管理人のHide.です。
高校の関東大会で留守にしていた関係で、この掲示板へのレスが著しく遅れてしまってお
りますことをお詫び申し上げますm(_ _)m
そうですねぇ、上段のご経験がない方が指導されるのは、なかなか難しいものがあると思
います。とーるさんがおっしゃるその生徒さんは、男子ですか? 女子でしょうか?(^^)
いずれにしましても、力任せな上段は伸びませんし手首の腱鞘炎など故障の原因にもなりますので、段階を踏んで、きちんと教えてあげることが必要だと思われます。
以下におおまかな項目を上げます。
1.左足前での体の運用
2.左足前でのすり足(前進のみ。後退は右足前で)
3.左足前での踏み込み
4.上段から諸手による空間打突(送り足)
5.上段から諸手による打突(送り足)
6.上段から片手による打突(送り足)
7.上段から片手による打突(踏み込み足)
という具合に進めていきます(^^)
1〜3は、最初は徒手で行ない、慣れてきたら上段に構え行なわせます。上段は腕を上に
あげて構える分、バランスがアップバランスになりやすいので、中段に比べて構えが安定
しにくいものです。まずこの部分をしっかりとお稽古させることが大切だと考えます。
次いで、4〜7ですが、「腕のコースどりと右手の処理」が重要なポイントです。このと
きの留意点ですが、
●必ず、構えから左右の手を中心に直してから打ちださせる
●下に打ちおろすのではなく前に打ちださせる
●打突と同時に右拳を胴につける
です。ボディが締まっていないと打突に冴えがなくなりますので、気をつけたいですね(^^)