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お名前: Hide.
to トンチンカンさん
>実は私もそう思っていました。しかし、中倉清先生のビデオの中のお話を聞い
>ているうちに、「おや、これはどうもそんな薄っぺらいものではなさそうだ
>ぞ。」、と思うに至りました。
へー、そうなんですか・・・。それは知りませんでした。
ちなみに、中倉先生のビデオとは、なんというタイトルのものでしょうか? 私も勉強のために探してみたいと思います(^^)
>しかし、熟練度が増すにつれ、足が先、手はやや遅れての高度な打ちとなって
>きます。(横軸)
うーん、早稲田大学教授の安藤宏三先生が書かれた本などでは、初心者と熟練者
の違いを剣先・頭・足先に着けた光源をつかって分解写真を作成し、トンチンカ
ンさんがお書きになっているのとまったく逆の結果を導きだしております。
また、剣道専門誌のトップクラス(全日本から、明治村のような高段者まで)の
大会の写真でも、打突の瞬間に右足は着地しておりません。「熟練者は足が先に
動きだす」のだとすれば、長谷川先生が提唱されている「腰始動型の面」のよう
に足の着地が先になっているはずですが・・・(^^)
[2001/02/20 09:56:10]
お名前: トンチンカン
to Hideさん
>「一眼二足三胆四力」の解釈って、剣道で大切なものを順に並べたものなんじゃ
ないんですか?(^^; 打突の要素ではなかったはずですが・・
実は私もそう思っていました。しかし、中倉清先生のビデオの中のお話を聞いているうちに、
「おや、これはどうもそんな薄っぺらいものではなさそうだぞ。」、と思うに至りました。
この教えを単に初心者用のただの説明ととるか、奥深い術理ととるかは、Hideさんにお
任せします。
>「手で打たず足で打て」も、手よりも足が先という教えではないはずですが・・・(^^)
私もそう思います。この教えは、打突というものは、小手先で打たず、足をしっかり使って
打つもの」と書いていたように決して、足が先ということをいったものではありません。
足さばきの大事をいったものでしょう。
なお、初心者指導の導入時は、手の振り上げが先、足は少し後とし、竹刀の働きと体の働き
の打突時の一致を目標とさせております。しかし、熟練度が増すにつれ、足が先、手はやや
遅れての高度な打ちとなってきます。(横軸)
一方で、全身の関節、筋肉をすべて使って打つ、大きく早い打ちから、肩、ひじ、手首の関
節、筋肉だけで打つ、小さく強い打ち方をマスターしていきます。(縦軸)
つまり、打突は、段階によって発達、進化し、俳句のように次第にムリ、ムラ、ムダが省略
され、磨きがかかって冴えていくべきもの、と考えております。
[2001/02/19 20:27:01]
お名前: Hide.
to トンチンカンさん
「一眼二足三胆四力」の解釈って、剣道で大切なものを順に並べたものなんじゃ
ないんですか?(^^; 打突の要素ではなかったはずですが・・・。
「手で打たず足で打て」も、手よりも足が先という教えではないはずですが・・・(^^)
[2001/02/19 11:00:39]
お名前: トンチンカン
教え、術理
・一眼二足三胆四力〜まず眼で観たら、足を出す。腰を出す。そして、最後に手がくる。
・古流『足至り、腰至り、手至り。』
・『手で打たずに足で打て。』〜打突というものは、小手先で打たず、足をしっかり使って打つもので、これにより切れ味鋭くなる。
[2001/02/18 00:22:35]
お名前: Hide.
to IMAINGさん&みのるさん
そうですね。基本と応用は違いますね。しかし、ただ足を出す出さないでこれだ
け厄介なんだから、剣道ってホント奥深いですねぇ(^^;
最初に戻って、トピ主のヒデハルさんのお話のレベルを想像しますと、まだ、初
心に近いような段階での指導ではないかと考えられます。私の考える基本は、「振
りかぶったとき足を出さない」ですから、とりあえずこれを私の提示できる回答
とさせていいただきましょう(^^)
[2001/02/14 10:12:46]
お名前: みのる
このトピックスで思ったことですが、基本とは、正しいとは???と
言う事です。初心者が習うべき事と、長年の稽古相応のレベルに達し
た、尚その先の道を求めている者とは「正しいこと」が同一ではない
のだろうな、修行のどの辺に居るかでその見る視点も変わるのだろうな・・・
そう思いました。昭和の剣聖と言われた持田盛二が「私は50才で剣道
の基本が出来た」とのこと、やはり奥深いんですね、剣道は!ガンバロ\(^^)/
[2001/02/13 21:48:23]
お名前: IMAING
URL
難しいですねぇ(ちょっと腰が引けてきたかも^_^;)
何分「足を先に出す」というのはこういう事かな?って想像で考えておりますので
やっていないことを考えるのは難しい。
でも思うのは、基本とすごく高いところでの応用とでは同じ事も変わってくるって事ですよね。
で、初級者が面を打つには足は出さないほうが良いけれど、上級者になれば足を出しても
同じ打ち方が出来るはずだというようなことでしょうか?
例えになるか分かりませんが、Hide.さんの撞木足についても初心者は撞木で無い方が良いが
上位者はその限りでないと言うような話だったと思います。
この辺にしておきます、ではでは(^^)
[2001/02/13 16:48:01]
お名前: Hide.
うーん、あまり同じだとは思えないんですがねぇ(笑)
浮かせるやり方は、「Okichan World」の西村雅興先生が開設されている柳生新陰
流の極意『月影』には出てきますが、基本段階では次元が天と地ほども違います。
足が浮くということ自体「打突動作」の始まりです。IMAINGさんがおっしゃるよ
うに、修正の利きにくい体勢(バランスの崩壊)を起こしています。これは遅れ
れば遅れるほど、瞬間であれば瞬間であるほどいいはずです。とくに基礎段階の
子供達の場合、「腿を最低限に」とはいっても、そういう意識でできるものでしょ
うか?
私もこのあとの子供達の指導の中で、その答えを見つけていきたいと考えます(^^)
[2001/02/13 15:21:32]
お名前: IMAING
URL
>もしかすると、結局同じ事を言ってるような気がするのです。
私もそんな気がしますが(^_^;)
要は重心の位置をどう感じるかってことではないでしょうか?
右足が出ている=右に重心が流れている=タメが無い=キレが悪いという流れでの
Hide.さんの反論に対して、みのるさんは
右足が出ている=右足が浮いている=重心は左足にある=タメがある=キレのある打ちができる
となっているように見えます。
結局は「ゆっくり振りかぶって、はやく打ち下ろす」「打つ前にタメる」と言ったことが目的であれば
差がないと思います。
ただ、ひとつ気になったのが「重心を左足に乗せるために右足を上げる」、つまり矯正のための
右足上げという動作はあまり良くないのではと言うことです。
スキーでも初心者の場合は、重心移動がスムーズに出来ないために右へ曲がるときには
右足を上げることによって左足に荷重して方向を変えるなんて教え方で感覚を見に付けさせようと
しますが、感覚としてのもので実際に上げる動作が身についてしまうとその後の重心移動が
難しくなるという弊害があります。
(浮いた足には荷重できないので、重心の転換に手間がかかる)
したがって抜重する足をあげるのではなく、荷重する足に重心を移すことをどう意識して
実行できるようにするかが大切だと考えます。
剣道でも同じで、足を浮かせた状態からは重心を変更しようとしたりという、臨機応変な
動きは困難でしょう?
(攻めきってから打つので、そこからの変化は必要ないという考え方もあるかもしれませんが)
そんな理由で、足は浮かせない方がと思います。
[2001/02/12 17:52:11]
お名前: みのる
to Hideさん
>どうやらこのあたりから意見は平行線のようですね(^^;
もしかすると、結局同じ事を言ってるような気がするのです。
実際に目で見てやってみるともしかすると結果的には同じなのではと・・・(^^)
ももを上げながら振りかぶるのは左足に体重を乗せると言う事を体に
覚えさせるためでほんのちょっと上げればいいのです。ももを上げなくても
左足に体重がかかる状態で振り上げられればそれでいいのですが、
面を打たせると振り上げながら左足を継ぎ足をするので、それをやめさせるため
にさせたわけです。
ベクトルはおっしゃられる通り床と平行の方向で、左足の蹴りのベクトルと
体重による真下に働く重力ベクトルとの和が、平行なベクトルになるように
左足は前斜め上にけり出していると思います。実際は意識はしていませんが。
ちょっとヒデハルさんのテーマと違ってきてしまいましたが、非常に
勉強になりました。指導や稽古を通してもう少し実践研究してみます。
[2001/02/12 13:10:32]
お名前: Hide.
to みのるさん
どうやらこのあたりから意見は平行線のようですね(^^;
右のももを上げながら振りかぶることの弊害はベクトルの問題もあります。剣道にお
ける踏み込みは、床と平行であまり高く上がらないのがよしとされていますよね。振
りかぶるという動作は床に対して上方向のベクトル、したがって、腿をあげる動作に
も上方向のベクトルが働いてしまい、必要以上に膝が高く上がってしまったりしない
でしょうか。
剣道の打突は前へのベクトルの重心の移動です。いくら左腰が左手を押していくといっ
てもあげて下ろすといった「上下の運動」とカラダを前に推進させるといった「前方
への運動」は同時に効率よく行うことが困難な運動です。前へ進む力と下ろす動作な
らベクトルの合一性がありますね(^^) そこが、ムリムダのない力に頼らない打ち方
だと考えるゆえんです。
[2001/02/11 10:34:19]
お名前: みのる
to Hideさん
>>私が指導している子供達に面打ちの時、右足のももを上げながら竹刀を振り上
>>げて、
>お気を悪くしないで欲しいのですが、これは、子供が踏み込んでの面を覚えると
>き、最も難しくてうまくできない方法として私が戒めている方法です(^^; このような打
>ち方は「芋掘り剣道」と呼んでバランスの悪さを指摘させていただいているような次第で
>して・・・。
ウツ、気を悪くしています、 ウソウソ(^^)
実はですね、私が指導した子供たちは継ぎ足で振りかぶって面に来るものですから、
(どういうわけか私が指導をお引き受けしたとき既にそうだった)
矯正させる意味で右足のももを少し上げながら竹刀を振りかぶって打つようにと
指導してみました。右足のももを上げると言うことは、左足だけで体をささえる
わけですよね、その状態で振りかぶって右足を上げた状態から左足を蹴って
体を押し出し面を打つ。すると一挙動のいい面打ちになるんですう。
駆け足の様な打ち方からためた打ち方に変わりました。
でも、自由にするとすぐもとの打ち方に戻ってしまいますのが
あたしは気に入らんのですが。繰り返しなんですね。
高校生でも学校によってカラーがあります、特に切り返しですが
速いけど振り上げないで顔の前くらいで手首で打つとか、
やはり子供の打ちに正しい基本を修得させることは、以降の
何十年の剣道に影響を与えるとつくづく思います。
[2001/02/10 21:10:51]
お名前: みのる
to Hideさん
>その身中の「細かい重心の移動」の時に右足が進んでしまえば
>エネルギーの開放が起こっているわけです
そのことですけど、「細かい重心の移動」は右足を出さないHideさんのおっしゃ
る面打ちのばあいで、私が申し上げた右足を出す場合は左足の腰の押し出しにより重心の
移動は大きくなります。それでですね、右足が進んでも床を踏んでしまうわけではなく、
言い換えれば左足で腰を押し出している途中、右足も床から浮いた状態ですすめると
言うことですので、エネルギーは左足、左腰に蓄積されていると思うのです。
そして左足をけって竹刀を振り下ろす時に振り上げと一緒に進んでいた右足を
一気に大きくけりだし面を打ちます。同時に右足は床を強く踏み、即左足を引きつけます。
私は思うのですが、この右足を出す、出さないは両方ともOKなんじゃないでしょうか。
稽古で試してみましたが、双方とも同じように使えました。
[2001/02/10 16:39:17]
お名前: Hide.
to みのるさん
>エネルギーが左足から伝わって行く過程で、左腰まで伝わった時、見た目には
>姿勢は変わらなくても身体の内部では重心が前に少し移り(丹田に)、お腹が
>竹刀を押すような動きがでているのではないかと考えるのです。左腰までエネ
>ルギーが伝わった時点では右足には体重はかかっていなくて、全体重は左足に
>乗っているのではないでしょうか、
そうですね。みのるさんのカキコを拝見してから自分でも何度か動いてみたので
すが、たしかに上記されたような「外からわからない状態での重心の移動」が起
こっているようですね(^^) とくにこの「細かい重心の移動」は小さく早く打と
うとするとき顕著でした。
>そうであれば右足の位置はどこにあっても浮いている状態に等しいですから、
>振り上げ終わるまでその場に居る必要もなくて右足を踏み出して体を前へ押し
>出していても良いのではないかと思うのです。そのほうが振り下ろすときに間
>合いをすでに詰めていますのでゆっくりのようで速い「のろはや」なのではな
>いかと・・・スイマセンナマイキイッテ(^^)
この部分には同意できないものがあります(^^) その身中の「細かい重心の移動」
の時に右足が進んでしまえばエネルギーの開放が起こっているわけです。おっしゃ
るように「ノロハヤ」にはなるかもしれませんが、瞬発力のある「切れ」のいい
打突にはなりえませんね。右足を「ためる」ことによってエネルギーが蓄積され、
振り下ろしの動作と同時に瞬間的に解放させることによって大きな力となって噴
出するのです。
また、振り上げの動作で間合を詰めている必要はありません。それ以前に攻めきっ
ているからこそ打ちに入るわけですから、「切り落とし面」などの特殊な技でな
くただの飛び込み面ならその必要はないと考えます(^^)
>私が指導している子供達に面打ちの時、右足のももを上げながら竹刀を振り上
>げて、
お気を悪くしないで欲しいのですが、これは、子供が踏み込んでの面を覚えると
き、最も難しくてうまくできない方法として私が戒めている方法です(^^; この
ような打ち方は「芋掘り剣道」と呼んでバランスの悪さを指摘させていただいて
いるような次第でして・・・。
to IMAINGさん
>この手の話というのはまだ(というよりずっとかも?)正解がないわけでだか
>らこそ興味もあり、いろいろな試行錯誤がされているのですよね。
いやぁ、たいへん勉強になりますねぇ! 私もみのるさんのお話しから、身中に
起こっている「細かい重心の移動」を意識できるようになりましたしヽ(^.^)ノ
>それに対してHide.さんの面は同じ腕始動だとしても(力のもとではなく動きは
>じめとして)腕側、つまり自分側から押す形で実際は押し出しになっているた
>め倒れこみが起き難いというように、Hide.さんの剣道研究室からは読み取りま
>したが。
おっしゃる通りです。ただ、あれを書いた時点から私の考えも変ってきておりま
す。たとえば、あそこで頻繁に「蹴りだし」という言葉を使っておりますが私の
意識では「押しだし」の方が正しいと思うようになってきています(^^)
>そんなわけで、前の私の意見は意識としては同じような状態において、時系列
>で見た場合(基本打ちでない時に)振りかぶった段階で右足がどこにあるか?
>ってことのパターンについて申したかったわけですが。
了解しました。そういう視点なら、私の打ち方は長谷川先生が分類された「腕始
動型」と同じと考えて間違いないでしょう(^^)
[2001/02/10 09:50:45]
お名前: IMAING
URL
この手の話というのはまだ(というよりずっとかも?)正解がないわけで
だからこそ興味もあり、いろいろな試行錯誤がされているのですよね。
ただ、結局は求める形というのは同じものだと思います。
つまり簡単に言ってしまうと(^_^;)、体が床に対して直立した状態で(前後の傾きなしで)
水平に前進し、その過程で振りかぶり、振り下ろし、踏み込みが1挙動で行われるって事ですよね。
その為の手段または稽古法として、腰始動だの足始動だのをそれぞれ考えられ実践して見えるのだと理解しています。
>長谷川先生が対極に上げてらっしゃる「腕始動型」は私の打ち方とは違います。
>あのモデルの打ち方はひどいですね。振りかぶったとき、完全にカラダが前に倒
>れこんでしまってます(^^; これと「腰始動型」を分解写真を並べて比較すれば、
>だれだって「腰始動型」がいいって思いますよ。私もそう思いますもの(笑)
これは理解しているつもりです(^_^;)
あの「腕始動型」は腕を頂点に相手側から見れば引っ張る感覚で打ちにいっていますね。
その為に下半身が引きずられるため、倒れこみや左足のめくれが起きると理解しています。
それに対してHide.さんの面は同じ腕始動だとしても(力のもとではなく動きはじめとして)
腕側、つまり自分側から押す形で実際は押し出しになっているため倒れこみが起き難いと
いうように、Hide.さんの剣道研究室からは読み取りましたが。
(違ってたら訂正ください)
そんなわけで、前の私の意見は意識としては同じような状態において、時系列で見た場合
(基本打ちでない時に)
振りかぶった段階で右足がどこにあるか?ってことのパターンについて申したかったわけですが。
でもやはり良く分かっていないのかな?(^^)
[2001/02/09 17:15:31]
お名前: みのる
足始動型、腰始動型、今のところ私は腰始動型は理解出来ます。
>床の持っているエネルギーを左足が押しだすことによって体幹に伝えるわけなんですが、
>重心の移動は起こらないんです。そのエネルギーは左足→左脚→左腰→左脇と伝わって
>いって左腕を動かす力に変わっていきます。けっしてカラダが弓なりになったり前傾し
>たりして体重移動や重心の移動が起こっているわけではありません(^^)
エネルギーの左足〜左腕までの伝わり方、これって腰始動型のことでは・・・・(^^)
このことは今私の打ち方なので理解できます。振り上げの時に手で竹刀を引き上げる
のではなく自然とお腹で竹刀が押され、腕に力を入れないで脱力のまま振りかぶれます。
以前8段一次審査を通った方が「振り上げるのは右手で」とおっしゃられたので混乱し
ましたが、ここのトピックで取り上げてもらいご回答を頂きましたのでふっきれています。
>体重移動や重心の移動が起こっているわけではありません
ここが、う〜ん!?となってしまうところで、Hideさん理論をもっと研究しな
ければならないと感じています。思ったのは、弓なりになるというのはオーバーですが、
エネルギーが左足から伝わって行く過程で、左腰まで伝わった時、見た目には姿勢は変
わらなくても身体の内部では重心が前に少し移り(丹田に)、お腹が竹刀を押すような
動きがでているのではないかと考えるのです。左腰までエネルギーが伝わった時点では
右足には体重はかかっていなくて、全体重は左足に乗っているのではないでしょうか、
そうであれば右足の位置はどこにあっても浮いている状態に等しいですから、振り上げ
終わるまでその場に居る必要もなくて右足を踏み出して体を前へ押し出していても良い
のではないかと思うのです。そのほうが振り下ろすときに間合いをすでに詰めています
のでゆっくりのようで速い「のろはや」なのではないかと・・・スイマセンナマイキイッテ(^^)
私が指導している子供達に面打ちの時、右足のももを上げながら竹刀を振り上げて、
と指導したところ、手足のタイミングのそろったいい面打ちになりました。これなどは
>振りかぶったときは足を動かさない」は基本としての大原
>則だと考えています。
と言うHideさんのおっしゃっていることだろうと思っています。
[2001/02/09 15:14:59]
お名前: Hide.
to みのるさん
>左足の押し出しで体重移動が起こっているんだ!けれど右足は出さないと言う
>ことだ!ハタと思いました。左足の押し出しで体の重心は前に押し出され体は
>極端に言えば弓なりになるような状態で、その弓なりになるときに左拳が前に
>押し出されて振り上げとなり(ための状態)次の瞬間左足を蹴り竹刀を振り下
>ろし、右足を大きく踏みだして面を打つことなんだな。そう思いました。
私の書き方が悪くて誤解が生じてしまったようですね(^^;
床の持っているエネルギーを左足が押しだすことによって体幹に伝えるわけなん
ですが、重心の移動は起こらないんです。そのエネルギーは左足→左脚→左腰→
左脇と伝わっていって左腕を動かす力に変わっていきます。けっしてカラダが弓
なりになったり前傾したりして体重移動や重心の移動が起こっているわけではあ
りません(^^)
ゆっくり行なえば、これは簡単に見て取れる現象ですが、小さく早く行なう場合、
ここのところを理解するのは難しいかもしれませんね。でも、こうした打ち方こ
そが基本に忠実で大きな力を必要としない打ち方だと私は考えているんです(^^)
>6,7段で右足を出さないで振りかぶる方はあまりいないようにお見受けする
>のです。
たしかに、現代の剣道では、この打ち方が主流のようですね。ただ、『Hide.剣道
研究室』などでも書かせていただいているように、私は私の理論で実践していく
ことを考えておりますヽ(^.^)ノ
to IMAINGさん
>良く議論になるところですね。
アハハ、それだけみなさんが剣道を真剣に考えておられる証拠なんじゃないです
かねぇ・・・。管理者としてうれしいようなプレッシャーがかかるような(^^;
>私はHide.さんの「足を出さない」は基本で、最近雑誌を賑わしている「腰始動
>型の面」は応用と考えています。
うーん、この意見には反対したいですね。
長谷川先生が対極に上げてらっしゃる「腕始動型」は私の打ち方とは違います。
あのモデルの打ち方はひどいですね。振りかぶったとき、完全にカラダが前に倒
れこんでしまってます(^^; これと「腰始動型」を分解写真を並べて比較すれば、
だれだって「腰始動型」がいいって思いますよ。私もそう思いますもの(笑)
私の理論は床と左足から動きのパワーが起こることから「左足始動型」とでも申
しましょうか。基本であり究極の応用形だと自負していますヽ(^.^)ノ
to ヒデハルさん
山の登り方に色々あるように、剣道の学び方・指導法にもいくつかの方法があり
ます。先生方のアドバイスは、それを修業してこられた先生方のエッセンスなん
ですね。先生にとってベストである方法を示してくださっているわけですから、
かならずしもすべてに当てはまるわけではありません。様々な道の中から、自分
が「これだ」と思う登り方で登っていくのがその人にとっての正しい道なんじゃ
ないでしょうか。
でも、自分のことと違って生徒達を指導していく場合、さらに深い迷いが生じる
のはしかたないことです。その場合でも、多くの人の意見の中から、指導者が取
捨選択して自信をもって生徒に教えていくようにしなくてはいけないでしょう。
それが指導者としての務めでもあります(^^)
技術的には、大きく振りかぶって打てば相手によけられてしまうのはやむを得ま
せん。大きく打つことを稽古していくなかで、力の使い方(主に脱力ですが)を
マスターし、小さく打つ技術へと転換が図られるのが一般的です。まずは、大き
くしっかり打つことから教えていくことが、上達への近道と考えますヽ(^.^)ノ
[2001/02/09 11:23:44]
お名前: ヒデハル
色々なご意見ありがとうございました。
ある先生(高校の先生)の指導で
>肘と手首の関節を使わずに肩を使って振り上げろ
という教えがありました。その数ヶ月前に神奈川県警の
先生に
>打突が弱いので、剣先が後ろを指すように大きく
振り上げれば打ちは強くなるとおしえられました。
この二つの事を意識して打突に入ると竹刀の振り上げに
意識がいってしまい左足の押し出しが遅れてしまうのです。
打っても全て避けられてしまう。今は、左足を意識して
尚且つ、肩で振り上げ剣先が天井を指すようにの意識で
打突しています。そのとき左足を押し出すと自然に右足
が前に出て行くと思っています。それでもみんな避けられて
しまいますが。(笑)
みのるさんのいうように
>目から鱗と思ったことも後にやっぱり違うなと思ったりする。
ということは私にもよくあることなのですが、子供達を指導する
とき私の指導で良いのか、考えてしまうのです。私は専門家ではありません
ので専門家の方との意見の食い違いは、非常に気になるのです。
一生懸命剣道に打ち込んでいるこども達にいつでもベストの指導
をしてあげたいとおもっているのです。そういうことですので
今後も皆さんにお世話になりますのでよろしくお願いします。
[2001/02/08 23:06:13]
お名前: IMAING
URL
良く議論になるところですね。
私はHide.さんの「足を出さない」は基本で、最近雑誌を賑わしている「腰始動型の面」は応用と考えています。
>6,7段で右足を出さ
>ないで振りかぶる方はあまりいないようにお見受けするのです。
そこで、これはHide.さんが言われた
>ただし、相手の面に「出鼻面」や「切り落とし面」に行く場合、「攻め足」とし
>て右足を先に進めた場合などは、応用的な使い方としてこのかぎりではありませ
>んが・・・(^^)
このように、右足を出さないで振りかぶる=攻めから打突への一拍子のつながりと
考えれば理解できるような気がします。(^_^;)
難しい話はHide.さんにお任せですが。
[2001/02/08 17:31:45]
お名前: みのる
ヒデハルさんはじめまして。
わたしもヒデハルさんと同じ事を思っています。でもHIdeさんの
お話をよく読んでみると
>振りかぶったときは足を動かさない」は基本としての大原
>則だと考えています。
ここを読んだ時はそうなのかなぁと思ったのですが
そして
>左足の押しだしによって体幹に力が伝わり、右足が出て行く
>のと振りかぶって振り下ろすのにそれほどタイムラグが感じ
>られないというだけで、「足が先に出ていく」とか「手と足
>が同時に出ていく」のではありません。効率的な運動の原則
>は、体幹から抹消への力の伝達です。
と続きますが、と言うことは、左足の押し出しで体重移動が起こって
いるんだ!けれど右足は出さないと言うことだ!ハタと思いました。
左足の押し出しで体の重心は前に押し出され体は極端に言えば弓なりになる
ような状態で、その弓なりになるときに左拳が前に押し出されて振り上げと
なり(ための状態)次の瞬間左足を蹴り竹刀を振り下ろし、右足を大きく踏
みだして面を打つことなんだな。そう思いました。
ここからは私の考えるところですが、と言うことであれば弓なり
の状態の時に右足が踏み出していなくても、踏み出していても
(右足から出ているように見える)体の重心移動が有るという点
でタメがすでにありますから、同じことだと思います。要は左足
の押し出しの時、左足でバランスよく体を支え、左足の腰の押し
出しから始まる打ちになっているかどうかだと思うのです。確か
に右足を踏み出さない方が左足腰の力は少なくていいように思え
ます、右足を踏み出しながら振りかぶるのはバランスよく姿勢を
崩さないためにしっかりした強い左足腰が必要だと思います。
そして攻めながら打突出来る点でいいと思います、わたしは左腰
をおしだしながら右足をだしながら重心を前に移動しながら竹刀を
振り上げ打突するように心がけております。6,7段で右足を出さ
ないで振りかぶる方はあまりいないようにお見受けするのです。
これからまた考えも変わるかもしれません。
おもしろいもので目から鱗と思ったことも後にはやっぱり違うなと
思ったりしたこともしばしばでしたから(^^;
[2001/02/08 16:35:34]
お名前: Hide.
to ヒデハルさん
カキコありがとうございます。
そうですね。まず、「振りかぶったときは足を動かさない」は基本としての大原
則だと考えています。面や小手を着けたときも、しっかりと自分のバランスを意
識し左足の「押し」を感じながら踏み込んで打突するためには、この方法がいい
と私は考えております(^^)
さて、問題は小さく打つときですね。でも、これも基本となる考え方は同じです。
左足の押しだしによって体幹に力が伝わり、右足が出て行くのと振りかぶって振
り下ろすのにそれほどタイムラグが感じられないというだけで、「足が先に出て
いく」とか「手と足が同時に出ていく」のではありません。効率的な運動の原則
は、体幹から抹消への力の伝達です。右足の踏み出しは、振り下ろしとともに起
こることで、小さな力で大きな打突力とスピードを発揮することが出きるのは明
白です。勉強不足ですので、明言は出来ませんが、最近話題の「初動負荷理論」
に合致したことを剣道ではちゃんと行なっていたんですねぇヽ(^.^)ノ
なお、これが打突前の「ため」になると愚考しています(^^)
ただし、相手の面に「出鼻面」や「切り落とし面」に行く場合、「攻め足」とし
て右足を先に進めた場合などは、応用的な使い方としてこのかぎりではありませ
んが・・・(^^)
[2001/02/08 09:36:17]
お名前: ヒデハル
振りかぶりと足の作用について、「振りかぶったときは足を出さない、振り下ろしと同時に右足が出て、着地とともに打突するのが基本だ」とのことでしたが。
私の考えを少し述べたいと思います。たしかに、小手、面を付けずに素振りをするとき、腕で竹刀を持ち上げる時は右足は出ていません。それは、その素振りがゆっくりとしたものだから
だとおもいます。それともう一つ、振り上げを意識した素振りだからだと思います。
左足を意識して左足を押し出そうとすれば、自然と右足は前に出るのではないですか?左
足を蹴り足とし左手を前に押し出していくと、それにつれて、自然に右足が前にでるものではないかとおもいます。バランスが悪い(前傾になってしまう)打ちとは、右手主導で、同時に右足が前に出る打ちではないかと思うのです。現に私が指導している中学生にそういう打ちをする子供がいます。
竹刀を振り上げると相手は避けようとします。そこで、タイミングをずらして右足を伴って打突するという技はよく使います。しかし、竹刀を振り上げて、そのまま、足はタイミングをずらさずに打突しても、簡単に避けられてしまう。と、私は思うのですがどうでしょうか?
[2001/02/08 00:45:04]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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