戦前でも、女性が剣道をした例はあります。高野佐三郎先生の修道学院に、高野初江さん(先生の縁故者ではないです)が入門して修業されています。よって戦前は剣道に女子の参加が認められなかったというのはのは事実ではないですね。
ちなみに、高野初江先生は、確か七段まで昇段されたかと思います。また、後輩の
横田 武さん(⇒後の範士九段 高野 武先生です)と結婚され、お二人で横浜の金沢区で高野道場を設立されて現在に至っておられます。
女子剣道の普及時期ですが、
「普及」をどういう基準で判断するかがで意見は分かれるとおもいます。
一応の目安として、第1回の日本女子剣道選手権が、1962年に開催されていますので、
この時点(昭和37年)では十分に「普及」していたといえるのではないでしょうか。
(ちなみに初期の日本女子剣道選手権では高校生で優勝したりしています。)
「普及」基準を女性剣士をたまにみかけるようになった、というレベルで判断するなら、
日本女子選手権が開催される1962年(昭和37年)よりもかなり前、
1945年(昭和20年)〜1952年(昭和27年)までの禁止期間を考慮すると、結論として
戦前から、という答えになると考えられます。
白防具については申し訳ありませんがたいした情報がありません。
ただ、近所の剣友会でも小学生女子が5名ほど白防具ですし、ネット上で見かけたころもままあります。またあちこちの武道具店で販売していますので、「消滅」したわけではない
と思います。