to mukoさん
そうですか、上段からの技があたって勝てたなんてよかったですね(^^)
でも、mukoさんが上段で勝てたのは、相手がそれに対する防御方法を知らなかっ
たからだと思います。けっして、「上段は勝ちやすい」だなんて思わないでくだ
さい。それどころか、上段で勝つのはたいへんなことなんですよ(^^;
もし、上段が中段よりも勝ちやすい構だとしたら、世の中の上段はもっと増えて
いるはずですね。事実、全日本選手権でも、ここ10年間は上段選手の優勝はあ
りません。それだけ、上段で戦うことは難しく、勝つことも困難だっていうこと
は頭に入れておいてくださいね(^^)
上段の構の基本は、なんといっても構え方です。一般的なのは諸手左上段といっ
て、左足を前に出したやや左半身の構です。そう、日本剣道形の一本目、打太刀
の構ですね(^^) この、左足前の状態で、前後左右にふらつかないで滑らかに移
動できるよう「足さばき」の稽古を念入りにしなければなりません。
これがうまくできるようになったら、次は素振りです。
諸手左上段の構から、まっすぐの振りかぶりに直しつつ左足を踏みだしながら両
手で面の素振りをしましょう。打ち終わりも左足構えですから、普通の中段の素
振りと逆になってます。それだけでもずいぶん難しいはずですよ。
これも、ふらつかず、しっかりと振れるようになるまで練習してみてください。
まず、これらが第一段階となります。中学校では上段は禁止ではありませんが、
高校に入って、そこの顧問の先生の許可をいただいてからでないと上段に上げる
のはどうかと思います。よく、考えて決めてくださいね(^^)