記事タイトル:切り落としのコツ 


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お名前: Hide.    URL
To こーべーさん

少しでも拙サイトがお役に立ちますればうれしく存じます。


>ただ、不器用な私ですので、今は、「先の先」をとっていく稽古に専念したいと思い
>ます。

了解いたしました。
余計なご提案をいたしました。失礼の段お許しくださいm(_ _)m

お名前: こーべー   
hide.様、好月様、早速のご教示ありがとうございます。
土曜日の稽古が仕事の関係でできなかったため、まだ、練習ができていない状況であり、
レスを書くのもどうかと思ったのですが、とりあえず、お礼だけでもと思いました。

to hide.様
「すり流し」が良いのでは、というアドバイスありがとうございます。
ただ、不器用な私ですので、今は、「先の先」をとっていく稽古に専念したいと思い
ます。

to 好月様
好月様のお話は、とても、参考になりました。
逆に好月様が、ご期待されていたようなトビの内容にならず、心苦しくもあります。
私の未熟さでもありますので、どうぞ、ご容赦ください。
hide.様のお話と合わせて、これからの稽古に生かしていきたいと思います。
何か手応えなり壁にぶつかった時は、また、書き込みさせていただきたいと思いますの
で、どうぞ、よろしくお願いします。

今回、初めてのトビではありましたが、切り落としのみならず、稽古方法や出ばな面に
通じる理合まで参考になりました。
良い掲示板を作っていただき、hide.様には、心からお礼申し上げます。

お名前: Hide.    URL
To 趣味剣さん
>トピから外れてしまうのですが、古流での切り落としの稽古は
>剣道(竹刀)に繋がるものなのでしょうか。
竹刀の使い方としてはあまり役立ちはしないでしょうが、その理合や振り下ろしてくるお
相手の太刀をモノともせず踏み込んでいく胆力などは、大いに現代剣道に活かされるもの
だと考えます(^^)


To 好月さん

>また、左腰を前に出し右膝を相手の股の間にすり込む様なイメージで、完全な正対も目
>指します。
はい、切落しにしても出ばな面(相面)にしても、パワーを中心に集約するよう尖鋭的に
体を使ってやる必要がありますね(^^)

お名前: 好月   
To こーべーさん

>「相手を選ぶ」とお書きになられていますが、それは、どういった感じなのでしょうか?

 先の方でHide.先生も述べられている通り、こちらが「上太刀」にならないと切り落と
しは出来ません。従ってそうなりやすい相手となると、小さい直線的な打ちをする相手
がやりやすいですね。ちょっと強い中高生や若い人に多いと思います。また、女性など
打ちが素直で比較的軽い人もやりやすいです。
 やりにくいのは、右手が強くかぶせて打つ人、振りが大きくタイミングの合わせづら
い人、手首が硬く打ちの重い人、かつぎ気味の人、しっかりとした打ちの出来る人…
と挙げればほとんどやりにくい人たちばかりになってしまいます。(+_+)

 チョッと長くなりますが、私の切り落としの打ち方についてお付き合いください。

 私の場合、手の内の操作はせず打ちはあくまでもまっすぐをイメージしてます。振りかぶりは、相手より上太刀になれる程度迄上げます。タイミングは、相手の竹刀のもの
打ち部分にこちらの竹刀の中結よりやや手前が直角に入るようになればベストです。ま
た、左腰を前に出し右膝を相手の股の間にすり込む様なイメージで、完全な正対も目指
します。左足が流れて半身になると、相手の打ちに割られてこちらの竹刀は逸れてしま
いますから、特に下半身は意識しますね。それと何より必要なのは不動心。相手の打ち
に心が動いて、体を捌いてしまっては切り落としは成功しません。捧身・捨身になりき
り相打ち覚悟の位に立たないと上手くできません。私の場合ですけどね。
 先に紹介した塚本先生は、体を前後左右に捌きながら抜群の間合いで打っておられま
した。
 長々と自分を語ってしまい申し訳ありませんでした。m(__)m

お名前: 趣味剣   
hide.様

トピから外れてしまうのですが、古流での切り落としの稽古は
剣道(竹刀)に繋がるものなのでしょうか。

それとも別ものと考えた方がよろしいのでしょうか。

お名前: Hide.    URL
To こーべーさん

>「横」から見れば、前方斜めに立てて受け流すといった感じでしょうか。

なるほど。
でしたら、最も打ち安いのは「すり流し(すり落とし)」ではありませんか。
ただ、後の技にはなってしまいますが(^^;


>私が、2回の稽古(お恥ずかしい・・・)で感じたのは、こちらの気勢に押されて打っ
>た面には、有効(=お相手の足が出ていない)。難剣・変剣には向かない。
>先生には、困難(当たり前ですが)。といったところです。

切落しは、お相手の竹刀スピードを冷静に測って打たなければならない高度な技です。
ま、こちらの出が早すぎれば出ばな面になるだけですが、お相手の竹刀が遅過ぎると逆に
面をもらってしまうこともあります。故に、初心者や振りの大きな人には打ちにくい技で
すね(^_^ メ)

お名前: こーべー   
hide.様
>上手の先生相手に使う技ではないと思いますが(^^;
>上手には、やはりご自分から先をかけたお稽古をなさった方がよろしいのではありま>せんか。
痛いところをご指摘いただき(自省していたため)、思わず、苦笑してしまいました。

私が「切り落とし」に興味を持った元々の理由は、私の受け方(防ぎ方)にあります。
今まで先生方にも注意されたこともございませんので、そのまま私のスタイルになって
しまいましたが、竹刀を自分の中心に立てて防ぐことがメインです。
「横」から見れば、前方斜めに立てて受け流すといった感じでしょうか。
自分から見て、右から来れば、やや左に倒し、右から来ればやや右に倒すといった感じ
でしょうか。

せっかく、竹刀を中心に立てて受け流すのであれば、そこから、何かできないのか?
と考えていた次第です。
常に先を取って、出ばな面を打てるというものでもありませんし。
まだまだ浅学非才ですが、切り落とし面のレスに触れて、「ひょっとして」と思ったの
が動機です。

好月様が、「相手を選ぶ」とお書きになられていますが、それは、どういった感じなの
でしょうか?もちろん、好月様の剣道と私の剣道は、全く同じということはあり得ない
のですが、参考のため、教えていただけないでしょうか?
私が、2回の稽古(お恥ずかしい・・・)で感じたのは、こちらの気勢に押されて打っ
た面には、有効(=お相手の足が出ていない)。難剣・変剣には向かない。
先生には、困難(当たり前ですが)。といったところです。

お名前: Hide.    URL
To 趣味剣さん
管理人のHide.です。

>竹刀と木剣では、形状の違いがあると思うのですが、
>感覚的には同じなのでしょうか?
残念ながらまったく違います。
一刀流の切落しは、お相手も大きく振りかぶって打ってきますので、こちらが後から生じ
ても十分に間に合う余裕があります。また、「鎬で張り飛ばす」って手ごたえです。

ところが、竹刀の場合、
 ●小さく早く打ってくる
 ●竹刀は円形でいわゆる鎬が使いにくい
ので、「切落し」という技の名称ですが、かなり技術には差があると考えます(^^;


To 好月さん
管理人のHide.です。

>そういえば、警視庁の塚本先生はまだお若いのに上手い切り落とし面を打っておられま
>した(私もその餌食ですが…(T_T))
へ〜、そうなんですか!
塚本先生の試合は何度か拝見しておりますが、切落しは見たことがありませんね。
まぁたしかに、試合に使うにはちょっとリスクの高い技ではありますが(^_^ メ)

お名前: 好月   
こーベーさん Hide.先生 こんにちは! 

またまたワクワクするような話題ですね。(^^♪

私は、切り落としも出来るには出来るんですが、相手を選びます。また、出来るタイプ
とそうでないタイプがはっきりしているのと、出来るタイプの方が圧倒的に少ないの
で、すり上げの方が万人向きかな?と感じています。
 最近の先生は、あまり遣われませんね。八段の先生もそうです…試合向きじゃないで
すからね…。そういえば、警視庁の塚本先生はまだお若いのに上手い切り落とし面を打
っておられました(私もその餌食ですが…(T_T))稽古後に「あれが、一刀流の切り落と
しですか?」とお聞きしたところ、「私のは、そんなすごいもんじゃない。」とご謙遜
なさっておられました。「合気になるのに一所懸命です!」とも付け加えられました。
 
 てなわけで、私はコメントできる力量はないので、レスの進展を見ながら横レス参加
させていただきたいと思ってます。ご容赦ねがいます。

お名前: 趣味剣   
突然の書き込みですみません。
hide.先生は小野派一刀流を稽古されていたと記憶しているのですが、
竹刀と木剣では、形状の違いがあると思うのですが、
感覚的には同じなのでしょうか?

お名前: Hide.    URL
>出ばな面では、相手が動く「気配」で打つところが、逆に相手の誘いに乗せられて
>しまうこともある。
>切り落としでは、相手が動く「動作」で打つところが、逆に待ち剣に陥ってしまうこと
>もある。
>と感じました。

まさにおっしゃる通りです。
引きだされて打たれてしまうっていうことが、出ばな面の場合あるんですね(^^;

一刀流においてなぜ切落しが極意なのかと申しますと、「お相手よりも後から生じて、そ
の向ってくる太刀を恐れずに踏み出し、ひとつの太刀で”かわす””打突する“を実践し
て勝つ」からなんです。
つまり、お相手を引き出し「よけて打つ」という2つの動作ではなく「切落して打つ」と
いう一つの動作で打ち勝ってしまう。それゆえ強いわけですd(^-^)! 


>つまり、今日の稽古では、「待っていますね。攻めてませんよ。」と言われたものと解
>釈しています。

上手の先生相手に使う技ではないと思いますが(^^;
上手には、やはりご自分から先をかけたお稽古をなさった方がよろしいのではありません
か。


>前提条件としては、腕力よりも背の高さ(相手よりも高い)の方が重要な要素のように
>思いましたが・・・

私もそう思っておりましたが、大久保先生はたぶん160センチないくらいの小柄な方なん
です。でも、切落しは見事でした。パワーはありましたよ。「豆タンク」なんてあだ名で
したので(^^;

お名前: こーべー   
hide.様
早速の回答ありがとうございます。

少し稽古で遣ってみて思った(わかった)ことですが、やはり、出ばな面を打ち切れる
ようにならないと、切り落としもできないのではないかと、思い始めました。
「先の先」をとるところまでは、同じですが、
出ばな面では、相手が動く「気配」で打つところが、逆に相手の誘いに乗せられて
しまうこともある。
切り落としでは、相手が動く「動作」で打つところが、逆に待ち剣に陥ってしまうこと
もある。
と感じました。
今日の稽古では、2人の先生から、「小手や胴を打たれても良いから、出ばな面を打つ
ところがあなたの良いところ。今日は、打ち切っていなかった。」、「もっと、打つ前
の段階の剣先での攻めを練習しなさい。」と言われました。
つまり、今日の稽古では、「待っていますね。攻めてませんよ。」と言われたものと解
釈しています。

先生のご助言をいただき、またまた思い悩む私です。
ところで、hide.様がおっしゃってますが、切り落としって「腕力」が必要なのでしょう
か?
前提条件としては、腕力よりも背の高さ(相手よりも高い)の方が重要な要素のように
思いましたが・・・

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

私は小柄で非力なため、切落し面を打つくらいなら出ばな面を打ってしまおうと考えるタ
イプですので、積極的に取り組もうとは思いませんが、ある程度腕力に自信があるなら、
得意技に磨きあげればかなりの効果が得られると思います(^^)


>1 現代剣道において、切り落としが有効なのは、遠い間合いから打たれるお相手の
> 場合ではないでしょうか?

おっしゃる通りです。
でも、ある程度近間でも打てないことはありません。それはお相手が「上太刀」をとられ
たことによって十分に面を打ちきれなかった場合に限られますがd(^-^)! 


>つまり、「先を取っていること」、「打つときは、左手は中心にあること」など
>です。

これは必要条件ですね。
誘いのため剣先が中心から外れていたとしても、左手が中心から外れていては打ち切れま
せんでしょ。


>ある書き込みでは、切り落としは、「先の先」というものもありました。
>それは、具体的にどういうことでしょうか?

「先の先」の意味をご理解いただいているのであれば、自ずとお判りになることだと思
われますが(^_-)〜☆


>3 切り落としを得意にされている方は、いらっしゃるのでしょうか。

最近の剣士ではあまり見かけませんねぇ。
今、全剣連の副会長になられた埼玉の大久保和政先生は、小柄でしたが切落しを得意にし
ておられたはずです(^^)

お名前: こーべー   
先日、「面切り落とし面」のトビがありましたが、私の求めているものと異なるようで
すので、改めて、トビを立てさせていただきます。どうぞ、御容赦ください。

先日、先生と稽古をしていると、先生が、「あなたは、出鼻面を稽古されているが、
それだけでは、いけない。」と(たぶん切り落としの)「基本的な型」を教えてくださ
いました。
先生は、切り落としとは言われませんでしたが、このサイトで「切り落とし」を検索し
自分なりに一人稽古(素振り)し、稽古で試してみました。
すると、少し深いものの見事に決まり、(人間、現金な物で)すっかり気をよくし、少
し研究してみようかという気になっています。

私が練習中の切り落としは、以前、hide.さんが言われる
 >1.お相手が面を打ってくるのを、表鎬で受けるように竹刀をあげながら前進し
 >2.互いの竹刀が接した直後右手首を返し、お相手の竹刀を摺り流し
 >3.そのままかぶせるようにして面を打突する
そのものです。
そこで、お聞きしたいのですが、
1 現代剣道において、切り落としが有効なのは、遠い間合いから打たれるお相手の
 場合ではないでしょうか?
  というのも、切り落としは、相面よりも1/4テンポ程度遅れて出るため、近間
 では、打ちが深くなるのではないかというものです。
2 切り落としの場合、打ち始めから鎬によって打つまでは何となくわかったつもり
 でいますが、相手が打つ前の条件があるのではないかと思います。
  つまり、「先を取っていること」、「打つときは、左手は中心にあること」など
 です。ある書き込みでは、切り落としは、「先の先」というものもありました。
  それは、具体的にどういうことでしょうか?
  つまり、切り落としを遣う前の段階で、一定の条件が必要ではないか?と疑問に
 思いました。
3 切り落としを得意にされている方は、いらっしゃるのでしょうか。

どうぞ、拙い質問で失礼しますが、ご教示いただきますようお願いします。

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