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管理人のHide.です。 上段大好きさん、拙文をお読みになられてのご意見うれしく思います(^^) でも、掲示板違いですかね(^^; ここは電脳剣士の方々の情報交換ボードですから、「剣 道談話室」あたりが適当でしたね。 >他流の道場へ稽古に行ったと思えば、そこで全力を尽くすのが礼儀だと考えます。 >当人にとって、正眼の構えより上段の構えが得意であれば、上段に構えるべきだと >私は思います。(後略) おっしゃることはよくわかりますよ。 雑誌にも書かせていただきましたが、それは「上段を学ばれる方の視点」でしか過ぎませ んね(^^; 上段には「学び方」というのがありまして、「中段をしっかりと学んでから」とお考えに なっておられる上位の方や「上段に対したことのない下位の方」などさまざまなお相手が いるっていうことをご理解いただけませんと「自己満足の剣」となり「心と心の通い合っ たお稽古」にはならないのではないでしょうか(^^) まず中段で稽古し、「この方なら自分の上段を受け止めてくれそうだ」とお感じになった 場合、「失礼します」と上段以下ぶるのが手順と考えます。 >まとまりのない、文面になりましたが結論として、「上段は生意気」「上段は無礼」 >的な考えは自身の剣道の幅を狭めるものだと思います。 私が雑誌の中で最後にご紹介した「中山博通口述集」はお読みになっていただけましたか? きっと少しはお考えが変わられると思います。「火の構え」なるがゆえに謙虚さを持ちま せんとそれこそ上段は阻害されてしまいます。私はそこを危惧してあの一文をしたため させていただいたつもりなのですが(^_-)〜☆[2004/04/29 07:06:44]
こんにちは。 初めて書き込みをさせて頂きます。 先日発刊された「剣道時代6月号」の記事を読んで、感じた事がありますので、 一筆書かせて頂きます。 上段の作法の所なのですが、私も高校以来20年近く上段を学んでおります。 記事にあった、他の道場への稽古に参加したエピソードですが、 他流の道場へ稽古に行ったと思えば、そこで全力を尽くすのが礼儀だと考えます。 当人にとって、正眼の構えより上段の構えが得意であれば、上段に構えるべきだと 私は思います。 試合での効果は抜きに、稽古をしていても「上段からどう相手を崩すのか」「相手 の虚をどう突くのか」等々構えは違っても心掛けは正眼と同じであると感じています。 私から言わせれば「上段は勝ちにくい」ものです。相手に「まいった」と思わせる 苦労は正眼の比ではないと感じるからです。 さらに、私のエピソードを書き加えるならば正眼の稽古がしたくてある道場で稽古 したところ、稽古後の反省会で私が上段を得意とすることを知っていた先生から 「君は出稽古に来てなぜ上段に上げないのか?手を抜いているのか?」とお叱りを 受けたことがあります。むろん、手を抜いた訳ではなく、正眼の稽古をしたかった との真意を伝えると、一定の理解を得たものの、実際に稽古をした相手の方から お叱りを受けたことがありました。 上段を扱う剣士には、こうした気苦労もあるのです。 色々なご意見もあると思いますが、私は初対面の方、出稽古などでは極力上段で臨 むようにしています。 ましてや、目上の方には全力でかかりますので、得意の上段でかかります。 正眼であろうと、上段であろうと得意な部分を温存してかかるのを潔しとしないからです。 私は、自分を出し切って稽古するときにこそ、剣道の醍醐味が味わえると思うのですが。 正眼も上段も根っこは同じと考えます。 正眼でも、上段でも相手に対して「お願いします!」「お教え願います!」との気持が 大切なのだと思うのですが。 まとまりのない、文面になりましたが結論として、「上段は生意気」「上段は無礼」 的な考えは自身の剣道の幅を狭めるものだと思います。 文化を重んじればこそ、二刀でも、上段でも「受けて立つ」気構えで稽古すべきだと 思います。(そうでなければ上段も二刀も絶えてしまいます) 乱筆ご無礼いたしました。[2004/04/28 16:21:22]