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お名前: Hide.
To ケンさん
>先ず、自分で手本を示し竹刀を振りかぶる時に必ず「やー」と気合を入れてました。
とても重要なことですね。とくに、子供や高校生くらいまでに対する指導としては大切な
ポイントだと思います(^^)
声の出し方や気合の入れ方というのがよく理解できていない子供が少なくありませんから。
>解説の時は、何故そうしなくてはいけないかご自身のエピソードなども交えて説明下さ
>いました。とても楽しい話でした。
ここは難しいところなのです。
実は私も話が長くなりやすいタイプでして、よけいなことばかりしゃべってしまいがちで(^^;
簡潔に要点だけ述べるのも、味気ないですから、つい・・・(^_^ メ)
>ところで、剣道の基本とは何でしょうか?ふっと、考えますと良く分からなくなりまし
>た。
剣道の基本ですか? いたってシンプルですよ。
1.バランスよく立つ(ムリムダのないいい構えを作る)
2.その状態から前後左右への自由な足さばき&体さばき
3.力に頼らない素直な竹刀操作(ムリムダのない打突)
4.旺盛な気力と、繊細な洞察力
まぁ、極めればこちらも極意です(^0^)
[2002/12/20 08:19:59]
お名前: ケン
今晩は!師曰くの後がございました。先生は、「俺は、(風格が出るまで)もう少しなんだけど」
と、おっしゃっておりました。
きっと、まだまだと言って程遠いと挫折し易いですし、完璧と言って満足してしまうとそれま
でだからでしょうか?
それから、先生の教授の仕方を思い出してみました。
先ず、自分で手本を示し竹刀を振りかぶる時に必ず「やー」と気合を入れてました。
解説の時は、何故そうしなくてはいけないかご自身のエピソードなども交えて説明下さいました。とても楽しい話でした。
私の記憶にあるのは、私がしばしば竹刀のツカのシリを少し出してもっていた時に注意を受けました。
皆を集めて、ツカのシリを出すと小手面胴はある程度打てるけど、将来突きをする時に竹刀が
抜けてしまうと実演まじりに説明して下さいました。
(柔道の形に木刀で突く動作があるのですが、いつもこの事を思い出します。)
面白い稽古では、なぎなたの子供(女の子)達との試合や稽古を時々行なっていました。
なぎなたには、すね打ちがあり緊張しました。
ところで、剣道の基本とは何でしょうか?ふっと、考えますと良く分からなくなりました。
技術面ですが柔道ですと梃子の原理・輪軸の原理・慣性の法則・関節可動範囲などの力学・生理学
が基本でそれを突き詰めると極意になるセオリーがあります。
[2002/12/20 00:36:10]
お名前: 剣志郎
なるほど☆
「出来ている子を見本に…」いいですね☆確かに「先生だとあたりまえ」とか思われているかも
知れませんね…。なるべく子供を使って見るように今度してみます☆
[2002/12/19 11:33:34]
お名前: Hide.
To となりのマッツーさん
>特に下級生で上手にできた子を誉めて、みんなの前でやらせると次はもっと
>もっと上達しているのがよく分かります。
ホントですよねヽ(^.^)ノ
また、先生だと「できてあたりまえ」って考えている子どもたちが、身近な仲間が上手にでき
ているのを見て「よーし」ってな感じで相乗効果が期待できますしね(^^)
つまらない基本の繰り返しも、「見せる」ことによって大きく変わってくるものです。
[2002/12/19 09:55:40]
お名前: となりのマッツー
to ケンさん
素晴らしいお言葉をご紹介いただき、ありがとうございます。
私も皆さんと同様、感銘を受けました。これからの自分自身の修行に活かしていきたいと思います。
to Hide.さん
>指導者自身が見せられることも必要でしょうが、できている子供にやらせてみる
>のもいい方法ですよね。見本になった子供の励みになりますし、身近な仲間が上手にでき
>ているのを見て、「自分も」という動機づけが子供たちの中になされると思います(^^)
仰る通りですね。
ウチでも子供たちに見本をさせることがありますけど、見本になった時の子供たちは、とっても
いい顔をしてます。特に下級生で上手にできた子を誉めて、みんなの前でやらせると次はもっと
もっと上達しているのがよく分かります。
[2002/12/18 12:30:16]
お名前: Hide.
ケンさん、カキコありがとうございましたヽ(^.^)ノ
>「剣道に於いて基本は一番大切だから、しっかり学ぶのは当たり前。子供は、元気なの
>だから、のびのびやるのは当たり前。当たり前の事をやらず偏ったり、曲がっていると
>素直な剣が身に付かない。中段に構えたとき、当たり前の事をやっていれば、子供なら>柔軟な剣、若い衆なら迫力、年を重ねると風格が出るんだよ。」
素晴らしいお言葉ですね。私も、再度、自身の剣道観をしっかり正していただいたような
気がいたします(^^)
剣童さんがおっしゃるように「のびのびと基本正しく」は難しいですよね(^^; 私も、
「基本を楽しく教えられる指導者が優秀」と常々考えておりますが、毎日試行錯誤の連続
です( -o-) フゥ
でも、剣志郎さんがおっしゃるように「やって見せる」ことは実に大切ですね。これはも
ちろん、指導者自身が見せられることも必要でしょうが、できている子供にやらせてみる
のもいい方法ですよね。見本になった子供の励みになりますし、身近な仲間が上手にでき
ているのを見て、「自分も」という動機づけが子供たちの中になされると思います(^^)
それにしても、「ごしゃっく」っていうのも味わいのある言葉ですね。私ども標準語圏で
すと「怒る」と「叱る」の違いがそれにあたるでしょうが、「後生をやく」っていうとこ
ろまでのニュアンスは「叱る」に含まれておりませんからねぇ(^^)
to 高校生さん
高校生の今からそんな視点を持てるあなたは、きっと剣道を心から愛し、他人を思いやる
ことのできる素晴らしい女性なのでしょうねヽ(^.^)ノ
女性が剣道を続けることは、残念ながら男性以上に難しい現実も少なくありません。就
職・結婚・妊娠・出産・子育て・・・でも、そんなときにも、剣道と剣道の仲間が、あな
たの人生の大きな支えになってくれるはずです。どんなときにも、竹刀を握っていられる
ように、応援してますよ。ステキなおばあさん剣士になってくださいね(^_-)〜☆
[2002/12/18 09:46:53]
お名前: 高校生
剣道大好き☆私もお母さんになったら、悩むのかな
私29年ぶりに会って、覚えていてくれる恩師もすごく
立派だけど。子供のために、わざわざ足を運んだケンさん
も、なんかすごく愛情感じます!
親としては常に、子供のことを考えているんですね☆
ケンさんの恩師が、おっしゃった言葉すごくグッと
きました。私も、おばあさんになったら、風格でてくるか
なあ。
[2002/12/17 21:32:06]
お名前: 剣志郎
こんにちは☆
ケンさんへ
ケンさんのご師匠の申されること、ごもっともですね☆「老い」に憧れを感じてしまいますね☆
剣童さんへ
子供は確かに「誉めて育てろ」っていいますよね☆…私の田舎の方言に「叱る、怒る」という意
味の「ごっしゃく」と言う言葉があります。元は「後生をやく」という事で、「相手の今後を考
えて気遣う」ということだそうで、ただ叱り飛ばすことではないそうです。そう考えて見ると確
かに「怒られた後に、これから先のことをいろいろ言われたなぁ…」と思います。
ところで山本五十六の「やって見せ、言ってきかせて、させて見せ、誉めてやらねば、人は動か
じ」の遺訓ですが、一番最初の「やって見せ」がないから子供たちが理解しにくいと私は思いま
す。どの剣友会でも、最初の初心者を技術的にあまり上手ではない先生にお願いしている場合が
多く見られます(そうでない道場は特に問題はないのですが…)。体力的に若い剣士たちと共に
稽古ができなくなった人や比較的低段位者(その道場内で)の方々です。それらの方々が良い見
本を見せられれば良いのでしょうが、なかなか現実は甘くはないですね…。口や頭では本人も理
解しているのですが…。そういう時はなるべく若い私が見本を見せるようにしています。言葉で
は老齢の先生が教え、見本は若い私が見せる、そんな風にビジュアル的に教えています☆
[2002/12/17 16:22:31]
お名前: 剣童
失礼します。
ケン 様
80歳の先生、達観されておられますね「のびのびと基本を厳しく」実のところ非常に難しい
と思いますが・・・(^^;
基本と言うことで「型」にはめようとするのが、原因ではないでしょうか。
子供は、ちゃんとできないのがあたりまえです。ダメ・イケナイと指導するより、こうすると
もっといい・こうやったらどうだと興味を持たせ、できたら誉めてやる。まちがったら、怒ら
ず、直し方を一緒に考える。
「まず教え、言って聞かせて、させて見て、誉めてやらねば人は動かず。」です。
[2002/12/17 13:31:45]
お名前: みのる
to ケンさん
>師曰く、「剣道に於いて基本は一番大切だから、しっかり学ぶのは当たり前。子供は、元気なのだから、のびのびやるのは当たり前。
>当たり前の事をやらず偏ったり、曲がっていると素直な剣が身に付かない。中段に構えたとき、当たり前の事をやっていれば、
>子供なら柔軟な剣、若い衆なら迫力、年を重ねると風格が出るんだよ。」
いやぁ〜私この言葉に感銘を受けました、座右の銘にしたいと思いますね(^_^)
[2002/12/17 09:21:05]
お名前: ケン
私は柔道家、子供は豆剣士のケンです。hideさん皆様、剣道の指導で、基本をビッシビシ叩き込み、子供を萎縮させるよりものびのび学ばせた方が良いのではないかと書き込みをしました
ところ、本当に沢山のアドバイスを頂戴し有り難く拝読させて頂きました。
実は私、小学校時代に剣道を学んでおりました。子供が剣道を始め、今回の指導方法の件も有り帰省の際、29年振りに道場を訪ね師と会いました。80歳八段の先生で背筋が伸び本当に若々しくお元気で驚きました。もっと、驚いたのは私が「清水です。」と名乗るか名乗らないかの瞬間「同心町のケンだね。りっぱになったな。」と、タチマチ思い出して頂いた事です。
一頻り、思い出話に耽った後、基本を厳しく叩き込み萎縮させる指導とのびのび剣道を行わせるのとどちらが良いか尋ねました。
師曰く、「剣道に於いて基本は一番大切だから、しっかり学ぶのは当たり前。子供は、元気なのだから、のびのびやるのは当たり前。当たり前の事をやらず偏ったり、曲がっていると素直な剣が身に付かない。中段に構えたとき、当たり前の事をやっていれば、子供なら柔軟な剣、若い衆なら迫力、年を重ねると風格が出るんだよ。」
なんだか、剣道、武道のみでなく人生訓の様な言葉に色々考えさせられました。
[2002/12/16 23:06:23]
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