記事タイトル:目付け 


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お名前: Hide.    URL
To 圭さん

>つまりは自分が全体を見やすいならば、どこに目をつけてもいいということですか?

それは、ご自分のやりやすい方法でいいと思います。


誤解があるようですから一つ付け加えておきますが、お相手のレベルが高い場合、私は目
を見ておりません。お相手が自分よりも下位の方の場合、目を見た方が動きや心の動揺を
察知しやすいと考えています(^^)

基本で「目を見る」としているのも、目が一番心の動きを表わすからだと考えます。

お名前: 圭   
なるほど!次の稽古で確認してみます。
実力が高い方が目をさけるのは、お相手の目の動きに騙されるのを防ぐためですよね?
つまりは自分が全体を見やすいならば、どこに目をつけてもいいということですか?
実力が高くなると目を見る方が多くなるのに、基本は目を見るで通ってるのはどうしてでしょう?

お名前: Hide.    URL
To 圭さん

>自分が全体を見れていることはどうやったら確認できるのでしょう?

これは難しい問題ですね。
逆説的に考えるならば、部位を見てしまうことは確認できるはずです。
そうでない場合、「全体をを見ている」と考えていいのでは(^^)


>また、Hide.さんは実力が高い方になれば、目を見ていないとおっしゃっていましたが、
>何処を中心に見ているのですか?

眉間のあたりを見ていたり、私は突垂のところを見ていますかねd(^-^)!

お名前: 圭   
丁寧な解説ありがとうございます。
また質問ののですが、自分では全体を眺めるように見ているつもりだったのですが、
もしかしたら、打つ瞬間に打突部位を見てしまっているかもしれないことに今日
気づきました。自分が全体を見れていることはどうやったら確認できるのでしょう?
これは個人の感覚の問題でどうにもならないかもしれませんが…
また、Hide.さんは実力が高い方になれば、目を見ていないとおっしゃっていましたが、
何処を中心に見ているのですか?

お名前: Hide.    URL
To 圭さん

>では、五輪書で武蔵が言っている、目を細くっていうのはこの目付けに基づいているの
>ですよね?

さぁ、どうでしょうか?
私はそこまで五輪の書を読み込んでおりませんので、武蔵がどのように考えているかまで
の解釈ができておりませんm(_ _)m


>この細くっていうのは普段歩いてるとき使ってる目で極端に細くする必要はないと解釈
>していますが、あっていますか?

あくまでも想像ですが、ことさら細くする必要性が思い当たりませんね(^^;


>また、目をみひらいた状態では、全体を眺めるのは不可能なのでしょうか。

見開いてしまうと目の周りの筋肉が不必要に緊張し、一点を凝視するようになってしまい
ませんか??(笑)

お名前: 圭   
そういう事でしたか。
では、五輪書で武蔵が言っている、目を細くっていうのはこの目付けに基づいているの
ですよね?この細くっていうのは普段歩いてるとき使ってる目で極端に細くする必要は
ないと解釈していますが、あっていますか?
また、目をみひらいた状態では、全体を眺めるのは不可能なのでしょうか。

お名前: Hide.    URL
To 圭さん

管理人のHide.です。

一点を凝視するということは、そこに心が止まってしまうから出遅れるのではありません
か。つまし「止心」が起きてしまうのです。

お相手が、こちらの予想通りの動きをしてくれることはまずありませんね。
不意の動作に対して的確に反応していくには、心が止まっていたのではいけません。

そういうことだと考えますがd(^-^)!

お名前: 圭   
いつもいろいろと参考とさせてもらっています。
私の読んだ本に「一点を見つめると居ついてしまう」書いてありました。
試合で相手を凝視してしまっているときは、なんとなく相手のペースに飲み込まれて
しまっているような気がして、眺めるように意識してやったときは落ち着いて自分のペ
ースを保てているようなきがします。
また、凝視してしまっているときは、出鼻技に遅れてしまっているようなきがします。
「一点を見つめると居ついてしまう」に関係していると思うのですが、科学的にみて、
何故出遅れてしまうのかいつも考えているのですが、さっぱりです。わかる方がいれば
教えてください。

お名前: Hide.   
To 奈々さん

管理人のHide.です。所要で東京を留守にしておりましたので、レスが遅くなり申し訳あ
りませんm(__)m

昇段審査の学科についてのご質問を良くいただくのですが、私はまず、ご自分で、図書館な
どで剣道の本を探してお調べになることをお勧めしております。インタネは便利でして、
また、こうした掲示板に書けば教えてくださる方も少なくありませんが、「まずは自分で調
べる」という姿勢こそが学科問題に求められていることなんです(^^)

そののち、調べた内容について「よくわからなかった」「どう表現していいのかわからない」
ということでしたら、インタネを利用するのもいいと思うんですけどねヽ(^.^)ノ

ここでも、サトシ君、Ogaさん、kimiさんが書かれている内容は、それぞれに「目付け」
を言い表しております。それを丸写しではなく、ぜひぜひ自分なりの理解と解釈を持って、
自分の言葉で回答にまとめていただきたいと思いますp(^-^)qガンバ!

お名前: kimi   
奈々さんへのお答えにはなっておりませんが。

小さい事(剣道の場合は打突部位や相手の目、足など)にこだわらず、大局的に物事を
見なさいと言う意味が含まれているように思います。
応用語としては「目の付け所が違う」といったところでしょうか。

実際の剣道では頭や目は殆ど動かさず、相手の全身をぼんやりと見えるような焦点の合
わせ方をします。
そのようにして、視界に入っている全てに注意を払う事ができます。
数十年前の中学時代、出小手や返し技をよくもらったため、知識ではなく必要の結果と
して、このような目の使い方をするようになりました。

最近になって「放心」という言葉が存在し、上記のような目の使い方が昔からあると知
りました。
ここで言う放心とは所謂「放心状態」の放心ではなく、心を放つ(心を配る)=レーダ
ーと解す事ができます。
小さい事にこだわらず、大局的な剣道を目指して下さい。

PS:何十年も剣道をしていない素人故、間違っていたらごめんなさい。

お名前: Oga   
「目付(めつけ)」というのは、「目を見ること」ではなく、
「目を付けること」もしくは「目の付け方」「目を付けるときの状態」
とした方が適切でしょう。

宮本武蔵の「五輪書」の「水の巻」に、次のように書かれています。
 「目の付けやうは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目
 つよく、見の目よはく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、
 兵法の専也。敵の太刀をしり、聊(いささ)かも敵の太刀を見ずと
 いふ事、兵法の大事也」

また同じく「風の巻」には、次のように書かれています。

 「目付といひて、其(その)流により、敵の太刀に目付くるもあり、
 亦(また)は手に目を付くるもあり。或(あるい)は顔に目を付け、
 或は足などに目を付くるもあり。其ごとく、とりわけて目をつけむ
 としては、まぎるる心ありて、兵法のやまひといふ物になるなり」

たしかに目には相手の心の動きが表れやすいので、打突部位や竹刀を
見てしまうよりはずっといいのですが、じっと見ることでとらわれて
もいけません。視線の移動によるフェイントをかけられることもある
のです。およそ目から突き垂れのあたりに目をやりながら、しかし意
識としては相手の全体(身体の動き、精神の動き、自分との関係など)
を「観る」ことが必要とされます。

「遠山の目付(け)」というのは、この「見る」よりも「観る」が大
切だということを説明したものです。

お名前: サトシ   
ん?簡単ですよ〜
目付けというのはまずしってもらいたのが「遠山の目付け」です
遠い山を見るつもりで相手の目を見ると言うことです。
目付けだけであれば相手の目を一瞬も離さずに見ることです
それだけ書けば大丈夫だと思いますが一応
「遠山の目付け」の事を書けばきっと完璧だと思います

お名前: 奈々   
今度初段をうけるのですが、筆記の問題に目付けという言葉がでてきました。この意味をしってる方がいれば、教えてください。おねがいします。

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