記事タイトル:一本を取ったあとの戦術 


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お名前: Hide.   
to ミッキーパパさん

>一本を取るとどうしても安心してしまって、保身に走り、時計がやたらと気になること
>になりがちでして、そういう気分で一本取り返されるとかなりイヤーな気分になるもの
>です。

一本取り返されて、その後あっさり連取される試合がありますが、それは選手がそんな精
神状態で戦っているからですね。もう一本を積極的に狙っていて取り返された場合でした
ら「まだ、これでふりだしだから」ってプラス思考ができるものです(^^)


>この前、こちらの地区で大会があって、アメリカ人と見られる子供がHide.さんの本を
>持っているのを見ました。

マジっすかぁ? アメリカの子供でも持っている子がいるなんて驚きですね!


>今回の本も内容がぎっしりで、もう他に書くことがあるのかいな、と思ってましたが、
>上記の回答などをみるにつけ、まだまだ書くタネは豊富にありそうですね。二冊目の出
>版を心待ちにしています。

ありがとうございます(^^)
今回の本も価格とページ数が決まっておりましたので、だいぶたくさんカットせざるを得
ませんで(^^; だから、書くことはまだまだたーーーくさん残っているんです。とはいえ、
1冊の本を生み出すのってけっこうパワーが必要なんですよね。またあの「産みの苦し
み」を味わうのかと思うと、ちょっと腰が引けますよ(^^;

お名前: ミッキーパパ   
Hide.さん、丁寧な回答ありがとうございました。

> 1.取り返そうというお相手の焦りを利用して出鼻・返しに徹する
> 2.お相手の弱気を感じたら、畳み込んで仕掛ける

> また、面を打って行って出小手や応じ返し胴を打たれたお相手は、「二本目」の最初で同
> じように面を打ってくることは少ないですね。まずほとんどの場合「小手から」入ってき
> ますから、そこにワナを仕掛けておくのも有効ですヽ(^.^)ノ

なるほど、具体的で大変参考になります。相手の心理状態を読んで、それを利用するというの
がミソですね。そういえば、昔、矢野先生が「剣道は化かし合いなんだよ」と言っていたのを
思い出しました。一本を取るとどうしても安心してしまって、保身に走り、時計がやたらと気
になることになりがちでして、そういう気分で一本取り返されるとかなりイヤーな気分になる
ものです。一本取ってからでも、相手の心理によって、行くべきところは行く、見るべきとこ
ろは見る、という風に対応するのですね。明快な回答、どうもありがとうございました。

> でも、次にもしお話があったときには、「上級篇」
> か「小学生向け」に取り組みたいものです。

この前、こちらの地区で大会があって、アメリカ人と見られる子供がHide.さんの本を持って
いるのを見ました。何部売れているのかは存じませんが、ここアメリカの片田舎にもHide.さん
の本が行き渡っているのをみると、どこかの出版社から執筆の依頼が来る日も遠くないのでは
ないでしょうか。今回の本も内容がぎっしりで、もう他に書くことがあるのかいな、と思って
ましたが、上記の回答などをみるにつけ、まだまだ書くタネは豊富にありそうですね。二冊目の
出版を心待ちにしています。

お名前: Hide.   
>このサイトの功罪は大きいです(笑)。

アハハ、罪もありますか?(^^;
2003年はますますのめり込んじゃいそうですね。でも、私のせいではありませんから
ね!


>そこで質問なのですが、皆様は一本を取ってからどのような気持ち・戦術で試合を進め
>ていますか?

そうですねぇ、自分が一本とられているときどうしたいかを考えますと、やはり、「でき
るだけ早く取り返したい」って思うものではないでしょうか。ただし打たれ方にもよりま
すよね。あまりにものすごい打たれ方をしてしまいますと、しばらくはそれを引きずって
しまうことがあります(^^; ですから、一本取ったあとの戦術としては、
 1.取り返そうというお相手の焦りを利用して出鼻・返しに徹する
 2.お相手の弱気を感じたら、畳み込んで仕掛ける
の、どちらかを選択することになります(^^)

また、面を打って行って出小手や応じ返し胴を打たれたお相手は、「二本目」の最初で同
じように面を打ってくることは少ないですね。まずほとんどの場合「小手から」入ってき
ますから、そこにワナを仕掛けておくのも有効ですヽ(^.^)ノ

なにしろ「一本取った」ということは試合のイニシアチブを奪っているっていうことなの
ですから、油断したり気を緩めることなく、お相手の心理状態を上手に操作しながら「も
う一本」を考えていくべきでしょう。


>あまり良い本だと思ったので、もう一冊取り寄せ、知り合いの日本人の剣友にもクリス
>マスにプレゼントとして贈りました。早く二冊目を出してください(笑)。

恐れ入りますm(_ _)m
2冊目ですか・・・。私のような名もない町の愛好家が本を出せただけでも驚きなのです
から、2冊目がありますかどうか(^^; でも、次にもしお話があったときには、「上級篇」
か「小学生向け」に取り組みたいものです。

お名前: ミッキーパパ   
Hide.さん、皆様こんにちは。

暮れもおしせまってきました。今年は10年ぶりに剣道を再開して、それにのめり込んだ一年
になりました。剣道がこんなに奥深く面白いものだとは知りませんで、本業がおろそかになる
ほど熱中してしまいました。このサイトの功罪は大きいです(笑)。

さて、先日久しぶりに試合をして思ったのですが、標題の通り、一本を取ってからどう戦った
ものかなあと感じた次第です。私の場合、一本を取ってから安心してしまい、攻めが甘くなった
り、ぼやっとしたりして、取り返されてしまうケースが多いのです。特に、時間が始まって
すぐに一本を取れたりすると、そういう傾向が強くなってしまいます。

そこで質問なのですが、皆様は一本を取ってからどのような気持ち・戦術で試合を進めています
か? スタンダードな回答は、「一本取っているんだから、あせらずじっくり相手を見て、好機
を探る」というところでしょうが、私の場合、その通りにやると、どうしても攻めに気合いが入
らなかったり、相手をみすぎてやられてしまうということが多いのです。皆様のお知恵を教えて
下さい。

因みに、Hide.さんの本が先日やっと届きまして、興味深く拝読させて頂いています。あまり良
い本だと思ったので、もう一冊取り寄せ、知り合いの日本人の剣友にもクリスマスにプレゼント
として贈りました。早く二冊目を出してください(笑)。

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