記事タイトル:斬鉄剣について |
tokuさんありがとうございます,虞らく小銃を斬られた話は振武舘の黒田鉄山先生の エピソードにもあるかとおもいます.黒田先生は改心流ですから新陰流系の袈裟や弧 を描く太刀筋だと思います.やはり斬戟には古流の(一刀流は違うかもしれませんが) 方が日本刀の威力を発揮せし得るのでしょうか. 自分は鑑賞用の真剣しか持ち合わせず稽古は専ら模擬刀ですので大して試し斬りを積んでいません,tokuさんのお遣いのは安価な実用刀でしょうか,充分鉄にも耐えると御考えでしょうか?それとも古刀信仰が強すぎるのでしょうか?件の黒田先制の御祖父は新刀 で充分と申された由ですが,やはり腕がなくては始まらないのでしょうか.
むささびさん 初めまして。居合と剣道を修行させていただいているtokuと申します。ちょっと焦点が ずれた書き込みになってしまいますがお許しください。 日本刀をどこまで(武器としてという意味で)評価しているかというのは、非常に難し い御質問だと思います。試し切りをしたことのある方は結構おられるでしょうが、鉄など の金属類を斬った方はすくないでしょうし。 それは、わたしたちは日本刀を単なる武器・道具とは思っていないからだと考えます。 わたしも師匠から「日本刀は霊器である」と教えられました。刀匠が斎戒沐浴し身を清め 、注連縄を張り巡らした道場で精魂込めて鍛え上げる。これが日本刀です。試しというこ とで鉄を斬る・・・、わたしにはできません。(実際に斬っている先生方がおられること は承知しております。価値観の違いですので、どちらがよいとか悪いとかはないと思って います。あくまで、わたしの考えと御承知ください。) また、むささびさんは古流を修行されているとのことですから、鎧武者との戦いで兜な どを打たずに倒す術が各流に伝承されているのは御存知ですよね。 わたしの兄弟子(といっても御高齢の先生ですが)は、戦地において今で言うゲリラと の遭遇戦で・・・。なんというのか失念しましたが、よく昔のドラマなどで機関銃の弾を 袈裟のように肩にかけているのがありますよね。「その弾ごと無意識のうちに斬っていた 。意識していたら斬れなかっただろう」というお話をうかがったことがあります。 また、当時、敵の小銃ごと斬ったという記録も残っています。日本刀は本当に斬れま す。ただ、時代とはいえ、日本刀にも剣士にも辛い・悲しい出来事であったと思います。 わたしは、毎日のように日本刀を手にしておりますが、実際に戦いに使わないでいられる ことの幸せを噛みしめております。 ある刀匠は「この刀が持ち主とその御家族を守れるように、そしてこの刀がひとを傷つ けることのないようにと祈りながら刀を鍛える」とおっしゃっておりました。
管理人のHide.です。 私は竹刀剣道といいところ小野派一刀流という古流しか勉強しておりませんので、お役に 立つことは出来ないようです(^^; 詳しい方のカキコをお待ちくださいm(_ _)m
所謂鉄をも斬る日本刀の実力に就いて皆様の意見を頂戴したいです. 当方は古流の経験者ですが,実際に兜割り等を見た事はありません. しかし,噺しにはききますよね.日本刀を皆さんはどこ迄評価して いますか?