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お名前: Hide.
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to 猫銀さん
>あと笹森順三先生の書かれた新書版の「剣道入門」を古本屋で見つけて持っております
>。 でもこの本、どうみても「剣道」というより「一刀流入門」といったほうがいいよ
>うな・・・・?
お、猫銀さんもそれをお持ちですか!
私も秘蔵しておりまして、実は指導の「種本」として活用させていただいております(^^;
昔の先生って味わいが深いことを考えておられたんですね(^o^)
>八相という言葉は、仏が衆生を救うために現世に顕現する際の八つの形相(違ったか
>なあ・・・・手元に資料が無いのでまちがってたらごめんなさい)と説明されますので
>、そのことを仰ったのではないでしょうか?
なるほど、仏教用語からの転用なのかな?(^^;
>八方の敵に対処できる動きやすい構え、という説明もありましたね。
そうですね、それも聞いたことがあります(^^)
お名前: 猫銀
to Hideさん
書き忘れました。
>「八通りの太刀筋があるから」 八相という言葉は、仏が衆生を救うために現世に顕現
する際の八つの形相(違ったかなあ・・・・手元に資料が無いのでまちがってたらごめん
なさい)と説明されますので、そのことを仰ったのではないでしょうか?
八方の敵に対処できる動きやすい構え、という説明もありましたね。
お名前: 猫銀
>to Hideさん
一刀流のご説明、有難うございます。 わざわざ書きこんでいただいておいて申し訳
ありませんが、大体は存じております。
「一刀流極意」は流しですが一応読ませていただきました。 あと笹森順三先生の
書かれた新書版の「剣道入門」を古本屋で見つけて持っております。 でもこの本、
どうみても「剣道」というより「一刀流入門」といったほうがいいような・・・・?
お名前: Hide.
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To 猫銀さん
またまた博識のご披露、ありがとうございます(^^)
八相のネーミングって形からだったんですね!
八相からは「八通りの太刀筋があるから」というような話をチラッと聞いたことがあった
のですが・・・(^^;
>因みに、「立て八相の構え」というものがありますが、古流では「印(イン)の構え」
>がこれに当たると思われます。
小野派一刀流で「陰の構え」といいますと、左足を前にして太刀を右斜め前に傘を立てた
ようにし、左前腕を床と水平にとる構えをいってます。この逆が「陽の構え」になります。
八相の構えの太刀が直立したような形です。
この場合の陰陽の考え方ですが、「人は北に立って南に向かい、旭日の出るほうは左で太
陽の影は右である」と記されています。
猫銀さんがお書きになっている「立て八相の構え」は「金剛の構え」というネーミングにな
っています(^_-)~☆
お名前: 猫銀
お邪魔します。 他所で脇構えと霞について解説しました猫銀です。
「八相の構え」について、此処で言わせてください。
八相・・・太刀を持つ腕が八の字になっていることを仏教用語に引っ掛けた名称です。
薙刀の柄で下段を打ち払ったり、柄頭で相手を突く体勢に由来しています。
戦国時代、兵法と呼ばれていた頃には太刀の術と薙刀の術は未分化でした・・・・・
というよりも、はっきり言ってしまうと薙刀術の応用として太刀の術があり、分離独立
して剣術となり剣道となったのです。 剣道が世界的にみても非常識な諸手による操作
を主体にしているのは、その源流が刀剣の技術ではなく、薙刀という長柄武器の応用編
であるからです。
現代剣道では使えない構えです。 太刀の稽古だけしている人間には打突を加える前に
柄で相手を制しておくという感覚が無い為、この構えをとってもただ単に遅くなるだけ
です。
因みに、「立て八相の構え」というものがありますが、古流では「印(イン)の構え」
がこれに当たると思われます。 胸の前に太刀を垂直に構える形が、密教でいう印を
結ぶ(忍者が呪文を唱えてドロンと消える時の手のかたち)行為に似ていることから
付いた名称です。 この構えは、自分の体の軸に得物を引き寄せることで動きやすく
する為のものです。 物理学でいう「回転モーメント」を小さくすることで、回転や
左右半身の転換を容易にする効果があります。
お名前: Hide.
to くまさん
>古流は、1キロ以上ある真剣を振るための動作から成り立って
>いますから、竹刀とは動作においてはまったく異なっていると
>思います。
そうですね。「小さく早く打つ技術」なんていうのは500g程度の竹刀だからで
きる技であって、もし刀で同じようなことをしようと思っても、できなくはないで
しょうが効果のほどは疑問です。
構に関しても、思い刀を軽く使い効果を上げるための工夫が随所になされていると
考えたほうがいいのでしょうねヽ(^.^)ノ
お名前: くま
はじめまして。
古流は、1キロ以上ある真剣を振るための動作から成り立って
いますから、竹刀とは動作においてはまったく異なっていると
思います。
お名前: Hide.
to 凪さん
>古流の剣道では現代の竹刀剣道には通用するような構えはなかなかないもの
>ですね。でも、そこから、ヒントを得たり、新たなる未知?の構えの誕生など...
うーん、僕もそんなに古流を色々と知っているわけではありませんが、知りえて
いる範囲では、そういうものはないようですよぉ(^^;
to crowさん
>試してみたいなーと思うのですが、中学生なんかにできるのか、と心配です。
>でも中2で使えたらかなり圧倒できますよねー
残念ながら、中学生の場合、上段からの片手技はなかなかとってもらえません。
あ、むろんしっかり打てれば一本にならないことはありませんがね(^^)
でも、中学生の場合、「まず中段」を「基本」としてしっかり学ぶことが「その
先の発展性」を望む上で必要なことと思いますヽ(^.^)ノ
お名前: crow
皆さんありがとうございます
大変参考になりました。
ほんといっぱいあるんですね・・・奥が深い(^.^)
試してみたいなーと思うのですが、中学生なんかにできるのか、と心配です。
でも中2で使えたらかなり圧倒できますよねー
ほんといっぱいあるんですね・・・奥が深い(^.^)
>ユナリさん
お久しぶりです♪
先輩で一時期上段に挑戦してる人がいましたが、最近やっていません(^_^;)
お名前: 凪
どうも〜 =^・^= さすが Hideさんですねぇ
細かくありがとうございます。
うちはチビ?に近いほうですから、下段でも研究しましょうか。
たしかに、古流の剣道では現代の竹刀剣道には通用するような構えはなかなかないもの
ですね。でも、そこから、ヒントを得たり、新たなる未知?の構えの誕生など...
とはいえども、なかなか難しいものです。新陰流を中心に研究していきますね
あぁ....懐がさみしいですな..
お名前: Hide.
to crowさん
そうですねぇ、凪さんとユナリが説明してくれたことで、ほぼ言い尽くされてい
る感があります。
現代剣道で実践的(試合などで使われる)なのは、中段が圧倒的に多いですね。
それから、上段(諸手左上段)。最近はあまり見なくなりましたが諸手右上段の
選手もおりました。あと、継続した構ではありませんが下段(水平よりもやや低
い程度)も、試合の局面では利用されておりますし、上段の構に対する平正眼(日
本剣道形5本目仕太刀の構)や霞の構(平正眼の竹刀の角度を左右反対にしたも
の)なども使われます。
日本剣道形4本目にでてくる八相の構(打太刀)や脇構(仕太刀)などは、現代
剣道では使われません。八相の構は「袈裟斬り(けさぎり)」といって、お相手
の肩から首を狙うのに適した構ですし、脇構は刀の長さが自由だったころこちら
の長さ(間合)を隠して戦うための構だったからです。いずれも、決められた長
さの竹刀でもって、決められた打突部位を打ちあうための構ではないということ
です(^^)
その他、古流の形の中には様々な構がでてきますが、それぞれ一長一短あり、竹
刀剣道には適さないものがほとんどですので、古流を学ぶ人がいなくなったらまっ
たく忘れさられてしまうことも考えられます。ですから、crowちゃんやユナリに
も、将来、部活ではなく趣味で剣道を続ける段階になったら、ぜひぜひ古流を学
んでいって欲しいですね。そして、「文化としての剣道」を後世に伝えていきま
しょうよヽ(^.^)ノ
おっと、構の話から脱線しましたね(^^;
最後に、各構のメリット・デメリットをお話しておきましょう!
【中段の構】
○メリット・・・攻撃にも防御にも適した構。お相手の技や変化に瞬時に対応
できる。基本中の基本で、まず、ここからの打突をしっかり
とお稽古することが大切
●デメリット・・とくにないなぁ(^^;
【諸手左上段】←日本剣道形1本目、打太刀の構
○メリット・・・攻撃力に優れた構。片手技が主になるので、中段よりも遠い
間合からの攻撃が可能。上から振り下ろすだけなので、打突
も素早い。
●デメリット・・左右の小手・胴・突をさらけ出してしまっており、スキが多
い構。それだけに「気力・気迫」が充実していないと簡単に
崩されてしまう。ディフェンス面ではかなり劣る。また、片
手での打ちが多くなるため、技の正確さや力強さの点で熟練
を要する一方、単発になりやすく、打突後の対敵動作に難が
ある。
【諸手右上段】(右足前だが左右の手を持ち替えて上段にかぶる、変則的な構)
○メリット・・・諸手左上段と同じ攻撃力に優れた構。あまりとる人がいない
ため、対処法を知らない人が多く有利かも?(笑)
●デメリット・・諸手左上段と同じようなデメリットのほか、左右の手を持ち
替えるため、一本打ったあとはほとんど次の攻撃が不可能。
つばぜり合いになった瞬間に「右手前」に持ち替えなければ
ならないなど、操作が難しい。
【平正眼(ひらせいがん)】(日本剣道形5本目、仕太刀)
○メリット・・・上段の構に対するもっともポピュラーな形。お相手の左小手
に照準を合わせながら、すり上げ面、応じ返し逆胴、片手突
など多彩な技を繰り出せる。
●デメリット・・面にスキのある構なので、上段からの激しい「気あたり」に
動じない精神力をもって構えなければ簡単に崩されてしまう。
【霞の構(かすみのかまえ)】(右小手が正中線にきて剣先を上段の右小手に付
けた変則的な構)
○メリット・・・一本の竹刀に面・小手・胴のすべてを隠したディフェンスに強
い構。お相手が諸手の技が中心の場合、右小手についた剣先
が出小手を狙いやすい
●デメリット・・左手が正中線から外れているため、攻撃力の面でやや劣る。
(竹刀コントロールが難しい)
【下段の構】(水平よりもやや下につける)
○メリット・・・お相手の手元を攻め、打ち気によって手元が上がったところ
を狙いやすい。小柄・非力な選手に向く。
●デメリット・・中段の構に比べて面にスキが大きいため、上からかぶせて攻
めて来るパワー系のお相手には弱い。下に潜りすぎると弱点
をさらけ出す。
なんてところでいかがですか、凪さん?(笑)
お名前: 秋水
はじめまして。剣道初心者の秋水と申します。
私は剣術とかが好きで、八相からの斬撃をひたすら練習しておりました。私の八相は
左足前の構えから一歩右足を歩み足で踏み込んで、頭上から切り込むタイプの物です。
とある剣道関係の本に「八相の構えは竹刀剣道では通用しません。」と書いてありましたので、
竹刀剣道を始めた頃、私は思い切って八相を使ってみました。そうして立ち会ってみると、
まず相手の突きが恐かったです。私は歩み足で踏み込んだ時点で間違いなくグッサリ
突かれると思いました。あと八相はモーションが大きいのでスピード的に通用しませんでした。
その他いろいろと問題点はありますが説明しにくいですね。ただ、モーションが大きくて
竹刀の軌道が長いぶん破壊力は抜群でした。竹刀を横にして頭上で受け止めようとする方が
おられましたが、受け止めた竹刀の上から押しきって面への斬撃を送ることができました。
まだまだ私の八相は未熟なので、機会があれば鹿児島へ「示現流」を見に行きたいと
思っております。そうゆうわけで私の中では八相は竹刀剣道では通用しないことになって
しまいました。しかし真剣でもし立ち会うのならば、私は八相で構えますよ。
crowさんもいろいろ試してみてはいかがでしょうか?変わったことをすると、すごく
はずかしいですが、いろんなことが分かりますよ。私なんか頭悪いから、なんでも試さないと
わからないですし、最初から型にはまったことをするのがあまり好きじゃないので、
いろんなことをやっております。でも、脇構えはやったことはないですねー。
今後ともよろしくお願いいたします。
秋水
お名前: ユナリ
>crowさん
やっほ〜覚えてるかな?
世田谷学区内の人です
構えは凪さんの説明の通りです。
ちなみに高校になると、スマスマで渡辺さんが構えていた上段構えの人が、
結構でてきます。
普段の剣道の試合の中では中段、上段、平正眼ぐらいで、まず八相の構えをする人はいないです(^^;
お名前: 凪
どうも 構えですかぁ たくさんありますよ
ま、中段が、一般的で時には上段や、下段の構えもみうけられます
上段=火 八相=木 脇構え=金 中段=水 下段=土
じゃなかったかな?あとは、霞の構えなど多種多様です。また、古流の武術などでは
さらに沢山あります。まぁ、相手によって使い分けるといったところでしょうか?
中段が、一番多いでしょう。次には上段ですね。上段は完全に相手を威圧し、攻撃中心
でしょう。う〜ん 沢山ありすぎます。Hideさんにでも説明してもらいましょうか。
お名前: crow
こないだのスマスマや、マンガなどを見てて気になったのですが、
「構え」っていくつぐらいあるんですか??
そして、どれが実践向きなんですか?
マンガで、八相の構えだとか、脇構えとか出てきてもう混乱してますσ(^◇^;)
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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