記事タイトル:切り返しと打ち込みの指導について 


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お名前: Hide.    URL
To 小次郎さん

少しはお役に立てましたなら幸いです(^^)

お名前: 小次郎   
 Hideさんへ
 なるほど、ほんと山登りと同じですよね。いろいろ工夫が必要だし、進んで行く
道もいろいろあるんですよね。
 指導方法、考え方も様々のようで・・私も、私なりの見解で自信をもって指導
できるよう、日々自分自身も努力して精進していかなければならないと思いました。
 ありがとうございました。また、書き込みさせていただくこともたびたびあるかと
思いますので、そのときはどうぞ宜しくお願いします。

お名前: Hide.    URL
to 小次郎さん

>切り返しの角度の話ですが、直径5、6cmの竹を真剣で切らしていただく機会がござい
>ますが、その角度は45度程度が、切り口がきれいなんです。その角度が一番、刃筋が通
>る角度なんだと教えられているんです。

垂直に立っているものを切り、その切り口がもっとも小さくなる限界点が45度なんじゃ
ないですか?(^^)
本来、切返しは「半面」を打つ技術だったと考えられます。半面の範囲は、耳から上です
よね。つまり、45度でもよかったはずです。しかし近年、親馬鹿さんもおやりになって
おられるような「竹刀で受けずに面を打たせる切返し」が指導法として定着してきたとき
に、角度が浅くなっていったのではないかと推察されます。
と申しますのも、私が小学生の頃は、たしかに45度くらいで振っていた(指導を受けて
いた)はずですので・・・(^^;


>剣道って明確な、「こうだ」っていう答えはないのかなぁと思います。だからこそ、死
>ぬまで続けていけるんでしょうね。

剣道は山登りといっしょです。同じ頂上を目指しているにも関わらず、さまざまな登りか
たや登山道があるわけです。登った高さに応じて、登り方にも変化が出てきて当然ですよ
ね(^_-)〜☆

お名前: 小次郎   
 Hideさん、親馬鹿一刀流さん的確なご指導ありがとうございます。練習方法なんか
については、日々試行錯誤の毎日です。いろいろ指導法を考えても、やっぱり、基本
の反復練習に限るんではないかと考えます。その中でいかに、子供達に飽きさせないで
基本の練習をさせるかに近頃は観点をおいております。切り返しの角度の話ですが、
直径5、6cmの竹を真剣で切らしていただく機会がございますが、その角度は45度程度
が、切り口がきれいなんです。その角度が一番、刃筋が通る角度なんだと教えられて
いるんです。ですからずっと切り返しの左右面の角度については、悩んでいた次第です
かかる方の間合を一歩詰めることの、私が考える重要性は、剣道では三殺法という語句
もございますが、互角稽古の中で一足一刀の間合に詰めるという動作は非常に勇気が
いると思います。相手の気持ちに打ち勝ってこそ間合に詰めることができ、打ち込む
ことができるのだと考えております。基立ちが詰めてしまってはその気持ちの部分が
なくなってしまうと考えたからです。ですが、二足一刀の説明をしていただいて稽古
の一環として取り入れていきたいと思いました。剣道って明確な、「こうだ」っていう
答えはないのかなぁと思います。だからこそ、死ぬまで続けていけるんでしょうね。

お名前: 親馬鹿一刀流   
親馬鹿です。
色々な考えがあって良いと思います。
初めて竹刀を握る子供達を7.8年指導した経験から、私も切り返しは30°で良いと
思います。
1.運動能力の観点から
2.横面から肩口にかけて切り下ろす刃筋の観点から

私は、正面打ちが出来ないのに切り返しも何も無いだろうという考えで、大きく振りか
ぶりリズム良く打たせるために「正面打ちだけの切り替えし」いうのをやらせます。
(角度をつけても元立ちには極力竹刀で受けさせずに面を打たせます。)
ベースが出来てから少しずつ角度を大きくさせます。
水平切りに関しては私も正式に指導を受けておらず真似事程度なので指導しません。

>そのままの軌道を描いて振りかぶるのが理想なんでしょう
が、そのように指導すると子供達はほとんどが、刃筋の通らない面より上の位置で
切り返しをしてしまいます。ですから、私は、一本、一本まっすぐ振りかぶる気持ち
でちょうど良いからと指導しております。

私も竹刀を正しく振れるまでは真っ直ぐ振り上げるように指導します。
小学校高学年、中学生には二通りやらせますが、習得の度合いから真っ直ぐ振り上げる指導が多いです。
自分の稽古では使い分けています。

>一歩、一足一刀の間合まで詰めてください。と指導をされておられました。疑問に感じ
>たのは、かかる側のその一歩詰めるという動作は非常に重要な事と、私は思えるのですが、
いろいろな考え方がありますからね。どちらも間違ってはいないと思います。

私もHide.さんと同じ考えです。
指導する子供のレベルにもよります。こちらから機会を作ってあげる場合は1足で打たせ
子供に攻め入りの事を理解してもらう場合は2足でやらせる事が多いです。

五段六段レベルの方の稽古とは別で、小学生の技術レベルはまちまちですので、子供達一人一人に
一番必要な稽古は何かを考えて指導しています。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

>実際に私自身、鏡を見ながらやってみたのですが、25度から35度ぐらいが理想だと考
>えていますが、どうでしょうか?

そうですね、私自身も30度くらいが傾きの限度だと考えて指導しております(^^)


>ですから、私は、一本、一本まっすぐ振りかぶる気持ちでちょうど良いからと指導して
>おります、この指導で切り返しは一本一本刃筋の通った切り返しにだいぶ近づいた気が
>しますが、この指導のままで良いのか自信がありません。

私の感覚の中では、「かなり真っ直ぐに近い」というイメージではありますが、真っ直ぐ
振りかぶるのとは違うと思います。切返しというのは「頭上で切り返す」のが基本だと考
えておりますので(^_-)〜☆


>一歩、一足一刀の間合まで詰めてください。と指導をされておられました。疑問に感じ
>たのは、かかる側のその一歩詰めるという動作は非常に重要な事と、私は思えるのですが、
いろいろな考え方がありますからね。どちらも間違ってはいないと思います。
私も子供達や高校生の指導にあたっておりますが、「今は継ぎ足や送り足を竹刀で打つお
稽古」「今は、遠間から攻めて入るところから打つお稽古」と分けて考えております。
ちなみに私が子どもの頃は、切返しの面打ちは「二足一刀で」と教わりましたから(笑)

お名前: 小次郎   
小中学生を対象に剣道を指導している者です。いつもこのサイトで勉強させて
いただいております。
 サイトを隅から隅まで読んでいるうちに、気づいたのですが、管理人さんを
はじめ、かなりの高段者の先生方も利用されておられるようですので、2つほど
お尋ねいたします。
 まず切り返しについてですが、このサイトでもかなり取り上げられているよう
ですが、切り返しを指導する上で、左右面をうつ角度ですが、45度程度の角度
で指導されれば良いですよと7段の先生から指導をいただいたのですが、その角度
ですど刃筋が通らない気がします。実際に私自身、鏡を見ながらやってみたのです
が、25度から35度ぐらいが理想だと考えていますが、どうでしょうか?また、
例えば、右面を打ったときそのままの軌道を描いて振りかぶるのが理想なんでしょう
が、そのように指導すると子供達はほとんどが、刃筋の通らない面より上の位置で
切り返しをしてしまいます。ですから、私は、一本、一本まっすぐ振りかぶる気持ち
でちょうど良いからと指導しております、この指導で切り返しは一本一本刃筋の
通った切り返しにだいぶ近づいた気がしますが、この指導のままで良いのか自信が
ありません。長くなりますが、もう一つ、こちらの地元(熊本)で基本競演の大会
(切り返し、打ち込みにより、判定する)があるんですが、8段の某先生からあった
話で、基立ちする生徒は、次足をさせないためにも、一歩、一足一刀の間合まで
詰めてください。と指導をされておられました。疑問に感じたのは、かかる側の
その一歩詰めるという動作は非常に重要な事と、私は思えるのですが、若輩ものの
私の意見ですが、他の先生方はどのようにお考えかお尋ねいたします。


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