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お名前: しーやん
近本選手、良いですねぇ〜。
確かにあの上背とすらりとした立ち姿からのメンに注目が行きがちですが、
近本さんの凄い所はそれだけではないのです。
前進の足捌きの巧みさと鋭さ。間に攻め入るスピードの速さ。
相手にタメを作らせないほどの威力と鋭さがあります。
しかも手元はほとんど動かさないで足捌きのみでそれをやってのけるので、
実際には相手は横で見ている以上に威力を感じるんです。
で、もってメンに注目が行きがちですが、その間詰めの鋭さでまっすぐツキも
くるもんですから、対戦相手もたまりません。
手元を動かさずに足捌きだけで間詰めするメリットは、間に入ったときに起こりの
隙を作らせないというメリットがあり、なおかつ、手元が動かないので起こりが見えに
くい上に、足を前に運んでいるので、打突に腰が十分入るというメリットも。
DVDで見て、あらためてその凄さに感服した次第。
内村選手の良さは、体捌きのよさ。攻め込まれ多少不利な姿勢になる場面でも、
すぐに体を修正できる体幹の強さにあります。
あれは相当かかり稽古を積んでないとできないです。
大変な努力家とのことですが、それが垣間見えます。
試合場で見ても、結果だけを追ってしまうのでこういう特徴をじっくり見極める
ことは難しいですが、DVDを見て改めてじっくりと研究することができ、
なかなか面白いです。
[2006/12/04 01:00:43]
お名前: ゆま
そうですよね!!私も21世紀に入ってからの全日本では
やはり近本選手が優勝した03年の全日本選手権が今でも一番好きです。
決勝がなんといっても良かった。近本選手の面、憧れますね。
ああいうのを打てる方、今は本当に少なくなりました。
それにあの年は初戦〜準決勝まで良い試合が多すぎでした。出場選手も本当豪華でしたよね〜♪
内村選手は頑張り屋さんなので、回転胴やバンザイ避けを直せば
もっと正剣な剣士になってくれると思います。
内村選手の優勝に刺激されて大量にいる同年代の選手達が来年も更に一泡吹かせてくれることを願っています。
皆様頑張ってください。
もうすぐ世界大会ですが、内村選手の大活躍を期待しています。
[2006/12/03 23:32:12]
お名前: ぼんじ
ここ最近の全日本だと、近本選手の優勝した大会が良かったですねえ。
あのときの安藤選手も非常に良かったですし。
いい剣風の人が上位に行くと、大会も引き締まりますよね!
今回の内村選手もすごい努力家のようですから、何年後かにはもっと
強くてそして正しい剣道を体現してくれると信じてます。
正しく・強くはとても難しいですが、近本選手や栄花選手のような
選手が出てきて欲しいです!
[2006/12/03 22:02:36]
お名前: そうなんですか…
しーやんさんは、他のトピでも色々な知識をお持ちのようで、ためになります。
そうなんですか、やはり現代社会の実際ではそういったことが起こっているのですね。
自分はまだ大学生なので、会社員の方々の実際の本音というのが見えないでいました。
ああいうセミナーとか説明会では良いことしか言わないから、「え〜…そうなの?」
と思ってみていました。
前に昼間の三時頃大手町のビル地下に行った時、時間帯が時間帯のはずなのに
喫茶店にあふれるほどの上層っぽいサラリーマンの人達が談笑していて、
「???」と思ったことがありました。
特練に所属する警察官の人達は勝利がノルマみたいになっているので大変ですよね。
警視庁や大阪なら剣道漬けでも人数が足りますが、神奈川や埼玉等それ以外の
地方警察の方々はシーズン中でも普通に出動しています。
でもそんな中でも「勝つこと」が求められていて…倒れてしまいますよ…。
小野田選手−高鍋選手の試合、現地で見ていました。小野田選手は研究熱心でしたね。
のっけから気合でも勝っていました。小野田選手リードの流れでした。
最後の面、良かったです。
高鍋選手は以前から「もっと布石となる技を身につけるように」と先生達から言われていましたが
今年はそれがよく発揮されていたと思いました。警察や全日本でも引き面や胴(決まらなかったけど)
にも挑んでいたので、技の種類が増えていると思いました。
予選、見に行かれたのですね〜。安藤選手、頑張っていただきたいですが、
そうなんですか、まだ状況によって変わってしまったりしているのですね。
私は警察の団体戦や個人戦を見ました。安藤選手は色々試してはみるんですが、
どうもご自分でしっくりくるスタイルになれていないようで、苦労されていました。
いい打ちがあっても残心が悪かったり、良いパターンでも途中でフッと攻めを止められたり
大変そうでした。過去の人的な存在になってきてしまっているように感じ、寂しいですが
来年も頑張ってもらいたいです。
ただ、警察個人の大会には今年でトータル10回出場(シードなし)されてしまったので
来年出場できるかどうか心配です。年齢も来年は34歳なので..
下の世代からの追い上げを受ける身ですが、返り咲いてほしいです。
[2006/12/03 13:43:39]
お名前: しーやん
ははは・・・そんな大それたものではありません。
高鍋選手については、まさに「メンの高鍋」が研究されすぎたための
対処策としてあのスタイルになり始めているんでしょう。
例えば2年前の全日本での、「高鍋−小野田」戦をご存知でしょうか?
あれは小野田選手が高鍋選手の独特の飛び込みメンのタメを作らせない間使いで
巧みに潰していき、自分のペースに引き込んでいったように、ああいう研究された
がための早い段階での敗戦があのスタイルにさせたことは言うまでもないでしょう。
安藤選手も実は私は予選を観戦したのですが、どことなく悩み深き様子でかつての
全日本チャンピオンのオーラが消え掛けています。
確かに上位に行くまでの段階では風格を重視した試合ぶりなのですが、無理に作った
風格で相手に攻め込まれるシーンも。
しかし勝負が掛かった上位の対戦になるととたんに昔のスタイルに切り替わってしまいます。
剣道日本にコメントしていた、「自分のやりたい剣道の方向を一本化しないと・・・」
が象徴されるかのような状態です。
そんな彼も県警では選手として出られるのも残り少ない時期に差し掛かってきました。
しかし一度勝負から離れてみればかえってよい結果が出るのかもしれませんよ。
いずれにしても勝つということは大変なことです。一般社会で我々サラリーマンが
「結果を出さねば給料を上げん!」と日々虐げられているのと同じように
警察官も大変なんです。それは昔も今も同じですけど、その評価の仕方が問題。
手段はともかくノルマさえ達成すれば褒められ、そうでなければ怒鳴られる。
ノルマを達成できてさえいれば茶店でサボっていても何も言われず、
地道に客訪問をして、帰社すれば毎晩徹夜していても、ノルマ未達だと給料減らされる。
「如何に人間性が良くとも結果が出なければ会社には必要のない人間だ。」
「人間性が悪くても、売り上げをたくさんもたらす人間が会社にとっていい人間だ。」
それと本質的には同じことです。試合がひどいだの審判がひどいだの、批判ばっかり
していても、結局笑えないんです。だって我々もサラリーマン社会で同じこと
やってるんですから。
昔の先生が試合という形で剣道家同士争わせることに反対されていた気持ちが垣間
見えます。
「この人の剣道は素晴らしい」「この人の剣道は美しい」とかそういう所に
価値基準がないのだから。
[2006/12/03 00:25:37]
お名前: お邪魔します
>>しーやんさん
しーやんさんのご意見、大変参考になります。
私もしーやんさんのご意見に同意できる点が多いです。
>「最近は皆審判講習の時は、偉い先生が見ているので一生懸命やるけど、
本番の試合では気を抜いて偉そうにふんぞり返って審判をする。
本番で一生懸命やらなければ意味がない。」
本当、そうですね。大変厳しい表現もあるけれど、言い当てていると思います。
そういえば、最近八段審査の前の講習会に全回出席するよう義務付けられたようですが
八段審査も色々変わってきているのだなあと思いました。
Hideさんも指摘されていました、原田選手の避け方ですが、私見で申し訳ないのですが
02年あたりから年々顕著になっていってしまっていたように思います。
昨年優勝された時には大分直されて素直な感じになっていました。
今年は、試合が長引いたりして苦しくなると例の避け方がちょこちょこ出ていましたね。
内村選手は、あの回転胴を修正すればとても良いと思います。コテも良いですが、
私は内村選手の飛び込み面や担ぎ面を是非見たかったので、全日本でやってくれないかなあと
期待していましたが、決勝であの面をやってくれて本当良かったです。
しーやんさんが指摘されているように、高鍋選手にもあのような避け方が出てきている
こと、少々残念な気持ちで見ていました。昨年はそれほど目に付くような避け方をしていた
ようには見えませんでしたが…。
世界大会の合宿やらで、他県警の選手達と稽古をすることが多かったこともあるのでしょうが、
ちょっとあれだけは修正した方が良い様に思いました。宮崎先生にどこか似てきましたが、
どこか神奈川県警の選手らしくないというか…
コテを打って残心を決めていた所(アピールしていた所)とか警視庁っぽい剣道な感じがしました。
私が言ってよいことではないとは思うのですが、失礼しました。
安藤選手は去年くらいから大きく変えてきていますよね。去年の全日本でも警察大会でも
今年の警察大会でも、大分苦労されていました。変えている時に勝つことの難しさを
安藤選手の苦しんでいる姿から学びました。迷っているというか、そんな感じがしました。
ただ、以前よりも落ち着いて試合を進めており、風格は出てきました。
>選手や指導者に苦言を言う前に、結果を残したものしか賞賛されない風潮を
なんとかしないと、結局勝負にこだわりすぎる傾向に陥ってしまうのではと思います。
「優勝しなければ二位も一回戦も同じ。」そんなことはありません。
二位になるのだって大変な事なのですから・・・。
そうですね、本当そうだと思います。内村選手がそう言っていましたけど、
「昔の原田選手と同じことを言っているなぁ」と感じました。
二位でも十分立派です。それは警察個人にしろ全日本にしろなんでもそうだと感じました。
今年初めて警察個人を見ましたが、準優勝された中野選手ですが、十分あれだけの選手達を敗って
あそこまできたのですから、すごいとしか言いようがなかったです。
結果主義になってしまうのは、それだけ各県警から「稽古ができる環境を整えているのだから結果もそれなりに」という
期待を負っているので仕方ないかなあと思う反面、成果主義すぎて可哀想だなあとも思えます。
周囲も選手もあまり加熱しすぎないことが大事なのでしょうかねぇ...。
[2006/12/01 02:19:53]
お名前: しーやん
皆さんのご意見、参考になります。
確かに、三所よりも面を打った後、決まらないと見るや左拳を上げて防御の体制に入る
選手。
原田選手に多いのも然り。しかし高鍋選手にもその傾向は見られます。
内村選手の回転胴も昨年と全く同じです。
「勝たなければならない」警察剣道の宿命かもしれませんが、
昔は同じ勝つにもそれなりに「いい剣道をして勝つ」という思想があったと思います。
でも、今は「勝てば何をしても良い」という風潮。結果重視で、過程はどうでもよい。
サラリーマン社会と全く同じではないですか・・・(^_^;)
あれを見ていて思うのは「剣道もビジネスと同じだな・・・。」
確かに剣道でメシを食ってるのだから実体はその通りなのですが・・・。
実名を出すのは非常に気が引けるのですが、例えば、
安藤選手なんか学生時代は高段者顔負けの正統派の剣遣いで有名でしたが、
警察に入って剣道が変わってしまいました。今は昔に戻そうと苦労されていますが、
お陰で試合には勝てなくなってしまいました。
高橋選手も剣道日本を見ると「学生時代のほうがよかった」とある先生がコメントして
います。
勝負にこだわる余り、それまでの良い部分をスポイルするのは決していい傾向では
ありません。
選手や指導者に苦言を言う前に、結果を残したものしか賞賛されない風潮を
なんとかしないと、結局勝負にこだわりすぎる傾向に陥ってしまうのではと思います。
「優勝しなければ二位も一回戦も同じ。」そんなことはありません。
二位になるのだって大変な事なのですから・・・。
[2006/11/30 21:16:09]
お名前: しーやん
審判の問題、これは余りにタブーだと思いましたが、少し話させていただきます。
私も公認審判講習を受けたことがありますが、それよりもっと参考になったのは、
ある剣友会で内輪で行った審判講習です。
そこで指導されている先生のコメントです。
「最近は皆審判講習の時は、偉い先生が見ているので一生懸命やるけど、
本番の試合では気を抜いて偉そうにふんぞり返って審判をする。
本番で一生懸命やらなければ意味がない。」
これはあくまでローカル試合クラスの審判の話なので、最高峰の審判とは
どんなものか私ごときでは知る由もないですが、実態として、
本番での審判に全身全霊を掛けてという風潮は剣道界全体にはなくなってきている
のかもしれません。
全身全霊を掛けて試合する者を、全身全霊を掛けて審判をする。そして観客も全身全霊のその技に酔いしれる。
最高峰であるならばその位の厳かな雰囲気が欲しいと思います。
[2006/11/30 20:56:07]
お名前: ぐり
今年は逆ドウが多いなーとは感じました。三所よけを戒める意味では、方向性としては
どんどん一本にしてもいいのではないかな、と思います。
個人的には谷山選手が立花選手から取得した引きメンには「???」でした(^^;)
全日本とは関係ない話ですが・・・
> 60過ぎの先生方を酷使するのはいかがなものかと思います(^^;
私は大学生ですが、私の学連では、60(だったかな・・・正確な年齢は忘れましたが)を過ぎた先輩方は
審判から引退し、若手を審判にするということになっています。
おそらく視力などが衰えるからだと思いますが・・・
しかし全日本ともなると、学生の試合とレベルがぜんぜん違いますから、そういうわけにも
いかないのが現実なんでしょうかね。。。
[2006/11/30 12:20:23]
お名前: Hide.
URL
To 錬士1級さん
>全日本選手権が今後、真の日本最高峰に位置する大会になることを願ってやみません。
ホントその通りですね。
若手の元気のいい選手が増えてきたのは喜ばしいことですが、剣道としての品格が失われ
ていったのでは、何のための全日本選手権かわかりません。
日本の第一線にいる皆さんが、強く美しい剣道を目指して精進してくれることを願いたい
ものです。
また、現場の指導者にも、「勝てばいい」だけでない剣道を常に希求していってほしいで
すね(^^)
[2006/11/29 21:43:18]
お名前: 錬士1級
みなさん、ご意見たくさんありがとうございます。
実際に、世間一般の方、少年剣士たちは全日本選手権を日本一決定戦、日本一の大会と
思っていると思います。日本一を決めるのであれば、勝ち負けにこだわるのは当然ですし、
でも、そこに何でもありの精神があったら、剣道の本筋から外れてしまいます。
難しい問題だとは思いますが、皆さんが仰っているように、昔の全日本選手権では
それができていたのですよね。強さと品格、風格が伴っている選手が・・・。
ちょうど世代交代の時期で若手がたくさん出てきています。スピード感あふれる試合が多いのも
その影響でしょうが、将来的には、筋力は衰えます。それを見越した剣道を続けてほしいな
と思います。今の全日本選手権出場選手がいつまでもみんなの憧れでいられるように・・・。
若い時だけ強い。では、スピード、筋力にたよっていたということになっていまいますしね。
皆さんのお話の中で、Hideさんが
>掛け声がしっかりかけられないから気の収まりが悪く、手元が浮きやすく、三所よけにつ
ながる・・・とも考えられるかもしれません(^^)
と仰っていますが、そのとおりかと思います。掛け声をきちんと出す。これがまずは大事なのですね。
後、逆胴はむやみやたらに打つのは良くないかと思いますが、今大会で決まっているのを
見るといいところを打っていると思います。ただ、三所よけよりも、抜き胴を打った後の
ばんざいよけのほうが、見ていて見苦しく思います。
そもそも、抜き胴というよりも、その場で回転胴ですが・・・。
全日本選手権が今後、真の日本最高峰に位置する大会になることを願ってやみません。
[2006/11/29 11:34:16]
お名前: Hide.
URL
掛け声がしっかりかけられないから気の収まりが悪く、手元が浮きやすく、三所よけにつ
ながる・・・とも考えられるかもしれません(^^)
三所よけですが、私は数年前に比べますといい方向に向いてきていると思います。
以前ですと、左こぶしが完全に頭上まで来るような形でよけながら間合いに入ってくる選
手がおりましたが、今年あたりはそこまでひどい三所よけは見当たりません。
警察ではかなりうるさく指導されているのではないでしょうか。
反対に、教員や実業団剣士の方に、ひどい三所よけが目立ちました。
とはいえ、左こぶしが中心から大きく外れるよけ方が主流ですね。
小手を打ったあと万歳をするようなよけ方や、面を打ちに行って外れた後、左脇を大きく
あけてよけるような形(原田選手が多用する(^^;)も、多くの選手が使っています。相変
わらず、内村選手は回転胴を打っておりますし・・・(-_-)
大人で物のわかった方でしたら、全日本選手権者が必ずしも当代一流の剣士というわけで
はないことを理解できると思いますが、子どもたちにとってはやはりあこがれであり目標
になるわけです。そういった意味において、「正しい心栄えに裏付けられた技術」を見せ
てほしいものですね(^^)
[2006/11/29 08:05:56]
お名前: お邪魔します
皆さんのご意見読ませてもらいました。
>>錬士一級さん
そうですね〜、高鍋選手の原田選手への面は軽い感じもしましたが、
勢いが原田選手より勝っていたのとコンマ差で早く「当った」ので1本になりましたね。
あれは「入った」という面ではなくて「当った」感じでした。
昨年、上園選手が礒合選手に決めたまっすぐど真ん中に入れたあのどっしりとした面では
ありませんでしたね。ああいうのを上位に行く選手には期待したいです。
Hideさんやしーやんさんも仰っていらっしゃる「掛け声」、私も気になっていました。
毎年観に行っていますが、年々威勢のいい掛け声を出す選手がいないように思います。
近年では内村選手や東永選手・小野田選手、あと本多選手・米屋選手等が特に元気が良いですね。
東永選手は残念な敗退をしてしまい、あの元気いっぱいの姿を今年の全日本ではあまり見られなくて少し残念でしたが、
世界大会の選考等精神的にもキツい中でよく頑張っていたと思いました。
今年出場した中では、内村選手は勿論ですが米屋選手、外山選手がよく声を出していた印象でした。
Hideさんが発声について仰っていらっしゃいましたが、本当、お腹の底から出しているのかなあ?
と「?」に思ってしまう選手も多かったです。始終黙っている?選手もいたような。
発声するのが当然と思ってきていたのでちょっとビックリしました。
判定については、私がとやかく言えることじゃないんですが、長い試合が続いたためか
審判の先生達が疲れてきてしまっているのか、足りない打ちであっても、
「ああ、まあこんくらいでいいか」的に主審が挙げるとそれにつられて、パラパラと
挙げてしまう副審の方もいらっしゃり残念でした。そういう試合も多かったですし、
当っていないのに旗が挙がり、観客席のそこここから「えー…」という不満げなため息も
今年は昨年より多かったですね。昨年は結構キッチリ決まっていました。
あと、全日本県予選でもそう、今年の全日本本戦でもありましたが、
コテを打ちにいった選手はどうしても体勢が崩れますが、それでも残心をとっている所に
相手の選手が面を無理やり打ちにいって、その後に打った面が一本として処理されているケースが最近多いように思います。
先に打ったコテが明らかに入っていないなら問題ないんですが、そうでもない場合も多く。。
総評でも言われていましたが、コテを打った後に面を打たれることを恐れるあまり、
頭上に竹刀を挙げ、防御する崩れた姿勢をされる選手が多すぎました。
>>しーやんさん
そうでしたね、今年は三所避けもありすぎて醜かったです。
逆ドウも多すぎで、それだけ三所避けが当然のように行なわれていることが露呈してしまったような感じですね。
警察大会でも最近逆ドウが多く決まるので、注意して観ていますと、
三所をやることになんら躊躇なくやっている選手も多く何だかがっかりさせられます。
「味がなくなった」というご意見、私も同じです。昔よりもスピードは断然上がりましたが、
昔のような最高峰の大会という風格ではなくなっているような。
同じビデオでも丸目の方が何度も見てしまいますね。丸目がもっと主要都市に近かったら観に行きたいけれど。
[2006/11/29 00:59:37]
お名前: tomo
審査に受かるための動きと試合に勝つ為の動きがあると言うのも滑稽な話だと思います。
当てっこ剣道ばかりをしていた人が、体の衰えと共にスピードが落ちて動きも小さくなっていった時、どんなことになるのでしょうか。
こんなのでも1本になるんだ、と言う微妙な判定を後進の方に残していくのは避けなければと思います。
[2006/11/28 23:24:25]
お名前: ハンコ
竹刀当っこNO1選手権をしているだけですよ。
剣道の試合では誰でも何処でも経験し、やっているじゃないですか(しかも認めている)
若い時代動きのいいときこそ見られる芸当がたくさん。
真似ようったってそうそうできません。段審査感覚で試合したらシラケますよ。
試合で「刃筋正しく物打ち」難し過ぎる気がします。
[2006/11/28 22:55:30]
お名前: しーやん
審判については私ごときでは何も論じることは無礼にあたるので何も言いません。
気合の出し方については一般剣士も含め、全般的に悪くなってきている傾向がそのま
ま全日本にも出現しているように思います。
ある範士の先生から聞いた言葉を引用させていただきます。
「最近は気のはたらきというものを分からない剣士が増えた。気のはたらきが分から
ないということは剣道が分からないということ。それが分からないまま礼法だの品格
だの形から入っていっても、中身が伴わなければ何の意味もない。修業の意味を履き
違えている。」
非常に厳しいコメントだと思いますが、納得できます。
「そらこい」「オラオラ」「どっこいしょ」は剣道人の発する掛け声ではないと思います。
高段位の先生がこれをやるから一般の剣士がまねるのと同じように、最高峰の試合で
これをやると見ている子供たちはいずれまねます。
裂ぱくの気合とは一体どういうものなのか、もう一度考えなければなりません。
もう一つ、三所避けもかなり目立ってきました。15年くらい前ならばやる選手がいたら
批判の対象にさらされましたが今では当たり前すぎて誰も気がつかなくなっています。
上位クラスでも結構使ってましたね・・・。
そのせいか、例年になく逆胴が決まり技になるケースが多かったです。
15年くらい前は、「引き技」「逆胴」は一本にならなかったので、「引き技」でも
一本にすべしという議論が行われていた位ですが、そんなのは今は昔です。
昔と比べてスピードや駆け引きの巧みさは増し、展開が速くなり目まぐるしくなりま
したが、剣道に味がなくなったと思います。ビデオを見ていてもつまらないです。
15年位前のビデオを持っていますが、今は八段位に手が届こうかという先生方の
現役時代の試合ですが、非常に見ごたえがあり面白いです。
最近のものならば丸目蔵人のDVDの方が全日本より面白いような気がします。
[2006/11/28 22:46:32]
お名前: Akio
Akioです.
仕方ない審判の誤審が剣道の魅力ではないですか?
故意性がない誤審なら仕方なく生ずるしかない事だと思います.
人間の目で判定することだから 打突にならなかったしても
3人の中 2人の 8段審判の目をぬすむことができる技だったら
一本が十分だと思います.
[2006/11/28 21:55:20]
お名前: Hide.
URL
管理人のHide.です。
現場で見ておりましたが、やはり1回戦の対戦には希薄というか声の出し方のよくない選
手が散見されました。最近は中高生や大学生でも、しっかり声を出さない選手が増えてき
ましたので気になるところです(-_-)
審判は・・・かなり「???」な判定がありました。なんて、私ごときが書いたのでは、
審判をしてくださっていた範士の先生方に申し訳ありませんが(^^;
DVDを見直しても「あたってない」「打ち切ってない」打突に旗が上がっているケースが
かなりありました。
今は怖いですね。こうしたメディアがありますので、すぐに検証されてしまいます。
今年度から範士の先生方が審判にたたれましたが、私は、若手の教士八段を審判にしたほ
うがいいと思いましたね(^^) 60過ぎの先生方を酷使するのはいかがなものかと思います(^^;
[2006/11/27 23:29:29]
お名前: 鳳来の隆
今晩は、初めまして錬士1級様!
たしかに、有効打突は「充実した気勢、適正な姿勢を持って竹刀の打突部で
相手の打突部位を刃筋正しく打突し残心有るものとする」ですよね!
たしかに、数々の試合を見ていてやはり面金とらえタイミングのよさで
1本、垂をとらえた感じの逆胴が1本、小手の甲をとらえた感じで1本
かなり、軽い感じをうける引き面が1本・・・
という印象、私的にも感じました。
やはり試合はタイミングが最優先でしょうかね〜
Hide先生のご意見を聞いてみましょう!
ちなみに私、先日稽古会に参加しその時稽古をつけて
頂いた8段の先生の、面を頂戴した時、右膝が「ガク」となりました!
心の中でまさに「これぞ頭のてっぺんから真っ二つに切り落とされた」
と実感いたしました!まさに1本有りですよね。
[2006/11/27 23:24:51]
お名前: 錬士1級
剣道時代の付属DVDとてもありがたかったです。いい時代になりました。
一度見ただけですが、少し感想を述べたいと思います。
1.出場選手の気迫のなさが少し・・・
勝ち上がった選手はやはり素晴らしい気迫で打ち込むのですが、中には、一本になるう
ちでも
旗が上がったからいいやという感じで声を出していない選手がいました。
生徒にいつも声は負けるな!大事だぞといっているのですが、日本一を争う場で選手が
気合が抜けてしまっている場面が見られたのは残念でした。
残心の時まで声、気持ちをつなげていただきたいと思ったが、どうですか。
2.審判技量
剣道は、人間の目での判断です。録画で後から見たからといってあれはおかしいというのは
良くないと思いますが、それにしてもびっくりする判定が多かった。
当たっていない、外れている打ちでもタイミングや気迫、相手の悪い体勢等で一本になるのは
わかります。しかし、当たった瞬間に旗が揚がり、残心も見ずに一本になってしまうのは
理解できませんでした。審判は打った後の動作もふまえて判定するのでは??
あたればok!では、少年剣士たちに指導できません。
明らかにその打ちを途中でやめてしまっているのに、一本になってしまっている。
私の解釈が間違っているのならご教授ください。
そんな疑問点が浮かびましたが、それでも勝ち残った選手は素晴らしい力がありますね。
私は、高鍋選手のファンですが、メンが少し軽いかな?と思いましたが、
それにしてもすごい瞬発力、決めるときの気迫ですね。
もうひとり、高橋秀人選手(国士舘出身)がとても気に入り、一気にファンになりました。
私も同じくらいの体型なので、何とか近づきたいです。
皆さんは、どう感じましたか。審判批判はもうこりごりかもしれませんが、興味があったら皆さんご意見ください。
[2006/11/27 15:54:08]
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