記事タイトル:踏み込み足でない技 


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お名前: 片腰   
昭和四年の天覧ですね。
確認してみます。有難うございます。
この様な歴史的な流れの確認を楽しく感じています。

私も踏み込み足を否定している訳ではありません。
形稽古で利用する時もあります。
気剣体一致の方便かなと感じております。
[2003/09/05 17:16:23]

お名前: Hide.    URL
To 片腰さん

興味深いお話をありがとうございましたm( _ _ )m

ちなみに踏み込み足を否定しておられるかに受け取れる中山博道ですが、高野佐三郎との大日
本帝国剣道形のフィルムの中で仕太刀を演武されておられまして、二本目・六本目では、明らか
に踏み込んで小手を打っております(^^;
[2003/09/05 10:13:56]

お名前: 片腰    URL
剣道における踏み込み足については、
私自身も、長い間疑問に思っていました。
これは、剣の世界に形稽古から入った所為もあると思います。

で、剣の世界に再び入った頃から、
現代語で書かれた本などで、何とか歴史をたどる事が出来て、
今は、自分なりの結論が出ています。

比較的手に入れやすい(図書館で借り易い)本で、
踏み込み足についての記述がある本と内容の一部を
紹介させていただきます。

改定新版 剣道百年 庄子宗光著の巻末の付録の座談会
(明治・大正・昭和の剣道界を語る。
中山博道、小川金之助、持田盛二、斎村五郎、堀正平、庄子宗光)
のなかでは中山博道先生が、
「足をみなどんどんうつのは何のことです。
往来で試合をする時どうなる。雨の降っておる時もあるし、雪の降っておる時もある。
そのとき足はどうか。足の音をさせないようにしなければならない。」とあります。

なお 剣道事典 中村民雄著の”足さばき・足構え”によると、
少々長くなりますが、
〜略〜足さばきの体系は、
戦後考案された『学校しない競技指導の手引き』ではじめて体系づけられた。
そこでは、「送り足・歩み足・つぎ足・開き足・とび込み足」の五つを、
足さばきの内容として以下のように説明している。
〜略〜
とび込み足:遠間から打突する場合の足の動きをいう
この足さばきの体系は、その後の剣道の足さばきを説明するときにも用いられ、今日におよんでいる。
〜略〜現代では左右の足さばきが少なくなり、
前後の足さばきでほとんどカバーされているのが実状である。

さらに、戦前までは「踏み込み足」といわれていた足さばきが、「とび込み足」に代わり、
大地を踏みしめて打ち込むような踏み込み足は、
遠くからとび込んでの打突に適した足さばきへと変化してしまった。とあります。

最初の本の中山博道先生は、神道無念流ですが
北辰一刀流の先生が、
「右足が板を強く音をたてるのは、
それだけ其の所に力の損失を生じますから注意しなければなりません。」
と戦時中に講話をされている文章もあるようです。

尚、江戸時代、
道場の厚い床板を踏み抜いた門人をを賞賛したお話もあったように思いますから、
踏み込み足は必ずしも全否定されていた訳ではないと思います。念の為。
[2003/09/04 23:01:35]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

今や、「踏み込み足」は有効打突の必須要件になりつつあるのではないでしょうか? と
くに、大学生ぐらいまでの試合で、踏み込み足のない打突は極めて1本になりにくい傾向
にあります(^^;

つばぜり合いからの引き技も、本来は踏み込まないで打つ技だったはずですが、今や踏み
込み足は必須ですね。引き小手などは、まだ、踏み込みのないものでもとっていることが
あるようですが。

「抜き胴」「応じ返し胴」のほか「逆胴」「抜き面」もだいじょうぶかな(^o^)。
[2003/08/25 17:18:13]

お名前: 剣志郎   
私も同感。(-.-;)y-~~~

何でですかねェ。打った後の残心ですかねェ。やっぱ審判技術が低下しているのかも知れ
ません。この間、上段対中段の試合を見ていたんですが、上段の「竹刀の挟み込み」が何
度も見られましたが、審判は反則を取りませんでした。 あと、審判者の中で一番の高段
者の旗を見て、上げる上げない、なんてのも…。何か良策は無いもんですかねェ…。
[2003/08/22 18:55:17]

お名前: 親馬鹿一刀流   
私も同じ意見です。
ただし、競技者の修行年齢、学齢にもよると思います。
というのは打突の冴えとか、機会も関係があると思いますので。
例えば、本来引き面の踏み込み足は無いものと思いますが、踏み込み足を使ったほうが、冴えが
出ます。同じように前に出る技、その場で打つ技も冴えが出せるかどうかは熟練の度合いにも
よりますよね。1本の基準は冴えだけではなく、試合規則に定められている通りです。
私が子供の頃は、機会良く捉えた出端小手などは多少打ちが軽くても旗が上がりましたが、今は
打突の強度は一定以上の物が求められるようです。

ただこれも小学校低学年などの学齢に応じた判断が求められますが。
[2003/08/22 01:25:31]

お名前: まんぽー   
こんにちは。
前から多少疑問に思うことがありますので、皆様のご意見を伺いたいと思います。

最近(といっても何年もですが)試合を見たり、やったりしていて思うのですが、
踏み込み足でない技が必要以上に?一本にならない傾向にあると思うのです。
たとえば、よく一本になる技で踏み込み足でない技を挙げると、「抜き胴」「引き小手」・・・
くらいしか思いつきません。引き面などは現在は一般的に踏み込んで打ちますが、元々は
踏み込んで打ってはいけない、と教わりましたし、打ちが冴えていれば踏み込んでなくても
一本にするべきだと思うんです。(実際すり足で大きく後ろに引いて打った引き面が
まともにあたっているのに旗が全く上がらないケースも見られます)
あとは歩み足、というか開き足で打つ片手半面など。これもしっかりあたっていても旗が
あがらないケースが非常に多いと思います。

個人的には、中段からまっすぐ踏み込んで打つのが究極の形であるという概念にとらわれすぎて
剣道本来のさまざまな足捌きを理解できない方が審判でも増えてきているのかなあ、なんて
思ったりもします。
皆様はどのようにお考えでしょうか?
[2003/08/21 19:00:15]

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