記事タイトル:打突を竹刀で小さく避けること 


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お名前: Hide.    URL
to せきさん

アハハ、そうだったんですか(^^;
まぁ、最初から完成されたHPなんて誰にも立ち上げられませんので、まずは「はじめの一
歩」を踏み出されることがよろしいかと(^_-)〜☆

お名前: せきさん   
to Hideさん

hpは未だupしてません。

あまりに・・・稽古に掛ける時間が少ないもので、ネタや面白い題材に欠ける
様に想い、創作中でした。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

充実したお稽古であったようでなによりですヽ(^.^)ノ
しかし、足がつってまでお稽古を続けられるとは。
私なら大事をとってやめてしまいますが、なんともありませんでしたでしょうか?


>目黒先生のことは、後日自分のHPで書きたいと思っています。

それは楽しみですね・・・って、私、せきさんのHPのURL存じ上げないのですが(^^;

お名前: せきさん   
to Hideさん

昨日の夜は、近隣の市の剣連稽古に行ってきました。
30分前に武道館に行くと、一番乗りだったので場内を走って、入念にupして稽古しま
した。3月は左沢高校(山形)に越境入学した女子たちが、戻って来たので、一緒に稽古
させてもらったお陰で、だいぶ楽しい稽古ができました。
週二回の稽古を二週続けて参加できたこと(強豪校の選手相手でモチベーション切らさな
い稽古)は、学生時代の合宿をしているような気持ちになれました。

昨日は久々の出稽古。
最初から全力出し過ぎまして、御相手の面が近く感じ、相面が一呼吸早く打く出るように
なっていたので、調子に乗りすぎ・・・・ました。
4人目の先生は、宮城県から転勤してきたばかりの20代の方でしたが、初太刀を放っ
た時に、左足のふくらはぎが吊ってしまいました。次に右足のふくらはぎが吊った様に
なり、飛び込み面を打つために踏み切る瞬間に吊るため、大きな打ちが出せなくなりっ
てしまいました。(リバ剣おじん・・・ゆえ、惨め也)
でも御相手がかなり強かったので、そのまま稽古を続けてしまいました。
御相手の面はかなり早かったです。ただ、間合が近いでした。よく注意していると、懐
を狭くする工夫して、間合を詰めているのでした。剣先の交わる処はそれ程、深く入っ
て来ている感じではないのですが、実際にはかなりの近間です。構えの懐で間合を調整
しているのが判ったので、彼が手元を引いて間合を詰める前で、飛び込み面打つとノー
ガードで面が取れました。それからは、そのタイミングで打ち気を見せながら、攻めて
相面に乗ると、大きく跳ばなくても面に乗れて一呼吸先に面が当たるので、御相手はか
なりヒートupされてました。それからは、御相手の飛び込みする得意の間合まで入っ
て行って御相手の”面”技を打ってもらい、それを見させてもらう稽古をし、出小手を
合わせる稽古、面返し胴を合わせる稽古と、自分なりの工夫をさせてもらい御相手の力
を利用(というか御相手に協力してもらって自分の稽古させてもらった)した稽古を、
結構長くやらせてもらえました。
間合近くなると、私の得意技(出小手)は、綺麗に入らなくなる事がわかりました。
御相手のスピードに反応できなくなるのか、と思っていましたが、
私が得意にしているタイミングは、腕が伸びて当たる飛び込み小手系の出頭なので、
”合わせ小手”や”押さえ小手”系の”後の先”の技は確率が悪いのにも、何か原因
あるのではないかと思いました。そこは研究の余地があると思います。

その後6番目に行った先生は、ずいぶん変った剣道をする先生でした。
稽古後に知ったのですが、範士八段の目黒先生でした。
目黒先生のことは、後日自分のHPで書きたいと思っています。

「正しく打てば正しく返される」という事を、今後も稽古の中で確認していけるように
したいです。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>試合に負けるのも、強豪校の選手のスピードも・・・etc。すべて”才能”と片付けて
>いました。

それでは稽古するのも努力するのも、すべて「意味ないこと」になってしまいますね(^^;


>ゴルフでも、やさしいコースばかり回って、いいスコア出すことだけ楽しんでいたり

それはまぁ、楽しみ方の一つだと思いますのでとやかくは申せませんが(^^)


>私の場合、何度も転勤で違う部署へ行き、その都度、
>負けまいとする気力一本で勝負してきましたが、相手の得意を素直に認める度量を持っ
>ていたならば、これまでの社会人生活はもっと易かったかもしれません。

仕事となると、また、少し違う面もあるかもしれませんが、お相手のいいところ得意なとこ
ろを認め、自身にないものは素直にサポートを頼めるとしたならば、けっこう楽になるかも
しれませんよね。
なんでも自分で抱え込んでしまうと身動きが取れなくなりますから(^^;


>打たれて虚しがる稽古は、今後はしないように、苦手な相手を求めて自分の糧に変えれ
>るような心掛けをすれば、お相手が怖く感じなくなるのも不思議なものですね。

剣道では「正しく打てば正しく返される」といわれます。
なぁに、打たれたって魂までとられるわけではありません(^^)
ただ、「打たんかな」のお稽古をする人に安易に触らせたりすると、後々まで大きな顔をさ
れることも無きにしも非ずですから、やはり稽古相手は選ばなければいけませんがね(^^;

お名前: せきさん   
>そのお若い先生も、ご自身の面をさらに磨こうとご努力されておられるのですね(^0^)
その姿が、私の目には長い間・・・”愚行”にしか映らなかったんですね。
試合に負けるのも、強豪校の選手のスピードも・・・etc。すべて”才能”と片付けて
いました。

>お相手が強いところや得意なところを打ちにいってこそ・・・
それが稽古なんですね。

ゴルフでも、やさしいコースばかり回って、いいスコア出すことだけ楽しんでいたり
仕事でも、自分がわからないことは他人に気づかれないように知っているふりをして
他の人にやらせたりして。やさしい方に流れていってしまうものですね。

たかが稽古でした。

勝った負けた・・・・打った打たれた・・・・ばかり気にした稽古でした。

稽古の意味も知らずに、ただ”勇猛果敢”にぶつかって敗れて去って行った多くの同輩
や後輩達が浮かばれないですね。私の場合、何度も転勤で違う部署へ行き、その都度、
負けまいとする気力一本で勝負してきましたが、相手の得意を素直に認める度量を持っ
ていたならば、これまでの社会人生活はもっと易かったかもしれません。

打たれて虚しがる稽古は、今後はしないように、苦手な相手を求めて自分の糧に変えれ
るような心掛けをすれば、お相手が怖く感じなくなるのも不思議なものですね。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

いいお話ありがとうございます(^^)

そうですね、いかにも「打たんかな」といったお相手の場合は別として、ほとんどのお相手
が自身を高めるためにお稽古されておられると思われます。その中でもやはり、「打たれる
こと」って大きな勉強になりますよね(^^)

私なども、「お相手の得意なところで勝負する」ということを常に考えております。
「こことここはこう打てばあたるな」というところは、お稽古の中で1本打てば十分です。お
相手が強いところや得意なところを打ちにいってこそ、お相手にとっても自分にとっても
有益なお稽古になるのではないかと愚考し実践しております(^_-)~☆

そのお若い先生も、ご自身の面をさらに磨こうとご努力されておられるのですね(^0^)

お名前: せきさん   
昨日の稽古での出来事

若い現役バリバリの先生が、老獪な先生(高段者と思われる)と稽古している姿をずっと
観察してみました。若い先生⇒構えて立つといきなり面打ち、老先生も面に乗り老先生の
面が先に当たる。再び構えると若い先生が面、老先生が相面・・・・・。
終始、構えるといきなり面の打ち合いという稽古で、若い先生の方が基本の一本打ちの
稽古でもやっているのか?という様な光景でした。

稽古終わって面を外した処で、私は若い方の先生に今の稽古の意味を聞きに行ってみま
した。彼曰く、「相手の先生は間合が近いので、構えた瞬間に既に自分の打ちの間合
に入ってしまっている。だから、そこから更に間合を詰めることも出来ない・・・・」
あと、なぜ出鼻面を待っている相手に対して、面を打っていくのか?も聞いて見たとこ
ろ、「相手の面は自分から一番遠い位置にあるので、一番難しいから」と言われました。

また、「お相手の先生は、自分の打間に入って来ている時に既に、打つ体勢が出来てい
るっていう事だ。だからお相手の先生の面が先に当たるんじゃないだろうか?」って
思っているとも言われていました。
なるほど・・・そういうものか?と私は感心してしまいました。
若い先生は、私から見ると、”恵まれた体格からスピード感あふれるすばらしい面技”
の持ち主でした。そんな彼がどうやって今の面技を磨いて来たのか・・・強さの秘密
を見た気がしました。それと同時に、待っている相手に向かって動じない態度にも、
こうした稽古への取り組み姿勢から生まれたものなのかと思いました。

私は小手技は得意ですが・・・・なるほど、冴えない面技(自分の苦手)を磨いて、
苦手を克服する努力を十分にして来なかったのではないかと感じました。
出鼻を待っている高段者相手に・・・出鼻を打たれる事が、不快でなりませんでしたが
(思う壺ではないか・・という悔しさから)、”自分の為の稽古をする”という観点
から見ると、打たれて悔しがるよりも、彼のように”向かっていく練習”で技を磨く
のが稽古の目的であった。なるほど・・・・自分は目的を見誤って来ていた様だ、と
感じました。

若い先生は20代半ばの現役バリバリの方でした。
初対面で一回り以上歳の離れた私に突然話しかけられて驚いた様子でした。
これまでは、「多少剣道が強いからってデカイ態度とりやがって・・・」という冷やか
な目で、この若い先生に接していただけに自分でも意外でした。
彼へも、彼の剣道へも、今後は敬意をもって接して行きたいと思います。

剣道を通して自分を磨くと言うことは、こういう偏見を取り除いていくことなのかも
知れませんね。かなり自分の心が癒された稽古でした。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>そうですね。感じないんだから・・・稽古して感じるようになるしかありませんね。

大人同士だとなかなか難しいですので、小学生相手のお稽古で、小学生から「におい」「気
配」を感じるよう訓練されてみてはいかがですか(^_-)~☆


>気軽に書き込めて、きちんと返事をしてくれるサイトは少ないもの。

恐れ入りますm(_ _)m

お名前: せきさん   
to Hideさん

>「においを感じる」「気配を感じる」ってやつですね(^o^) 
>でも、それは稽古による積み重ねしかありません(^^;

そうですね。感じないんだから・・・稽古して感じるようになるしかありませんね。

ただ、どう稽古するか?何の為に剣道をするか?を日々問題にしております。
問答につきあってもらってありがとうございます。

気軽に書き込めて、きちんと返事をしてくれるサイトは少ないもの。

お名前: Hide.    URL
to せきさん

>いまの私の稽古は”自殺”みたいな剣道ですね。(笑)
>「撃っちゃえば終わり」って考えてる辺りが、競技剣道のなごりなんでしょうかね。
>どんな試合でも、「技前」なんてなかった気がします。

竹刀だからそれが体に触れても血が吹き出したりはしませんし、打突部さえ打たれなけれ
ば負けることもありませんから首でよけたってOKです(^^;

でも、もし、互いに真剣を持ち合っているとしたらどうでしょう?
そんなに簡単に打ち込んでいけますでしょうか?(^^)


>技前を楽しむには、「この人・・・何しようとしているのかな?」等と考えながら
>竹刀を交えることが第一歩なのでしょうか?

そうですね、
 ●打ち気なのか、待っているのか?
 ●強気なのか、弱気なのか?
 ●なにを攻めてどこを打とうとしているのか?
なんていうことを考え、
 ●それに対して自分はどうするのか?
ってことを考えます。
でも、刻々変化してりますので、「ひらめき」に近いような状況判断が望まれます。いわ
ゆる「においを感じる」「気配を感じる」ってやつですね(^o^) 
でも、それは稽古による積み重ねしかありません(^^;

お名前: せきさん   
to Hideさん

>私は剣道は「捨て所を探す競技だ」と考えております。

いまの私の稽古は”自殺”みたいな剣道ですね。(笑)

>その前の「攻め=技前」にこそ、剣道の妙味があるんです(^0^)

「撃っちゃえば終わり」って考えてる辺りが、競技剣道のなごりなんでしょうかね。
どんな試合でも、「技前」なんてなかった気がします。
(気合とアドレナリンだけで、動きながら得意技何時出すか・・・・だけだったよ
うな。)

技前を楽しむには、「この人・・・何しようとしているのかな?」等と考えながら
竹刀を交えることが第一歩なのでしょうか?”相手を撃つ”事以外になにか、竹刀
握った時に考えていることあったかな?と思うと、まだないかもしれません。
応じ技使えないわけだっすな。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>なにか楽しんでいる様にも見えますよね。
>なかなか打ち込んでいかない中にも、剣先のやりとりというのがあるのでしょう。

いやぁ、楽しいですよヽ(^.^)ノ
私は剣道は「捨て所を探す競技だ」と考えております。つまり、打つってことは意を決する
行為であって、結果しか出ないんです。その前の「攻め=技前」にこそ、剣道の妙味があ
るんです(^0^)


>高段者の剣道みたいで、私レベルでは未だ早いみたいに感じました。

そんなことはありません。
上手に合気を作ってやりますと、小学生とだって攻め合いが楽しめますから(^_-)~☆


>今年の年度末には、剣道の昇段審査に行ってみたいと思うようになりました。
>高校卒業の時に参段を頂いたので、今年でちょうど20年になります。

そうですか、結果ではなく楽しんで受験できますよう(^0^)


>PS: Hideさんが四段を頂いた頃は、どんな剣道をしていましたか?

アハハ、何も考えておりませんでした(^^;
四段も五段も六段も、心のままに打っちゃいましたよ(笑)

お名前: せきさん   
to Hideさん

合気とは、そういうことでしたか。

稽古のなかで、よく見かける光景ですが、六段の先生方で妙に立会いが長い(特定のお
相手と何分間と地稽古されている)時など、その風景を眺めていて、うすうすは気づい
ていました。

なにか楽しんでいる様にも見えますよね。
なかなか打ち込んでいかない中にも、剣先のやりとりというのがあるのでしょう。
高段者の剣道みたいで、私レベルでは未だ早いみたいに感じました。

私などは、前述の様に、”撃つ”という行為そのものに、理由なく無で立ち向かう
段階でして、”間合に入った処で、「いかがですか?」と行った刹那に、お相手の変化
の頭を打つ”っていう稽古です。

中・高と選手時代に勝てなかった理由の一つに、「迷い・恐れ」というのが多分に自分
の中にあった反省もあり、わざと何も考えないように先を取る稽古しています。
お相手には、悟られないようにする為に、初太刀を面にするか、小手にするか、小手面
の連続技にするかは、色によって唯一使い分けるようにしています。ただ、六段以上の
先生には通じない事が多いですね。(さすがは全国審査を通っているだけの事はありま
すな〜と感心します。)大学でやってこられた五段の先生方だと、小手が混ざってきれ
いに一本入ると、剣先に迷いが見えるので、踊れ・・・踊れって感じでノッていくので
すが、お相手が六段以上だと、やっぱり守りが堅くしっかりしている印象です。

私は竹刀の表から・裏からに関係なく、面が打てるのですが、相面の時センター(正中
線上)を取られる事が多く、結果論ですが、お相手(六段の先生方)の方が先に撃ちに
出ている⇒私の起こりを的確に捉えているのではと思えるので、研究する課題です。

今年の年度末には、剣道の昇段審査に行ってみたいと思うようになりました。
高校卒業の時に参段を頂いたので、今年でちょうど20年になります。

PS: Hideさんが四段を頂いた頃は、どんな剣道をしていましたか?
もちろん現役バリバリの大学生だったとは思いますから、比較する意味ではありませんが
、四段とはやはり大人のレベルの剣道(大学剣道以上)だと思うのですよ。
ただ先するだけで、自分の修行としては納得しているのですが。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

「合気」とは、お相手と精神の波長を合わせることです。
剣道的な表現をいたしますと、「剣線で会話をする」というやつですね(^^)

こちらの攻めをお相手も敏感に感じ、また、お相手の攻めをこちらも理解する。気持ちと
気持ちのキャッチボールを、剣線を通じて行なうのです。これが「合気の状態」といえるで
しょう(^_-)~☆

こうしたお稽古をしてくださるお相手っていうのは、ホントありがたく、また得がたいも
のです。気持ちのいいお稽古になりますよヽ(^.^)ノ

お名前: せきさん   
to Hideさん

レスありがとうございました。

>剣道では「合気になる」ことが何より大切です。
上は、はじめて聞く言葉ですが・・・・? もう少し砕いて教えてくれませんか。
 

お名前: Hide.    URL
to せきさん

あけましておめでとうございます(^^)


>Hideさん流に「撃たれて感謝・・」の心境になることができたことで、収穫が多
>い稽古しています。

おお、それはすばらしいですね。打たれることは恥ずかしいことではありません。いいと
ころをいただいたら謙虚になってそれを反省する。それが自分を育ててくれるんですね(^^)


>私が出鼻面一本に狙いを定めて稽古していたから、わざと同じ技で来ていたのだとばか
>り思っていましたので、大事な処を見落としてしまうところでした。
>いつも苦虫つぶしたように仏頂面している先生でしたが、初めて大丈夫だと笑ってくれ
>たのがうれしかったでした。

そうですか、それはよかったですね!
その先生にとりましても、きっと気持ちのいいお稽古になったのではないでしょうかヽ(^.^)ノ

剣道では「合気になる」ことが何より大切です。
試合テクニックとしては意図的に「合気をはずす」ということもありますが、それも稽古
で「合気になる」ことを知っていればこその戦術ですから(^o^)

お名前: せきさん   
to Hideさん

あけましておめでとうございます。本年もよろしくご指導下さいませ。
今年は稽古に恵まれて、既に2回大人相手の稽古に行く事ができました。

今日は、剣連の初稽古で大勢の先生方と竹刀を交える機会がありまして、いろいろ御指
導を受けて来ました。Hideさん流に「撃たれて感謝・・」の心境になることができ
たことで、収穫が多い稽古しています。

ある六段の先生とやった時、面の打ち合いになりました。
構えて竹刀の先革の元あたりが交わった処から、いきなりの面。何度となくその応酬と
なり、相面になるといった展開で、私は出小手と、相手の起こりに小手面のあわせに変
えてみたりして、相変わらず同じ応酬が続きました。
相面の後の、次の一打を先に決めるように面・小手と打ち、さらに払い擦り上げて小手
と中間の間合に入ってからの小手は相手の起こりを開き足使って打ち、体を寄せて相手の
次の打ちを封じる稽古してみました。かなりいい感じに小手筒が響く音聞こえて、久々
に気持ちよく動くことが出来ました。

稽古の後、周囲に人がいる処ではあまり教えてくれないとおもったので、その六段の先
生が独りでおられるところに挨拶に行って面の応酬の意味について聞いてみました。
そうしたら、「出鼻面狙っているのが判ったから。」とのことでした。
やっぱりこちらの意図を見抜いて、何かを教えるつもりで、繰り返しおなじ技出し続け
てくれていたのですね!

そこで、「私の面の間合は、先生が先に打ちかかってきた処ですか?私にはかなり遠間
に感じたのですが・・・?」と聞いてみました。
すると、「出鼻面は相手が動いた処に反応して打つもんじゃなくて、自分が入って行っ
て相手を起して打つもんだ。起して撃つ稽古を心掛ければ大丈夫だ!」と言ってもらえ
ました。私と相面の応酬になったのは、その事が言いたかった為に、繰り返しやってい
てくれたことだったのですね。私が出鼻面一本に狙いを定めて稽古していたから、わざ
と同じ技で来ていたのだとばかり思っていましたので、大事な処を見落としてしまうと
ころでした。

いつも苦虫つぶしたように仏頂面している先生でしたが、初めて大丈夫だと笑ってくれた
のがうれしかったでした。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>現状、自分が無意識のうちに、受け手に回っていることを、いまハッと気づきました。

フェイントを多用してくるお相手には「出鼻」というのが定石です。
逆説的に考えますと、こちらが受けに回っているからこそ、お相手がフェイントが多いと
も言えるわけでして(^^;


>わざの幅を広げるのは、突きを交えることではなく、”攻め”だったんですね。
>よく縁を切らない稽古を心掛けよと言われる意味は、そこの処だったんでしょうか。

中段にとりまして突きは命綱とも言うべきところですから、それをしっかり突けるという
ことは攻めにもいい影響を与えることは間違いありません。
「縁を切らない稽古」は、必ずしも突きや攻めとは関わらないと思われますが、「縁」と
「合気」を意識した稽古をすることは大切です(^0^)

お名前: せきさん   
to Hideさん

>入り際が隙だらけなのですから、突きよりもむしろ出端で面なり小手なりを打った方
>が効果が高いと思われますが(^^)

竹刀を振り回すようにフェイントして入って来る相手に対しては、私、苦手意識がある
んですね。(潜在意識の中で)
確かに、出鼻面なり小手なりを打ったほうがいいのですが、打てない体勢になっている。
フェイントをかける相手は小手をかばいながら入って来るので、出鼻面に打って出る好
機ですね。現状、自分が無意識のうちに、受け手に回っていることを、いまハッと気づ
きました。

出鼻面が出せない体勢になっている=攻めていない⇒攻め負けているか、守りになって
いる。(こんな図式でしょうか)自分が退がっている?のかもしれませんね。
不十分な体勢から、突きに行った所で逆に出鼻面に乗られてしまうのが落ちだと思いま
す。

わざの幅を広げるのは、突きを交えることではなく、”攻め”だったんですね。
よく縁を切らない稽古を心掛けよと言われる意味は、そこの処だったんでしょうか。

お名前: Hide.    URL
to せきさん

>今日、何十年ぶりかで剣道の全日本選手権の放送を見ました。

1回戦からアリーナ責で堪能させていただいておりました(^o^) 


>でも、ひつこいぐらい自分の得意な小手に攻めて、最後は捨て身の面に行った処は、解
>説していた石田先生には申し訳ないですが、打つ前からわかっていた展開でしたよね。

私も、鈴木選手が勝てるとしたら、面しかないと思ってました。
でもそれを出したときには、「原田選手が小手に取るだろうな」と思っておりましたので、
鈴木選手を応援しつつも勝ち目は薄いと感じていました(^^)


>Hideさんも突き小手が得意と聞いたことがあるので、同じような剣風ですか?

ぜんぜん違います(^^;
私のは、得意技が突きで、攻め技も突きで、一番多用する技が面で、決め技が小手なんで
す。つまり、稽古(試合)の中で最も多く打ってるのは面ということになります(^^)
小手は「奥の手」って感じでしょうかねぇ。


>これらの機会は、いずれも相手との間合が近い事や、突く竹刀の切先にそれ程大きな
>威力がなくても有効ではないかと思うのですが如何でしょうか?

おっしゃる通りですね(^^)
ただ、お稽古の中でここを突くのは、よほど気心の知れたお相手ならともかく、上位の先
生には失礼に当たりそうですね。現実問題として、お稽古する機会がないように思われま
す(^^;


>見せ掛けでフェイントの突きよりも本当の突きを出す事を身に付けることで
>得意の小手がもっと決めやすくなるのではないかと想像しています。

鈴木選手がそういう攻め方でしたね。
表からの突きと裏からの小手を「見合い」にして攻めていましたヽ(^.^)ノ


>竹刀をふりまわしながらフェイントをしかけて入ってくる相手(初太刀が捨て技で、
>完全に突が空いたまま間合に入ってくる攻めをする相手)にも面・小手を合わせるだ
>けでなく、諸手突きが有効ではないかと思っています。

入り際が隙だらけなのですから、突きよりもむしろ出端で面なり小手なりを打った方が効
果が高いと思われますが(^^)

お名前: せきさん   
今日、何十年ぶりかで剣道の全日本選手権の放送を見ました。

中間の間合や、打った後での攻防、つばぜり合いに入る直前や、離れ際と再度間合に入
る処など、いろいろ興味深く観戦させて頂きました。

優勝した千葉の鈴木選手、確か準決勝だったと思いますが、あの出小手、私の得意技と
同じタイミングだったので思わず決まった!って言っちゃいました(かなり勝手なこと
書いてますね・・・笑)

でも、ひつこいぐらい自分の得意な小手に攻めて、最後は捨て身の面に行った処は、解
説していた石田先生には申し訳ないですが、打つ前からわかっていた展開でしたよね。
私のレベルで、優勝した方と同等の様な言い方をしてしまい、凄く申し訳ないのですが、
すごく似ていると感じたので、放送が始まった4回戦の最初の試合の時から、応援して
いました。Hideさんも突き小手が得意と聞いたことがあるので、同じような剣風で
すか?

攻めで、間合を詰めるときは、思い切って大きく入っていく事も大事なんだと感じた試
合でした。結果的に近間に入り過ぎてしまったとしても、先に相手が苦しくなって、起
きる処一点に絞って行くのが、これまで何か邪道のように思っていましたが、自分が得
意とするやり方でやるのに躊躇しないようにしようと、考えを新たにしました。

鈴木選手と比べると、私の突きは高校時代に見せ物(捨て技で誘い、小手への注意をそ
らす為の・・・)のハリボテだな〜と思いました。一本取れる技ではないし、本気で出
した所で、命中精度も低いです。

しかし、私でも以下の機会であれば、捉えられるか、または次の展開にプラスに結び付
けられるのではないかと考えてみました。
1)中途半端な間合から、退がろうとする相手に対して
2)中途半端な間合で、剣先が中心をはずれて宙を泳いでいるような相手に対して
3)居付いている相手の、居付き鼻と動き鼻

これらの機会は、いずれも相手との間合が近い事や、突く竹刀の切先にそれ程大きな
威力がなくても有効ではないかと思うのですが如何でしょうか?
それ程、突きが上手な訳ではないのですが、お相手の喉に剣先をつけたまま、すっと
まっすぐ突けば入りそうな気がします。しかし、私より高段の諸先生方相手で、しかも
その先生方がまったく突かない稽古をする人ばかりなので、理合としてまちがっていな
いかどうかが、心配です。

やはり、私としては追い込んでからの起こり鼻を小手に取るのがもっとも得意のパター
ンなので、見せ掛けでフェイントの突きよりも本当の突きを出す事を身に付けることで
得意の小手がもっと決めやすくなるのではないかと想像しています。

竹刀をふりまわしながらフェイントをしかけて入ってくる相手(初太刀が捨て技で、
完全に突が空いたまま間合に入ってくる攻めをする相手)にも面・小手を合わせるだ
けでなく、諸手突きが有効ではないかと思っています。
片手突きだと相当に修練を積まないとむずかしいのではないかと思いますが、ある程度
相手が警戒して間合を詰めにくくなれば、こちらからぐいぐいと入っていく攻めが有効
になって展開が楽になり、技の幅が広がっていくように感じますが、よきアドバイスを
お願い致します。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>前後、左右とも、移動量が私のイメージの2倍以上あるのですが、送り足はあんなに大
>きく移動するのでしょうか?

送り足には二通りありましてね、
 ●攻め足としての送り足
 ●打突動作のための送り足
の2種類です。

一般的に送り足といわれているのは前者ですね。ポイントとしては
 ●できるだけ上下運動をしない
です。

後者のは、左足の「押し」を最大限に利用した送り足で、打突動作、すなわち「踏み込み
足」の予備稽古になる動きです。左足で床を強く押してやることにより、右足(右ひざ)
とともに重心が移動し、右足着地後は、膝上の大腿直筋で身体を引き上げてやる(二次跳
躍)という一連の動作こそ、踏み込み足の原理なのです。
前後に大きく移動する再にバランスを崩さないようにすることは、調整力の稽古にもなり
ますしね(^_-)~☆


>上達BOOKのP77でも小手を打ったあとに、「右小手が触れ合うぐらいまで近づ
>く」と書かれていますね。この状態が「入り身」になった状態と思って良いのですね。

そうです。
ただし、私がこれまでお話してきたのは、小手を打って右開き足でお相手の左手元に寄り
付く形ですが(^^)


>この後、体当たりや引き技など、グイって出せば有利な展開になるわけですか?

そうですね、それも「あり」でしょうし、そこから鍔ぜり合いになった瞬間に崩しを入れ
て変化する方法もありましょうヽ(^.^)ノ


>今にして思うと、部活で自分たちだけの勝手な取り決めでばかり稽古していたので、
>打ったあと、中途半端な間合いになると、どちらからともなく離れて、お互いに遠間
>から構えなおして、やっていたんでしょうね。

そうですね、そういうのはあると思いますよ。
ゆえに、出稽古に行くっていうのが大切なんですね(^0^)

お名前: せきさん   
to Hideさん

今週は稽古できないので、来週の稽古日にさっそく試してきたいと思います。

Hideさんがモデルになっている前半の足さばきの写真について、感じたことがあるの
で少し質問させてください。

送り足の3番目の写真では、かなり上体が低くなっていますね。
前後、左右とも、移動量が私のイメージの2倍以上あるのですが、送り足はあんなに大
きく移動するのでしょうか?私は肩幅の距離で、上体が上下しない範囲で移動するもの
と思っていました。大きく移動するのは、どんな理由からでしょうか?

>「入り身になる」と申しまして、自分の打突を決めつつ、接近して・・・・・・
上達BOOKのP77でも小手を打ったあとに、「右小手が触れ合うぐらいまで近づく」
と書かれていますね。この状態が「入り身」になった状態と思って良いのですね。
この後、体当たりや引き技など、グイって出せば有利な展開になるわけですか?

余談ですが、初めて千葉で稽古した時には、スタイルの違いでずいぶん戸惑いを感じま
した。ひつこい様な、つばぜり合いになるとなかなか離れないような、ともかくお相手
がうるさく感じました。今にして思うと、部活で自分たちだけの勝手な取り決めでばか
り稽古していたので、打ったあと、中途半端な間合いになると、どちらからともなく離
れて、お互いに遠間から構えなおして、やっていたんでしょうね。
だから、関東の相手をうるさく感じたんじゃないかと思います。

こう考えると、一足一刀の間合からじりじり攻めるだけが剣道じゃないんですね。

お名前: Hide.    URL
To せきさん

>本を見ていると、ほんとうに知らない事が多いことに驚いていますよ。

そうですか。私が通っておりました道場は、それは基本を大切にするところでした。中で
も足さばきは嫌になるくらい徹底してやりましたね。それゆえ、あの当時はあちこちで成
績を残す「名門道場」だったわけだと思われます。
そんなことの少しでも表現できていればうれしいのですが(^^)


>に入ってしまう”の意味は相手に身を寄せることによって、相手の攻撃を元打ちにし
>て打撃を無効にするという意味でしょうか?

「入り身になる」と申しまして、自分の打突を決めつつ、接近してお相手からの反撃を防
ぎ、お相手が展開しようとした場合「有利なポジションを取る」のです(^^)


>相手が苦しくなって打って来る(こちらが追い込む)シュツエーションが出来た時に
>、面返し胴をするのは目上の人に対してやっちゃいけない技というイメージがあって、
>これを繰り返しやるのに引け目を感じています。

上手相手にそれができれば、「失礼」どころかほめられると思いますが(^^;


>もしかしたら、相手の胴の左側を打つものだったでしょうか??

試合審判規則には明記されておりませんが、胴の基本は「わき腹を打つ」であって「胴の正
面」ではありません。ゆえに返し技6抜き技でも「前で打つ」が正しい形になります(^^)

お名前: せきさん   
to Hideさん

こんばんは。
>「今までにない剣道の本を作ろう」ということでした。
中学の剣道部の頃、出会っていれば・・・・そんな気がして思わず買ってしまいました。
Hideさんは町道場出身だからかもしれませんが、私のように大規模校(といっても剣道
部は50人程度の所帯でしたが)の部活出身者は基本稽古などの指導を受けたことがあ
りません。本を見ていると、ほんとうに知らない事が多いことに驚いていますよ。

>いえ、「攻撃の稼動範囲の中に入ってしまう」のが「寄り付き」です。
初めて聞く”専門用語”ですね。”・・・中に入ってしまう”の意味は相手に身を寄せ
ることによって、相手の攻撃を元打ちにして打撃を無効にするという意味でしょうか?
もしくは、ボクシングの”クリンチ”のように相手に寄ることで、打突を出させなくす
る意味合いでしょうか?

>う〜ん、これがどういう技なのかチョットイメージがわかないのですが(^^;
面返し胴の”抜き胴バージョン”です。相手が苦しくなって打って来る(こちらが追い
込む)シュツエーションが出来た時に、面返し胴をするのは目上の人に対してやっちゃ
いけない技というイメージがあって、これを繰り返しやるのに引け目を感じています。

>胴のタイコの中央部を打つようなことは、いい音がしたとしても胴打ちの基本から
>はずれてしまっていると言えるでしょうね(^^;
相手の左に抜けていく胴技は、胴の真正面を打突するものだと想ってしまいましたが?
もしかしたら、相手の胴の左側を打つものだったでしょうか??

お名前: Hide.    URL
to せきさん
>剣道ブームの世代だったので、子供の頃に、この本を手にしていればよかったと思え
>る良書ですね。写真のモデルさんもとても綺麗な技をつかうので関心してました。
ありがとうございますm(_ _)m
私のような名もない剣道愛好家に振って沸いたような出版の話が舞い込みましたときに、
一番に考えましたのが、「今までにない剣道の本を作ろう」ということでした。単なる技
の解説ではなく、私が最も力を入れている基礎の稽古の話と、「どう攻めてどう打つ」ということをメインにし、できる限り写真を使って表現することを考えました(^^)


>特に打突にスピードがある相手に対しては、左右のさばきの意識はもっていなかった
>でした。(左右のさばきができる暇があれば、出鼻小手に打ってますものね。

見切りは決して前後だけではありません。
「左右の見切り」というのも存在するんですね(^^) 左右にさければ、その次の展開が圧
倒的に有利になりますよ。


>近間の小手では、おなじ体さばきをして相手の反撃の竹刀の稼動半径から抜ける必要が
>あるという解釈でいいでしょうか?
いえ、「攻撃の稼動範囲の中に入ってしまう」のが「寄り付き」です。


>先に起せ・・・先に起せ・・・と自分の打てる間合いになった処から、ずっと誘います
>が、お相手される先生がガッチリ守っていて、先に起してきません。

ガマン比べですね。
では、互いに打突限界点を越える直前で、「巻き」または「すり落とし」などで展開を図
ってみてはいかがでしょうか。けっこう効果が上がると思いますが(^o^) 


>相手を追い込んで近間で打つことは失礼な技にあたるのでしょうか?

う〜ん、これがどういう技なのかチョットイメージがわかないのですが(^^;
攻め込んだ結果、お相手の手元が上がれば打突チャンスですから、打ったとしても失礼に
はあたらないと思いますが・・・。
ただ、胴のタイコの中央部を打つようなことは、いい音がしたとしても胴打ちの基本から
はずれてしまっていると言えるでしょうね(^^;

お名前: せきさん   
to Hideさん

早速、レス頂きありがとうございます。

>拙著がお役に立ちましたのなら幸いです(^^)
Hideさんとは知らずに、読ませて頂いてました。基本にページを割いていてくれたの
で、書店で手に取りそのまま購入して使っています。剣道ブームの世代だったので、子供
の頃に、この本を手にしていればよかったと思える良書ですね。写真のモデルさんもとて
も綺麗な技をつかうので関心してました。

>受けて受けっぱなし・・・
たしかに、受けっぱなしで、相手が間合いを調整しよと退った処しか、打突の機会がつく
れていませんでした。

>少しでも左右(とくに右)にさばけていれば、そこから下がりながらの面などが打
>てませんか?(^^)
条件反射的に、前後のさばきだけになっていたかもしれないです。特に打突にスピード
がある相手に対しては、左右のさばきの意識はもっていなかったでした。(左右のさばき
ができる暇があれば、出鼻小手に打ってますものね。)そこは盲点でした。次回気をつけ
てみます。

>打突後は、右さばきをしてお相手の左肩のあたりに「寄り付いて決める」という「さ
>ばき」が要求されます。かなりお稽古しなければ身につけられないでしょうね(^^;
これは出小手打ったあとの、体さばきと同じでしょうか?ほとんどの場合、相手の左前
側に相手の腕を掻い潜って抜けて行き、体当たりをかわしますが、自然にやってます。
近間の小手では、おなじ体さばきをして相手の反撃の竹刀の稼動半径から抜ける必要が
あるという解釈でいいでしょうか?

>打突チャンスがあることを悟らせようとしてなさっておられる・・・
んん〜ん。確かにそうかもしれませんね。理屈上では、先に打突をしかけた方が先に当
たるはずの間合いの処を、通り越して中に入って来られる訳だから、好機を失している
のですよね。実際に意思を持って動く相手がいるからこその難しさですね。

>それこそ、お相手が打とうとした瞬間に出端で出てみてはいかがでしょうか。
ずっと最後までにらみあいのまま、つばせりあいになることも数合あります。
先に起せ・・・先に起せ・・・と自分の打てる間合いになった処から、ずっと誘います
が、お相手される先生がガッチリ守っていて、先に起してきません。
さらに、下を攻めて出小手だけに集中して、小手or面or小手or・・・とお誘いして
的を絞らせない様に少しずつ間合いを詰めていくと、お相手も詰めて来て、竹刀と竹刀の真ん中が交わる位の近間に入ってしまいます。いつもこんな感じが多い稽古です。

前〜前でなくて、右前のさばきを入れることも少し頭に入れて稽古してみたいと思いま
す。そこで受けっぱなしで、足が居着かないように、微妙にさばくこと考えて、近間の
攻防をしてみようと思いました。アドバイスありがとうございます。


一つ質問したいのですが(これも上達BOOKから派食ったネタで恐縮ですが・・)
抜き胴(左拳を右手側に送りながら、相手の左横に抜ける胴打ち:逆胴ではない方)は
飛び込み胴しか使ったことがないのですが、相手を追い込んで近間で打つことは失礼な
技にあたるのでしょうか?上位の先生方に対してやってはいけない禁手として、中学時
代には封印されていたので、あまり胴打ちが得意ではありませんが、技のバリエーショ
ンが小手と面に限定されているような気がするので、胴も出したいのですが・・・。
いまいち、上位の先生に対して胴を打つことに抵抗感があり(身についてしまって・・)
ます。最近では小学生の元立ちに立つことが多く、自分が胴技が下手であることを、よく
よく自覚しています。(その場に沈み込むようにして回転して抜いたり、真横に開き足
して胴を抜いていたり・・突き技と胴技だけは、ほんと出す機会もないまま忘れてし
まい、打てなくなったみたいです。)
 

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

>先日から目付けの位地を、相手の右拳と突垂に変えてみたら相手の動きがよく見えて
>くるようになってきました。(上達BOOKからヒントえたのですが。)

拙著がお役に立ちましたのなら幸いです(^^)


>小さく避けた後の中途半端な間合いでの展開はどうすればいいのでしょうか?

足がその場で居付いて受けていたのではなかなか打突にはつなげられませんね。
少しでも左右(とくに右)にさばけていれば、そこから下がりながらの面などが打てませ
んか?(^^)


>軽くスナップの効いた小手を、大きく振り回す相手に打ちたいのですが、こういう間
>合いでの打突は一本にはならないのでしょうか?

なりますが、近間からの打ちはとくに「強さ」「冴え」「さばき」が要求されます。あま
りコンパクトに打ったのでは「強さ」が表現できませんし、腕を振り回したのでは「冴
え」がでません。
打突後は、右さばきをしてお相手の左肩のあたりに「寄り付いて決める」という「さばき」
が要求されます。かなりお稽古しなければ身につけられないでしょうね(^^;


>打て、打てとどんどん間合いを詰めて来られる先生方は何をしたいのか?よく分かり
>ません。

打突チャンスがあることを悟らせようとしてなさっておられると解釈されてはいかがでし
ょうか(^^)


>極端に間合いが近くなってからおもむろに打って来られても、避けるしかなくなって
>しまいます。

それこそ、お相手が打とうとした瞬間に出端で出てみてはいかがでしょうか。むろん間合
が詰まっておりますので、踏み込みはかなり加減しなければなりませんが(^^)


>いずれにせよ・・・子供時代に習った「竹刀で相手の攻撃を受けるのはもっとも良く
>ない」という中途半端な記憶だけが蘇ってきます。

それの本意は、
 ●受けて受けっぱなしはいけない
 ●足が居付いた状態で受けては打てない(受けて受けっぱなしになる)
ってことなんじゃないですか。
左手を正中線から大きくはずして受けるのはよくありませんが、最低限の操作でよけるこ
とができれば、その後の打突につなげられる「良形」だと思いますがね(^_-)〜☆

お名前: せきさん   
私は視力が弱く、普段はメガネをかけていますが、面をつけるときは外しています。
少年時代に習った”遠山の目付け”で、相手の全体像をボンヤリと見ていましたが、先日
から目付けの位地を、相手の右拳と突垂に変えてみたら相手の動きがよく見えてくるよう
になってきました。(上達BOOKからヒントえたのですが。)

自分の機会でない時や、ただ単に相手が打突を出して来た時に、竹刀を小さく避けて相手
の竹刀を反らせたり、受けたりする事が増えたました。
結果、中途半端な間合い(深く入り過ぎていて、一歩退けば相手に打たれてしまい、
相手が一歩下がればこちらが打ちやすい様な間合い)で止まってしまう事が多くありま
す。完全に打った後の、相手と自分の体が接近して竹刀が立った状態であれば、つばぜ
り合いになったり、当たって引き技を出したりするのですが、そこまで間合いは近くあ
りません。

自分よりも打ちが早い現役高校生と地稽古の時間が長くなってくると、出小手や小手・
胴、払い胴、などの仕掛け技を相手が仕掛けてくるので、打突に合わせて手元が空く
ように見えているのかもしれません。

自分が十分な体制になるまえに、相手が打って来る為に、受け止めるのが精一杯で、小
手が空いていても反応しきれないのが悔しいところですが、小さく避けた後の中途半端
な間合いでの展開はどうすればいいのでしょうか?面、胴を打つ場面ではないので、私
は次の起こりを小さく小手を打ちたいと思っているのですが、近間で小手を打つのは、
案外難しく、特に腕が無意識に力んでいるように感じられました。軽くスナップの効い
た小手を、大きく振り回す相手に打ちたいのですが、こういう間合いでの打突は一本に
はならないのでしょうか?


また、50代のベテラン剣士で中心をがっちり守っているスタイルを確立している先生
と稽古をする時のことです。ともかく守りが堅いので、小手が簡単に当たりそうに見え
てもしっかりガードして、どんどん間合いを詰めて来られます。こちらも、自分の間合
いから、さらに我慢して誘き出して打つつもりで立ち会っていますので、この先生と
地稽古するといつも近間でガチャガチャ(失礼)叩きあいになってしまいます。
自分が下がる以外に、間合いを外す方法はないものでしょうか?
あまり毎度の事なので、近間になり過ぎる前に仕掛けてみたりしましたが、相手は最初
から出鼻を取る気でいる時は剣先に色が出ているので、私の方が外したりして、まず出
ばな技もらう心配はない相手です。

 自分よりもキャリアが上の五段、六段という先生方に、”先に打て”と言われ
ているのに、”おまえの方こそ先に打て”と言っているようなもので、打て、打てと
どんどん間合いを詰めて来られる先生方は何をしたいのか?よく分かりません。
極端に間合いが近くなってからおもむろに打って来られても、避けるしかなくなって
しまいます。こんな日頃の稽古をかえり見ると、自分でも何がしたくて間合いに入って
いるのか?疑問に思います。途中までは、誘っていて起こりを捕らえようとしているの
ですが、そのラインを過ぎると”あれ?”って感じで動転しているのでしょうか?

いずれにせよ・・・子供時代に習った「竹刀で相手の攻撃を受けるのはもっとも良く
ない」という中途半端な記憶だけが蘇ってきます。
もっと間合いを細かく使っていく事を、どなたかアドバイス願えないでしょうか。

よろしくお願いします。

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