かのおまじないでいきなり上達する方法など「ない!!」事を肝に銘じてがんばりましょう。 ただしまじめにやっていると、小さなヒントで大きく上達する事は時々あるから、楽しみにしながら頑張りましょう。
初めて試合に出るときは緊張するなと言う方が無理ですが、落ち着いて行きましょう。 試合のコツは「勝つと思わない」ことです。 「いい試合をしよう」と思うと落ち着くし、相手が見えるし、結果は良い方に転がるものです。
おっと最後に、学生なのだから「勉強」もしっかりお願いします。 「剣道やって成績落ちた」は、絶対言ってはいけない厳しい「掟」なのです。
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Re: 初心者の不安 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/06/08 23:10:44
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照:
- 管理人のHide.です。
自分が「やりたい」「やってみよう」というのであれば、だれに気兼ねなく入ればいいと 思いますよ。失礼なんてことはありません。
ただ、回りが強いのでしょうから、相当がんばらないと着いていけないっていうのはある でしょうね でも、それが自分を大いに鍛えてくれます。
強くなるのは簡単です。 ほかの人よりも3倍努力するのです。 他の人と同じ努力では、差は永遠に縮まりません。剣道は高校3年間を賭けるにふさわし い価値ある競技ですし、卒業後も一生できるすばらしい日本の伝統文化です。そうした強 豪校でもまれるっていう経験も得がたいもの。ぜひ、チャレンジしてほしいですねp(^-^)q
もちろん、初心者からはじめても強くなれますよ。 私が高校の教員をしているとき、初心者ではいった女の子が、3年の関東大会では大将で 出場。みごと勝ちを修めたっていうこともあります。 要は、本人のやる気と努力、根性ですね 〜☆
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Re: 初心者の不安 ( No.3 ) |
- 日時: 2010/06/12 09:42:10
- 名前: とろりあん
- だみ声さんHIDEさん回答ありがとうございます!
えっと、聞かれたことに回答を、、、 私が剣道部に入りたいと思った理由は そんなに甘くないって言われるかもしれませんが カッコイイなと思ったからです。 私は限りなく負けず嫌いなので、 剣道をやるからには自分に負けたくないですし、 かっこ悪い剣道はしたくないです。 初心者なので負けるのは必至ですが それで勝ちをあきらめたくないとも思います。 生意気だと思われたらすみません^^;
はい。周りは日本一になった経験がある人も いる程強い先輩ばかりです。 でも、その分いいお手本が見れると考えて 頑張りたいと思います。
1年は私1人なので相当努力したいと思います。
あの、また質問なのですが、 他のスポーツにルールがあるように 剣道にもルールがあるとは思うんですが、、、 少しだけ調べてみると反則や禁じ手などと 書いてあるのですが、なんのことですか? 本当に何も知らない初心者なので 詳しくわかりやすく教えてもらえると うれしいです。
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Re: 初心者の不安 ( No.4 ) |
- 日時: 2010/06/12 22:19:14
- 名前: オキクルミ
- 初めまして。
>そんなに甘くないって言われるかもしれませんが >カッコイイなと思ったからです。
言い方としては少し抵抗ありますが、視覚的な美しさに魅了されたと解釈すれば、充分すぎる位に動機としては通ります。 ただ、きっかけとしては、それでも良いのですが、そこに留まっていてはダメです。入り口から奥の、真の「強さ」「美しさ」を追求していかなければ、先には進めません。
>剣道をやるからには自分に負けたくないですし、 >かっこ悪い剣道はしたくないです。
さっそく、とろりあんさんのテーマが見つかりましたね。 「自分に勝つって何だ?」 「格好いい剣道って何だ?」 これは貴方が自問自答しながら稽古していかなければならないので、敢えて、僕からはこれ以上は書きません。
ただ、
>反則や禁じ手などと書いてあるのですが、なんのことですか?
これを理解できない者は剣道をやる資格のない事です。 いっぱいあって、ここでは書き切れませんから先輩や先生方に聞いてみましょう。
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Re: 初心者の不安 ( No.5 ) |
- 日時: 2010/06/13 17:42:19
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To とろりあんさん
>私が剣道部に入りたいと思った理由は >そんなに甘くないって言われるかもしれませんが >カッコイイなと思ったからです。
ありがとうございます。 剣道は3K「きつい、くるしい、くさい」などといわれ敬遠する人もいますが、日本古来 からの様式美を兼ね備えたすばらしい文化です。 高校時代のみならず、一生涯続けることができますので、ぜひぜひ、がんばってほしいで すね
>私は限りなく負けず嫌いなので、 >剣道をやるからには自分に負けたくないですし、 >かっこ悪い剣道はしたくないです。
負けず嫌いなのは上達の上で大切なことです。 「昨日の自分に勝つ」という気持ちで日々を過ごしてほしいです。
ただ、剣道という競技はとても難しいものです。初心者で始めた場合、2年の夏休みくら いまでは試合に出てもなかなか勝つことができません。
とにかく、勝ちをあせることなく、基本に忠実な剣道を心がけることこそ「上達の近道」 と胸に刻んでほしいですd(^-^)!
>剣道にもルールがあるとは思うんですが、、、 >少しだけ調べてみると反則や禁じ手などと >書いてあるのですが、なんのことですか?
剣道の試合審判規則の第1条には、まず「公明正大に試合をする」と書かれています。 お相手を敬い、礼を忘れることなく、卑劣・卑怯なことをせず、正々堂々と立ち合うこと。 これが求められているのです。
反則や禁じ手といわれるものも、すべてはここを原点に決められています。 おいおい、剣道を勉強する中からわかってくるとは思いますが、もし、どうしてもお知り になりたいのであれば、全日本剣道連盟の下のページを見てみてください 〜☆
http://www.kendo.or.jp/kendo/rules/rule1.html
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Re: 初心者の不安 ( No.6 ) |
- 日時: 2010/06/26 09:04:51
- 名前: とろりあん
- 返事送れてすみません。
ありがとうございます!! これから先輩方に追いつけるように 何倍も努力して頑張りたいです^^
質問ばかりで申し訳ないんですが、 まだ始めたばかりですが、 約2ヶ月後に試合にでることになりました。。。 そこで、「始め」の合図がかかった後すぐに 面を打ちに行ってもいいんですか?? 試合ですこしでも互角な戦いに近づけるには どのような戦い方がいいんでしょうか・・・?
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Re: 初心者の不安 ( No.7 ) |
- 日時: 2010/06/26 18:21:30
- 名前: だみ声
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>
- 剣道がカッコイイと思って、剣道部を選んだなんて、出来過ぎです。
僕なんか「喧嘩で強くなりたい」が理由で剣道部でした。
もう入部も済んで、しっかり稽古しておられるようですね。 ルールや禁じ手なんてその内分かって来ますから、稽古に励みましょう!!
試合で「始め!」の声と共に立ち上がりざま「面」にとぶ。 と言う打ち込み方ももちろんあります。 (若い人たちは「はじめん」と呼んでいます)
勝てるかどうかは、分かりませんが戦法の一つである事は確かです。 タイミングを稽古して下さい。 下手すると(早すぎると)主審が「まだ!」と言って、やりなおしになる場合があります。 やりなおしたとき「はじめん」は敵に読まれている事になります。 遅すぎると「はじめん」の効果がありません。
「はじめん」の良い所は、初対面でお互い相手がどんな腕なのか分からない場合の、イチかバチかの瞬間の勝負だと言う点です。 欠点は、相手を観察する事なしなので、経験者の相手には、さばかれてしまうリスクがある点です。 そして1本目はうまく取れても、2本目も同じ手ではまず決まらないでしょう。
勝負の場においては、あれこれ考えているとそれだけ時間を使っているので、動作が遅くなります。 自然に体が動く時が良い結果につながります。
初めての試合の最初の一本を、さんざん稽古した「はじめん」で試してみるのもいいと思いますが、何度も使えるものでない事もいずれ分かってくる事でしょう。 これも含めて「経験」です。 初めから上手な子はいないのだから「勝とう」「勝ちたい」 を前面に出さずに戦えれば、上出来です。
とろりあんさんの様な初心者が、一生懸命取り組む姿って頼もしいものです。
めざせ! 卒業までに「二段」!!
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Re: 初心者の不安 ( No.8 ) |
- 日時: 2010/06/28 16:11:46
- 名前: オキクルミ
- >「始め」の合図がかかった後すぐに
>面を打ちに行ってもいいんですか??
だみ声さんの仰られる通り、こういう打ち方も確かにありですが、尊ばれる打ち方ではありません。
って言うか、とろりあんさんでは、まず決められません。やらない方が無難です。 全剣連の剣道試合審判規則・細則によると、試合場の中心から開始線までの間隔は1.4m、高校生の竹刀の長さの上限が117センチ、つまり、蹲踞して構え刀をすると、中心で竹刀が交わらずに間合いが切れてる事になります。 そんな遠い間合いから「始め」の号令と同時に打ち込んでも、届かないか、形が崩れるか、相手に出がしらの技を取られるだけです。さらに、そういう「攻め」も無しに打ち急ぐ打ち方を見せると、逆に相手に「“攻め方”を知らない」という事を教えるだけにしかなりません。
とろりあんさんが試合ですべき事は、先ず立ったら、大きな掛け声で己の気持ちを高ぶらせる。次にしっかり相手の喉元を剣先で捉え、相手が構えを崩しに来ても惑わされない、挑発に乗らない、打ち急がないでじっくり間合いを詰める。自分の打ち間に入って、いけると思ったら躊躇せずに打ち切る。この時、相手に受けられると思っても、止めたらダメ。受けられても打ち込んで下さい。
初心者(に限りませんが)にとっては、基本に忠実な正攻法の飛び込み面が最も有効な技です。
それを身につけるには、打ち込みとかかり稽古をこなすことです。それと同時に、稽古で沢山打たれること。打たれるのも稽古の内で、打たれるのを恐れていたら上達しません。 打たれる事に慣れるという以上に「何故、打たれるのか?」という事について、多くのヒントを与えてくれるからです。
後二ヶ月、しっかり稽古しましょう。
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Re: 初心者の不安 ( No.9 ) |
- 日時: 2010/06/28 18:57:49
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
<
>
- 参照:
- To とろりあんさん
>約2ヶ月後に試合にでることになりました。。。 >そこで、「始め」の合図がかかった後すぐに >面を打ちに行ってもいいんですか??
お相手に隙があれば、立ち上がりすぐに打ちにいってもかまいませんが、立ち上がりは皆 さん緊張しているので、そうぼーっとしている選手はいないと思います。 やはり、じっくり攻めてからお相手の隙を狙うのがいいでしょうね(^^;
>試合ですこしでも互角な戦いに近づけるには >どのような戦い方がいいんでしょうか・・・?
声で負けない、動きで負けない、手数で負けないを心がけましょう。 試合はある意味「打突力の勝負」です。 大会までに、切り返しや打ち込み稽古を重ね、しっかりとした打突力を身につけていって くださいねp(^-^)q
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Re: 初心者の不安 ( No.10 ) |
- 日時: 2010/07/19 16:49:44
- 名前: とろりあん
- 沢山の回答ありがとうございます!!
今は防具をつけて 先輩達と同じメニューをやっています。 まだかかり稽古などやり方がいまいちつかめず 先輩方に指導してもらいながらですが、、、。 (かかり稽古の仕方のアドバイスなどあればお願いします)
地稽古で、どうしても技をよまれてしまっています。 どうすればよまれなくなりますか?
籠手面をスムーズに打つには どのよにするといいですか? 今は、「籠手」、「面」という感じです。
鍔迫り合いからの技は どういうタイミングでだすのがいいんですか?
まだ02わからないことばかりで 質問ばかりですみません。
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Re: 初心者の不安 ( No.11 ) |
- 日時: 2010/07/19 21:11:34
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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>
- 参照:
- To とろりあんさん
面につけはじめでかかり稽古はムリです。 打ち込み稽古をしっかりとできるようになさってくださいd(^-^)!
>地稽古で、どうしても技をよまれてしまっています。 >どうすればよまれなくなりますか?
竹刀を自由自在に操れるようにならないと、この問いに対する答えは出ません。
>籠手面をスムーズに打つには >どのよにするといいですか?
「小手面は足で打て」といわれます。 つまり、足が「タッターン」と素早く踏み込めるように、足だけで練習してみてください。
>鍔迫り合いからの技は >どういうタイミングでだすのがいいんですか?
●相手を崩したところ ●相手が崩れたところ ●相手が打とうとしたところ ●相手が無防備なところ などなどが狙い目でしょう。
これも、打ち込み稽古で、しっかりと打てるようにならないと「機会を捉える」ことができ ませんよd(^-^)!
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Re: 初心者の不安 ( No.12 ) |
- 日時: 2010/07/20 09:22:18
- 名前: ひきもの
- 小手面を早く打てても、小手をしっかり決めているのは皆無かと思います。
小手をしっかり打った手応え&相手も「やられた」と感じる小手面の小手は、超難関と思っています。 まして、試合で小手面を打って、最初の小手で 1本を取ったのを見たことがありません(私の場合) 鍔迫は、タイミング取りだけでは身に付きにくいかと思います。先生にお願いして、捻じ込まれたり、弾かれるなどの体感が必要かと思います。
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Re: 初心者の不安 ( No.13 ) |
- 日時: 2010/07/21 00:01:00
- 名前: オキクルミ
- かかり稽古で重要なのは、流れを切らずに
打ち続ける事です。 難しいですが、常に打ち間をとり続けて 休まずに打っていく事です。 間合いが近くても遠くてもいけないので、 自分の間合いを身につけましょう。
その為には基本の打ち込み稽古をしっかり やっておく事ですね。
小手面もしくは小手胴などの二段打ちは、 足捌きが大事です。手と足との動きが 一致する様にしましょう。 それと、小手面は最初の小手が大事です。 最初の小手が打ち切れてないと、次の面も 打ち切れません。 二本目の面は確かに確実に決めなければ なりませんが、最初の一太刀で決めるつもりで 打たなければ、後の技も決まりません。
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