管理人のHide.です。
う〜ん、これまでの上段関連のトピを参照にしていただければ、お尋ねになっておられる
ことのほぼすべてが網羅されてるはずなんですがねぇ・・・(^^;
>試合で、お相手が上段だった場合どの様な
>構えかた(足裁きなど)で構えて、
>戦えば良いのでしょうか?
日本剣道形の太刀五本目の仕太刀の構え「平正眼」が基本の構えになります。
ただし、日本剣道形の場合「剣先をお相手の左こぶしにつける」としていますが、実際、
これでは剣先が低すぎて、上段側からは面も小手も丸見えになっています(^^;
現代剣道では剣先をもっと高く&外側(自分から見て右側)にはずす構え方が一般的です。
もうひとつ「霞の構え」というのも近年多くとられるようになって来ました。
こちらは剣先をお相手の右こぶしにつけ、竹刀に面と右小手をすっぽり隠すようにして構
えるものです。「平正眼」よりも攻撃しにくいのが難点ですが、その分ディフェンス力は
高まります(^^)
上段には「右回り」といわれていますが、これは、上段側からは「左こぶしか死角」にな
り間合を詰めやすいためです。
しかし、それ以上に上段が嫌うのは「前に前に間を詰めてくる」というものです。
上段は中断よりも遠間から打てますが、逆に近間の攻防は苦手です。中段サイドとしては、
「一定の間合におらず、どんどん前に入っていく」という足遣いがいいでしょう(^o^)
>あと、上段への有効打はどこでしょうか??
有効打というご質問の意味がよくわかりませんが、「効果的な攻め方」と解釈してお答え
しますと、突きです。
●突きを攻めて左小手
●突きを攻めて(構えを崩して)面
●左小手を意識させておいて右小手
●左小手を意識させておいて突き(または逆胴)
●右小手を意識させておいて左小手(または飛び込み右胴)
というバリエーションが仕掛け技の一般的な考え方です(^_-)〜☆
>上段の構え方(足裁き等)の基本的なポイントを
>教えてください!
構え方についての留意点は、日本剣道形の諸手左上段を参考になさってください(^^;
足さばきは左足前の送り足が基本ですので、この状態での「体の運用」「すり足」「踏み
込み足」「回り足」などを徹底してお稽古する必要があります。
素振りなども左足前で行なえるようにしたいですね(^^)