記事タイトル:カンと科学  


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たしかにカンは大切ですが、カンは一朝一夕につくものではありません。
数多くの稽古の中から様々なお相手に対する「引き出し」が増えていく。研ぎ澄まされた
勝負の中、とことんお相手に集中しきった時に、その引き出しの中から一つの技が瞬間的
にチョイスされるんです(^^)

「科学とカンとは、決して相反しない」は、私も実感するところであります(^0^)
[2007/12/08 22:07:19]

お名前: kazu   
松下電器の松下幸之助さんの本の中で、例えで剣道を用いて
「カンを働かす」ことについて語っていられるページを発見しました。

私はとても面白く感じたので皆さんにも紹介&感想を頂ければと思い,
トピを立てさせて頂きました。

    その一文です↓。(もしネチケット違反でしたら削除願います)


剣を持って合い向かう。緊張した一瞬、白刃がキラめいて、打ちこむ、
はねる、とびすさる。目にもとまらぬ早わざである。

そこには理屈はない。相手の刃が右から来た、だからこれを右にはねかえそう、
などと一つ一つ考えて打ち合っているのではない。

目に見えぬ気配から、からだ全体にひらめく一瞬のカンで、トッサの動きが
きまってゆく。しかもそれは、理屈で考えた以上の正確さ、適確さを
持っているのである。

カンというと、一般的には何となく非科学的で、あいまいなもののように
思われるけれども、修練に修練をつみ重ねたところから生まれるカンと
いうものは、科学でも及ばぬほどの正確性、適確性を持っているのである。
そこに人間の修練の尊さがある。

世に言われる科学的な発明発見の多くのものは、科学者の長年の修練による
すぐれたカンに基づいて、そのカンを原理づけ、実用化するところから
生み出されている。つまり、科学とカンとは、本来決して相反しないのである。

要は修練である。練磨である。カンを働かすことを、もっと大事にして、
さらに修練をつみ重ねたい。
[2007/12/08 16:26:04]

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