記事タイトル:剣道形小太刀の意味 


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お名前: 形大好き   
剣道形の小太刀は刀の使い方、即ち「刀法」を学ぶためのものらしいです。
小さい刀を使うことにより、より具体的に鎬の使い方、つまり「すり上げ」や
「すり落とし」といったような術に関すること、また入り身になることで「捨て身」になるという事などの精神面の教え、また大太刀と対する際に半身に構えるのは、太刀の構えたときの刀の長さと半身になった際に構えた右手と小太刀の長さがほぼ同じなることから、半身を取って刀の長さにあわせると教えていただきました。
これが形で小太刀を学ぶ意味だそうです。以上、元警視庁の大田忠徳範士の形の講習会で教えていただきました。

お名前: おぽp   
うんこ

お名前: Hide.    URL
To 猫銀さん

管理人のHide.です。
いつもながらの補足、ありがとうございます(^^)
またまた勉強になりました!

小野派一刀流の小太刀の組太刀はかなりいいものが残っているそうですね。大学時代小太
刀と相小太刀も教わったのですが、「竹刀剣道にはたいして必要ないから」と勉強を止めて
しまったのが悔やまれます(^^;

お名前: 猫銀   
またまたお邪魔して補足させていただきます。

剣道において脇差或いは小刀を尊称として「小太刀」と呼んでいますが、本来は
車や駕籠などに入るように作られた小ぶりの太刀のことを謂います。

朝鮮通信使の記録にわかりやすい表現があります。
「日本の武士は、刀を三本差す。 一本は殺、一本は防、一本は自殺」
大刀は戦闘用、小刀は護身用、短刀は切腹用、ということでしょう。

剣術流儀には、抜刀居合は無くとも小太刀の形は必ず付随しています。
太刀が折損した場合、城壁などにとりついたり荷物を抱えていて片手が塞がっている
場合、敵に不意に襲われ長い太刀では抜刀が間に合わないと判断した場合、屋内など
狭い所で長い太刀が自由に扱えない場合等、太刀の弱点を補完する為に必須のもので
した。 

短刀組討と小太刀の術は混同してはいけません。 一尺に満たない短刀は刺したり首
を掻き切ったりすることに使うもので、敵の武器を打ち払ったりする護身の用に耐え
られないからです。  短刀は相手に接近して闘うことが前提の武器であり、対して
小太刀は相手から離れて闘うことが前提です。 

お名前: PM7500   
小太刀といえば、実は銃剣道の「短剣道」の部で使われているそうです。
図書館にあった「武道(だったかな?)」という本によると、ルールのツメがまだまだ
だそうで難しいそうです。もちろん腕をつかんで突き、とかあって「殺し合いに近い雰囲気」
があるとか。
まあ、私個人としては剣道にこそ「小太刀の部」があった方が良かったと思います。
なんせ銃剣道なんてお目にかかれないものですし、「剣」道と言うぐらいですから。

お名前: GEN   
剣道形を学ぶ意義の一つには、刀法にのっとった剣道ができるようになることがあると思います。
『侍が太刀、小太刀を腰にさしていたのだから、当然、小太刀の扱いも併せて学ぶべき』
こう考えてはいかがでしょうか?

太刀に対する小太刀の技術は、護身の為にあると思います。
太刀が使えない場合の、最後の砦といったところでしょうか。

剣道形の小太刀には、打太刀がありませんね。

使い方は異なるかもしれませんが、現代剣道でも二刀で小太刀は活躍してますね (^_^)

お名前: 疾風トド   
ご意見ご回答ありがとうございます。
清正鉄心さん
>剣道が刀法より発しており、太刀と小太刀が存在する以上、
>知りません、判りませんでは、寂しいです。
おっしゃるとおりだと思います。ただ、剣道をはじめて間もない方に
そこまでの理解を求めるのはなかなか難しいかな思っています。
徐々に理解していただけるようにしたいと思います。
hideさん
>体術的な動きやさばきが多く、竹刀剣道を行なううえでもたいへん
>役に立つものであると認識しておりますヽ(^.^)ノ
>ただし、これが理解できるようになるにはある程度の熟練が必要と
>思われますので、初段の方にお教えするには難しいかもしれませんね(^^;
私も小太刀3本は体さばきのいい練習になると思っているのですが、
結構怖いときもあります。特に2本目、刃びきでやるともう(*_*)
質問された方は最近小太刀3本の稽古を始めたので疑問に思ったの
かもしれません。でも質問することはいいことだと思います。
こちらが答えに窮する事もありますが(^^;)

お名前: GEN   
keita さんの言うような場面が、映画『たそがれ清兵衛』にありましたね。

『座頭市』『ラストサムライ』では小太刀を投げるシーンがありましたが… (;^_^A

お名前: keita   
日本の昔の家は天井がとても低くく、そこで太刀を
使うと天井に引っかかってしまうので、小太刀を使う
ようになったと聞いたことがあります。

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

「小の間合から大の間合へ攻め入る」というのはたいへん難しい行為です。
また、小太刀の形はすべて「入り身にならんとするところ」「小太刀に全身を隠す」「左
右へ変化する」など、体術的な動きやさばきが多く、竹刀剣道を行なううえでもたいへん
役に立つものであると認識しておりますヽ(^.^)ノ

ただし、これが理解できるようになるにはある程度の熟練が必要と思われますので、初段
の方にお教えするには難しいかもしれませんね(^^;

お名前: 清正鉄心   
あくまでも、私個人の意見ですが、
剣道は、伝統文化と考えておりますので、直接役立つとか、効果がすぐあるわけで
なくとも、大切なことはあると思います。
稽古と言う言葉は、「いにしえのことを考える」と言う意味です。
温故知新と言う言葉もあります。
剣道が刀法より発しており、太刀と小太刀が存在する以上、
知りません、判りませんでは、寂しいです。

お名前: 疾風トド   
すいません、先の書き込み改行を入れてなかったため大変読みにくくなっています。
失礼致しました。でも、読んで発言していただけると嬉しいです。

お名前: 疾風トド   
はじめまして、疾風トドと申します。剣道形の小太刀3本はなぜ取り入れられたのでしょうか?また、現在もなぜ続けられているのでしょうか?先に申し上げますが「無くせー」といいたいわけではありません。通っている剣道教室の初段の方に同じことを質問されました。
「太刀がなかったときでも小太刀(脇差)だけでも対抗できるように」と「昔武家屋敷を訪問する際には太刀は玄関で預けてしまうので」と説明しました。(違っていたらご指摘ください。)その後で脇差ってなにか失態を演じたときにその場で切腹するためにもってるんじゃなかったかなぁ〜とも思いここに質問させていただきました。うちの教室では毎土曜日に1時間程度の形稽古時間があります。小太刀も体裁きや理合を学ぶには大変よいと思っているのですが、現在の竹刀剣道では直接使う機会はないと思っています。始めたばかりの方はその辺りがよく理解できないのかなと思ってもいます。私自身も明確な答えを持っていませんでしたのでよくご存知の方がいらっしゃればお教えいただけると助かります。

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