記事タイトル:対上段の対処法は? 


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お名前: 勝手に白熊   
私は、上段と対戦するのが好きな方です。カーコウさんが間合いを詰められるのがし難い
と書かれているように私はどんどん間合いを詰めていきます。
どのように間合いを詰めるかと言いますと、構えは「平正眼」と「霞の構」を繰り返しながら
歩み足で相手に対し進んでいきます。左右の小手がすごく近くなって打ちやすいと思います。
歩み足は結構有効的ですよ(実戦で確認済み)。
しかし、上段の上手な方には通じないでしょうね。

私は、二刀流もやっており試合にも出場したこともあります。構えは、六四三の剣に出てくる
「乾」と同じ逆二刀流です。逆二刀流の方が一刀に戻したとき違和感がありません。
少なからず上段を構える方の気持ちは分かっているつもりですけどね。
ちなみに、二刀流のデビュー戦で福岡で有名な上段の方(ここではK森先生としましょう)
に「突き」で95kgの体を2m飛ばされました。痛いと言うよりも、恥ずかしかったな。

お名前: Hide.   
To カーコウ

上段の間合をとらせてくれずどんどん入ってきちゃうと対処の仕様がなくなっ
ちゃうよね。狭い道場で稽古してると、なおさら困る(笑)

こういうときは、竹刀を払って前に出る技をいくつか開発しておくといいね。
ただの払い面だけではダメだよ。そこが工夫のしがいがあるところだね(^^)

一番いいのは、間合に入ろうとするところを出鼻で打っていくことだけど・・・。
出鼻が効かないと、辛いよなぁ。やはり、中段サイドから見て出鼻面の威力
のある上段って怖いもんだからさ(^^)

お名前: カーコウ   
僕は上段を取っています。
上段の立場から言わせてもらうと
一番し難い相手というのは、どんどん間合いを詰めてくる選手です。
左小手に竹刀をきっちり付けたまま近づいてこられると
どうしようもないです。

お名前: バハムート   
ひょえーーーー!!!!!
まさか、あの修羅の霞の構のモデルが
こんな身近なHide.さんだったなんて、、、、、。

改めてHide.さんの偉大さを思い知りました。

お名前: Hide.   
To バハムート

あんまりおおっぴらにはしたくないんだけど(って、インタネに載せたら広まっ
ちゃうわなぁ(^^;)、モデルは僕です。

早実の福田一成先輩が村上もとかさんと友人で、村上さん(今は知らないが、当
時は剣道をやっていなかったため福田先輩がアドバイザーだった)から修羅を武
蔵と戦わせるときのアイデアを尋ねられたそうです。それで当時珍しかった僕の
「霞の構」にしよう、ってことになったんですよ(^^)

でも、僕も各大会で「霞の構」をとりましたが、埼玉県内で拳に当たった平打ちの
片手小手をたてつづけにとられ何回か悔しい思いをしてから、あまり使わなくなり
ました(^^;

お名前: バハムート   
!!!!!!
修羅の霞の構のモデルがHide.さんってどういうことですか??
修羅は作者の人がHide.さんを見て作ったってことですか?

っていうか、右足前の霞の構えはHide.さんが原点なんですか?

マンガの話になったので、ついでに言ってしまうと
「しっぷうどとう」でも三田監督が長門君に対して霞の構えを
使っていた気がします。

お名前: Hide.   
To バハムート

ハハハ、よく、そんなことまで知ってるなぁ(^^;
そんな話したことあったっけ?

いやぁ、発想は単純ですよ。上段は中段とはやり慣れてるけど、上段とはやり
慣れてないって考えですから(笑)
また、下には「上段は体感距離で中段との間合いを計る」と書きましたが、現
実にはそれだけじゃなくて、平正眼の竹刀との距離も見ているんです。相上段
になった場合、まさに体感距離の勝負になりますから、相上段専門に稽古して
いけば、対中段に慣れている上段よりも間合に明るくなれるし、相上段専門の
技(攻め)もありますから、それだけを徹底的に稽古していけばけっこううま
く戦えたんです(^^)


To かたてづきおさん

「霞の構」ですが、簡単に入ってしまうと剣道漫画の代表作『六三四の剣』
(村上もとか著)で、修羅が六三四にとった構えです。←ちなみに、あの修羅
の「霞の構」のモデルは僕の構なんですけどね(笑)

「霞の構」は小野派一刀流の中に出てくる構えで、本来、左足前なんです。僕
も左足前での「霞の構」を何度も対上段で試してみたのですが、やはり、動き
に対応できないので右足前の変則の構えを考え出しました。

構え方ですが、右手を顔の前ぐらいまで上げ、剣先は右拳くらいにつけます。
左拳は中段の位置より高くさらに右に寄ることになります。ちょうど、切返し
で右面を受けたときの形で剣先を前に倒した感じですかね(^^)

ただ、この構えは「中段の変形」と考えられますから、左小手を打たれても有
効打突になる可能性があるということを頭に入れておく必要があります。
諸手打ちの多い上段に対しては右の出小手が効くので、それをベースに攻めま
すヽ(^.^)ノ

お名前: かたてづきお   
詳しく書いていただきありがとうございます。
ちなみに僕は表すりあげは打てないこともないですが
まだ絶対の自信がありません。
これからこの教えにしたがって練習します。
ところで「霞の構」ってどんなのですか?

お名前: バハムート   
Hide.さんは学生時代上段に対して合い上段の練習を
したそうですね。
未熟な僕はできないにしても、どういう風にやるのか興味あります。
教えて下さい!

お名前: Hide.   
To かたてづきおさん

そうですね。かたてづきおさんは、表のすりあげ面を打てますか? これが打
てると、対上段作戦はかなり楽になりますよ(^^)

上段と中段の大きな違いは「上段は一度おろすと連打が難しい」そのかわり
「中段よりも遠い間合から打つことができる」ということが上げられます。
一般的な上段選手は、中段の入り際、または、技をかけてくる起こりの出鼻面
を狙うのがセオリーです。これによって、中段を間合の中に入れないようにす
るわけですね。また、中段が攻めあぐねて居着いているところを、思い切りよ
く飛び込み面や飛び込み小手(場合によっては諸手小手)に打ってきます。

上段攻略法は、この上段の狙いを逆用してやることによって成立します(^^)

上段は剣先で間合いを計ることができませんから、上段選手はすべからく「体
感距離」でもって間合いを計っています。中段は、剣先で間合いを計ることに
慣れていますから、足を止めていると上段に間合を盗まれてしまいます。必ず
しも右回りにこだわる必要はありませんが、上段に間合をつかませないように
足は止めないようにしましょう。
そして、相手の出鼻めんを誘うような気持ちで、平正眼をやや高めに開いて間
を詰めます。ここで、片手面に来てくれれば、表のすりあげ面を打ちます。来
なければ、左小手ですね(^^)

これが基本の攻めになります。

応用としては、同じ入りから、面応じ返し逆胴狙い。
同じ入りから、左小手と片手突の見合い。
同じ入りから、片手突と上段がさがったところの面の見合い。
同じ入りから、左小手と右小手の見合い。
なんていうのがありますかね(^^)

平正眼ではなく「霞の構」で構える方法もあります。

お名前: かたてづきお   
僕はどうしても対上段になるとうまく行きません。
なにを打ってもうまく行かないのです。
困ったあげく僕は突きを多用して上段を崩して戦う事が多いのです。
左ごてを打ったりするのは分かるんですがうまくいきません。
HELP ME!

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