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お名前: むささび
高校時代というのは短いですし,体力も日々伸びますから
筋力体力に頼った個人的技術に疾りがちです.自己流に陷
らない為に基本があります.
質の転換に至るにはしかし概して時間が経かるものです.
初めは窮屈に感じた基本や型が違和感のないものになり
寧ろ基本のとおりが一番効果があると実感し出した時,
術の階梯に踏み込むのです.
総ての藝道がこの狭き道を通るものです.能の’花伝書’
にもあるとおり若い時は体力を遣うのも好いのですが,
基本を守りつつ修行してこそその先があります.
少し前のトビにも’テコの面打ち’を主張されている
方もみえますが,基本のままに励む中で気付く事でな
いと本物じゃないのでは?
質の到達した模範の高野佐三郎先生ですと,相手は只
吸い込まれる様に掛かりそのまま打たれたそうですが,
質が違えばこうなるか後は一歩も動けないかのどちら
かでしょう.
高校時代は基本のなかで精一杯汗を流し充実した日々
を送って頂きたいです.具体的な技術的指摘は古流の
自分は控えますので皆様の書き込みにお任せします.
以上老婆心から長々書き込みました.
お名前: Hide.
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管理人のHide.です。
高校生ぐらいですと、間合いも遠めですしスピードのある打突が要求されますから、
「ノーモーションで」っていうのは難しいかもしれませんね(^^;
むろんモーションを極力少なくする方法もあります。その第一番目は「足」ですね。
足を「継ぐ」あるいは「送る」などしてから打突に入りますと、お相手に出端を見破られや
すいですから、「足を動かさない状態から打つ」ということをしっかりとお稽古していく必
要があるでしょう。
また、「腕」もしかりです。打突時に「肘を伸ばす」ようにしてしまう高校生がけっこ
う多いんですね。これも、お相手に出端を悟られてしまいますのでよくありません。
このような部分を正していけば、かなり「ノーモーション」に近づけるはずですよ(^^)
さらに、背筋力を鍛える事によって「上半身の崩れ」を少なくする事ができますので、こち
らも効果があがるでしょう。試してみてください(^_-)~☆
お名前: ケンヂ
ケンヂです(@@)
ノーモーションという事は、相手に気を悟られないようにしたいわけですね。
やはり、そういう境地はむささびさんの仰られるように、生涯の鍛錬をもってこそ
辿り着けるものであると思います。
ですが、僕が少し意識している点でよければ、助言させていただきます。
・竹刀を遊ばせない(しっかりと相手の喉下につけたまま、気で相手を制する)
・自分の間合いを取り、相手の間合いに入れさせない、入らない(足さばきは極力避ける)
とくに打つリズムを体や竹刀で取っている場合は危険です。例:竹刀を下げてから打つなど
・技を力で打とうとしない(腕に力が入ると、簡単に読まれます)
学生剣道は、素早い出小手などをどうしても腕力だけで打とうとするので注意です。
・体の力を抜き、握りも最小限にして、重心をやや低く、相手のどんな技にも瞬時に反応できる心構えをする
がんばって、より上達を目指してください!(^0^)ノ
お名前: むささび
古流のむささびです,
元来武道では予備動作のない’居着かない’動きを是しとして
来ました.それには結局動きの質的転換をする以外にありません.
斬りの動作に於いては腕のみのヒンジ動作ではテイクバックを
取らなくてはスピードを出せませんし,そのスピードもある一点
のみにピークのある波のある出力ですが,術に達すれば予備動作
なしに初めからトップスピードで一定の力を維持する事が出来
ます.
総ては脱力,正中線,丹田,腸腰筋肉,重心利用等武道の階梯を一歩
一歩昇る事で習得されるもので,簡単なコツ等で身に付くものでは
ありません.その模範として古流には型が,剣道には先人の業績と
心構えが伝わっています.
試合での成果を目指して稽古される事にも意味はありますが,本来の
武道は質の転換がなるまで愚直に基本や型を守り修行するものです.
体力に頼った技術と違い誰しもが術に達する訳ではありませんが,伝統
藝能でもなんでもそれを求めて修行することに価値があるのではない
でしょうか.
お名前: B型の高校二年生
はじめまして〜!氏名の通り高校生です。
いきなり質問なんですが、自分は今、起こりを
なくしたノーモーションの打突を研究・工夫
しているのですが、どうも思うようにいきません。
そこでどなたかこの事に関してどのような練習を
行えば近づけるかなど少しでも知っていることが
ありましたら教えて下さい。
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