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お名前: Hide.
To 豆剣士の父さん
>競技者は、試合結果に一喜一憂しますが、審判の方に対する感謝の気持ちを忘れては
>いけませんね。
ありがとうございます。
でも、審判もまた、試合者に対する感謝の気持ちを忘れてはいけないものなんです。審判を
するっていうことは、ものすごく勉強になることなんです。その得がたい機会を与えていた
だけたわけですから、真剣に、感謝の念を持って旗を振らなければいけないんです。
自分の揚げた一本によって、選手の人生やその後の剣道に対する取り組みまで変えてしま
うこともありうるのですから、決していいかげんな気持ちで審判に立ってはいけないのだ
と戒めなければなりませんね(^^)
To 江雲さん
>それも、ボールゲームのように入る入らないだけでなく、あたるあたらないにくわえ、
>あたっても刃筋、気勢、体勢・・・これらを自分の経験から総合して判断する剣道の審
>判とは、ある意味では極めて曖昧かもしれません。
有効打突の判定は、きわめて客観性の低いものなんです。ですから、おっしゃる通り、外国
人にはなかなか理解することが難しい。有効打突に対する美意識っていうのは、多分に日本
人の文化性と結びついているように思われます。その競技性だけを前面に押し出そうとす
ると、様々な矛盾点に突き当たってしまいます(^^;
審判、あるいは審判技術は、剣道競技だけでなく剣道の方向性までも規定してしまう危険性
をはらんでいるだけに、しっかりと勉強して臨んでいただきたいものですね(^^)
お名前: 江雲
瞬時に打突の判断を行う。
それも、ボールゲームのように入る入らないだけでなく、あたるあたらないにくわえ、あたって
も刃筋、気勢、体勢・・・これらを自分の経験から総合して判断する剣道の審判とは、ある意味で
は極めて曖昧かもしれません。
だから、剣道はオリンピックの種目にはこのままではなりえないでしょう。
(別に、なって欲しくもありませんが)
しかし、審判がいなくては、試合は成立しません。
豆剣士の父さんのおっしゃるように、高度の職人技となるよう審判になる人たちも修行をし、
人による判定のばらつきの縮小に努めて、剣道という運動文化を価値あるものとして継承して
いきたいものです。
江雲
お名前: 豆剣士の父
皆さん、たくさんのレスありがとうございます。
きちんとした判定がなされないと試合自体成り立ちませんので、審判は大切ですね。
特に、何分の1秒の打突を判断するだけでなく、場合によっては見えない打突に対する
判断もする審判は、高度な職人技であるとともに、奥が深いものですね。
競技者は、試合結果に一喜一憂しますが、審判の方に対する感謝の気持ちを忘れては
いけませんね。
お名前: Hide.
To 豆剣士の父さん
>見えている審判が旗を揚げ、見えていない審判であるHideさんがあたっているか
>どうかわからない場合(「あれならあたっているはず」とまで確信はもてないが、
>「あたっている」かもしれないと思った場合)はどうされるのでしょうか。
うーん、ケースバイケースですから一概には言えませんが、「かもしれない」の場合は責任
がもてませんので「棄権」するはずです。
昨日書き落としましたが、打たれた選手と打った選手の態度なども参考にしますね。こちら
が「かもしれない」と思っても、打たれた選手が「打たれたそぶり」を見せたら、「棄権」で
はなく旗をあげると思います(^^)
>Hideさんの立場では、見えている審判が旗をあげた場合に、見えなかった
>Hideさんが「不十分」にすることは原則としてないということですよね。
そうですね(^^)
ただ、ツルが回っているという指導を一回した後で、打突部位にあたっているかどうかは確
認できなかったが、ツルの回りは見える場合があります。このケースでは、合議をかけ他の
審判に諮ります。
To ヤッピーさん
>ところで、以前ある先生から教えていただいた審判の判断材料で、「打
>たれた側が打たれたと思ったかどうか」と言うのがありました。
そうですね。昨日書き落としてしまいました(^^;
豆剣士の父さんへのレスに書いたものですね。
>また違う意味かも知れませんが、手元を浮かされて打たれた小手などは
>結構軽くても取ることが多いように思います。
「動かされた」と「動じていない」の問題ですね。「居着き」と「動じてない」の見極めはかなり
難しいですよ(^^;
かなり高度な判断が要求されますが、実際に私もそういう見方をしておりますね。
お名前: ヤッピー
色々な意見が出ていますね。
私も基本的には大爺さんと同じ意見で、棄権はできるだけ避けたいと思
っています。
ところで、以前ある先生から教えていただいた審判の判断材料で、「打
たれた側が打たれたと思ったかどうか」と言うのがありました。
ここまで見切るのはなかなか難しいと思いますが、興味深い判断材料で
あると思いました。
Hideさんが良く言う、「相手の心を打つ」と言うやつでしょうか?
また違う意味かも知れませんが、手元を浮かされて打たれた小手などは
結構軽くても取ることが多いように思います。
お名前: 豆剣士の父
Hideさんのご意見納得できます。
ところで、1つ質問ですが、
見えている審判が旗を揚げ、見えていない審判であるHideさんがあたっているか
どうかわからない場合(「あれならあたっているはず」とまで確信はもてないが、
「あたっている」かもしれないと思った場合)はどうされるのでしょうか。
・・・細かい話ですいません。
Hideさんの立場では、見えている審判が旗をあげた場合に、見えなかった
Hideさんが「不十分」にすることは原則としてないということですよね。
お名前: Hide.
なんか、出遅れてしまったようですが、私の見解を書かせていただきましょう(^^)
私個人は、実際に見えていなくても旗を揚げることがあります、「気勢・体勢・音・竹刀の軌
跡」など総合判断して「あれならあたっているはず」と判断できる場合です。ただし、あくまでも「見えている側の審判」が旗を揚げた場合に限ります。見えている側が何ら反応して
いないのに、見えなかったこちらが旗を揚げることは避けるようにしています。
その場合、アイコンタクトで意思の有無を確認するにとどめます。
見えない側にいて「あたっているとは思えない」が、見えている側の審判が挙げた場合は「棄
権」をいたします。見える側の審判が自信をもってあげたものを、見えない側が状況判断で
打ち消すのは、その審判に対しても選手に対しても礼を失する行為だと考えるからです。
柳の風さんがお書きになっておられるように、見えなかったものに対して「棄権」をするの
は、実直な審判のやり方だと思いますが、安易な棄権を少なくする努力が求められるところ
だと考えます(^^)
お名前: 豆剣士の父
皆さん、たくさんのレスありがとうございます。
>また、審判の立ち位置が悪く、見事な小手に1本しか上がらない事も間々あります。
この場合はまさに、見えなかった審判は「不十分」ではなく「棄権」すべきなので
しょうね。
お名前: kimi
高校生の試合を知人(7段)と観戦中、見事な出小手に対し見えないはずの審判も含め、
一斉に3本の旗が上がりました。
「見えなくても上げていいの?」と聞くと、彼は事も無げに「打突の姿勢とタイミング、
竹刀の軌跡、音などで判断できる」との事でした。
ある一定のレベルに到達すれば、直接見えなくとも判断できるのかと、納得の判定でした。
時として、当たってもいない小手に見えない審判が反応する事も少なくありませんよね(メ)
また、審判の立ち位置が悪く、見事な小手に1本しか上がらない事も間々あります。
同じ状況でも、かなりのばらつきを感じています。
お名前: 江雲
憶測での判断は、やはりまずいと私は思います。
審判も修行が必要で、まずは見極めることが第一です。
ただし、それを積み重ねていくことで、自信を持って判定することが出来ればよいのでは
ないでしょうか。
(たとえ実際に見えたかどうかは定かでないにしても、自分の判断がくだせるのであれば)
そこまでくると、憶測ではなく高い次元での判断だと思います。
審判にも基本があり、柳に風さんのおっしゃっている通り、主審を要にした二等辺三角形
を維持し、打突を最も見極めやすい位置に常に立つように心がけねばなりません。
私も「棄権をするのは、立つ位置がよくなかったことことであり、極力避けるよう努力が
必要。」と教わりました。
ただし、「見極められなかった時は、人につられてあげるようなあいまいな判定はもっと
よくない。選手や観客からの信頼を失う。」とも言われています。
「選手の決した勝敗を、正しく見極め表示する」のが審判の役割ですよね。
江雲
お名前: 豆剣士の父
大爺さん、柳に風さん、早速のレスありがとうございます。
私の場合はまだまだ未熟で、大きく目を見開いて見ていてもスロー再生しないと
入ったかどうかわからないもので、見えてなくても音等を頼りに確信をもって
判断できるというのは、はるかかなたのレベルですね。
ただ、双方気合をかけて打っている中で打突音が聞こえないこともあるのでは・・。
個人的には、「見えていなくて、その他の状況からの判断ですと、結局は憶測というか推測で旗を揚げることになりますよね。」という柳に風さんの言葉が実態ではなかろうかという気がするのですが。
皆さんいかがでしょうか。
お名前: 大爺
to 柳に風さん
>審査の激励の言葉ありがとうございます。前日、陳さんともども飲み過ぎないように
気を付けます。朗報をお届けできるように、稽古に励みます。
朗報をお待ちしてま〜す(^^)
お名前: 柳に風
大爺さん、
まだまだ私の修行が足りないようです。どうもその辺りがまだ自信を持って判断でき
ないんですよ。これからその辺りを見極められるように、見取りの時などに気をつけて
みます。
審査の激励の言葉ありがとうございます。前日、陳さんともども飲み過ぎないように
気を付けます。朗報をお届けできるように、稽古に励みます。
この次の機会には、稽古お願いしますネ。
お名前: 柳に風
大爺さん、
まだまだ私の修行が足りないようです。どうもその辺りがまだ自信を持って判断でき
ないんですよ。これからその辺りを見極められるように、見取りの時などに気をつけて
みます。
審査の激励の言葉ありがとうございます。前日、陳さんともども飲み過ぎないように
気を付けます。朗報をお届けできるように、稽古に励みます。
この次の機会には、稽古お願いしますネ。
お名前: 大爺
to 柳に風さん
早速のレスありがとうございます。
大阪で直接お稽古は叶いませんでしたが、見取り稽古はしっかりさせて頂きました(^^;
来月の審査は普段の実力を発揮されれば間違いないと信じておりますが、敵は前夜のアルコ
ールに有りと存じます(^^)
さて、>はっきり見えていないものは、取り難いですね。
たしかにそれは云えますが、小手の場合、筒か拳かあるいは鍔であるかは音で判断できますで
しょう、この場合打った所が見えてなくても憶測ではなく確信を持って判定すべしと考えますが。
to 豆剣士の父さん
>棄権」の表示とは、どんな表示・動作をするのですか。
棄権した時は、両旗を前下で交差させて停止します。
お名前: 柳に風
大爺さん、
大阪では大変お世話になりました。残念ながら、お稽古はいただけませんでしたが・・・
「棄権はよほどの事がない限りあってはならない事」というご意見には同意します。
ただ、見えていなくて、その他の状況からの判断ですと、結局は憶測というか推測で旗
を揚げることになりますよね。とくに小手などは筒を打っているか、拳かというのは、
判断できないと思います。拳を打っているのは、例えば面を打ちにいって、面垂れを打
った、あるいは胴と言いながら、垂れを打ったのと同じと私は考えますから、やはり、
はっきり見えていないものは、取り難いですね。
ですから、私は立ち位置には非常に気を使っています。それでも一日審判をしていると、
何回かは、向こう側の審判が挙げた打突に対して、陰になってしまって見えない事があ
ります。その時は仕方がないので、棄権させてもらいます。
入った「だろう」、入ってない「だろう」、では、私は判断を下せませんので・・・
お名前: 大爺
柳に風さん、大阪では有難う御座いました。
to 豆剣士の父さん、はじめまして
私の場合は柳に風さんとは少し違うのですが・・・・
>技によっては(例えば出小手の場合)その打突が角度的に1人の審判からしか
>見えない場合がありますね。
はい、頻繁にありますよね。
>きっと、打突が見えなくても、決まったか不十分かの判断をしなくてはいけない
のですよね。
その通りだと思います。その場合、音・打突の機会・体勢で判断します。
見えていた審判の判断を尊重して判断をする分けではありません。
>見えなくても「不十分」という判断をすることもあるのでしょうか。
勿論あります。この場合も前記と同じ判断材料からです。
なお、柳に風さんに反論するわけではないのですが、棄権するという事は余程の事がない限り
有ってはならないことだと思いますが・・・・・(^_^;)
お名前: 豆剣士の父
柳に風さん ご教示ありがとうございます。
「棄権」というのがあるのですか。知りませんでした。
「棄権」の表示とは、どんな表示・動作をするのですか。
旗が上げるか不十分の表示しか気がつかなかったもので・・。
お名前: 柳に風
万一見えなかった場合は、棄権の表示をします。二人が棄権で一人が上げていれば、
一本です。
見えなかったものに、旗を揚げたり、不充分の表示はしません。だって、判断できな
いですから。
お名前: 豆剣士の父
試合を見ていて思ったことなのですが、審判について教えてください。
技によっては(例えば出小手の場合)その打突が角度的に1人の審判からしか
見えない場合がありますね。
そして、その審判が旗をあげた場合、見えなかった審判はどうするのでしょうか。
きっと、打突が見えなくても、決まったか不十分かの判断をしなくてはいけない
のですよね。
とすると、(打突が見えていない以上)見えていた審判の判断(つまり一本の判断)を尊重して自分も旗をあげることになるのでしょうか。
それとも、見えなくても「不十分」という判断をすることもあるのでしょうか。
そもそも、打突が見えなくても、決まったか不十分かの判断はできるものなのでしょう
か。
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