記事タイトル:教師10年目の悩み(指導者としてのあり方)
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お名前: 剣一
教師10年目さんへ
私は教師22年目です。まず、進学校ではあるものの剣道部で監督し、子どもたちに剣道を
教える機会のあることに感謝してほしいと思います。
私は、7段の先生が監督でおられるため、別のクラブをみています。
したがって、地域で剣道を教えていますが、そこで週3回稽古しています。
教師10年目までは地域の道場は強くなるし、高校で3段は必ずとります。
「強くなくてはいけない」(勝負に勝つこと)と信じて教えてきました。
しかし、ある試合をきっかけに「本当に強いことは」と考えるようになり、
「それは負けること」(わかりますか?)と気がつきました。
ですから10年前ぐらいから、肩の力が抜け、自分が強くなることに
主体を置くことにしました。
(簡単に言うと教師10年目さんと同じ悩みを持っていたということです)
だからと言って、自分が大人と稽古するのではなく、今まで通り子どもと
だけしか稽古はしませんが、今は、道場は以前よりは結構、試合では
負けるようになりました。(変でしょ?)
コメントを読みましたが、皆さんの意見は正論ですから、素直に受け止めれば
それで良いと思います。しかし、少し私と似ているような所があるとするならば
1,試合重視の剣道を教える 2,審査に合格させるで教える
のどちらかを自分で選択するか、ウェイトをおいて、たとえば一定の期間で
結論を出してみるというのはどうでしょうか?
まだ、若いですから、若い時は迷わず突っ走ることもありかなと思います。
ただ、コメントいただいた方々の意見は、本当に剣道の本筋を語って
おられますから、そこに早かれ遅かれ到達すると思って精進してください。
もう一つの悩みである進学校の件ですが、まず文武両道をかかげ、どれだけ
剣道に比重をおくかを知ることと剣道一筋は最初から捨てて、最低ここまで
という基準を持って、高い目標に向かっていくのはどうでしょうか?
とりあえず、クラブで剣道を教えられることは、とてもうらやましいしだいです。
私も教員になった一番の理由はクラブで剣道がしたいということでしたから
今は、道場でしっかりと教えています。
近隣の道場は、中学生まで剣道して高校からは辞めたり、クラブで道場には
顔を出さなくなるところが多いのですが、私の道場は高校生が本当によく来て
試合などにも手伝いに来てくれます。ここに、この道場の特色をおいています。
試合には最近あまり勝てなくなったけど、すごい財産が毎年たまっているようで、
剣道が大好きな一つの要素になっています。
まあ、悩むことが成長と思って、これからもしっかりと悩んでください。
お名前: Hide.
URL
To Guestさん
ただの剣道愛好家のオヤヂですが、こちらこそよろしくお願いします!!(^0^)
お名前: Guest
To Hideさんに
有難う御座います。 洟垂れ小僧の生意気者ですがよろしくお願いします。
お名前: Hide.
URL
To Guestさん
管理人のHide.です。
ご意見ありがとうございました。
Guestさんにとりまして、剣道がご自身の人生を切り開いていく原動力になったっていう
ことなんですね! それこそ剣道の善用。素晴らしいですヽ(^.^)ノ
何物にも負けない自分を創るためには、「頑張った体験」というのが必要です。指導者は、
そうした人間力を作ってあげることが大切なんですね(^^)
お名前: Guest
失礼します。
少し、見方を変えてみてはと思います。
なぜ剣道をやるのか?という根本が大事であると思うのですが、
確かに試合剣道、審査剣道など日本ではかなり区別するのですが
その前に 人格形成というものを忘れてはいけないと思うのです。
現在、日本では、侍が刀を持ち歩く事が無いのですから
剣道はいわゆる護身用のためではなく、剣道をやる事により
一般社会に対応できるように立派な人間になることが
第一目的では、自分事で失礼ですが、
自分は偏差値50以下の高校に通い、剣道しかない高校時代を
過ごしました。 周りの人に馬鹿扱いされるのが
いやだったのでアメリカの大学に進学しまして
物理を勉強し卒業しまして、今、会社に勤めております。
此処まで、やれたのも剣道の辛い練習を経験したから
出来たと思います。 勉学中、色々有りましたが
あの辛い剣道の練習に耐えられたので、
据わって勉強する事などたいしたことが無い
と自分に言い聞かせながら、勉強しました。
試合や審査にこだわる前に 剣道には、もっと大事な
ものがあると思うのですが。。。
生意気で失礼します。
お名前: Hide.
URL
To 教師10年目さん
少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。
剣道の徳目をよく理解させ、また、楽しんでお稽古ができますよう、息の長い剣道の基礎
を築かれますよう念じております。
頑張ってくださいねp(^-^)q
お名前: 教師10年目
ご意見ありがとうございます。
出来る範囲の中で出来るだけのことを精一杯やっていきたいと思います。
また自分を信じてついて来てくれる子供たちのために
勝ち負けにこだわらない立派な剣道を教えていきたいと思います。
お名前: Hide.
URL
管理人のHide.です。
進学校ゆえの苦しみ、よくわかります。
でも、6年間(実質5年位かな)も生徒と関わることができるだなんて、教師10年目さんは
たいへん恵まれた指導人生を送ってますよヽ(^.^)ノ
3年間ですと結果を出すことに汲々してしまいますが、5年間もあれば、じっくりと本格派
の剣道を作り上げられるではありませんか。こんな楽しい作業はありません。
生徒たちに勝喜びを与えたいのでしたら、練習試合や練成会を上手に活用しましょう。
それを上手に利用することで、生徒たちに目先の目標を設定することができます。時期と
進度に応じて、
●勝ったり負けたりするレベル
●接戦で勝てるレベル
●接戦で負けるレベル
●圧倒的に負けるレベル
なんていう学校をピックアップしておくことも指導者の大切な役割です(^_-)〜☆
長く続けてほしいなら、いたずらに勝ちに走らせることではなく、「剣道を人生にどのよ
うに役立てていくか」という哲学から入らなければだめですね(^^)
お名前: 義
教師10年目さん始めまして
福岡の義と申します。
私は外部指導ではありますが中学校へ指導に行っております。又、中学生の息子と
高校生の娘も剣道部で顧問の先生の下で頑張っています。
私の指導している中学校では中学デビューの子供達も卒業までに2段を取得して、
ほぼ8割の子供が高校剣道部に進んでいます。又、剣道部に入っていない子や中途
退部した子もいますが、道場にはたまにお稽古に来ています。
当然その中には試合に出れなかった子供達も居ます。
教師10年目さんの考え方とは変わりますが、私は「試合に勝つ剣道」の意味が良
く分かりません。あれば私が教えていただきたいとも思いますが。
試合に勝つ為には間違いなく基本が出来ていなければ勝てませんし、試合で小手が
有効そうに感じても、面の打てない選手の小手など怖くも何とも無いと教えていま
す。当然基本が出来ていなければ昇段審査も受かりません。
試合に勝って思い出に残るとはどこまで勝ち進むことなのでしょうか。
>多少は形が汚くても、試合に勝てればいいのではないでしょうか?
私は反対です。続けてもらいたいのであれば基本を徹底的に教えることがその子の
長い剣道人生の為になると信じています。この「いちに会」でも多くのリバ剣の方
がいらっしゃいます。私もリバ剣ですが不思議と中断してもまたやりたくなるもの
なんです。その時の為にもきちんと基本を教えてあげるべきと思います。
>6年間という期限付きの剣道だったら、正しい剣道を教えても試合では勝てません
私の息子も剣道暦6年でいま中1ですが、三所避けをするでもなく真直ぐ面、小手面
出小手と基本通りで全く問題なく勝ててもいますし強豪道場の面々とも勝ったり負け
たりで、彼とは何勝何敗とか表に付けたりしています。
6年間・・・十分ではないですか。
私が中学校でやってきたことを書かせていただきますと、基本稽古中心の他に
一本を取る為の二つのポイントに重点を置いて教えてきました。
それは、小手面と小手の応じ技です。
子供達は当然勝つことが楽しいと言うと思いますし、一本の感動も嬉しいことだ
と思いますので、私は基本の中でも特に切り返しと面、小手面を道場の端から端
まで約一時間すり足中心に数種類、休憩を挟んで小手の応じ技(小手すりあげ面
、小手返し面)を自分に合った方を約30分、地稽古や個人指導で30分と言った感
じでお稽古をさせてきました。あとは子供たちが勝手に研究していましたが実際
のお稽古は以上です。これだけですが、最後は激戦福岡市で県大会まで後一歩と
いったところまでは行けるのです。その中でも毎年中学デビューの子も2〜3人レ
ギュラーです。
最後の試合の後に、すごく感動した試合をありがとうと涙をがまんしながら子供
達に言っています。子供達も泣きながらありがとうございましたと言ってくれます。
後は、子供達と自分のやってきたことに自信を持てれば良いのではないでしょうか。
先生のその熱意があれば大丈夫だと思います。子供たちには十分伝わっていると思
いますよ。いつか再開してくれることを信じてお互い頑張りましょう。
なんだかいち父兄いち剣道人として少し寂しく感じたものですから思うままに長々
と書かせていただきました。乱文ご容赦下さい。
お名前: 教師10年目
はじめまして。現在、私は私立の中高一貫校の教員として剣道を指導しています。
私の学校は県内でも有数の進学校であり、学校や親は部活動に全く理解がありません。
部活動は勉強の合間の息抜き、ストレス解消くらいにしか考えていません。
生徒自身も勉強を第1に優先として考えていて、生徒のほとんどが
中学校で剣道を始め、高校を卒業すると同時に剣道を辞めていきます。
親身になって6年間教えてたのに簡単に剣道を捨ててしまう子供たち。
剣道の教員としてこれほど悲しいことはありません。
指導者として剣道を教えていく以上、やはり剣道は一生続けて欲しいと思います。
それでも卒業生の中で一人でもそういった生徒がいればと思い、
現在も一生懸命に生徒指導に励んでおります。
さて、そこで質問があります。
私の考えでは剣道は 1.試合に勝つ剣道、2.段審査に受かる剣道に別れます。
生徒に教える上で、どちらの剣道を教えたらよいのでしょうか?
「剣道をしていてどんな時が一番楽しいか?」と生徒に聞いたら、
「試合に勝ったとき」と、どの生徒もそう答えます。
6年間という期限付きの剣道だったら、正しい剣道を教えても試合では勝てません。
それだったら多少は形が汚くても、試合に勝てればいいのではないでしょうか?
試合に勝って思い出に残れば、生徒もそれで満足だと思います。
もちろん「正しく強く」と言うのが理想ですけど、なかなかそうはいきません。
練習時間(1日1.5時間)も練習回数(週4日)も限られていて、
試合に勝たせてあげたい。どうしたらいいのでしょうか?
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