３月２５日（日）、標記大会が埼玉県新座市民総合体育館で盛大に開催されました。
一剣友会主催の大会としてはかなり規模も大きく、埼玉・東京を中心に、神奈川、栃
木、千葉、茨城からも道場・剣友会が参加しています。
それには、この大会が他の大会にない様々な特長を持った大会だからです。
まずはその抽選方法です。これは当日抽選を行なっておりまして、出場チームは受け
付けで抽選し組み合わせが決定します。プログラム上に組み合わせを転記しなければ
ならない煩わしさはあるのですが、「主催者側に都合のいい組み合わせにしない」と
いう辻 俊太郎会長のこだわりなのです。招待親善試合といいながら、内輪の父母に
アピールするために有力チーム同士を潰しあいさせる大会も数多く見かけますが、そ
れでは本当の「親善」にはならないと思われます。あらかじめ組み合わせを作ってお
くことの方がはるかに運営上も楽なのですが、それをあえてしないところに片山の大
会のこだわりがあります。
また、予選リーグを行ってから決勝トーナメントという形式も、「遠路はるばる来て
いただいて１試合で負けて返すのは申し訳ない」という気持ちの現われです。
小学生の男子の部（５名団体）と女子の部（３名団体）で行われますが、男女の決勝
戦のあとに「清俊旗」という優勝旗をかけた男女優勝チームの対戦が企画されていま
す。主催者側が選んだ男子優勝チームの任意の３名と女子優勝チームとの対戦ですが、
これが毎年盛り上がります。中学生になるとかなりの差が出てしまいますが、小学生
の高学年ぐらいだと男女差があまりありませんで、男女の剣風の差などもあり勝負は
微妙です(^^)
運営役員も、道会のＯＢＯＧの組織がしっかりしており、さらに、審判員のレベルが
高いのもこの大会の特長でしょう。普通の小学生の試合だと当たっただけで旗が揚がっ
てしまいますが、この大会ではしっかり打って残心まできちんとできていないと一本
にはなりません。場外反則やその他の反則にも厳格で、マナーまで含めてみんなが指
導しあう点も他の大会にないスタイルだと思いますヽ(^.^)ノ
ただ、今年度は会場の都合でこの時期になってしまったのですが、ちょうど水戸の全
国大会と同じ日になってしまい、有力チームがいくつかそちらに行ってしまったため、
例年に比べると少しレベルが下がった感じがあり残念でした(^^;
【男子団体戦】
優勝 荒川村剣友会（埼玉）
二位 柏武道館（千葉）
三位 開進剣友会（東京）、片山剣友会Ａ（埼玉）
ベスト８ 上戸田剣道スポーツ少年団（埼玉）、壬生町少年剣道教室（栃木）
習志野剣志会（千葉）、和光市剣道連盟（埼玉）
【女子団体戦】
優勝 壬生町少年剣道教室（栃木）
二位 アジア少年剣士会（東京）
三位 猿島町剣友会（茨城）、大山青少年剣友会（東京）
【清俊旗争奪戦】
荒川村 ２ー０ 壬生町