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お名前: Hide.
to 名無しさん
>でも苦しい時にいかにきれいな面を打つかが一番の」ぽいんととお思いマス
そうですね、緊急のときほど、その人の本性が現れると申しますか・・・。ですから、そ
ういうときになお綺麗な面が打てるっていうことは、ふだんから基本の忠実なお稽古を
し、それが身に付いているからでしょうねヽ(^.^)ノ
to つよしさん
管理人のHide.です。
ご質問の件ですが、このトピ自体下の方に来てますので見る人もほとんどいないでしょう
し、トピの主題からははずれていると思われますので、別トピを立ち上げられることをお
勧めいたします(^^)
[2003/01/26 07:10:20]
お名前: つよし
剣道において、試合は練習の7割出るかどうかの世界で大変難しいものである。その中でどうカバーしていくかであるが、やっぱり相手を殺してやるという闘争心が大事になってくると思う。
皆さんは、試合の前日やっていることとかありますか。是非聞かせてください。
[2003/01/25 21:25:39]
お名前: 名無し
でも基本ってカカシにきれいで強い面を」打つことでなく
こわっ もしウタらたらどうしよう
って時にいかにきれいな技を出せることだと思います
もちろん 動かない対象に」きれいに打つ事は当然の」状況ですが・・
でも苦しい時にいかにきれいな面を打つかが一番の」ぽいんととお思いマス
それから試合と基本を分離するべきでないと思います
基本はきれいに」うつだけでなく、微妙なときにいかにきれいに強く打てるかが
基本と思います
[2002/09/21 01:37:01]
お名前: Hide.
To 豆剣士の父さん
>すさまじいですね。素直に頭が下がります。
>豆剣士に聞かせてやらねば・・。
アハハ、それだけ何もやることがなかったんですよ。今のようにゲーム機もありませんしね(^^;
>このご両親にしてHideさんあり。
>Hideさんのご両親にも素直に頭が下がります。
大学まで出させた一人息子が、定職にもつかず剣道とバイトだけの生活を10年近く放って
おいた両親ですからね。まぁ、腹が据わっているのかなんなのか(笑)
[2002/07/16 10:39:59]
お名前: 豆剣士の父
to Hideさん
>私が小学校の高学年の頃は、週4日、稽古日でして、学校から帰ると、かばんを置いて
>おやつを食べてその足で道場に行きました。一番初心者の部から基本をやって、
>一番最後の一般の時間の最後までお稽古してました。
>5時間以上は道場にいたでしょうね。
すさまじいですね。素直に頭が下がります。
豆剣士に聞かせてやらねば・・。
>日祭日は、道場でのお稽古のあと、父親が出稽古に連れて行ってくれました。
>私よりもあとからはじめて三段までとってやめた父でしたが、私の一番の理解者で
>あり協力者でした。・・・・
>両親がしっかりと私の剣道を支えてくれて増したので、私は余計なことを心配する
>ことなく、思う存分剣道に打ち込むことができたのだと、今でも感謝しておりま
>す(^^)
20年後うちの豆剣士がこんなことを言ってくれたら最高ですね。
このご両親にしてHideさんあり。
Hideさんのご両親にも素直に頭が下がります。
良いお話を聞かせて頂きました。
[2002/07/15 17:44:41]
お名前: Hide.
To 親馬鹿一刀流さん
>試合巧者に勝てるまでの指導は出来ない、中学高校で稽古量が増えた時に、本人が困ら
>ないように基本を身に付けさせるのが精一杯というのが私の本音です。
私が埼玉県で少年指導をしていたときも、どう頑張っても週4日の稽古日を確保するのが
限度でした。やはり、毎日できるところに比べれば、その蓄積される稽古量はいかんともし
がたく、歯がゆい思いをしたものです。
しかし、親馬鹿一刀流さんがおっしゃるように、「中学・高校・大学に行ってから強くなって
くれればいい」と私もそんな思いで、子供たちに基本を中心としたお稽古をさせておりま
した(^^) その甲斐あって、どこへ連れて行っても恥ずかしくないすばらしい剣風の小学
生を育てることができました。今でも懐かしい思い出ですヽ(^.^)ノ
To 豆剣士の父さん
>Hideさんは、「苦しくて辛いもの」だったのに燃え尽きなかったわけですね。
>どうやって「燃え尽き」を克服されたのでしょうか。
負けず嫌いと妙にプライドの高い性格、それに勝ったときのナルシズムが心地よかったか
らではないでしょうか(笑)
ですから、「2−0で勝って代表者戦」なんていう大将戦にはめっぽう強かったですね。お
相手が強ければ強いほど、プレッシャーがかかればかかるほど「燃えるタイプ」だったんです。やな奴ですね(^_^ メ)
>Hideさんの小学生の時の稽古はいかがでした。
全国レベルの道場のお稽古時間については、よくご存知の方に譲るといたします。
私が小学校の高学年の頃は、週4日、稽古日でして、学校から帰ると、かばんを置いておやつ
を食べてその足で道場に行きました。一番初心者の部から基本をやって、一番最後の一般の
時間の最後までお稽古してました。
5時間以上は道場にいたでしょうね。最後になると父親が迎えにきてくれて、帰宅しました。毎日のように泣かされてましたね。天敵のおじいちゃん先生がいたりしてね(笑)
でも、小学校で担任とうまく行かず学校嫌いだった私にとって、剣道の場だけが救いだった
んです(^^; 逃げるのがきらいでしたから、不登校にこそなりませんでしたけど。
日祭日は、道場でのお稽古のあと、父親が出稽古に連れて行ってくれました。私よりもあと
からはじめて三段までとってやめた父でしたが、私の一番の理解者であり協力者でした。書
家の母は、一度も私の試合を身に来てくれたことがありませんでしたが、芸事という点での
理解は父以上のものがあったと思います。これら両親がしっかりと私の剣道を支えてくれ
て増したので、私は余計なことを心配することなく、思う存分剣道に打ち込むことができた
のだと、今でも感謝しております(^^)
>「剣道時代」9月号ですね・・メモメモ
ごめんなさい、8月末に発売の10月号でした(^^;
[2002/07/15 11:47:10]
お名前: 豆剣士の父
皆さん、たくさんのレスありがとうございます。
皆さんの意見を読んで、私もだいぶ整理できてきました。
● 基本が大切。(基本をしっかり身につけないと大成しない。)
● 全国大会に出場するような道場では、基本をみっちりやっている。
● 限られた練習時間では基本優先。
to 親馬鹿一刀流さん
いつもレスありがとうございます。
たしかに週2回の稽古では基本以上のことはできないですね。
全国大会に出場するような道場では、うちの道場の倍以上の稽古をしているわけで、
それで初めて、基本を身につけた上で応用の稽古ができるわけですね。
(週5日稽古すれば、うちがやっている週2日を全て基本のための稽古に当てても、
あと3日ありますものね。)
>大きくゆっくり正確に→大きく強く正確に→大きく速く軽妙にが途中の段階をとばし>て小さく速くになっている子が多いのではないでしょうか。
うちの指導の先生は繰り返し、大きく振るよう指導されています。
豆剣士については、長い目で見て、基本をしっかり身につけたいと思います。
(試合で負けても基本で負けるな!)
to Hideさん
燃え尽き症候群については以前もお話いただきました。
Hideさんは、「苦しくて辛いもの」だったのに燃え尽きなかったわけですね。
どうやって「燃え尽き」を克服されたのでしょうか。
あと、全国レベルの道場は、どのくらいの時間、どのような内容の練習を
されているのでしょう。Hideさんの小学生の時の稽古はいかがでした。
>あ、とても考えさせる内容ですので、このトピを一部、「剣道時代」9月号の
>「Hide.の部屋」で使わせていただきましたm(_ _)m
うれしいですね。これを見てにやにやしていたら、豆剣士になんかあったんかといわれ
ました。
「剣道時代」9月号ですね・・メモメモ
[2002/07/15 10:53:54]
お名前: 親馬鹿一刀流
TO オキクルミさん
南区の方だったんですね。
私、札幌では週一回南区にあります某道場でお稽古させて頂いておりました。
月に一回は札幌に帰って時間があればこの道場に行っています。
予定を合わせられれば、お稽古を頂く事も可能ですね。(電脳剣士稽古会in北海道の話題もありますし)
TO 豆剣士の父さん
>ただ、「試合重視はだめ」とする立場の方からの書き込みがありませんね。
勝負に勝とうとするあまり体勢を崩してしまう事があることは戒さんも、Hide.さんも書かれて
いますね。あとHide.さんからは「燃え尽き症候群」の事。
私からも一つ。戒さんが書かれている事の補足のようになりますが、当てるためにスピード重視の剣
道になる傾向があります。相手より速く当てたいが為に振りを極力小さくして打とうとする子を良く
見ますね。
小手、面、胴打ちも切り返しの稽古と同じです。
大きくゆっくり正確に→大きく強く正確に→大きく速く軽妙にが途中の段階をとばして小さく速くに
なっている子が多いのではないでしょうか。
私が言う大きくは左手を最低上段の構えの位置まで上げる、トレーニングの為に頭の上まで上げると
いう事です。左手を伸ばして突き出すようにして振りかぶってまわして打つ子が多いと思います。
最低でも大きく強く正確にが出来てから小さく速くと思っていますが、スピードを優先すると出来な
くなる傾向にあると思います。
この事は、豆剣士の父さんのお稽古でも同じと思いますがいかがでしょうか?
ちなみにかく言う私も大きく速く軽妙にまでは至っていません。
>たとえば、全日本選手権に出場するような選手は、やはり少年剣道で名のとおっている強豪道場の
出身者が多いのでしょうか。
道場が強かったかどうかは別にしてそういう方もおられます。私が知っている中では、北海道で一番大
きい大会で赤胴大会という全北海道大会がありますが、林朗選手、栄花兄弟は少年時代から活躍してい
ます。特に栄花(兄)は五年生、6年生と連覇しています。
ただ、宮崎選手、昨年優勝の岩佐選手は小中校と特別な成績は残していないそうです。
TO しんやさん
>どうやったらあんなきれいな姿勢を保てれるんでしょうか?
やはり稽古の賜物だと思いますよ。
姿勢とは関係ないと思いますが、何度か着替えを拝見しておりまして、全身筋肉の塊でした。
>皆さんもそんな経験ございませんか?
はいありますよ。打たれて返されて次の段階が待っていると思います。
具体的には攻めですかね。
改めまして皆さんの書き込みを読み直し、また自分の少年指導を振り返りまして気づいた事、本音を書
かせて頂きます。
私は少年剣道の試合を否定しません。子供達は試合に出る以上、勝ちたいし勝てば嬉しいのです。
これは、指導者も親御さんも同じでしょう。
また、試合で勝つ事を目標に、子供達、指導者、父母が一丸となって稽古する、支援する事はすばらし
い事と思います。
ただ、試合に勝つ事だけが目的になってはいけないと言うことでしょう。
極端な事ですが強いチームを作ろうと思えば、20人くらいの子供の中から見込みのありそうな
子供を5人選んでマンツーマンに近い形で徹底的に鍛え上げれば可能でしょう。
団体戦の場合、引き分けで逃げ切れば勝てる事を想定して、左手を上げる構えで相手に打たせないよう
に間合いをつめて鍔迫り合いを繰り返す指導も出来るでしょうが、私はやりません。
どんな相手でも真っ向から勝負させたいです。
さて格好の良いことばかり書きましたが本音を。
私が少年指導に関わっていた会の稽古は週2回で、私が定期的に指導出来たのは土曜日の夕方のみでし
た。防具を付けていない初心者の子供を5人から8人くらい担当していたのですが、半年から1年かけ
て打ち込みと切り返しを何とか形にしてあげるのが精一杯でした。地域で行う基本打ちの判定試合で何
人かの子が入賞するくらいにはなりましたが週3回は子供達と稽古したかったです。
大半の剣道会は専用の道場を持たず、近所の学校の体育館等を借り、指導者も一般の方のボランティア
で成り立っているのが現実ではないでしょうか?
私個人は剣道が大好きですから、時間と家庭が許せば毎日でも子供達と稽古をしたいです。
また時代的に今の子供達に厳しい稽古を要求するのも難しいです。トイレ一つとっても和式トイレは少
ないですよね。
限られた稽古時間のなかで、基本を重視するか、試合に勝てる剣道を教えるか選ぼうとすれば、基本重
視になるのが普通ではないでしょうか?
私は小学生に名人技はいらない。受ける前に打て、決まらなかったら3本でも4本でも続けて打てと教えてきました。
「基本を重視するから試合に勝てない。」は、事情が許さないある意味負け惜しみと思います。
試合巧者に勝てるまでの指導は出来ない、中学高校で稽古量が増えた時に、本人が困らないように基本
を身に付けさせるのが精一杯というのが私の本音です。
[2002/07/14 16:20:36]
お名前: Hide.
to 豆剣士の父さん
>ただ、「試合重視はだめ」とする立場の方からの書き込みがありませんね。
では、その立場からのカキコを一つ(笑)
目先の勝ち負けにこだわりすぎると、だんだん試合をするのが辛くなってきます。それな
りにお稽古を積んでいるときはいいのですが、受験などで引退すると、もう、剣道をやる
気力が沸いてこなくなってしまうんですね。これが俗にいう「燃え尽き症候群」です。
勝っても勝っても自分より「上」はいるもので、次第に勝ち続けることのむなしさやその
ための努力が苦しくなってきてしまうのです。
「試合偏重」で指導者の操り人形のようにして育てられてきた選手にこういうタイプが多
いですね。気をつけたいものです(^^)
>ところで、大成している剣道家。たとえば、全日本選手権に出場するような
>選手は、やはり少年剣道で名のとおっている強豪道場の出身者が多いの
>でしょうか。
そうとも限りませんよ。高校から剣道をはじめても、大学で有名選手になるような例はい
くらでもありますから。必ずしも少年剣道を通過していないと一流選手になれないという
ことはありません。
ただ、やはり幼少の頃から揉まれてきた人には、それなりにお稽古の積み重ねの歴史が有
ります。これが勝負勘や精神力に大きく影響を及ぼすであろうことはいうまでもありませ
ん。
しかし、別のトピで何度も書かせていただいてますが、私は小学生の場合は「まず、剣道
を好き」にさせることが一番と考えます。「勝ち=楽しい」という図式は、上の「燃え尽
き症候群」を呼ぶ危険性があります。親の過度の期待も、子供のプレッシャーになるって
ことも気をつけなければならないポイントなんですよ(^^;
>Hideさんは小学生の時から強かったんですか?
手前みそですが、東京都内の名門道場に通っていて、関東大会優勝や全国でも上位を経験
しておりました。でも、小学校・中学・高校・大学と、常に「勝ちを期待される選手」で
したので、はっきり言って剣道は苦しくて辛いものでした。
大学4年で引退して、はじめて「自分のために剣道をした」っていう幹事で、剣道が楽し
くなりましたから(^_^ メ)
あ、とても考えさせる内容ですので、このトピを一部、「剣道時代」9月号の「Hide.の部
屋」で使わせていただきましたm(_ _)m
[2002/07/14 07:38:11]
お名前: しんや
こんにちは
おきくるみさん>
栄花先生の剣道を以前先生がアメリカにいらっしゃったときに拝見いたしました。
姿勢が、ちょっと怖くなるくらいまっすぐですよねぇ。
あそこから面を打たれたらわからないだろうなぁって思いました。
どうやったらあんなきれいな姿勢を保てれるんでしょうか?
ところで基本の良さと試合についてなのですが、
修行の一過程において基本が上達している、良くなっていると先生方に
おっしゃってもらうときは決まってポコポコとよく打たれます。
以前、自分の先生のお話を伺っていたときも、
「出口(信也)が私に打てるって言うことは、基本どうりにまっすぐ打ててないからだ。
もっと上から左こぶしを突き上げるように振りかぶって打たなくちゃいかん。」
とおっしゃられていました。
それから、ますますポコポコと打たれるようになってしまいましたが、
逆に小技も少なくなって、すこし「面打ち」について何か分かったような
そんな気がしました。
皆さんもそんな経験ございませんか?
[2002/07/14 00:17:44]
お名前: 豆剣士の父
皆さん、たくさんのレスありがとうございます。
基本は大切。
全国大会に出場するような道場でも基本をみっちり練習している。
基本をしっかり身に付けないと大成しない。
ということですよね。
ただ、「試合重視はだめ」とする立場の方からの書き込みがありませんね。
ところで、大成している剣道家。たとえば、全日本選手権に出場するような
選手は、やはり少年剣道で名のとおっている強豪道場の出身者が多いの
でしょうか。
「小学生で強いところは将来伸び悩む」という人もいるのですが、そういう
ことはないのでしょうか。
Hideさんは小学生の時から強かったんですか?
P.S.うちの豆剣士が所属する道場は、試合に強い道場でもなく、稽古も週2回で、
全国大会にでるような道場とは練習量も比較になりません。
長い目でみて、基本をしっかり身につけることができればと思っています。
[2002/07/13 21:35:39]
お名前: オキクルミ
Hideさんや親馬鹿一刀流さん達が書き込まれた後で、僕が書いても、説得力ないですが…。
僕は、栄花直輝先生と同じく札幌南区剣道連盟の会員なんですが、
その栄花先生の、最近出版された、子供向けの剣道入門書を読んでも、
やはり“基本重視”の姿勢は一貫しています。
栄花先生が“世界のEIGA”と成り得たのは、剣道の基本が備わっていたから
こそなのです。当然な話ですが、基本を疎かにしてたら、大成しません。
僕が指導者の一人として参加している剣道教室での話ですが、小学校の頃から
教えていた女の子が、大学生になって、新人戦の個人戦で優勝しました。
その子に言わせると「小、中学生の時に、基本をしっかりとやったからだ」
だそうです。それを聞いて、指導者一同、喜んでました(僕もその一人)。
つまり、その子は我々の指導方針―基本重視、目先の勝敗よりも教え子の将来、
生涯剣道、人間形成、等―が間違っていなかった事を証明してくれたのです。
やはり、“基本重視”の姿勢の良さってのは、後々(高校、大学、社会人)に
なったときにモノを言う事です。
豆剣士の父さんの御子息が、どこの剣連の所属かは存じませんが、その道場の
先生の伝を頼って、高レベルな道場に出稽古に行くか、合同稽古を企画されて、
「本当に強い道場」の基本稽古を体で覚えるのが一番です。
恐らく、他の方々の書かれた通り、強い道場程、基本を重視している筈です。
かなり、偉そうな事、書きましたが、参考になれば幸いです。
[2002/07/13 18:08:31]
お名前: Hide.
皆さんこの問題には並々ならぬ関心があると見えて、カキコも勢いがありますね(^^)
さて、私の見解ですが、もうすでに皆さんからのご意見で言い尽くされてしまっている感が
あります。でも、私がこれまで拙サイトで何度も述べさせていただきましたとおり、「一流
選手は基本がうまい」というのが真理のはずです。
もし、上手じゃない方がいらっしゃるとするならば、基本から外れた「テクニック」で勝ち
あがってこられた方でしょう。残念ながら、剣道には「試合剣道」と「審査剣道」の二通りが
存在してしまっておりますから。
「試合剣道」の主眼は、「上手に打突部位に当てること」です。そしてもうひとつは「お相
手に打たせないこと」でしょう。前者はある程度基礎力がないとうまくいきませんが、後者
は基本を大きく崩しても、いや、基本を大きく崩すことによって打たれにくくなるように思
われます(^^; このへんが、豆剣士の父さんが目にされた「基本を重視するから試合に勝
てない。」発言の所以でしょうね。
私なども、「首でよけるのはダメ」としながらも「とっさのときに首ですらよけられないの
は勝負勘が悪い」と話します。「勝ちたい」「負けたくない」と思っている選手同士が激突す
るのですから、勝負は奇麗事では勝てません。「かっこよく勝とう」なんていうことはお相
手を見くびっている証拠。石にかじりつくように、泥まみれになりながら戦って、ようやく
「勝てるどうか」っていうのが勝負の世界です。こうした中にも「崩さない」「崩れない」も
のを求めていくのが剣道の修行なわけですが、なかなか理想どおりに行かないので「試合剣
道」は批判の対象になりやすいのでしょう。
よく、これに対しては、宮崎正裕選手が引き合いに出されます。一番最初に彼が全日本を取
ったときは、それは彼の剣道に対して多くの批判が集まりました。しかし彼の剣道は年を経
るにしたがって、「崩れが少なく」なってきました。ぎりぎりの勝負の中で、宮崎選手は自己を高めるための努力、「基本を崩さないための努力」を続け、宮崎時代を築き上げましたね(^^)
これは大変なことだったと思いますよ。
さて、一方の「審査剣道」ですが、こちらは、「正しく攻めて基本に忠実に打つこと」「崩して
打たれないよりも、崩さずに打たれる」といったことが主眼になっていると思います。つま
り、「基本に忠実」であることが何よりも求められており、「打たれること」に対する「マイ
ナスよりも「打つこと」によるプラスを前面に出した考え方です。
これによって、試合に比べ「打たれること」に対する恐怖心が激減し、比較的基本に忠実な
剣道を実行しやすいのだと思われます。
さて、私個人は「打たれないために崩していい」という考えには納得できませんし、「基本
に忠実であれば打たれてもいい」というのも妙ですね。大切なのは、「崩れず打たれず、基
本に忠実に攻めて打つ」ではないでしょうか。自分の剣道のバロメータとしての基本を持っ
ている人こそ、「真の一流」と考えますヽ(^.^)ノ
[2002/07/13 10:16:39]
お名前: 親馬鹿一刀流
TO 豆剣士の父さん
基本と試合の事ですが、理想は正しい基本を身に付けて技を覚えるという事だと思います。
結論を言いますと、大きな大会で勝ち上がるためには、学齢に合わせた正しい基本と、身に付け
た技の種類・得意技、気力の有無だと思います。
学齢に合わせたというのは正しい基本を身に付けるには何十年もかかるからです。
完璧な基本が身につけば小学生といえども3段4段ではないでしょうか?
基本が出来ていなくても、気力と体力、あるいは勝負勘だけで勝てる場合があります。
また正しい基本にのっとった技の応酬で勝つ場合もあります。
実力が拮抗している場合、最後に勝負を決めるのは、普段の稽古の積み重ね(気力・体力)で
決まるとも思います。
私、剣道で一本にするには経験年数、学齢に合わせた80点以上の打ちが必要と思っています。
どんなに勝負勘が良くても60点の打ちしか出来なければ100本打っても旗はあがりません。
ただ剣道の試合の面白いところは3本勝負なものですから、基本も上、技も上でも負ける場合
があります。勝負勘・テクニック・気力が勝る場合があるということです。
単調な基本打ち、切り返しを何十万本もやって、打ち込み掛かり稽古で正しい打ちが出るまで
転ばされて泣きながら打ち込みを続けて来た子が全国大会に出場していると思います。
こういう子供達は、基本も身についていますが、気力も身についていると思います。
基本を身に付けるには時間がかかります。
短期間(3・4年くらい)に基本と技と気力を身につけさせるには体の出来ていない子供に
過度な負荷を強いる事になります。
指導者には色んな考えの方がおられまして、体に無理をさせて試合に勝たせる稽古より、将来
に通じる基本をじっくり身に付けさせた方が良いと考えられる方も多いです。
子供達がついてくる以上、心を鬼にして気持ちに応える方もおられます。
もしももしもですよ、父さんが豆剣士君を試合に勝たせるためにはどうしたらよいか(基本か
テクニックか)と考えておられるのなら、内臓も骨格も筋肉を出来ていない豆剣士君にとって
何が一番良いか、剣道に求めるものは何かを今一度お考え下さい。
飲みながら書いているものですから、まとまりのない文章であることお許しください。
[2002/07/13 02:27:08]
お名前: 戒
豆剣士の父さん、こんにちは。戒と申します。
これは僕が試合に強い人を見ていて思ったのですが、試合に勝っている人には段階があると思います。
1段階 まだ初心者っぽさは抜けないが、筋力がついてきて、速さとスピードがあるため勝てている場合。
2段階 それに加えて若干の試合カン、打突の好機や、応じ技を使って一本を狙っていくタイミングを習得した段階。
ここから、試合カンとスピードに頼るために、基本から外れた動き、構えを崩したり、触るだけ
の面を打ったりと言う方向に行く人がいると思います。正しくない掛かり稽古や試合を繰り返
し、曲がったうちや左手をずらした打ちに頼るために基本が汚くなる人がいると思います。確か
に試合には強いし、勝てるから、基本が下手な動きなのに強いように移ります。
でも、ここら辺で限界が来ると思います。同じように試合カンが優れて、うまいところで打って
くる人で、正しい基本でまっすぐ打ってきたら乗られたり割られてしまったりするでしょう。た
とえ相手の打突が入ったとしても、体勢が汚かったりするために、審判員の先生方には基本のき
れいな人が好印象に移り、その前の試合で入っていたであろう打ちも一本にならなくなってしま
い、大会の上位には基本のきれいな人が残っていく、と言った感じになっていると思います。
大学の全学連の試合などを見ているとそんな風に思えます。
でも底まで強くなれるのは相当練習しているからだと思います。練習中に体力を消耗してきて、
つい汚くいいかげんに打ったりするのを厳しく注意する先生や先輩がいたりして、そういう風に
なっていくのだと思います。その上で試合にも臨むから試合カンと基本が同時に身につくのでは
ないのでしょうか?
散々えらそうなことを書きましたが、僕にはぜんぜんできてません。僕も基本を誉められても試
合にはあまり勝てないです。でも先生にもよく強くなることをあせらず基本を大切にしなさいと
言われているので基本重視で練習しています。上に書いたことは、僕も基本のきれいさと試合の
強さに関して疑問を持ったので、上位者の試合をよく見て、いろいろ考えて自分なりに得た結論
です。間違っていることもあるかもしれませんが、今の僕はそう考えて基本を重視した稽古を続
けていこうと思っています。
駄文な上に長くなってすみません。
[2002/07/13 01:33:49]
お名前: 純おやぢ
突然すみません。
豆剣士の父さんこんにちは。純おやぢと申します。
となりのマッツーさんのおっしゃるとおりだと思います。
この話題は、「剣道はスポーツか、武道か?」とならんでよく問われるところです。
柳に風さんは一般のレベルまで含めてお話ししてくださってますが、豆剣士の父さんは
たぶん少年剣士についての問いなのでしょう?
でも同じだと思います。
私の知る限り、全国の少年剣道で強いと言われている道場(剣友会)は
みな基本を重視し、上手です。それは並みではない稽古量、質、努力によるものです。
インスタントのようにお湯をかけたら出来るものではありません。
その真実を知らない(あるいは知りたくない)指導者が、
「あそこは基本より試合を重視している」とか「試合剣道だ」とか
自分の教え子が基本が出来ない言い訳をするのです。
少年剣道の場合のみならず(剣道じゃなく、球技でも、あるいはスポーツ以外のピアノでも・・・)
基本が大事に決まっていると思います。
基本のうまさと試合の強さを比較すること自体くだらないと思うのですが・・・・
夜中にちょっと酔いながら・・・ごめんなさい。
[2002/07/13 00:43:42]
お名前: 柳に風
豆剣士の父さん
こんばんわ。ちょっと一言。
私の亡くなった師匠は、常に基本通りやりなさい、稽古も試合も同じだ、
と言ってました。実際、私らに稽古をつけるときも、東京都の剣道祭や
京都大会などでも、全く同じ、基本にのっとった剣道をして、しかも範士
八段の先生方を道場の向こうまで攻めこんでいました。どんな強い全国レ
ベルの7段の人とやっても、体の動く学生が相手でも同じでした。
実例を見ているので、私はこれが可能だと思い、それを目指して稽古し
ています。
[2002/07/12 23:16:55]
お名前: 豆剣士の父
↓Hideさんへ。繰り返してアップしてしまいました。1つ削除をお願いします。
[2002/07/12 17:46:35]
お名前: 豆剣士の父
となりのマッツーさん、早速レス頂きありがとうございます。
「あてっこ剣道はだめ」「試合重視はだめ」という考えを読んで、いろいろ
思った次第なんです。
試合に勝つには基本が必要なのではないか。とすれば、全国大会で優勝するような
チームは基本もすばらしいのではなかろうか。とすれば、「基本重視だから試合
に勝てない」というのは単なる言い訳(ひがみ)にすぎないのか?
それとも、試合に強いチームは、試合用のテクニック(あてる技術)に秀でている
だけで、必ずしも基本がしっかりできているわけではないのだろうか。
だけど、基本が不十分なのに、そのようなテクニックで勝ち上がって行くことができるのだろうか?
といった疑問がわいた次第です。
全国大会で優勝するような道場の練習を見たことがないもので・・。
一度全国レベルのチームの基本を見てみたい。
[2002/07/12 17:43:14]
お名前: 豆剣士の父
となりのマッツーさん、早速レス頂きありがとうございます。
「あてっこ剣道はだめ」「試合重視はだめ」という考えを読んで、いろいろ
思った次第なんです。
試合に勝つには基本が必要なのではないか。とすれば、全国大会で優勝するような
チームは基本もすばらしいのではなかろうか。とすれば、「基本重視だから試合
に勝てない」というのは単なる言い訳(ひがみ)にすぎないのか?
それとも、試合に強いチームは、試合用のテクニック(あてる技術)に秀でている
だけで、必ずしも基本がしっかりできているわけではないのだろうか。
だけど、基本が不十分なのに、そのようなテクニックで勝ち上がって行くことができるのだろうか?
といった疑問がわいた次第です。
全国大会で優勝するような道場の練習を見たことがないもので・・。
一度全国レベルのチームの基本を見てみたい。
[2002/07/12 17:43:08]
お名前: となりのマッツー
to 豆剣士の父さん
私の愚見ですが…
>・基本を重視すると試合に勝てないのでしょうか?
>(試合に強い道場は基本を重視していないのでしょうか。)
そんなことはないと思います。基本をしっかりと稽古しているからこそ、あらゆる技が理に適ったものとなり、試合で通用するのだと思います。
>・基本が下手なのに試合が強いということはあるのでしょうか?
基本を十分に修練せずに小手先だけの技に終始していれば、必ず行き詰まると思います。
基本が十分に練れていない者の打突(必ずしも1本にならないとは申しませんが…)をタイミング
やスピードだけで認めてしまう審判員の未熟さにも問題があると思いますが…。
>・基本がうまくて試合に弱いということはあるのでしょうか?
基本がうまいから試合に弱いというのは、ないと思います。
>・基本を重視すると試合に勝てないのであれば、何のための基本でしょうか?
基本を重視して勝てないということはないと考えます。ですから基本はその名の如く剣道におけ
る全ての基本であると思っております。初心者ならば初心者なりの、高段者ならば高段者なりの
基本稽古があるはずです。
>・基本を頑張れば将来試合に勝てるようになるのでしょうか?
基本だけをやっていれば勝てるとは思いませんが、基本をやらなければ勝てなくなると思います。
試合に勝つこと、負けることは大切なことだとは思いますが、指導者が試合偏重になり、目先の
勝ち負けだけにこだわるような指導がされたとしたら、指導される側は悲劇だと思います。剣道
の本当のよさを理解させてもらえないのですから…。
以上、ご参考にならないかもしれませんが、とりあえず私見まで。
[2002/07/12 16:44:30]
お名前: 豆剣士の父
剣道雑誌等を読むと、「あてっこ剣道はだめ。」「基本を重視するから試合に勝てない。」という考えがあると思うのですが、基本と試合の関係について、
(特に少年指導をされている方)どのようにお考えになりますか。
・基本を重視すると試合に勝てないのでしょうか?
(試合に強い道場は基本を重視していないのでしょうか。)
・基本が下手なのに試合が強いということはあるのでしょうか?
・基本がうまくて試合に弱いということはあるのでしょうか?
・基本を重視すると試合に勝てないのであれば、何のための基本でしょうか?
・基本を頑張れば将来試合に勝てるようになるのでしょうか?
ご意見お願いします。
[2002/07/12 12:35:57]
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