記事タイトル:フェンシングを見て思いました。 


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お名前: Hide.    URL
To しんしんさん

管理人のHide.です。ご意見ありがとうございます(^^)

私は、国のゼッケンを背負った試合をやめろと言っているのではありません。
団体戦はやめるべきと申し上げているのですが、言葉足らずだったようですね(^^;

個人戦は全日本選手権の中に組み込み、そこで「その年の」真の世界一を競っていただき
ましょう。


世界大会は「剣道祭」として、ナショナリズムをぶつけ合う集まりではなく、国際交流の
場(交剣知愛の集まり)になるようにしたいということです。
[2008/08/25 21:16:18]

お名前: しんしん   
Hide先生の世界大会に関するお考え、興味深いです。

剣道のほんの一端だけを捉えていてはいけない、とのお考えには共感します。
しかし、今の形の世界大会も大切だと思います。

確かに出場者は国別のゼッケンをつけて試合に臨みますが、それを
「ナショナリズムの競い合い」と捉えるか、個人、もしくは一緒に稽古に励んできた仲間で
形成されるチーム同士の戦い、と捉えるか、は選手一人ひとりの心構えでないでしょうか。
後者の場合、世界大会というのは、日々の稽古の成果を試す場であることは、日本国内で
行われるその他の試合となんら変りはなく、むしろ、世界中の同胞と剣を交える
良い機会ではないでしょうか。

もう一つの理由として、前者の場合があります。
剣道を学ぶ理由は人それぞれでしょうが、自国を世界の舞台で代表することを糧に
稽古をしている若者も少なくありません。それは、日本でも同じではないでしょうか。
学校を代表すること、地域を代表すること、など、それぞれ目標があると思います。
剣道がまだまだマイナーな国において、国内試合が少なく、そのように自分の所属する
団体を代表する機会が少ないと、国際試合にかける思いはさらに強くなります。

試合に勝つことが剣道の全てであっては困りますが、少なくとも、若者に剣道に興味を
持ってもらい、剣道人口の増加、活性化を図るには、無駄ではないステップだと思います。

と言っても、先生の提案されるような変化も出来れば実施してもらいたいものです。
今の世界大会の試合はそのままに、演武、セミナー、審査などを追加してもらえれば
一層有意義な集いになるのではないでしょうか。
[2008/08/25 17:36:41]

お名前: Hide.    URL
To 武道初心者さん

>「鎖国」という言い方をしてしまいましたが、要するにスポーツではない日本独自の
>伝統技芸として位置付け、国際化を拒否する、という趣旨です。

うーん、国際化を拒否するというお考えには反対です。
学びたい人には門戸は拓かれるべきです(^^)


>剣道を国際的なスポーツとして普及させることはスッパリ断念し、日本の伝統技芸と
>して海外に紹介し、海外の人々が日本の伝統技芸として正当な剣道を身につけることに
>は注力するという方法も、魅力のあるものではないでしょうか。

この点は賛同いたします。
下にも書きました通り、試合は剣道の一部にしかすぎません。しかし国際化は「試合を
軸」に行われているのも事実。こうした方向性を断ち切る必要があると考えます。

もちろん、我々日本人も、試合の結果のみに汲々する現状を改める必要がありますね(^^;
[2008/08/25 09:23:44]

お名前: 武道初心者   
P-51さん
 客観的で公正な判定を目指せば、最初はビデオ判定、行き着く先は、ランプ等の機械的
な判定となるのが必然と思いましたので、そもそも「客観的で公正な判定」というもの
に拘泥するのが本質的によろしくないのではないかと考えました。
 「客観的で公正な判定」に拘泥すれば、「刃筋正しく、気剣体が一致し、なおかつ残
心あるもの」という概念自体、センサーとビデオ(行き着く先は画像処理により、コン
ピュータが判定)という技術的方法によって、やがてなし崩し的に変質してしまうので
はないでしょうか。
 伝統的なフェンシングは、この種の変化を嫌い、国際ルールのフェンシングと袂を分
かったようですが。

Hideさん
 「鎖国」という言い方をしてしまいましたが、要するにスポーツではない日本独自の
伝統技芸として位置付け、国際化を拒否する、という趣旨です。

?「伝統技芸として位置付ける」とは「日本独自の伝統の中にあるもののみが正しい」
 という立場を堅持する、ということです。
?従って、上記?に則った技術の習得、技量の向上という目的に合致するよう、試合の
 規則等は設定せねばならぬ、ということになります。
?上記?及び?により、試合規則の設定等も含めて、日本独自の伝統に即したものとす
 る必然性が生じます。
?しかし、このような考えを「スポーツ」に対して成り立たせることは困難です。

 他の武道(フェンシングも含めて良いかも知れません)の状況を見る限り、剣道の良
さを損なわないで国際的なスポーツとして普及させることは、不可能と思います。
 剣道を国際的なスポーツとして普及させることはスッパリ断念し、日本の伝統技芸と
して海外に紹介し、海外の人々が日本の伝統技芸として正当な剣道を身につけることに
は注力するという方法も、魅力のあるものではないでしょうか。

 剣道がスポーツの範疇に属することによるメリットは多々あろうと思いますが、剣道
の本質は、そもそもスポーツの論理と基本的に相容れないと思われます。
[2008/08/25 05:38:22]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

世界大会のあり方も変えなければいけないと考えます。
試合というのは、剣道の中でもほんの一部にしかすぎません。どちらかというと「スポー
ツ的側面」です。それのみを取り上げて「ナショナリズムを競う」というのは、剣道本来
の考え方から歪んでいるように思えます。


京都大会のような「剣道祭(立合いや演武)」を行なうようにして、その期間に、審査会
や講習会(審判講習会も含む)、フリーエントリーの段別の個人戦などを企画して、ナシ
ョナリズムを戦わせる集いから剣道を通じた国際交流の集まりに変えていくべきです。

さらに、全日本選手権を開かれたものにします。外国人選手得枠を設け、全米チャンピオ
ンや韓国のチャンピオンなど各国のチャンピオンに出場の機会を与えるようにし、日本人の
審判員の元でチャンピオンシップを競ってもらうのです。


なにも、他の競技と同じような国際化を目指す必要はありません。
剣道は剣道独自の方法で、しっかりとした剣道を広めるべく活動していくのがいいと愚考
します(^^)
[2008/08/24 14:22:01]

お名前: 毘   
>海外に渡った日本人の手により剣道が世界に拡げられ、普及しつつある

実際、剣道を指導できる人達が海外で指導をしているケースは少ないと思います
忙しい道場主に代わって、未熟な海外出張者が直接指導しているパターンが多いのではないでしょうか?
これで正しい剣道が海外に普及するとは思えません
聞いた話ですが、学生の頃に剣道をやっていて二段を持っていた海外出張者が「英会話が出来る」「剣道を知っている」と言う理由で指導している道場があるそうです
[2008/08/24 09:54:00]

お名前: オキクルミ   
こんにちは。

>つい先日知ったのですが、組織図上は国際剣道連盟(FIK)の傘下に全剣連があるらしいので
す。
>私はてっきり、全剣連の中にFIKがあるとばかり考えていましたのでたいへんショックを受けました。

で、僕も調べて見たところ、確かに全剣連はFIKに加盟している団体という事になってます。
と、同時にそのFIKの本部、何と東京にあるとか。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%A3%E9%81%93#.E9.96.A2.E9.80.A3.E5.9B.A3.E4.BD.93
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%89%A3%E9%81%93%E9%80%A3%E7%9B%9F

本部が日本にあるうちは大丈夫とは思います。だけど、油断は出来ませんね。

五輪については、僕は消極的容認派ですが、現時点では時期尚早、世界選手権等の国際大会の充実化と宗家日本のイニシアチブの確立を優先させるべきだと思ってます。
そういうプロセスを蔑ろにして五輪競技化したってダメです。
海外に渡った日本人の手により剣道が世界に拡げられ、普及しつつある今日、五輪競技化は避けられないのかも知れません。
と、した上で。
日本としては、それに備えてやっておかなければならない事が、山ほどある様に思えます。
[2008/08/23 15:13:54]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

西洋の剣はその剣先に毒を縫って戦っておりましたので、かすり傷出も致命傷になる。よ
って、どんな体勢であれお相手の体に剣が触れば「勝ち」ということで、ああいった形式
の試合になっているのです。

剣道の場合は、「刃筋正しく、気剣体が一致し、なおかつ残心あるもの」ですから、電気
式にはできませんね(^_^ メ) 


>いわゆる国際化は、いい加減にして、思い切って「鎖国する」というのも、案外良いの
>ではないかと思いました。

「鎖国」のニュアンスがよくわかりませんが、連盟の組織形態を見直す必要があると考え
ます。

つい先日知ったのですが、組織図上は国際剣道連盟(FIK)の傘下に全剣連があるらしい
のです。
私はてっきり、全剣連の中にFIKがあるとばかり考えていましたのでたいへんショックを
受けました。

剣道は日本が宗家ですから、全剣連がすべての中心で世界の剣道行政を支えていく必要が
あります。そうしなければ、思想や歴史まで含めて、正しく剣道を世界に広めていくこと
は不可能です。国際柔道連盟から日本人の理事が一人もいなくなり、世界の柔道行政の中
で日本の発言力が皆無になってしまった例は、決して「対岸の火事」ではないはず。
そういった意味での「鎖国」でしたら、私は大いに賛成いたします(^^)
[2008/08/23 09:10:19]

お名前: Pー51      
どうもご無沙汰です
頭にランプは物理的に難しいと思いますが・・・
ビデオ判定を取り入れる必要はあるような気がします。

別のトピで全剣連より国際剣連が上というのがありましたが・・・
確かにオカシイですね(^^;
全剣連ニューヨーク支部とかロンドン支部ならわかりますが。
[2008/08/23 09:05:46]

お名前: 武道初心者   
北京オリンピックの録画で、フェンシングの試合を見ました。
圧力センサの付いた剣で金属で覆われた部位を突き、技が決まると頭のランプが点灯
する、という形式を取っているのには、正直驚きました。

試合の公正な判定を突き詰めて行くとこのような方向になるのだな、と思いましたが、
グローバル化が進めば、このような論理を突き詰めて行くしかないのも厳然たる事実
のように思います。

 剣道のオリンピック競技化には反対の方が多いように思いますが、剣道(特に試合
)の国際化については、いかがでしょうか(ちなみに、試合を行わない武道:合気道
、古武道等は、素直に日本の精神文化として受け入れられている用に思うのですが)。

 私は、稽古は武道、試合はスポーツと割り切っていたつもりでしたが、頭にランプ
が点灯しているような剣道の試合は見たくありませんので、いわゆる国際化は、いい
加減にして、思い切って「鎖国する」というのも、案外良いのではないかと思いました。
[2008/08/22 23:16:44]

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