本日開催された、「神奈川県四者対抗戦」を拝見致しました。
優 勝 神奈川県警
準優勝 教員
第3位 実業団 学生
(申し訳ありません、3位4位の順位が不詳です)
試合の結果、やはり神奈川県警の牙城は磐石でありました。しかし、この大会は、その
結果よりも、内容に重きを置くものであると感じました。以下、徒然なるままに観戦記
をカキコ致します。
1.大会会長挨拶より
開会式での、久保武郎先生のお言葉です。(要旨)
1)本大会は、剣風の異なる選手の大会です。
2)宮本武蔵は、五輪の書において、「他流との試合の重要性」を説いております。
3)選手の皆さんは、この大会を、「研修の場」と心得て下さい。
この言葉に、本大会の趣旨が凝縮されておりました。
2.神奈川県警の足腰の強さ
豊富な稽古量に裏打ちされたものと存じます。一旦技を出せば、決まるまで連打す
る強靭な足腰は、他に抜きん出ておりました。
3.見切り
教員チーム松原先生の、相手の技を見切る「眼」と、華麗ともいえる「足裁き」を
今回も拝見できました。第二試合目では、初太刀の後、つばぜりあいからの一瞬の 隙をついて引き際に「逆胴」を決められました。打突後の体裁きも万全でありまし た。「一眼二足」を改めて認識致しました。
4.打ち切る
第三試合の県警高鍋選手の面打ちです。二本の有効打突とも、完全に打ち切ってお
られました。一足一刀の間合いから、足を継ぐことなく、捨て切って打っておられ
ました。
5.胆
教員チーム加藤先生の第三試合は、胆力を感じました。気位でお相手を制し、お相
手が動く刹那と、そして居付いた瞬間を捉えた見事な面でした。体力的には、お相
手が勝っていたものと存じますが、先手先手とその動きを読む冷静さが勝利を呼ん
だのだと推察します。
独断と偏見ではありますが、本日私が大変感銘を覚えた立会いを記しました。