記事タイトル:面をつけないとできるのに 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: Oga   
もり たくみ さんへ  Ogaといいます。

面をつけると、

1.面金ごしに見なくてはならないので、視野(しや・ものが見える範囲)がせまく
    なる。
2.耳に面ぶとんがかぶさり、音が聞こえにくくなるので、まわりの様子をつかむこ
    とがむずかしくなる。
3.面ぶとんの、左右の「羽」の部分のかたちのつけかたが悪かったり、かたすぎた
    りすると、腕や肩が動かしにくくなる。
4.面が重いので、すばやい動きができなくなる。また、そのため打つタイミングが
    ずれる。

というようなことが起きてきます。これが「面をつけるとできなくなる」おもな原因
です。

これを解決する方法ですが、

1.については、面金の「物見(ものみ)」のところにちゃんと目がくるように、面
    のつけ方をくふうしてください。「物見」とは面金の横金(横に通っている「ひ
  ご」のこと)の、少しだけ間隔が広くなっているところです。「物見」と目の位
  置が合っていないと、どうしても見えにくいので、目線が上や下にずれてしまい
  ます。これが姿勢がくずれる原因になるのです。
  正しいつけ方をしても合わないようなら、武道具店(防具屋さん)で相談してみ
  ましょう。面の中に入れるクッションや 「あご当て」もありますし、それでダメ
  なら面の「内輪(うちわ・顔に当たる部分の、布製の部品)」の大きさを調整し
  てもらいましょう。

2.については、なれるしかありません。耳はたいへん大きな役割をはたしている器
  官なので、少し聞こえにくくなっただけでも、動きに影響は出ます。でも、しば
  らく稽古を続けていくと、耳の聞き取る能力が上がりますし、身体の他の部分が   耳のはたらきをカバーしてくれるようにもなって、平気になるのです。

3.については、面ぶとんを正しく折ってくせをつけることです。面の後ろがわの、
  面ひもを結ぶ位置の少し下あたりから、あごのあたりにかけて折り目ができるよ
  う、面ぶとんをななめに折り曲げて、ひもでしばっておきます。やがてかたちが
  できてくると、腕や肩にぶつかっても楽に曲がるので、動きのじゃまにならなく
  なります。

4.も、なれればなんとかなります。ただ、面をつける前にほんとうにちゃんとした
  打ち方ができているかどうかチェックしておいた方がいいですね。もともと完全
  にはできていなかったのが、面をつけることでめだつようになってしまったのか
  もしれませんし。何度も基本の練習をくり返すことです。

だいじょうぶ、今に面をつけていてもじょうずにできるようになりますよ。

お名前: もり たくみ    URL
こんにちはもりたくみと申します。
ところで、質問があるのですが聞いてはもらえませんか。
ぼくはめんをつけないとできることが面をつけるとできなくなってしまいます
どうしてでしょうかをしえてください。

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る