記事タイトル:撞木足 


書き込み欄へ  ヘルプ
お名前: Hide.   
to cresta97gx100 さん

お久しぶりです。ご登場いただきましてありがとうございますヽ(^.^)ノ

>最近、オフ会で、杖の使い方を少し見せていただいたのですが、
>寧ろ、剣道とは、異なっても、そちらの意見を聞いてみたいです。

うーん、杖はたしかに完全に半身ですから、足はむしろ「撞木」でなければでき
ませんよね。杖での突き技などは、撞木から突きだすわけですが、「腰の入り」
などはどのような足づかいによって可能なのでしょうか? 私も興味がありま
す(^^)


>余談ですが、私は多少O脚なのですが、
>ダンスなどでは、そういった人対策のレッスンも在ると耳にしましたが、、、。

うーん、これについては私は聞いたことがありませんね。
ここはダンス関係者に登場いただくしか・・・ヾ(・_・;)オイオイ

お名前: cresta97gx100   
私は居合関係者ですが、意見は、すでにHide.さんに言い尽くされています。
最近、オフ会で、杖の使い方を少し見せていただいたのですが、
寧ろ、剣道とは、異なっても、そちらの意見を聞いてみたいです。
(他の居合関係者の意見も聞いてみたいです。)
余談ですが、私は多少O脚なのですが、
ダンスなどでは、そういった人対策のレッスンも在ると耳にしましたが、、、。

お名前: Hide.   
to くにさん

ここは居合関係の方に登場願うしかありませんね(^^)

お名前: くに   
居合いでも撞木足って使うらしいんですが、どうしてなのか、どんな風に使うのか、御存知ありませんか?

お名前: Hide.   
to みのるさん
>しかしHideさんがクラシックバレーをやるとは知らなんだ (^_-)〜☆
私がクラシックバレエを? 壊滅的にカラダが固い私が、そんなコトできるはず
ありませんでしょ(^^;

学生時代にお付き合いしていた女性が、クラシックバレエのダンサーだったんで
す。私は彼女らの舞台写真を撮ってました(あ、副業にね(^^;)。世界的なダン
サーの舞台もたくさん見ましたし、自分も専門書をずいぶん読みました。
私が驚いたことは、たいへん伝統的な技術である「パ(動作)」のひとつひとつ
が解剖学的にキチンと解明されていたことです。もちろんそれを効果的に教える
(学ぶ)ためのメソッド(理論)も、イギリスのロイヤル方式、フランスのパリ
オペラ座式、旧ソ連ではボリショイ、レニングラード、キエフなど、それぞれ独
自のメソッドを持ってましたね。
私もそれに刺激を受けまして、「剣道を解剖学的(科学的)に研究し体系づけよ
う」などと志して大学院を受験したのですが・・・。
まぁ、そう簡単に受かるはずもなく、彼女とも別れ挫折するんですけどね(^^;


to Fすずのすけさん
>基本の実体は、左腰をはやくひきつける事そのもの
>であって、これを実現するために初期の練習方法としては、
>平行足にすると。
それが一番「教えやすくてわかりやすい」っていうことなんだと思います(^^)

お名前: Fすずのすけ   
骨盤や骨格のお話を読ませていただき、納得することしきりです。
基本の実体は、左腰をはやくひきつける事そのもの
であって、これを実現するために初期の練習方法としては、
平行足にすると。

お名前: みのる   
確かに面打ちでしっかり腰を入れて最後まで平行足ですと骨盤まわりの

関節や筋に無理なストレスがかかるように思えますね。やはり面を打った

瞬間にはアラベスクと同じく足は外向きの方が自然なのでは。

しかしHideさんがクラシックバレーをやるとは知らなんだ (^_-)〜☆

お名前: Hide.   
>「右足と左足先は平行に」は面打ちのときに左腰が遅れないで体が開か
>ない打ちをするためでしょうか。

実さんのおっしゃる通りです。

ただ、それは「左腰を遅れないようにする」ってことであって、「左脇をいれる」
という意識に変化させることによって「撞木足でも左腰が入る」ことは確認済み
です(^^)


そもそも解剖学的に見ますと、人間の骨盤と大腿骨の角度は、斜めにとるのが最
も「長く」使えるんです。足がよく上がるのも、大腿骨頭と骨盤の関節の角度が
一致するからですね(^^) これはクラシックバレエなどで「アンデウォール」と
いわれる外向きの足を基本としているところに例を引いても明らかです。

バレエの後方に足をあげる最も代表的なポーズ「アラベスク」も、後方に上げた
足は外向きにしています。「肩甲骨から下を足として使う」ことによって、「腰
から下を足」にするより長くて美しいラインを表現することが可能になります。

剣道でも、左足が床を押すエネルギーを有効にカラダに伝えるためには、長く床
をとらえている必要があります。バレエにおける「長い足」は剣道にも有効です
(^^) 
また、人間の足底部で最も力がかかるのが、親指と人さし指の付け根の足底部(拇
指丘)であることも運動学の研究により明らかです。


つまり、撞木足はその程度にもよりますが、「悪い足」というよりたいへん「応
用的」かつ「理」にかなった足と考えることができるのではないか・・・という
のが私の持論なんです(^^)


to くにさん
エックス脚は「運動に向かない足」と言われてます。膝に力が入らず、故障も多
いようです(^^;

お名前: くに   
to Hideさん

X脚の人だと、撞木足って、取りにくいんじゃないでしょうかね…。

to みのるさん

遠慮してないで、どんどん書いて下さいよ。
剣道形の1本目って、別に撞木足使わなくてもいいんじゃありませんか?

お名前: みのる   
おもしろそうなので、わたしも参加します。
撞木足は初心者の頃よく注意をされましたが、最近はあまり足の向きは
気になら無くなりました。ですが意識して撞木足の角度を変えて自然体
で構えてみますとその姿勢が変わるのがわかります。撞木足の構えです
と多少開いた形になります。90度まで撞木にしますと、これは完全に
横向きの銃剣道の構えになります、左右は違いますが。
「右足と左足先は平行に」は面打ちのときに左腰が遅れないで体が開か
ない打ちをするためでしょうか。飛び込み面などを試してみますと、そ
の撞木の程度によって竹刀が相手の面に当たる場所が多少変化するよに
うに思えました。そう言えば剣道形の1本目の相上段で打ち太刀は左諸
手上段で撞木足で体も太刀も多少斜めに開いていますが仕太刀諸手右上
段は平行足で体も太刀も正面で真っ直ぐですよね。撞木足と平行足の違
いかな、なんて興味深く思いました(^_^)

お名前: Hide.   
to Fすずのすけさん
>守ノヒトガ    ヤッツテハナラヌ   シュモクアシ
ハハハ、お見事ですヽ(^0^)ノ


to くにさん
>>表現は悪いですが、刀で人を叩き斬る場合、右足と左足を平行にしてたら斬
>>れないんじゃないかなぁ・・・(笑)
>なるほど。竹刀剣道になってから出来た「常識」なんですかね?
昔は半身で袈裟斬りにして斬るのが最も多かったと思います。竹刀剣道のような
「押し切り」はほとんどなかったんですね(^^)

>昔の武士は馬に乗ったので、O脚の人が多かったらしいですが、自然な構えと
>は、必然的に撞木足、ということになるのかな?
うーん、力みのない構をとろうと思ったら自然に撞木足になると思います。現代
人でも昔の人でも、それはたいして変らないと思いますよぉ(^^;

右足と左足を平行に保ち左腰を入れる・・・、これってものすごい緊張をカラダ
に強いることになりませんか?(^^) 年配の先生が撞木足なのは、こうした緊張
状態を維持してお稽古ができない(不必要だ)からではないでしょうか?(^_-)〜☆

お名前: くに   
to Hideさん

>私の主張を述べようと思うと、ダーーーッと長文を書かなきゃいけないので、質問に答える形式で
>おいおい進めていく形にさせてください。

承知しました。

>表現は悪いですが、刀で人を叩き斬る場合、右足と左足を平行にしてたら斬れないんじゃないかなぁ・・・(笑)

なるほど。竹刀剣道になってから出来た「常識」なんですかね?

>まずはこの足型でお稽古をした後、次のステップとして「体型にムリのない足型」に移行していったらいいと考えます(^^)

なるほど…。昔の武士は馬に乗ったので、O脚の人が多かったらしいですが、自然な構えとは、必然的に
撞木足、ということになるのかな?

to Fすずのすけさん。

私は、確かに「守」の段階では、足を平行にたもつべきであろうと思いますが、自分に合った足を
模索してはいけないということではないように思います。(生意気ですね。お許し下さい ^^;)
自分に合ったもの、自分が一番やりやすい物は、つねに模索し続けていれば、必ず見えてくるように思うのです。
その足で自在に動けるか、人知れず練習して、確信が持てたら地稽古で使ってみる。それでいいと思うのですが…。
先生には怒られるでしょうが…(^_^;)

お名前: Fすずのすけ   
to hide.さん
 ありがとうございます。よくわかりました。「しゅもくあし」
と読むことがわかり、これも感謝です。

      守ノヒトガ    ヤッツテハナラヌ   シュモクアシ

なんちゃって。

お名前: Hide.   
to くにさん
>>「Hide.剣道研究室」にも「撞木足ってホントにいけないの?」っていうタイ
>>トルだけは載せてあるんですが(笑) 
>この際、ここで、論を展開されては?(笑)
これ、けっこうエネルギーを必要とするんですよね(^^; 私の主張を述べようと
思うと、ダーーーッと長文を書かなきゃいけないので、質問に答える形式でおい
おい進めていく形にさせてください。

>居合いでも、流派によっては(?)撞木足って、使うモノなのかなと思ったん
>です。
居合は心得がありませんが、小野は一刀流で斬り結びをしようと思ったら、撞木
足(しゅもくあし)にしなければ力も入りませんし安定しません(^^; 表現は悪
いですが、刀で人を叩き斬る場合、右足と左足を平行にしてたら斬れないんじゃ
ないかなぁ・・・(笑)

>Hideさんのご意見では、こうしたかたは、足を直さなくてもいいということに
>なるのでしょうか?
うーん、私は撞木足を「基本の足型」とは考えておりません。ですから、初心者
に指導する場合、「右足と左足先は平行に」と教えています。
Fすずのすけさんもおっしゃっているように、まずはこの足型でお稽古をした後、
次のステップとして「体型にムリのない足型」に移行していったらいいと考えま
す(^^)


to Fすずのすけさん
↑という具合に、剣道の修業段階を表す言葉に「守破離」というのがあります。
最初は先生の教えを忠実に守り、次のレベルまで上がったら、徐々に先生の教え
から自分のオリジナリティを工夫するようになり、最後に先生から離れ、自分ら
しい剣道を模索するたびに出発する・・・といったものです。
今のFすずのすけさんは、まだ「守」の段階だとお見受けいたしますので、まず
は基本の足型をカラダにたたき込むべくお稽古をされるのがよろしいかと存じま
す(^^)

お名前: Fすずのすけ   
to くにさん
 長すぎた書き込みの割に要領を得ず、すいません。えっと、
2月号の内容ですが、足のかまえは基本形のほかに、前後の
スタンスの広いもの(若い選手に多い)、狭いもの(ご年輩に
多い)、左足が外向きなものと三通り例があげられており、
年齢や稽古の積み重ね具合でどれかになる時期があっても、
折々に基本に立ちもどって練習すれば、やっぱり基本形が
ベストと思えてくるでしょう、という内容です。
 それに対するわたしの感想は、そうなのだろう(想像)、と
いう感じです。
 わたしの体型(両ひざが正面を向いて立つと、両ツマ先が
外を向「ている、外股)ではhideさんの提唱される構えの方
が向いているかどうか、についてですが、これはわかりま
せん。わたしが「基本形をあきらめる」ことがはたして
hideさんの本意であるか、それも断定できませんし。
 再び自動車の例ですが、教習所で習った時の先生が、「半
クラッチを覚えるコツは、左のヒザに力を入れて浮かせる
ことだ。これで私は何人も無事に卒業させた」というお話
でした。これはすばらしい指導ですが、実際ベテランの
ドライバーになったら、いちいち左ヒザに力をこめて運転
している人はいません。何か基本形の周辺にひそむu基本
」の実体をつかむために、とりあえず形として基本形につ
きあうべき時期が、習う側に必要なような気はします。
 わたしの場合は、両カカトの幅をうんととって、体型を
基本形に適応させようとしています。とりあえず二段をとる
ぐらいまでは、原則をあきらめず、適応を試みます。

お名前: くに   
Fすずのすけさん。書き込みありがとうございます。はぁ〜、いろいろ書かれてたんですね。
「剣道日本」の2月号は、いま手元に無いので、確認できないんですが、どんなお話なのでしょうか?
また、それに対するFすずのすけさんのご意見なども、お聞かせいただけると幸いです。
Fすずのすけさんの場合、Hideさんの仰有る「右足と左足を平行に、というのは、人間の自然の立ち方
から外れた形」であるとの説に合致するような体型であったということになるようですが、Hideさんのご意見では、こうしたかたは、足を直さなくてもいいということになるのでしょうか?

お名前: Fすずのすけ    URL
くにさんへ。
  その足の名前、わたしも読み方すらわかりませんが、
「剣道日本」の今年の2月号で、鹿児島の国分範士のアドバイ
スの記事中に解説を読むことができます。この場で特定の雑誌
を挙げることの是非はわかりませんが、その号はいみじくも本
サイトを主催されるhideさんの記事が載っておりますし、また
その次号では不祥わたくしのつたない提言「21世紀の空想道場」を
ご採用いただいております(汗)ので、ご容赦ください。

さてhideさんのおっしゃる事例と説、初心者なりに親しみを感
じます。わたしの道場でも足をスクエアに置くことが徹底
されているのですが、外股のわたしは左足の甲の外側の中
ごろ(小指のつけ根の手前の所)にフック状のストレスが
かかってしまい、炎症を起こして歩行困難になりました。
  通院の湿布やらで3週間ほどで復帰しましたが、このことで
学んだのは、「足を平行にしたいなら、まず本人が無理なく
平行にできるだけカカトを開いてから、ツマ先を前に向けよう」ということです。
  あと、構えというのはどうしても静的なもので、実感とし
ての意図がわからぬまま盲目的に整えることが難しいので
すが、わたしの場合は「真ン前に飛び出すべく真うしろを
蹴るスめに、両ひざ裏の向きを平行に備える」という意識
でいます。
  最後に、自動車に例えると左の後輪だけ駆動がかかってい
てはまっすぐ飛び出せないので、(しかし人間は2本足なので
)、右腕の振り上げでバランスをとるような意識や、それ以前
にお腹に力を入れて軌道修正するような意識が若干必要で
はないかと考えます。
  理屈はさておき、実際のわたしは要するに足を平行に置く
よう心がけています。
  最後に、またまた「剣道日本」昨年10月号の大分県の青木
範士のアドバイスの記事で、構えて柄頭がヘソよりやや左
にくるのは、体がナテュラルに
カに開いている(開いている
という表現は使われておりません)ためだというようなくだり
があります。もし左に開いていると理解して良いのなら、左
足は自然に左を向いているはずですよね。つまりhideさんの
提唱される説に、帰結するのかもしれません。

お名前: くに   
トマトカイザーさん。ありがとうございました。

to Hideさん。

>。「Hide.剣道研究室」にも「撞木足ってホントにいけないの?」っていうタイトルだけは載せてあるんですが(笑) 

この際、ここで、論を展開されては?(笑)
実は居合いの方とやりとりしていたとき、「制定居合」を使って、「全剣連」で昇段しようと思ったら、
撞木足を使わない…というような言い回しがあったので、居合いでも、流派によっては(?)撞木足って、
使うモノなのかなと思ったんです。
Hideさんのお話では、剣道でも高段者は使っているとか。使った方がいいのですか?

お名前: Hide.   
撞木足は剣道では悪い足型と言われております。その説明は、トマトカイザーが
してくれてる通りです。剣道では、「右足と左足は平行」と教えていますよね。
それが「床からのエネルギーを有効に打突に活かす」と考えられているようです。

しかし、実は私は撞木足肯定派でしてね。「Hide.剣道研究室」にも「撞木足って
ホントにいけないの?」っていうタイトルだけは載せてあるんですが(笑) そう、
私は「撞木足がいけない」っていうのも剣道界の迷信のひとつなんじゃないかな
・・・なんて考えてるわけです。


撞木足がいけないとされる意見は、
 ●左の腰が逃げる
 ●跳ね足になりやすい
 ●左足が残りやすい
 ●姿勢が崩れやすい
といったところに集約されるようです。これらを総合すると、原因はひとつ「左
足の引きつけが難しい」ということのようです。

しかし、右足と左足を平行にして立ってみてください。それでお相手に対して骨
盤を平行に向けようとすると左腰にヘンな緊張感が必要になりませんか?(^^; 
なんか自然でないような、ムリな緊張感を強いられているような・・・。


構というのは本来自然体で立った形こそお相手のどんな変化にも対応できるもの
なのではないでしょうか。何時間構えていても疲れない、ムリムダのない形、そ
れが構の理想形のはず。右足と左足を平行に、というのは、人間の自然の立ち方
から外れた形なのではないでしょうか。


年配の先生方をご覧ください。例外なく撞木足です。むろん、前に強く踏み込ん
で打つことがなくなった方々なのかもしれませんが、撞木足から柔軟な技が繰り
出されているのは我々が目にするところでありますヽ(^.^)ノ


とまず、トピックの最初ですから、こんなところで「撞木足擁護」を締めくくっ
ておきましょう(笑)

お名前: トマトカイザー   
右足はまっすぐ前を向いているのに、左足が
外側に向いてしまっている足です。

お名前: くに   
撞木足ってなんですか?

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL


半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る