「努力は報われる」の最終バージョン、昨日行われた団体戦の結果です。
各道場9人制(小学生1・2年2名、3・4年2名、5・6年2名、中学生3名)で
長男は四将で出させて頂きました。
全26チームで、予選リーグ4チームブロックが2つ、3チームブロックが6つで、
我が道場は3チームブロック。朝会場で配られたプログラムを見ると、な、な、何と、
県内でも有名は超強豪道場と同じブロック!親の顔には落胆の色が・・・。
第1試合は、相変わらず初戦の硬さがあったものの、得意の飛び込み小手でまず1本、
2本目は課題であった鍔迫り合いからの引き胴を決めて完勝。
2試合目は、超強豪道場。4人目迄が負け、5人目が勝ち、いよいよ6人目の長男の番に。
先週負けた相手(結局この子が個人戦優勝)ではあるものの、お相手のお知り合いの話によると「一番やり難い相手だった」という情報を授け、愚息に自身を持たせて送り出し。
お相手得意の小手を防ぎながら、果敢に攻めるも、個人戦同様またまた相面をくらって1本。
その後、鍔迫り合いからの引き胴を何度となく仕掛けるも、3所よけで防がれ、時間切れ。
それ以降、中学生が2勝したものの、3−5で惜しくも負けてしまいました。
(この後、この道場は優勝しました。聞くところによると我が道場が一番手ごわかったとの事)
試合が終わり整列している時から、長男は俯いたまま・・・。
控え席に戻り「惜しかったな。でもよく頑張った」と声を掛けるや否や、グっとこらえていた
長男の目から涙が・・・。
2週連続同じ相手に負けたことが余程悔しかったのでしょう。
でも強豪相手に臆さず、怯まず、戦えたこと自体、『努力が報われた』と私は思いました。
試合後、大将の子が「僕は今日の相手(強豪道場の大将)に小学生の頃から一度も勝てなかった
けど、今日初めて勝つ事が出来てとても嬉しい」と私に話してくれました。
愚息のことも「長男君は待ち剣になっています。僕も同年の頃はそうでした。でもそれでは強い
相手には勝てません。振りはとても速いのだからから、相手が10本打つうちに100本
打ちかえすもりでやればきっと勝てるようになります」とアドバイスしてくれました。
その言葉はこれからの課題として。そのまま長男に伝えました。
この1ヶ月、道場内試合を含め7勝2敗は、数年前から比べたら出来すぎな程で、誉めて余り
ある結果だと思います。
愚妻は「こんなに努力しても勝てないなんてかわいそう」とは言いますが、
私はそうは思いません。お相手はそれ以上に努力されているでしょうから。
長男も「もっと稽古しなきゃ勝てない」事を自覚してくれているので、
この2敗は価値のある負けだと思います。
我が道場の大将の様に、数年後でもこの2敗した相手に勝つことを目標にまたこれから
一層の努力をしてくれることを確信しました。
楽しみは尽きません。いつまでも息子達の応援者でいてやりたいと思います。
こんなに毎回楽しませてくれる子を持てて親として『サイコーーーです!』(巨人阿部風)
[2003/07/07 11:23:54]