管理人のHide.です。
今や、中高生から大学生まで、およそ強豪校といわれる学校では、つばぜり合いからの展
開のお稽古をしっかりとやってますね。単に引き技だけではなく、「追ったところ」や「追わ
れたところ」等もあわせて、総合的にお稽古しております。それだけ試合の中に良く出てくる場面ですし、そこから一本につながるケースも多いっていうわけなんです。だから、し
っかりと取り組みたいですね(^^)
さて、つばぜり合いからの展開をうまくするためには、何はさて置き「正しいつばぜり合い」
の形が作れていなければ話になりません。正しいつばぜり合いとは、「中段の構えの状態が
限りなく近づいていき、鍔と鍔が接する状態になったもの」です。したがって、左こぶし
の位置は中段に構えたときと全く同じでなければいけません。これがずれてしまいますと、
お相手から見て「スキの多いつばぜり合い」ということになりますので気をつけなければな
りません。
また、右腕が縮みすぎていて「懐の狭い」つばぜり合いも「悪い形」です。自分の前の空間が
広いからこそ、お相手を崩すことも出来ますし、お相手のとっさな動作にも対処すること
が出来るわけです。
さらに足も重要です。お相手にもたれかかるような形では、簡単に崩されてしまいますの
で、しっかりと自分の足で立って、前後左右どちらにも瞬時にさばけるようにしておかな
くてはなりません。
これらの事が出来ていれば、あとは、引き技の打ち方やそれに関わる崩し方などを勉強す
ればいいわけです。まずは「正しいつばぜり合い」が出来るようしっかりとお稽古してみて
くださいヽ(^.^)ノ