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お名前: Hide.
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To 補佐の補佐さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます(^^)
>ですから、大が小を兼ねているではなく、大と小はベースは同じでも違うものと感じた
>わけです。大と小の苦労を2回重ねるより、実際に使うことの多い小の苦労を1回すれば
>良いのではないか、それでもベースとなる部分は会得できるのではないか、大きな面は
>実戦に向けて遠回りをしているだけではないのか…。
昔の私とまったく同じ思考足跡です(^^;
私は少年指導でそれを実践したわけですが、子どもの場合湾寮がありませんので、より、
「大きくよりは小さくの方が労力が少なく打ちやすいはずだ」と考えたのですが・・・。
大きくしなやかに打つためには「肩ー肘ー手首」の3つの関節をムチのようにしなやかに
使ってやる必要があるんです。そのしなやかさは、「小さく早い面」しかやらせないとな
かなか身に付かないようです。
「大きくゆっくり」の過程で、力任せではなく剣先に威力のある振り方ができるようにな
って初めて、「小さく」へ移行できる腕の使い方と手の内が備わったと判断することがで
きる。私は今、そんな風に考えていますd(^-^)!
>切り返しもまさにそうでした。
私も長らく切り返しの効用について気がつきませんでした。
しかし、剣道の攻めや打突動作のほとんどが「手首の切り返し運動を使っている」とある
日ふとと気がつきましてね。それからは、いろいろな切返しを子供や生徒に行なわせるよ
うにしました。見る見る竹刀操作と手の内がよくなりましたねヽ(^.^)ノ
>白状すると、剣道形についてもそう思ってます。
私は小学5年生のときに剣道形を全部習得して以来、剣道形が大の得意でした。でも、そ
れは形を追っているだけで、意味など考えたこともありませんでした。
ところが、そんな私が大学に入りまして小野派一刀流と出会うのです。当時ウチの大学で
は、試合期間を除いて週に1度「形の日」がありました。そこでならったのが小野派一刀
流です。あ、たまたまウチの師範が小野派一刀流の免許皆伝だったんですね(^^)
それをやるようになりまして、形に開眼しましたよヽ(^.^)ノ
日本剣道形も、その意解が手に取るようにわかるようになり、竹刀稽古と形稽古を両立さ
せて行なうことの重要性に気がつきました。
今でも、形はとても大切にしておりまして、電脳剣士稽古会では、年に2回「形の会」を
催し、形稽古だけの集まりを行なっております(^_-)〜☆
>大きな面から小さな面へ移行する際の技術的な部分について、お尋ねしたいことはあり
>ますが、「指導者研究室」の方でいずれかの機会に質問させていただきます。
いつでもどうぞ。
お待ちしております(^0^)
お名前: きょっちゃん
補佐の補佐さん
PCの例えは、ちょっとおかしかったですね。失礼しました。
補佐の補佐さんは遅剣とのことですが、どういうきっかけで始められ、今何を目標にされていますか?
試合で勝つことですか? 子供達にとって勝つことだけが楽しい剣道でしょうか?
私の知る道場では、初心者の内から小さく早く打つ練習をさせているそうです。(実は最近知った話)
確かに、まっすぐ構えられない子でも試合には勝っています。その時は楽しいでしょう。
でも飽きるのも早いらしく、長く続ける子は少ないようです。
剣道は人間の歩みと同じような気がします。
ゆっくりヨタヨタしながらの歩みが、やがてしっかりした歩みになり、だんだんスピードも増し、
そしてまたゆっくりした歩みに戻っていく。それは風格を増し堂々とさえ見える。
人間形成に近道なんてあるのでしょうか。逆に遠回りするくらい、ゆっくり着実に歩まれたほうが良いと思います。
私も素朴な疑問から御馬鹿な話まで色々と、この掲示板で皆さんにお世話になっています。
お名前: 補佐の補佐
きょっちゃん様。
早速のカキコ、ありがとうございます。
さて、私の主張ですが、
PCをいくら教えてもひらがな書きには発展しないと思うのです。また、ひらがな書き
をいくら練習してもPCを使えるようにはなりません。だからこそ別々に習得する。た
だし、PCの習得に限らずひらがなが書けなかったら生活上様々な不便が生じるから、
それを優先する。そういうことだと思うのです。
PCで例えるなら、キーボードとマウスの関係が近いでしょうか。PCを扱うにはキー
ボード操作が必要ですが、当面はマウスの操作で十分ですし、使用頻度もマウスの方が
はるかに多いですよね。だから小学校の授業などでは、PCの導入にマウス操作を中心
に据えているようです。実際、我が子たちもそうしてPCをいじり出し、PCの楽しさ
を実感したようです。
ですから(言質をとるようで申し訳ないのですが)、
≫大きい面打ちも小さい面打ちも、腕の振り以外に、手の内も踏み込みも間合いも違い
は無いと思います。
であるならば、実戦では使用頻度の低い大きな面打ちより、実践的な小さな面打ちを先
に覚えた方が、初心者には剣道の楽しさをより早く実感できるし、モチベーションも高
まるのでは、と考えたのです。
「基本中の基本」というその基本の部分が、小さな面打ちでは会得できないものなのか、疑問だったのです。
Hide.さま。
ご説明ありがとうございました。
≫大きく正しく打つことからはじめたほうが、手の内や体の使い方が覚えやすいんで
す。
恐らくそういうことなのだろうとは考えていました。私も大きな面打ちから入りました
から…。
しかし私の場合、人一倍鈍いせいか、大きな面を打てるようになるまで大変苦労しまし
た。そして、小さな面を打てるようになるにも苦労したのです。ですから、大が小を兼
ねているではなく、大と小はベースは同じでも違うものと感じたわけです。大と小の苦
労を2回重ねるより、実際に使うことの多い小の苦労を1回すれば良いのではないか、そ
れでもベースとなる部分は会得できるのではないか、大きな面は実戦に向けて遠回りを
しているだけではないのか…。
恐らく私のアプローチが正しくなかったのでしょうね。いい年齢をして始めましたか
ら、周りの先生も注意しにくかったのかも…。
それにしても、20数年前にそうした指導を試みたご経験があるとはビックリです。こん
な根本的なことに疑問を持つなんて私だけかと思っていました。もしかすると、「大き
い面が基本」なんて大昔の大先生がおっしゃったことを、追試験することもなく盲信し
ているだけなのでは、とまで密かに思っていたのです。切り返しもまさにそうでした。
白状すると、剣道形についてもそう思ってます。
しかし経験に裏打ちされていたんですね。どんなご説明より納得しました。
私は若干指導に足を突っ込んではいますが、指導者未満です。また、こんな今さらなこ
とを指導者の方々のコーナーでお聞きしてはご迷惑ではないかと思い、まさに恥ずかし
い質問でしたので、こちらにカキコさせていただきました。剣友会の先生にもこんなこ
と訊けません。この掲示板って本当に有意義です。
大きな面から小さな面へ移行する際の技術的な部分について、お尋ねしたいことはあり
ますが、「指導者研究室」の方でいずれかの機会に質問させていただきます。
ありがとうございました。
お名前: Hide.
URL
管理人のHide.です。
きょっちゃんさんがおっしゃる等に、「指導者研究室」にふさわしいネタですねぇ(^^;
ともあれ、こちらでお答えしておきますと、「大は小を兼ねるが、小は大を兼ねられな
い」と考えています。
大きく正しく打つことからはじめたほうが、手の内や体の使い方が覚えやすいんです。
「大きくゆっくり強く」から徐々に「大きく早く強く」、そして「小さくゆっくり強く」
と進み「小さく早く強く」へと完成させていくのですd(^-^)!
実は今を去る20数年前、大学を出た手の指導者であった私は、「大きく」ではなく「小さ
く」から教え始めたことがありました。むろん、基本や素振りは「大きく」させてました
が、面をつけたら「小さく」をやらせたのです。
切返しもやりませんでしたね。「たいして役に立たないだろう」と軽く見ておりました。
しかし、私の教え子たちは、一向に試合に勝てませんでした。大きくしっかり打ってくる
他の道場の選手たちの前に、まったくはが立たなかったのです(^_^ メ)
そこから私は、自分の指導が間違っていたことに気がつくわけですが・・・。
お名前: きょっちゃん
指導者の端くれですm(--)m
指導者研究室の方が、かなり高度で奥が深い回答が得られて、補佐の補佐さんも納得されると思いますよ。
極端な話。
世の中PCが主流で、自分で辞書を引き字を書く事がめっきり少なくなりました。
年賀状も会社の資料も学校のプリントも試験の解答もみんなPCで。
では自分の子供が生まれたら、ノートにエンピツでひらがなの書き方なんか教えずに、すぐPCをやらせよう!
PC出来るようになって、4年生位になってから書き方教えてもいいだろう。
・・・・・ありえませんよね。
大きい面打ち=基本中の基本だと思います。剣道のみならず基本は大切です。
基本をないがしろにして、はたして合理的と言えるでしょうか?
>大きい面打ちが身についた子供が、覚えた身体の動きから脱却できずに苦労している様子・・
大きい面打ちも小さい面打ちも、腕の振り以外に、手の内も踏み込みも間合いも違いは無いと思います。
そんなに苦労することは無いと思いますが。
そりゃぁすぐに出来るわけではないでしょうが、逆に「振りかぶらなくて楽だ」なんて、子供はすぐやりたがり、
大人よりも覚えが早いような気がします(^^)
多感な子供達を指導するのは色々と大変ですよね。
「指導する」・・ではなく、「指導させて頂いている」でがんばりましょう♪
お名前: 補佐の補佐
遅剣で、最近ようやく少年指導の補佐の補佐程度の者です。
単純な質問で大変恐縮です。
初心者の指導をする時、導入部分では必ず大きく面を打つよう指導なさると思います。
しかし、実際の試合の場面では小さく速い面を打つことが圧倒的に多と思います。
ならば、最初から小さな速い面を教えた方が効率的ではないでしょうか?
大きな面打ちを発展させると、小さな速い面打ちができる様になるのでしょうか?
大きな面打ちを身につけた子供たちは、自然に小さな速い面打ちに移行できるのでしょうか?
うちの剣友会では、大きな面が打てるようになった子供に、改めて小さな面打ちを指導
していますが、こうした段階を踏むことに何か意味があるのでしょうか?
実際、大きな面打ちが身につけた子供が、覚えた身体の動きから脱却できずに苦労して
いる様子を見ます。大きな打ちも必要だと思いますが、小さな打ちを覚えた後に大きな
打ちを身につけたほうが合理的ではないでしょうか。
今更ながらの質問で申し訳ありません。
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※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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