記事タイトル:審査と試合の違い 


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お名前: 剣志郎   
じょーさんへ☆
待剣になりそれが心証を悪くするか?否か?…(-.-;)y-~~~ビミョ〜

ふたつお答えがあります。
まず一つ目は「それじゃ、双方懸かり稽古じゃないの?」という疑問からくるお答えです。
まず「打つことと攻めることはイコールではない」ということをご理解していますか?前文
に書いた「理合にあった攻め」でしょか?「打ってきたから打つ」「とにかく先に打つ」で
は、ただの「早打ち合戦」です。(それって、剣道ですか?稽古の成果でしょうか?)
…メ〜ン!と打ってはもつれ合い、崩し合いながらまた引き面、構えるなりまたメ〜ン!…

小学生低学年の試合じゃないんだから、少しは考えたほうがいいと思いますよ。相手がそん
な風にやってきても少しもたじろぐ事はありません。堂々と構えて、いなす、返す、応じる
とやればいいんです。相手が「こいつは待剣か?」と思って居着いたら、そこを逃さず思い
きってメン!(これができたら、恐らく2,3本で合格です!)
「出足が悪い」のと「待剣」また「後の先」は別問題です。「出足が悪い」のは単に稽古不
足。「待剣」は攻めが無い誘いの剣道。「後の先」は攻めて相手を動かす剣道。簡単に言え
ばこういう違いです。つまり「待剣」と感じられてしまうのは攻めが感じられないからです
。相手だって何度も「打てば返され、打てば返され」となれば、少しは考えるものです。そ
の時、剣道が変わるはず…特に居着きが生まれた瞬間を逃さず打てば、仮に待剣を行っても
、それは「打突機会を知っている」という評価に繋がります。バンバン打つ剣道をやって、
二段じゃどうかはわかりませんが、少なくとも三段じゃ不合格です。
という訳で、一つ目の回答は「待剣の意味が分かっていて、ちゃんと打突機会に打ち出せれ
ば問題無い」という回答です。


もう一つ目は「二段にそこまで求めるのか?」という観点からの回答です。本来は前文のよ
うな稽古態度を見せられるのが理想です。私が受験した頃は高校生でないと二段は受けられ
ませんでした。(中1で始めて三ヶ月で1級、一年後初段、高校1年まで待って直ぐに二段
、二年後三段、約12年休んでリバイバルで四段…)今の中学生が二段に挑戦するのとは、ち
ょっと事情が違っていると思いますが、実際、私は前述のような稽古態度で受験し合格しま
した。その時、丁度じょーさんが想定したような相手でした。私は手数が少なかったので心
配しましたが、友人の話によると「いや、堂々としていたよ☆直ぐに(審査員は)うなずい
て、一斉に丸をつけてたよ!だから心配無い!」と励ましてくれました。…そして結果は、
合格でした。(ですから、経験的にもお勧めするのですが…)

しかし、最近引率で審査会場に行くと「おやおや?」と思うことがあります。それは叩き合
いの剣道をしているからです。「これじゃ、一級や初段と変わりないなぁ…」と思うのです
が、ほとんどが合格…(@.@; アレ?マァ!
正直「二段三段は奨励段…」というのが頭をよぎります。まぁ、叩き合いとは言え、体のキ
レはみんな良いです。各学校のエースクラスでしょう。恐らく審査員の評価としては「動け
るだけの稽古は積んでいるのだな」と言うことではないでしょうか?剣道が良い悪いという
事ではなく「ヨドミ無く技が打ち出せている」と言う事で合格なのだと思います。しかし、
これは相手に左右されます。綺麗に見えるためには、相手との息の合ったタイミンブが必要
だからです。剣道は気を読み合う競技ですので、その能力を生かして、逆に相手と気を合わ
すことが出来なければなりません。そうでなければ単に「元気が良いだけ」となるだけです
。試合で成績が良い人が合格できない理由の一つはこうしたことが原因なのではないかと思
います。

お名前: じょー   
審査開始と同時の打突のことですが、例えば僕がじっくり攻めようと思っても
相手がいきなり打ってきてしまった場合、僕が「待ち」の剣道をしているとみなされて
審査員の先生方の心証を悪くしてしまうのではないでしょうか?

お名前: 剣志郎   
一級からリバ剣四段まで一発合格の剣志郎です☆

私の意見ですが、試合と審査に変わりは何も無いです。
ちょうど、ドラえもんさんが「崩し」や「胴」でおっしゃられているように、要は「基本に
忠実」「正しい打突」「理合にあった攻め」ができているか?どうか?が問題なわけです。
したがって、普段からできていない人には「試合と審査は違う」とお感じになられることと
思います。ですから、基本稽古でちゃんとできない技や正しくない崩しはやってはいけない
わけです。それが、ちゃんとできていれば逆にご披露すべきでしょう☆

ここからは2分間の戦略ということになるわけですが、今の自分の得意な技(正しい技)、
不得意な技(不正確な技)を分類し、なるべく得意な技を出さないようにすることが望まし
いと思います。また、二段ともなれば「二段打ち・三段打ち」等の連続技、「単調ではない
攻め」「正しい返し・応じ動作」等が求められると考えますので、その辺の稽古は怠り無く
されると良いでしょう。

不得意な技を出すことは「私はこんなにまだ未熟なんです。ぜひ、落としてください。」と
言っているようなものです。また「私は胴が得意だから胴を打つ」と言っても胴ばかり打つ
単調な攻めではいけません。つまり、面や小手にしても毎回同じ攻め方ではダメだと考えま
す。(二段程度でしたら、多少大目に見てはもらえると思います。)

あと「開始と同時に打っても良いのか?」というのは、つまり「業前の攻めをせずに打ち込
む」ことに他なりません。つまり打突機会を考えもしないで攻めていることになりますので
本来は×です。「私はまだ、そんなことを考えるレベルではありません。」と公表している
ようなものです。二段で「業前の攻め」「後の先」などは求められないと考えますが、余り
に不様です。二・三段では「先をとる」ことぐらいはできなければなりません。四段・五段
は「先の先」、六段ともなれば「後の先」てな感じでしょうかね?…f(^_^)

ちなみに「審査は試合ではないのだから、負けてもいい」というのは、こう言ったことが出
来ているか?どうか?を見る訳ですから、勝敗は余り関係無いのです。ただ、ちゃんと出来
ていれば、より多く本数を取れるのは必然です。相手が上手で読み違いもあるから、多く本
数を取られても仕方ないです(笑)。そこで、慌てて取り返そう!なんて思ったらドツボに
はまりますし、審査を忘れてしまいます。(ノ-o-)ノ オテアゲェ

切り返しも普段通り「基本に忠実に」って感じです。普段から一息の切り返しをしているの
であれば一息ですし、やりなれていなければ一本打ちの切り返しとなると思います。とにか
く「普段と違うことはやらないこと」「普段から基本稽古をちゃんとやること」「当日はち
ゃんと体調を整えること」「特に当日はゼッケンつけて、ダラシナイ格好や態度をしない」
これだけを気をつけて下さい☆
(⌒▽⌒)カンバレ!

お名前: ドラえもん   
試合と審査では違いがあると思います。試合に強い人が何故か昇段試験に落ちるという
のも稀に見られますし。
で質問についての個人的な解答ですが、
崩しについて、体当たりも立派な崩しですのでOKだと思います。ただ、腕力だけで押
すというのはいけないと思います。
次に胴打ちですが、講習会で模範稽古をやらせて頂いた時に私も高段者の先生にお尋ね
したのですが、「胴打ちはかまわないが、体勢が崩れたり、刃筋が通ってなかったりす
るなら駄目だよ。」との事ですので個人的にはお勧めしません。
開始と同時に打つのは、相手が油断していたりする場合には素晴らしい打ち込みをして
下さい。ただ逆にそこをポコッとやられないように気を付けて下さいね。
切り返しの発声ですがどちらでもかまわない気がしますが、道場の先生には一呼吸でと
言われました。
アドバイスとしては、昇段審査には様々な人が来られますので、間合いも関係なく打っ
てくる人も中にはおられるかもしれませんので、その時は相手に合わせるのではなく
いなしたり、自分のタイミング、間で対応して下さい。以上個人的意見です。
昇段されるよう頑張って下さい。

お名前: じょー   
もうすぐ弐段審査です。
ところで審査について以下の疑問があります。
・つばぜり合いの最中に相手を押すなどの「崩し」を入れてもいいのか。
・引き胴や胴は打たないほうがいいのか。
・開始と同時に打っていってはいけないのか。
・切り返しのときの発声は「メーーーーーーーーーーン」のように伸ばすのか、
 それとも「メンメンメンメンメン」のように切るのか。
 などです。他にもアドバイスがあったらお願いします。

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