Re: 不老の足捌き体捌き ( No.1 ) |
- 日時: 2009/10/15 22:11:24
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- 管理人のHide.です。
歩み足での剣道を提唱しておられる方も少なからずおられますが、やはり剣道は送り足が 基本だと考えております。
書道でも、いきなり行書や草書は書けませんでしょ。 まず、楷書をしっかりとやりこみ、筆使いや筆力、筆圧、勢い、バランスなどなどを学ん でのち、崩してもいい字になるのではありませんか 
不老の剣を目指されますならなおさら、基礎をないがしろにしてはいけません。 高齢者がほんのわずかな動きで、お相手を攻め動きを封じてしまえるのも、そうした基礎 に裏打ちされているからだと考えます ~☆
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.2 ) |
- 日時: 2009/10/16 00:41:22
- 名前: 悩める中年剣士
- to ずんべらぼんさん
私は送り足と歩み足をこんな具合に使い分けています。参考になれば・・・ まず、一足一刀の間から攻めて踏み込む時は送り足です。3歩位送り足で進んだら、 その後は歩み足で速やかに体勢を整え、振り返ります。 一足一刀の間より遠い間合いから一足一刀の間に接近するまでは歩み足です。 つまり、いつでも打ち込める状態にない時は歩み足、いつでも打ち込める(打ち込む べき)状態では送り足ということになるのでしょうか。
もちろん、この原則を敢えて崩す時もありますし、左足から踏み込む技もありますが、 ずんべらぼんさんの場合、まずは送り足での動きを取り戻すのが先決のような気が します。
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.3 ) |
- 日時: 2009/10/16 12:27:25
- 名前: ずんべらぼん
- 早々のお返事有り難うございます。
30代前半から数年のブランクはありましたが、剣道ノートを作り、1回の稽古を以前の4倍の内容にするよう努めて稽古して、自覚と致しましては既に勘は取り戻し、歳を重ねるのも良い効果もあるようで以前よりましな剣道にはなってはいるのですが、「このままの剣道ではいけない。守破離の離も考えるようにせねば」と感じております。
Hide.様 有り難うございます。 そうですね。基礎が大事ですね。 守破離のどの段階であれ基本を軽んじるわけにはまいりません。 常に基本に立ち帰り立ち帰りしながら理想を求めるべきであると思います。 「送り足は軽視すべき」とも考えておりませんが、歩み足も開き足も基本と心得ます。 その使い方、どういった状況でどの足捌きを選択するべきか、その選択がベストなのか、数種の足捌きを如何にスムースに連動させるか、といったことを考えながら精進したいと思います。
先の先でも、後の先でも、 まず自分が動いて打つというより、まず相手を動かして打つのが剣道だと考えますので、 一足一刀の間合いから臍の位置が30cmから50cmほど前後左右に自在に平行移動できれば打突できるように思うのです。 中段の構えから左足で蹴り出して動くよりも、 重心移動によって動いて自然に足が付いてくる感覚の方が、動きが速く、足への負荷も少ないのではないでしょうか。 「腰で打て」とはそういう体の運用のことではないかと思い始めました。 「送り足が基本」という言葉が「送り足を多用すべし」との意味だとすると、 動き方が非常に限定されて、左足の筋力ばかり酷使することになるのではと考えてしまうわけです。 今でも自分はバネのある方で、飛び込めば打てるのですが、この剣道のままではなく、 全身の筋肉をバランス良く無理なく使うには、本当に常に左足で蹴って右足が「バン」と音のする踏み込み足が最良なのでしょうか。 学生時代に左足のアキレス腱を切っているのに、 変われていない今のスタイルのままでは長続きしないように思うのです。 また怪我をして長期中断するのがオチにならないようにしたいのです。
悩める剣士様 有り難うございます。 大変参考になります。 次回稽古で悩める剣士様にお示しいただいた具体的な体運用の意味を感じながら味わってみたいと思います。 送り足も含め足捌きを他界するまで錬磨したいと思います。 先日、国士舘の馬場欽司先生の映像を見る機会がありまして、 送り足も踏み込み足ももちろんありましたが、左足で蹴り出す感覚ではなく非常に無駄なく無理なく「サササササー」と動いておられるのを見て、憧れてしまいました。 各種足捌きの繋がりが自由自在に私の目には映りました。 面の打突後は歩み足を自然に使われてました。悩める剣士様が示された「3歩位送り足で進んだら、その後は歩み足で速やかに体勢を整え、振り返ります。」だったかもしれません。 小手打ちも歩み足のものがありましたが、非常になめらかに感じました。
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.4 ) |
- 日時: 2009/10/17 01:24:26
- 名前: 悩める中年剣士
- 馬場先生には今年の3月に京都で開催された学連剣友大会の前日稽古会で稽古を
つけてもらいましたが、おっしゃるとおり本当に滑らかな体捌きでした。また、馬場先生 の試合を拝見したのは2回目でしたが、いずれも体が真っ直ぐに立ってぶれず、見事な ものでした。見習う・・・なんて言うことすら、おこがましいですが、見習いたいもの です。
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.5 ) |
- 日時: 2009/10/19 16:23:39
- 名前: ずんべらぼん
- 色々と参考にさせて頂きながら、考えながら精進したいと思います。有り難うございました。
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.6 ) |
- 日時: 2009/10/19 19:07:45
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To ずんべらぼんさん
>「送り足は軽視すべき」とも考えておりませんが、歩み足も開き足も基本と心得ます。 >その使い方、どういった状況でどの足捌きを選択するべきか、その選択がベストなのか、 >数種の足捌きを如何にスムースに連動させるか、といったことを考えながら精進したい >と思います。
はい、それで結構かと存じます 
>中段の構えから左足で蹴り出して動くよりも、重心移動によって動いて自然に足が付い >てくる感覚の方が、動きが速く、足への負荷も少ないのではないでしょうか。
そのように考えて研究・実践しているグループがあるのをご存じありませんか?  私の高校時代の同級生で、木寺英史というのがおりまして、彼がなんばからヒントを得て 「常歩(なみあし)」とネーミングして、歩み足による打突理論を提唱しております。
スキージャーナル社から、2冊ほど本も出ているはず。 あ、HPもあった(^0^) 下です。私のところよりはお役にたつことでしょう。ご参照ください↓
http://www.namiashi.com/kenshido/
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.7 ) |
- 日時: 2009/10/22 19:59:16
- 名前: ずんべらぼん
- Hide.様
有り難うございます!!! 何となく感覚で感じてたことが、こんな研究がされてるとは知りませんでした。 早速参考にしてみたところ、なみあしの初心者としては、良い感触がえられました。今後も大いに参考にしたいと思います。 有り難うございました。
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Re: 不老の足捌き体捌き ( No.8 ) |
- 日時: 2009/10/23 07:21:54
- 名前: Hide.◆vm9xYr4tCqk
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- 参照: http://ichinikai.com
- To ずんべらぼんさん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
ちなみに、彼は歩み足は二軸推進を可能にするといってますが、私は送り足での二軸推進 も可という立場です ~☆
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