記事タイトル:剣道とは何か?あるべき姿はなにか? 


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お名前: Hide.   
to 吉澤伸二さん

>● 中学時代に剣道を嫌だと思った理由
>防具の不衛生さなどもそうですが、一番嫌だと感じたものは、
>先生がろくに教えもしないで、生徒同士に打ち合いをさせることです。

ハハハ、それは不幸な体験でしたねぇ。おそらく、吉澤さんが習った先生は、剣
道がご専門の方ではなかったのではないでしょうか。
残念ながら、現在の学校体育の中での剣道の扱われ方は、ほとんどのところで吉
澤さんが書かれていることと大差ないです。だいたい、1学期間しかやりません
から、10回程度の授業ですよね。それでは、「とりあえず面をつけさせて打合
いを体験させる」って程度しかできないんです。ただ、剣道の経験者が剣道実技
担当者となっている中学では、もう少し細かい指導ができるはずなんですが・・・(^^;
ただ、これは学校体育の中の剣道のあり方がよろしくないわけであって、剣道の
本質的な部分とは無関係だと思われますが(^^)


>●社会人になってからやってみて...
>子供を連れてきている家庭婦人(初段)と稽古したことがあります。私がたま
>たま動きの流れで、横面を入れてしまい、とても痛かったらしく、相手が、竹
>刀をぶん投げて「もう、いいかげんにしてよ!!!!!」と怒り出してしまっ
>て、私は悪くないのに、次に道場に行ってもギシシャクしてしまって散々でし
>た。

うーん、これも不幸な体験ですねぇ。でも、初段くらいの方ではそういう過剰反
応される方もいらっしゃらないこともありません。でも、これも剣道の本質とは
無関係のことだと思いますが(^^;


>剣道形の稽古でも、教える先生によって、言うことが違ったりするので、教わ
>る側からすると面白くありません。(これは、他の種目についても言えます
>が...)

これは困りますね。現場で生徒に指導する場合、ホントに困ることなんです。で
も、これも剣道の本質的な部分とは違うように思いますが(^^;


>全般的に、剣道の指導者の多くは(特に学校体育教育者は)威圧的な雰囲気で
>近づきがたい雰囲気の方が多いように感じます。
>剣道指導者の多くは「おれは偉いんだ!!」というような雰囲気な人が多すぎ
>ます。

そうかなぁ・・・。私の周りにいる人は、みんなフレンドリーないい方ばかりで
すよ(^^)


>学校の授業ではともかくとして、一般社会人を相手にした場合は、言葉使いを
>初心者でもある程度は配慮するべきである、と考えます。

それは剣道指導者に特出したことではないと思います。教員という職業について
いる人にはけっこう口にきき方が分かってない人はいますよ(^^;


>稽古と体罰の違いは私も十分認識していますが、技を教える以前に、単に、
>「がむしゃらさ」のみを稽古で要求しているように感じます。

どのくらいの例をごらんになったのか存じ上げませんが、けっしてそのような指
導者ばかりではありません(^^)


>現在の剣道指導では、寸止め的に面や、小手を打つことを要求されます。なん
>かおかしいです。

竹刀の操作と刀の操作は完全に技術的に分化しております。我々のように居合を
たしなまない剣道愛好家は、どんなに高段者でも刀でものを切ることは不可能で
しょう。
おっしゃる通り現代剣道では、「打った瞬間に止める」ということが大切です。
これは、剣道の技術(修業)が「刀で人を斬るための技術を学ぶ」というところ
にないからだと考えます。斬りように強く打ってお相手を痛めつける「殺人剣」
ではなく、お相手とともに生きる「活人剣」こそ、現代剣道の目指す方向性なん
です(^^)


>これも、度が過ぎると、単なる「からかい」になってしまいます。剣道指導者
>の多くは技もろくに教えられないで、教わる側を小馬鹿にしているのではない
>でしょうか。

度が過ぎて「からかい」になっているような例を多数ごらんになられてのカキコ
でしょうか?(^^;  そんな指導者ばかりとは思えませんが・・・。

なお、技は「教えられるもの」ではなく「観て盗むもの」でしょ?(^_-)〜☆


吉澤さんが「剣道がお好きではない理由」はだいたい理解できましたが、なんか
不幸な体験や経験から剣道を曲解されているように受け取れてならないのです
が・・・(^^;


>強いて言うなら、日本人の戦闘手段が発達して、江戸時代に朱子学の影響を受
>け、技と心の両面を鍛えることで自己の向上を目指すもの、を武道というのだ
>と思います。

吉澤さんのお考えは理解できました(^^)
たしかに、戦闘手段としての武道(武術)としての側面はなくなりましたが、そ
こをルーツに21世紀に残していくべき「武道としての剣道」を模索していきた
いと私個人は考えておりますヽ(^.^)ノ
[2001/07/30 12:38:23]

お名前: 吉澤伸二    URL
弓道だけでなく、剣道、居合の経験があるので、この掲示板に書き込みをしました。

私は中学1年から3年まで冬場の約それぞれ2ヶ月間、合計6ヶ月の体育の授業
で剣道をやったのと、23歳から24歳のときの約1年半、剣道を栃木県内のあ
る道場で習っていました。居合は27歳の現在まで週2回の稽古を続けています。

剣道と居合をやろうと思ったきっかけは、弓だけでなく、刀を扱う武道も覚え
たい、という理由からでした。

さて、本題です。

● 中学時代に剣道を嫌だと思った理由

防具の不衛生さなどもそうですが、一番嫌だと感じたものは、

先生がろくに教えもしないで、生徒同士に打ち合いをさせることです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
防具のないところを打ってきたり、竹刀が折れるぐらい打ってきたりでは、
技術を覚える以前に、怖いだけで、とても、剣道を取り組んでいこうとは
考える気もおきませんでした。

●社会人になってからやってみて...

子供を連れてきている家庭婦人(初段)と稽古したことがあります。私がたまたま
動きの流れで、横面を入れてしまい、とても痛かったらしく、相手が、竹刀をぶん
投げて「もう、いいかげんにしてよ!!!!!」と怒り出してしまって、私は悪く
ないのに、次に道場に行ってもギシシャクしてしまって散々でした。
(このときは、私はまだ1級の初心者でした。→以来、稽古してないので1級のままですが)

剣道形の稽古でも、教える先生によって、言うことが違ったりするので、教わる側
からすると面白くありません。(これは、他の種目についても言えますが...)
 
●hide様のメッセージに対するコメント

>>  剣道の指導者の先生方の多くは、体罰型体育教師的な人が多いように感じます。

全般的に、剣道の指導者の多くは(特に学校体育教育者は)威圧的な雰囲気で
近づきがたい雰囲気の方が多いように感じます。学校の授業ではともかくとして、
一般社会人を相手にした場合は、言葉使いを初心者でもある程度は配慮するべき
である、と考えます。

剣道指導者の多くは「おれは偉いんだ!!」というような雰囲気な人が多すぎます。

> 竹刀での打突や体当たりなどは、身体接触がない弓道をされていらっしゃる方か
> ら観れば、「暴力的」「体罰的」と映るのでしょうが、必ずしも「体罰」の意味
> 合いで厳しいお稽古をつけているわけではありません。

稽古と体罰の違いは私も十分認識していますが、技を教える以前に、単に、
「がむしゃらさ」のみを稽古で要求しているように感じます。

それに、居合と平行して剣道をやると、剣道の矛盾のようなものを多数感じてきます。

「打たれて、痛い」ということは、「竹刀を振り下ろした力が相手に伝わった」わけ
で竹刀を降り下ろした効果が現れたと思うのですが、現在の剣道指導では、寸止め
的に面や、小手を打つことを要求されます。なんかおかしいです。
(居合の場合は全力で振り下ろしてもいいのに....)

> 先生方が生徒やお弟子さんを打つのは「そこにスキがありますよ」「そんなとこ
> ろで気を抜いたら打たれますよ」「そういう攻めでは通用しませんよ」というこ
> とを教え諭す意味であって、断じて己の強さを誇示しようと思ってのことではあ
> りません(^^)

これも、度が過ぎると、単なる「からかい」になってしまいます。剣道指導者の多
くは技もろくに教えられないで、教わる側を小馬鹿にしているのではないでしょうか。

●武道とスポーツの違い

組織が戦前の大日本武徳会から日本体育協会に置き換わった時点で、武道の優位性が
失われ、武道種目とスポーツの違いは、戦後教育の効果もあり、ほとんどないように
思います。

強いて言うなら、日本人の戦闘手段が発達して、江戸時代に朱子学の影響を受け、
技と心の両面を鍛えることで自己の向上を目指すもの、を武道というのだと思います。
[2001/07/25 14:24:45]

お名前: Hide.   
to 吉澤伸二さん

居合のセトさんのお知り合いの方なのでしょうか、ようこそいらっしゃいました。
管理人のHide.ともうします(^^)
弓道をおやりになっていらっしゃる視点からのご意見、たいへん興味深く拝見さ
せていただきました。ありがとうございますm(_ _)m


>武道の中の剣道だけ特別である、という考えは了見が狭いと思います。

おっしゃる通りですが、剣道の指導者はそのようなことを考えていないと思いま
す。吉澤さんはそのようなことを実際に言われたご経験でもお有りなのでしょう
か?(^^;

ちなみにここは剣道のサイトですので、剣道について論じているわけでありまし
て、弓道をはじめ他の武道を無視しているわけではないことをご了承ください(^^)


>剣道の指導者の先生方の多くは、体罰型体育教師的な人が多いように感じます。

竹刀での打突や体当たりなどは、身体接触がない弓道をされていらっしゃる方か
ら観れば、「暴力的」「体罰的」と映るのでしょうが、必ずしも「体罰」の意味
合いで厳しいお稽古をつけているわけではありません。
先生方が生徒やお弟子さんを打つのは「そこにスキがありますよ」「そんなとこ
ろで気を抜いたら打たれますよ」「そういう攻めでは通用しませんよ」というこ
とを教え諭す意味であって、断じて己の強さを誇示しようと思ってのことではあ
りません(^^)

たしかに中には、「試合に負けた懲罰」で生徒をしごくような指導者がいないこ
ともありませんが、私は剣道界に長くおりますがそれはごく一部に過ぎないと認
識しております(^^)


>技を鍛えて、結果を出していく過程の中で自然と「人間形成」的な要素も後か
>らついてくると思います。それに、これは弓道だけでなく、他の分野でも同様
>であると思います。

おっしゃる通りです。剣道でもまったく同じですよ(^^)
ただ、他の分野をあまり知りませんので剣道に限った部分でお話させていただき
ますと、剣道がことさら礼を強要しその中にある「心」の部分についてうるさく
言うのは、それがなくなると単に「竹の棒を使った殴り合い」になってしまうか
らです。
「打って感謝、打たれて感謝」の心を育て、「お相手がいるから剣道ができる」
という「歓びの気持ち」こそ剣道における「礼の本質」なんです。単に技術や技
量だけを教えるにとどまらず、その技術を使う心も同時に厳しく教えていかなけ
ればならないバックボーンは、こんなところにあるのです。

吉澤さんが書かれる通り、「剣道はパート」が可能で技術的向上が弓道よりも行
ないやすい(?)状況にあります。試合も、それらテクニックを駆使することに
よりそこそこ勝つことが可能なんですね。
しかし、現代剣道では「お相手を打ち負かす(殺人剣)」ということが目的では
なく「お相手とともに生きる(活人剣)」ことこそ大切と考えられておりますの
で、「礼の心」に重点を置く必要があるのです。ご理解いただけますでしょうか?
(^^)


>従って、現代の価値観においては「武道=スポーツ」という結論になると思い
>ます。

私の上記文章をお読みいただければ、剣道の価値観がスポーツの価値観とは異な
るところに存在するのがおわかりいただけるものと考えます(^^)


>武道とスポーツの違いを論ずること自体ナンセンスなのです。

ナンセンスではありません。武道は日本で生まれた(諸外国の武術の影響は受け
たでしょうが)日本の文化です。民族の魂の伝承です。ひとことで外来のスポー
ツ(楽しみのために生まれた競技)と「イコール」にしてしまうことには反対で
す。剣道には「スポーツ的な側面(スポーツとしての剣道の存在)」があること
は認めるにしても、それが剣道の本質ではないと愚考しております。

武道にせよスポーツにせよ、そのおのおのの違いをよく認識し、自分に合ったも
のを取捨選択していけばいいこです。その部分には個人の自由が存在するのです
からヽ(^.^)ノ
[2001/07/25 10:26:25]

お名前: Hide.   
to シメサバさん

あー、「剣好き」にカキコしていたのと同じ方ですね。私はてっきり指導者の方
が「打合い稽古の実施方法」を聞いてきたのかと思って、的外れなレスをつけて
しまいました。すみませんm(_ _)m

でも、ここの掲示板のこのトピックだと、ちょっと質問の内容が合わないかもし
れませんねぇ(^^; もし、多くの方のご意見を聞きたかったら、「剣道Q&A」か
「恥ずかしい質問コーナー」に新しいトピックをたててカキコしたほうがいいか
もしれませんよ(^^)


まぁ、とりあえずお答えいたしますが、たしかに剣道には分かりずらい用語がた
くさん出てきますね。でも、これはコンピュータの世界も同じです。だからといっ
て知らなければうまく使えませんから、やっぱ、勉強していくしか方法がありま
せんよ。くじけずガンバってくださいね(^^)


さて本題の打合いのやり方ですが、基本的には「お相手の空いているところを素
早く見つけ、的確にそこを打突していくくり返しで、動きを止めずに行なうこと
が大切」という説明になりますが、これではそうしたらいいかわかりませんよね。
ですので、こんなふうにしてみたらどうでしょうか(^^)
 1.面を続けて3本打つ
 2.胴を1本打ってみる
 3.1と2をくり返しつつ、体当たりになったら引き胴を打つ
 4.引いた後は小手面を打つ
ってな感じです。これなら、そこそこ「打合い」に見えますよヽ(^.^)ノ
[2001/07/25 09:56:55]

お名前: 吉澤伸二    URL
すいません。改行処理を忘れていました。下記と同一内容です。

 ◆◆◆◆◆

初めまして。吉澤伸二といいます。

 居合のセトさんが5月12日に書き込みしたことで、私も思うところがあるので
意見を述べてみたいと思います。
 まず、武道、スポーツ、仕事、各種芸術、など求めるものの本質は全て同じで、
武道の中の剣道だけ特別である、という考えは了見が狭いと思います。剣道の指導
者の先生方の多くは、体罰型体育教師的な人が多いように感じます。
 私は、弓道をやっていますが、「人間形成」や「精神修養」以前に、弓道の技術
をいかにして正しく覚え、それを、大会や審査などで発揮できるのか?ということ
に、練習の重点を置いています。技を鍛えて、結果を出していく過程の中で自然と
「人間形成」的な要素も後からついてくると思います。それに、これは弓道だけで
なく、他の分野でも同様であると思います。
 弓道の場合は、他の武道と異なり、パートでの練習ができません。剣道なら、面
なら面、小手なら小手、で部分的に技の練習を行うことができますが、弓道の場合
は、射法八節を足踏みから残身まで、連続しているためパートでの練習ができない
のです。従って、剣道、柔道のように統一された型(射法)は作られておらず、技
の要素要素に、流派的な技術が多く残されています。
 そのため、昔の人がどのような弓を引いていたのか、想像することも楽しいもの
です。
 逆に、剣道の場合は、流派というよりも、その剣士の性格や考え方が剣道の特色
を決めているように思います。従って、剣道の場合は、その実施者により向き不向
きが弓道以上に顕著であると思います。
 「剣道とはなにか?」という設問は、「弓道とは何か?」にも通じるので考えて
みましたが、結論からすると、どちらも、一スポーツでしかありません。なぜなら、
右左の議論が色々とあると思いますが、その武道の技を行使することで政治的な目
的を達することは、江戸時代までで終わっているからです。精神修養や人格形成は、
なにも武道だけの専売特許ではないことは、野球やサッカーを見てもすぐに気付く
と思います。
 従って、現代の価値観においては「武道=スポーツ」という結論になると思いま
す。武道とスポーツの違いを論ずること自体ナンセンスなのです。
[2001/07/24 23:13:44]

お名前: 吉澤伸二    URL
初めまして。吉澤伸二といいます。

居合のセトさんが5月12日に書き込みしたことで、私も思うところがあるので意見を述べてみたいと思います。

まず、武道、スポーツ、仕事、各種芸術、など求めるものの本質は全て同じで、武道の中の剣道だけ特別である、という考えは了見が狭いと思います。剣道の指導者の先生方の多くは、体罰型体育教師的な人が多いように感じます。

私は、弓道をやっていますが、「人間形成」や「精神修養」以前に、弓道の技術をいかにして正しく覚え、それを、大会や審査などで発揮できるのか?ということに、練習の重点を置いています。技を鍛えて、結果を出していく過程の中で自然と「人間形成」的な要素も後からついてくると思います。それに、これは弓道だけでなく、他の分野でも同様であると思います。

弓道の場合は、他の武道と異なり、パートでの練習ができません。剣道なら、面なら面、小手なら小手、で部分的に技の練習を行うことができますが、弓道の場合は、射法八節を足踏みから残身まで、連続しているためパートでの練習ができないのです。従って、剣道、柔道のように統一された型(射法)は作られておらず、技の要素要素に、流派的な技術が多く残されています。

そのため、昔の人がどのような弓を引いていたのか、想像することも楽しいのです。

逆に、剣道の場合は、流派というよりも、その剣士の性格や考え方が剣道の特色を決めているように思います。従って、剣道の場合は、その実施者により向き不向きが弓道以上に顕著であると思います。

「剣道とはなにか?」という設問は、「弓道とは何か?」にも通じるので考えてみましたが、結論からすると、どちらも、一スポーツでしかありません。なぜなら、右左の議論が色々とあると思いますが、その武道の技を行使することで政治的な目的を達することは、江戸時代までで終わっているからです。精神修養や人格形成は、なにも武道だけの専売特許ではないことは、野球やサッカーを見てもすぐに気付くと思います。

従って、現代の価値観においては「武道=スポーツ」という結論になると思います。武道とスポーツの違いを論ずること自体ナンセンスなのです。
[2001/07/24 23:09:18]

お名前: シメサバ   
皆さん始めまして僕は中学に入って剣道を始めました。
でも、きりかえしなど分からない言葉がいっぱいデス(泣)
中でも一番分からないのが打ち合いの練習です。
家に帰ったら分からなくて剣道やめちゃおうかなって考えるほど分からないのです(泣)
というよりこの質問はその地域によって練習の仕方が違うかと思いますが・・・
即レス待ってます!!こんな自分を助けてください!!お願いします!!
[2001/07/24 08:49:48]

お名前: Hide.   
to 脱サラ農民さん

>Hideさんの言われていることは、対子供に対して・・・の事だと理解して
>います。

うーん、大人に対してもなんですが・・・(^^;
たかが剣道ですが、効率よくかつ分かりやすく教えるのには経験に裏打ちされた
コツってものがあるんですよね。だからといって、お互い大人なわけですから、
年齢・性別・体力等々それをお相手の立場に立って指導していかなくてはいけま
せん。
逆に、子供に指導するよりも教育的視点を持たなくてはやっていけません(^^)


>ただ、言いたいのは、指導者にまかせっきりなのはよくないよ。
>親もそれなりに、協力せんといかんよ。

それは大いに声を大にして言いたいですね(^^)
私も「Hide.剣道研究室」に「少年指導について(4) 親の姿勢」にも書かせていた
だいております。


>変な話、そのあたり、剣道は他のスポーツよりも、期待されてます。
>頑張ってください。

励ましのお言葉、ありがとうございますm(_ _)m
剣道は、他のスポーツよりも、そうした部分の指導がしやすい競技だと思うんで
す。ですから、「正しく生きる」といった視点を抜きにした「勝てばいい」といっ
た剣道指導者には腹が立ちますね(`´)
もちろん、再三にわたって脱サラ農民さんやぼうやさんが指摘してくださってい
る「二言目には人間形成を振り回す偽善的暴君指導者」にはさらに腹が立つわけ
ですが!!!
[2001/05/21 11:07:05]

お名前: 脱サラ農民   
Hideさん、まいどです。(^^;)

> 人に物を教えるということは、剣道であれなんであれ「教育」という視点がつい
> て回るのではないですか? 「教え育てる」のが教育です。ボランティアの指導
> 者の方も多かれ少なかれそうした気持ちをもって子供達に接してらっしゃるのだ
> と思いますが・・・。けっして「教育のプロ=教師(?)」だけが教育的視点を
> もって子供達を導いているのではないと思います。

人にものを教えるのには、色々な環境と観点があります。
単に剣道を教えるというのに、教育という観点は不要と思います。
だた・・・
Hideさんの言われていることは、対子供に対して・・・の事だと理解しています。
・・・まあ、そのように、話もっていったんですが・・・。
その上で、このように言われるのは、大変うれしい事です。
う〜ん。やっぱ、Hideさんは、そう言ってくれたか・・・って気分。(^o^)

ただ、言いたいのは、指導者にまかせっきりなのはよくないよ。
親もそれなりに、協力せんといかんよ。
じゃないと、指導者の方々は苦悩の結果、暴走することもあるよ。ってことです。
指導者たるもの、暴走してもらっちゃこまるんですけどね。(−−;)

> いえ、否定される道(生き方)もありましょう。
> 「傲慢だ」とお叱りをいただくかもしれませんが、私たちは剣道活動を通じて、
> 青少年に「否定されるような生き方」をしないで歩んでいってもらえるよう努力
> しているのです。他のスポーツ指導者と同じように(^^)

そりゃそうです。
悪いことしていれば「悪い!」とはっきりいえなければいけません。
良いことは「よくやった!」とほめてあげなくてまなりません。
その上での人生には人それぞれのものがあります。
いつまでも、となりの「うるさい、おやじ」は健在でなければなりません。
ものの善悪はもちろん、礼儀も、ちゃんと、おしえなければなりません。
剣道であろうとも、他のスポーツであろうとも。

変な話、そのあたり、剣道は他のスポーツよりも、期待されてます。
頑張ってください。

・・・・・私自身、剣道でも、他のスポーツでも、そのあたりは同じと思ってはいますが・・・
やっぱ、剣道のほうに、よけいそれを期待してしまいます。
あかんね、支離滅裂で。(^◇^)
[2001/05/21 01:46:12]

お名前: Hide.   
to 脱サラ農民さん

人に物を教えるということは、剣道であれなんであれ「教育」という視点がつい
て回るのではないですか? 「教え育てる」のが教育です。ボランティアの指導
者の方も多かれ少なかれそうした気持ちをもって子供達に接してらっしゃるのだ
と思いますが・・・。けっして「教育のプロ=教師(?)」だけが教育的視点を
もって子供達を導いているのではないと思います。

竹刀の振り方や足さばきを教えるのも教育です。そこに信念と情熱がなければ効
果的な指導にはなりません。同じ時間同じことを教えても、指導者によって差が
出てくるのはたんに技術的な問題ばかりではないはずです。「相手に理解しても
らおう」「相手に理解してもらうためにはどうしたらいいか」「どういうふうに
示範したらいいか」などという工夫と実践の積み重ねが必要です。
「先生」と呼ばれ指導者の一角を担うのであれば、やはり、ボランティアであろ
うと責任があるのです(^^)

それを、力でねじ伏せたり高圧的な態度で「剣道とは人間形成に道であって」と
権威づけしようとするから誤解を受ける。いい迷惑です(`´)


>剣道をやられる方々がみんな「やっぱり、剣道って楽しいよね」っていえる。
>「剣道をやっててよかった」と心から言える。
>そして、指導者の方々は、後々、そういってもらえるように努力する。
>これが剣道のあるべき姿だと思います。

いいまとめをしてくださってありがとうございますm(_ _)m
私たちいちに会が目指すものもその通りです。プラス、我々は指導者の集団です
から、常に「教育」の視点を持ちつづけて活動していくことを意識しています(^^)


>いろんな人生があって、誰もそれを否定することはできないものであると
>それが道だと思っています。

いえ、否定される道(生き方)もありましょう。
「傲慢だ」とお叱りをいただくかもしれませんが、私たちは剣道活動を通じて、
青少年に「否定されるような生き方」をしないで歩んでいってもらえるよう努力
しているのです。他のスポーツ指導者と同じように(^^)
[2001/05/17 11:11:31]

お名前: 脱サラ農民   
生意気にも、未経験者が、剣道一筋の方々のなかにとびこんで、
好き勝手言い放題で、皆様にはご迷惑をおかけしました。
最近、ちょっと忙しくなったこともあり、私は短い間でしたがしばらくの間、
こちらにはお邪魔できないかと思います。

剣道とスポーツ、剣道とはどうあるべきか、これに関してはきっと、
この後も何度も論議されることと思います。
きっと、永遠の命題ですよね。
しかし、剣道は剣道であって、他の何者でもありません。
みなさん、剣道を好きであり、楽しむ心をいつまでも大切にしてください。

では、最後になるかもしれませんが・・・・・素人のかってな意見を。(^^;)

Hideさん。
教育論議になってきましたね。
剣道にはその一面もありますでしょうが・・・・
プロの教育者と剣道の指導者はイコールなものであるでしょうか?
Hideさんがかつて言われていたように、ボランティアの方々のほうが多くないでしょうか?
教育のプロとしての話であれば、また別の方向にいてしまうような気がしています。

> でも、くり返しになりますがプロとしての自覚と責任を持つことは必要なんじゃ
> ないでしょうか。信念と情熱があってそれを行動として示すとき、生徒がついて
> くるものと考えます。その根本が間違っていれば、誰もついてはこないでしょう。
> そのときは、己を見直すしかありません(^^;

これは、教育のプロとしてのご意見ですよね。
教育のプロとしてなら・・・・という話は・・・おいらも、やめとこう。(^◇^)
ただ、他の方に誤解されてはいけないのは、教育ほど、熱い心がないとできないのは確かだ
ということです。じゃないと、絶対できません。

> 大学出たての20代前半の方などは「情熱と
> 信念」以外になにがありますでしょうか(^^)

うーん、ここだけは・・・大学でたての方の信念とは・・・
踏み込んではいけない話だとは思いますが、出たての方がクラブ活動等も指導されるなどと
かってな理屈をこねて、ご意見申し上げます。
新米の方で信念があると思っている方はみえますか?
中には勘違いしてみえる方もみえますが、早かれ遅かれ、誰もがその過ちに気がついてはいませんか?
子供に教育され、子供とともに学んでいく姿勢が、特に新米の方には必要だと、
実は思ってみえますよね。

・・・教育論はこのへんで。(^^;)

時間がないので、私がこのトビを立てたときから思っていることを述べさせていただきます。

私はAFさんの書かれたこと・・・。
> これを読んだときは、偏見かもしれませんが教師と一般人の差を感じてしまいまし、私が指導者
> をしてはいけないと思いました。
これが、多くの真のボランティアの指導者の方々の気持ちだと思います。
こういった、自己葛藤のなかで、少しでも指導される方々に今まで自分の納めてきたものを
習得してもらおうと試行錯誤されていると思います。
指導者の方々は教育者ではないのです。
剣道はそれを続けることにより人格形成を目指すものであり、単にそれを続ければ
誰でも自然と身につくものではないという事に関しては一致していると思います。

たとえば、子供をあずける親もそして、大人の練習生も自分達にとって良いものとなるべく、
高段者の方はさらに高いものをめざして稽古に励まれています。
それは、生活面のことであったり、健康面のことであったり、人生面のことであるかもしれません。
子供に対して、過大な期待をかけている親と、その期待と連盟組織等の圧力に似た
高慢な姿勢から生まれるさまざまな問題が指導者の方々を葛藤の世界にひきずり込んでいる
場合も多いでしょうし、それによりさまざまな問題も派生しているでしょう。
さらにそれを直接経験する人も多かれ少なかれあるでしょう。

しかし、それらの諸問題に対し、剣道を実際に楽しみとして続けている方々が
お互いの理解と協力で解決していかなければならないのではないでしょうか?

どえらいかっこ良いこと言ってますが・・・
指導者も人間であり、
練習生も人間であり、
親も子供も人間です。
人間同士、理解しあいながら、誤解はできるだけ早くとき
心の底から楽しめるようにするべきもの、そして、やっぱりやってて良かったと
言えるように真剣にうちこめるように環境をつくり稽古に努力する。

剣道をやられる方々がみんな「やっぱり、剣道って楽しいよね」っていえる。
「剣道をやっててよかった」と心から言える。
そして、指導者の方々は、後々、そういってもらえるように努力する。
これが剣道のあるべき姿だと思います。


最後に・・・
どなたにも答えていただけなかった最後の石・・「道」とは?
私は・・・「人生」だと思っています。
いろんな人生があって、誰もそれを否定することはできないものであると
それが道だと思っています。
[2001/05/17 01:23:42]

お名前: くに   
to 居合いのセトさん

私のむちゃくちゃな文にレスつけてくださって、ありがとうございました。
いまHPの方にお邪魔して、「不動智神妙録」のセトさん訳を拝読させていただきました。
面白かったです。改めて、よく勉強されているなぁと感心いたしました。
不動心については、私も天台本覚論について読んだり、一遍上人にあこがれたりしていたことが
ありましたので、よくわかりました。
ただ、最後の所がわからないんですよねぇ…。説いた法の行き着くところが、何でこんな結論に
なるのかなぁ…?執心を持って見ているから理解できないのでしょうかねぇ…。
でもまぁ、ここで論じるのもなんですから、そのうち、セトさんのHPの方へでもお邪魔して、
やらせていただこうかと思います。

一つだけ教えていただきたいんですが、「お題の十一、覚放心心要放」にあった「邵康節」とは
いかなる人物でしょうか?
この答えも、ここに書き込むような事ではないでしょうから、メールででもお教えいただければ
幸いです。
[2001/05/16 17:13:37]

お名前: 居合のセトさん   
くにさん、レス遅くなってすみません。
何か全体の流れから外れてしまいますが、一応ご質問の件について書かせて頂きます。
当流が土佐に根付いた最初のキッカケ自体は成り行きだろうと思います。
当時は各藩も江戸に藩邸があったりして、全国から夫々の文化を持ち寄っていた面があります
ので文化や学問、武術、あるいは特産品などの交流がありましたので、新幹線や飛行機が
ないわりには、遠い地域の武術なんかも伝わるルートがあったんですね。
英信さんもどうも江戸あたりで居合を修得したみたいです。
で、その後伝えられた土佐の藩士が地元に持って帰ったのだと思います。
古い伝書などから察する所、英信さんや土佐に入った当初はそんなに精神性を明確にして
いなかった様です。おそらく正座の習慣が出来たあたりが岐路だと思われます。
ですので技術が元々精神性を内包していたのではなく、当時の武家の精神性を磨く道具として
技術を媒介とする形に整理していったという事です。
おっしゃる様に儒教などですね。禅も寄与してるでしょうが、朱子学なども大きそうです。
昇華したと申しましたのは、政治などを中心として社会を運営していく上で公人としての
自覚を促された事。武家の存在がいかに社会に関るかの立場を内側からある種規定できた
という程の意味合いです。
この辺りで武家が学んだ、孟子にしても大学や中庸、または六韜や春秋などにしても
オヤブンが民衆や国家をわたくしするのは駄目駄目だ!天下を安んじる道を求めよという
事が中心になっていますので、規範になるものとして意識の水準は結構高かったんじゃないか
と思います。南州翁は言志四録を座右に抜書きしていたくらいで相当勉強された方ですので
当然ご自身の規範にもなっています。
容堂公は本来であれば藩主になる人ではなかったのですが、それが横すべりの様に藩主の任に
ついてもやれたのは、当然廻りの家臣がいての事ですが、ご自身も居合を含めて学問などを
なされていたからだと思います。企業の社長程度でも大変なんですから覚悟なくして出来る
ほど藩主というのは甘くないと思います。
そこには政の一翼を天から「お預かりしている」という認識があった様です。
ただ、居合に関しては容堂公の場合、一人でやる事が多い物である、という面も影響している
とも思いますよ。やっぱり「殿様をしばくわけにはいかんきに」ってとこでしょうか。
教える方も居合だったら叩かなくてすみますから気が楽だったのでは?(笑)
で、理解不能のヵ所ですが、あくまで「当流」は(本来)そうです、というだけです。
全国的には居合の愛好者にも不要な考えになっているかもしれません。
ついでですが、よく「刀は武士の魂」とか言う人がいて確かにそうなんですけど
「竹光さしても武士は武士」って言葉もあるんですよ。恰好じゃないという事ですね。
流れを無視した書き込みになってしまいました。
[2001/05/16 12:24:57]

お名前: Hide.   
to むくぞうさん

>生意気を承知で言わせていただくと、子供の成長の手助けができるとか
>心を洞察できると思うことはおごった考えのような気が致します。

こんなことは、胸の奥底にしまっておくことで、ことさら披歴するようなことで
はありません。あえてその姿勢をぼうやさんに問われたのでお答えしたまでで、
たしかに傲った考えであることは否定できませんね(^^;

でも、くり返しになりますがプロとしての自覚と責任を持つことは必要なんじゃ
ないでしょうか。信念と情熱があってそれを行動として示すとき、生徒がついて
くるものと考えます。その根本が間違っていれば、誰もついてはこないでしょう。
そのときは、己を見直すしかありません(^^;

完ぺきな人間なんていないように完ぺきな指導者も存在しません。でも、完ぺき
な人間や指導者像を具体的にイメージし、それに向かって努力していかなければ、
そう易々とはたどりつけないんじゃないでしょうか。むろん、自然体でその域に
達することができれば理想ですが、大学出たての20代前半の方などは「情熱と
信念」以外になにがありますでしょうか(^^)


私は自分の弱さや欠点はさらけ出してますよ。そこは誤解があるようですね(^^;
自分も「苦手なものやダメなところがたくさんある人間なんだ」ということも
「Hide.の絶対値」の中には含まれています(^^)
でも、嫉みやそねみなどは覆い隠すでしょう。それは、心根の曲がった考え方で
あるからです。はなはだ教育的ではありません。これは、ごく一般のご家庭にお
いて御両親だってそうされてるのではありませんか?(^^)


>でも「良き師」に出会えないまま剣道を続けている子には、
>「剣道の理念」とやらにはたどりつけないものなのだということですか?

うーん、それこそ、個人の資質の問題なのではないでしょうか。悪しき剣道指導
者を反面教師として、大いに心の成長を遂げる子もいることでしょうから(^^;
[2001/05/16 10:01:46]

お名前: むくぞう   
息子も剣道部でがんばっておりますが、わたしは剣道部の指導者に
息子の成長の手助けをして欲しいとか思ったこともありませんけどね・・・
剣道に対する真摯な気持ちや、熱心な姿勢から学んで欲しいものはたくさんありますが
殴ったり蹴ったり、顔を踏みつけたり、面をつけていない頭を竹刀で血が出るほど殴りつけたり
といったことは決して納得できるものではありません。
ただそういう顧問の先生だと承知の上で息子が選んで入った部活ですので
黙って見守ってはおりますが・・・

生意気を承知で言わせていただくと、子供の成長の手助けができるとか
心を洞察できると思うことはおごった考えのような気が致します。
hideさんのおっしゃる雑事に悩み苦しんでいる人間こそが人間味あふれた
心豊かな,人の痛みのわかる人間に成長していくのではないでしょうか。
自分の弱さや欠点を見せられない、プロとして完璧を装った教師に
子供たちは救いを求めに行けるのか、疑問に感じます。

息子もぼうやさんと同じように、少年団の指導者に決して消えない心の傷をつけられました。
それを癒してくれたのもまた同じ少年団の指導者の先生でした。
剣道をしていようがいまいが、何度もたくさんの方が書きこみをなされているように
結局は個人の資質の問題ですよね。
でも「良き師」に出会えないまま剣道を続けている子には、
「剣道の理念」とやらにはたどりつけないものなのだということですか?
どこかのトビでhideさんがいうところの「シロウト」には理解不能な世界です、剣道は。

なんだか支離滅裂な上、最初の話題からはだいぶそれてしまいました。
ごめんなさい。
[2001/05/15 22:11:08]

お名前: Hide.   
to ぼうやさん

>親と子供の前でみせる、Hideさんの「指導者としての言動」ってどういうもの
>ですか?

親がなにを望み、子供をどういう方向に成長させたいか、その手助けを剣道(あ
るいは剣道部)ができるというお話をし、御両親とご家族に剣道と剣道部へのご
理解とご協力をお願いいたします(^^)
むろん、そう話しただけでやらなければ詐欺になってしまいますから、その方向
で精一杯努力いたします。

子供達の前では、「強く逞しく頼れてわかりやすい先生」を目指しています。生
徒の前に立ったときはHide.としての人間の絶対値を明確にします。つまり、かみ
砕いて言うと誰に対してでも「Hide.という人間は、ここまでは許すがこれ以上踏
み外したら許さない」「こういうことは評価するがこういうことは評価の対象外
である」というものを子供達に分かりやすく明示してやることにしています(^^)
絶対値ですからそれから外れるわけにはいきませんよね。それは自分に科された
重い鎖でありますが、それを貫き通すことが指導者としての己の確立だと考えて
おります。

むろん、こちらのこの手法がどこの誰にでも通用するというものではありません
こともよくわかっております(いちに会はそれゆえ、多くの指導者が関わること
によって多面的な生徒指導ができるように考えております)。相手の心を洞察し、
どういう方法(手法)がこの子に一番適切であるかを常に模索しております。し
かし、いざ生徒に言葉を発するときは、一切の迷いなく言いきって見せる必要が
あります。いつしか「指導者Hide.」は実際のHide.に限りなく近づいていきます。
イヤ、その逆ですね(^^;


>それって、わざわざ意識しなくてはいけないことなのでしょうか?

自然にそれができる方もいらっしゃいましょう。きっと、そういう方は私よりずっ
と徳の高い方なのだと思います。あるいは、私よりもはるかに多くの勉強を積ん
でこられた方なのかもしれません。自然にそういう境地に進めたらどれほどすば
らしいでしょう。ぼうやさんの指導者の先生方はきっとすばらしい方なのだと思
いますよ。意識しなきゃできない私なんかよりも、ずっとずっとヽ(^.^)ノ
残念ながら私はそんな人間味あふれた人物ではありません。雑事に悩み苦しみ、
嫉みやそねみを心に渦巻かせたちっぽけな人間です。しかし、こと指導者の仮面
をかぶったときは、プロとしてそれを表に出すわけにはいきません(^^)
私もいつしか「自然体」でそういう境地に進みたいものです。ただ、今はまだム
リのようですね。あまりに邪念や煩悩が多すぎますゆえ(苦笑)


あ、ちなみにカウンセリングの世界では
>「そんなことを言う奴は、たとえ剣道の先生だろうが、おばさんが戦ってや
>る!」というのが精一杯でした。
でいいかもしれませんが、我々教員の世界ではそれはダメです。世の中理不尽な
ことだらけでして、その現実から逃避させるわけにはいきません。彼の意見は意
見として受入れますが、やめずに戦う道を勧めることをするはずです。心理学的
には適応機制を選択できる欲求不満耐性を培ってやることが大切と考えます。「関
わって」「聞いてやって」「慰めてやるだけ」では救いにならないことの方が多
いんじゃないですか(^^) 部活や剣道はやめられても、人生からは逃げられませ
んから・・・。
[2001/05/14 22:46:09]

お名前: ぼうや   
書きこみが同じようなタイミングになってしまったようで(^^ゞ
Hideさんへ
親と子供の前でみせる、Hideさんの「指導者としての言動」ってどういうものですか?

うちの指導者たちは、謙遜かもしれませんが、指導者としてというよりも、剣道家としてよりも
人として、とても素敵に見えます。そして、言葉一つ、「指導者としての言動」というより
子供にも父兄にも「人間味溢れた」「安心できる」物を与えてくれます。
それって、わざわざ意識しなくてはいけないことなのでしょうか?
(意地悪じゃないですよ…今抱えている子供の心のケアのためにもお聞かせくださいm(__)m)
[2001/05/14 13:54:46]

お名前: ぼうや    URL
先日、足の故障でドクターストップがかかり、剣道部を辞めることになった中学生がきました。
(スクールカウンセラー的なことをちょっとばかりやっていますので…)
「おれは人間としての価値がないんだよ」「途中で剣道を辞めるなんて、生きている価値も無い」
と口にしました。彼は続ける剣道を望んだ。でも試合に勝つことを優先する部活は、それを
許さなかった。
足の故障は「根性で治せ!」と言われ、病院に通うと「さぼりやがって!」と先生や先輩に
殴られて…追い詰められた末に剣道をやめました。
退部届を出しにいったときに「中途半端に剣道を辞める奴は、社会に出ても、どうせやっていけないし、
いきていけねぇんだよ」といわれた。
「俺は生きている価値も無いんだってさ」と私に話してくれた彼をみたときに
「そんなことを言う奴は、たとえ剣道の先生だろうが、おばさんが戦ってやる!」というのが
精一杯でした。
私の周りに素敵な剣道家も沢山いるのに、以前の息子に関わった人も、そしてこの人も
教師であり、剣道家です。学校では「私は剣道をやっているので、子供達の人間形成に関わって
います。だから安心してください」のようなことを言います。
確かに、Hideさんのいうように、全てではないのでしょう。
でも、私は自分が子供にできることって、「関わってやること」だけで、その子の「人間教育」
って思ったことがないんです。
おばさんは、いじめっ子だったし、年中、親が学校に呼ばれたし、不良もやってみたし…。
威張れることは何にもないんです。こんなおばさんに、話しに来てくれた子供や大人には
誠意をみせることしかできないんです。
言葉にするから、おかしくなるような気がします。
「背中をみせる」じゃないけれど、「おばさんの生りを見て、好いと思うとこだけ吸収しな、
悪い所はまねしちゃだめだよ!」と心の中で叫びながら、ありのままのカッコワルイ
オバサンを見せています。
人間形成に関わっている!というのなら、剣道を例え辞めても、傷つけずに関わって!と思うの
です。
(私の周りにちょっと、不思議な人が多い?)
[2001/05/14 13:41:05]

お名前: Hide.   
大学の大会の審判で1日目を通さなかっただけで、ずいぶんたくさんの方にカキ
コしていただき、どの方にどのようにレスをつけていいのかわからないまま書き
始めてしまいましたが・・・(^^;

to 脱サラ農民さん
>> 私と言えば特にこのトピのような事を意識していませんで・・・・
>> 私は剣道を愛しています、素直に真面目にこつこつと続けているだけですので。
>> その想いを指導を通して子供たちにも共有してもらえたらと思っています。
>私としてはこれは大変貴重なご意見と感じます。
>Hideさんはどう思われます?
求められたのであえて考えを述べさせていただきます。その視点はたいへん重
要で、いかなる指導者も忘れてはいけないものだと考えます(^^)
しかし、厳しい意見を言わせていただきますと「愛している」だけでは指導はで
きません。すべての親が子供を愛していると思いますが(最近は児童虐待なども
増えているようですが(^^;)、子供の指導のプロではありません。子供と一緒に
成長していく・・・親の場合ならそれでいいでしょうが「月謝や会費をいただい
いる」てあるいは「部活動で生徒を預かっている」場合は「子供と一緒に成長し
ていきたい」は少々困りものです(^^;
まぁ、ぼうやさんの新しい道場の先生の場合はご謙遜もおありになろうかと思い
ます。逆に言うと、指導者としての自信にあふれたお言葉と拝読いたしましたが(^^)

だからと言って誤解しないでいただきたいのは、みのるさんが指導者としての資
質に欠けるなどという意味ではありません(^^;


>これについて、正す道はないということに限りなく近くなってしまいませんか?
>剣道手帳に書かれていることって、そういうことでしたっけ?(^^;)
>正すべきものを正せないといけないと考える人が少ないということになります?
>剣道って、そんな、淋しい世界でしたっけ? 違いますよね。
>もっと熱く語れる世界ですよね。
お子さんをやめさせられると困るのですが、剣道界はそんな理想的な風通しのい
い組織ではありません。ただ、剣道界の現状を憂いている若手(と言ってもオジ
サン連中ですが(笑))が多いのも事実です。きっとどこかで構造改革がなされる
ものと期待しておりますし、拙サイトが「その一助になれば」と上からのターゲッ
トになることを恐れずに活動しているのです。まぁ、「ペンは剣よりも強し」で
あまり直接的に文句を言ってくる上の方もおられませんが、睨まれてることは間
違いありません(^^;

>たいへんなあまり、「ふっ」っと日頃言っている事と違う事とか、したことあ
>りません?
そういう指導者をたくさん目にしますし、自分も若かりしころそういうことがあ
りましたので、常に戒めてはおりますが・・・(^^;


to AFさん
>そして、私の最大の後悔は、Hideさんのような信念と確信が有りもしないくせ
>に、剣道の素晴らしさや得られる徳目を理解してもらうつもりで何度か「剣道
>の理念」を子供達の前でしゃべった事です。
>したがって、それを聞いた子供達やご父兄には、いかにも私が優れていて子供
>達の人間形成をしているように伝わってしまったのだと思われます。
うーん、でも私がそのような信念と確信を持っているいるからと言って、私自身
が人間的に立派であるかという点についてははなはだ疑問です(^^; ただ、指導
者として生徒や父母の前に立ったときは、未熟な自分であっても「指導者の顔」
をし「指導者としての言動」を求められていることも確かです。それが偽りやはっ
たりにならないよう、常日ごろから自分を律していくというフィードバックが私
という人間(指導者)を、また、成長させていってくれているものと思いますし、そうなるための自身の勉強にも熱が入ろうというものです。
ですから、AFさんもけっして後悔なさるようなことはでありませんよ(^^)


to かけままさん
>剣道できなくたって生きていけるしね。ってかんじかな。
>こうあるべき、じゃなくて、人としてどうするかってとこ大事にしたいです。
技術的な指導以上に大切なことってたくさんありますよね。女性としての細やか
な感性で「道場のお母さん」としての役割を果たされていらっしゃるかけままさ
んの姿勢は見習うべき点が多いと考えます。
ひとりの指導者に頼るよりも、多くの温かい視線に見守られながら成長できる環
境こそ、人間教育の出来る環境と言えるかもしれませんね。我々いちに会も、そ
うした趣旨の元、高校の指導者が集まって活動しておりますヽ(^.^)ノ
[2001/05/14 13:32:59]

お名前: かけまま   
みなさん、はじめまして。
私は、子供が剣道を始めたので、送り迎えの時間の関係で、自分の趣味をやめなくては
ならなかったので、運動不足になりたくないために、剣道をはじめたおばかさんです。
子供の剣道を見ているうちに、興味から、やってみたいに変わって、「大人はだめですか」
の一言でままさん剣士になりました。
初めは、とにかく必死だったので、周りのことがよく見えてなかったのですが、初段を
いただいた頃から、子供たちのおかあさん役かなってとこです。
先生方は、とても熱心ですが、やっぱり男なんだなと思うことしばしば。
剣道を好きになってほしいと思っているのはよくわかるのですが、子供のメンタルな部分
は、女性の方がやはり得意分野でしょう。
二段を取得してからは、指導補助にも携わっていますが、道場のお母さんの部分は残して
おかないと、と思っています。
先生方にも、ちらっと小言を言うときもあります。剣道に関しては、まだまだ駆け出しで
すが、子供との接し方は、先生より経験豊富ですからね。
幸い、うちの道場は小さい分、アットホームなので、成り立つのかもしれませんが。
たまに、自分の稽古に夢中になってしまって、「おーい、ないてるぞぉ」なんてことも
あります。「自分の腕もあげないとね?!」と言い訳したりして。
竹刀を作ったり、修理したり、けがの手当をしたり。
だから、後からはじめても、段が受けられたと思うことにしてます。
回りくどくなってしまいましたが、剣道やってるからとか、段が上とか、経験が長いとか
そんなものさしは必要ない。「人として」ですよ。生意気ですが。
他の道場で、見下すというか、ばかにするような態度の方もいらっしゃいますが、子供
じゃ誰かが注意してくれるけど、大人じゃね、っとほっとくことにしてます。
ただし、今まで書いてきたことは、稽古を一生懸命やらないと、が大前提だと思います。
剣道できなくたって生きていけるしね。ってかんじかな。
こうあるべき、じゃなくて、人としてどうするかってとこ大事にしたいです。
[2001/05/14 10:30:01]

お名前: AF   
こんばんは、AFです。
私は、近所のスポーツ少年団(実は、ぼうやさんのいらっしゃった道場)で剣道を指導する者で
す。
このトビは、様々な角度からそれぞれのスタンスで語られる皆さまのご意見やディベートが素晴
らしいしので、最初から感心して拝見しておりましたが、つい私の気持ちをちょっと書かせてい
ただきたくなりお邪魔いたしました。

私は、どのご意見を拝見しても、う〜んと納得してしまうものばかりで、自分の剣道に対する思
いや位置がおぼろげながら分かった気がしましたし、勘違いしている部分も徐々に見えてきまし
た。
私の場合は、剣道を始めた頃(小学4年生ごろ)の気持ちや、そのころの先生方のご指導方法も
すっかり忘れておりました。
つい、剣道に変な癖がつかないようにガミガミ言ったり、精神論めいたことを強要していました
ので、我が子ですら剣道嫌いになってしまいました。
私のようなものでも、傷ついた子やその子を思う親の気持ちを思うと辛く悲しく、「剣道などや
めてしまいたい。」とふっと思うのです。
でも、やめてしまいたいと思うくらいなら、その道場をいや、己を改善しもっと良い道場にすべ
きであろうと思い直すのです。

Hideさんのご意見で
> 「人間形成」を大上段に振りかざしているつもりはありませんが、「人間教育」を常
> に意識した指導を心掛け、また、剣道を通じて「正しい人間にする」という信念と確
> 信をもって指導にあたっています(^^)

これを読んだときは、偏見かもしれませんが教師と一般人の差を感じてしまいまし、私が指導者
をしてはいけないと思いました。
むしろ、皆さんもご存じのぼうやさんの方が、他のスポーツでの豊富な指導経験を持ち主(他に
も様々な資格を持つ方)ですから、指導のあり方や子供の接し方は私なんかより優れているのは
火を見るより明らかでした。
そして、私の最大の後悔は、Hideさんのような信念と確信が有りもしないくせに、剣道の素晴
らしさや得られる徳目を理解してもらうつもりで何度か「剣道の理念」を子供達の前でしゃべっ
た事です。
したがって、それを聞いた子供達やご父兄には、いかにも私が優れていて子供達の人間形成をし
ているように伝わってしまったのだと思われます。
私は、親となりまた、剣道を指導するような立場になってはいますが、人生においても剣道にお
いてもまだまだ「守」の段階と思っておりますので、「先生」等と呼ばれるのはとてもイヤなの
です。
でも、愛しい子を預けるのだから、指導者はあらゆる面で万全な気構えで臨んでほしいと思う親
の気持ちも良く分かります。
私は、今更遅いとは分かっていますが、今年は己を見直しを掛ける年とし、少し自分を鍛えるこ
とに時間を割こうと思っております。
これからも、皆さまのご意見やディベートを指導と思って楽しみには意見させていただきます。
[2001/05/14 00:15:15]

お名前: くに   
to 居合いのセトさん

仰有ることが完全に理解できたわけではないのですが、いまHPを覗かせていただいて、だいぶ
様子がわかってきました。
大変な苦難を乗り越えられた方だったんですね。
また、たいへん勉強家でもあるようです。
私も、学ぶべき事はたくさんあるので、御教示を仰ぐことがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
このトビとはちょっと離れますが、御流儀の無双直伝英信流の流祖、長谷川主税助英信は尾州侯
に仕えたとのことですが、なぜ英信流が、土佐に根付いたのでしょうか?
また、現在でも高知県で盛んなのですか?(直にメールでも出した方がいいかなぁ…)
山内容堂侯も、居合いの名手だったそうですね。いろいろな方が書き込みをしてくださるので、
私の知識も広がります。 (^_^)v

>本題のお流儀の目的ですが、大きく2つあります。まず一つは軍場などで誰でも一通りの事が
>出来る様に、お稽古を通して体に技術等を染み込ませる、という事です。
>いま一つは武家として死生観を極めるという事です。覚悟とも言えます。ここで大切なのは
>武芸者ではなく武家であるという点です。

なるほど、この点が、私とはちょっと違うようです。
上士や藩主が学んだという長谷川流の精神は、やはり武士道に通じるものなのでしょうね。
土佐の武士道というものは、山本常朝などとは、異なるものなのでしょうか?

>武士というのは生産階級ではありませんので、軍が無ければある種無駄飯食いです。
>でも江戸期に入ってから「天下」という概念が育って、武家のあるべき道というものが
>中国古典などの力も借りて昇華した様です。

儒教という事ですか?どのように昇華したのでしょうか?

>この武家としての精神を簡単に言葉で言えば当流の場合は、天下万民の為には己が生き死にに
>私心を挟まない不退転の覚悟を練る、という事です。

それでいいのか?という気がします。
石川啄木の「ココアの一匙」という詩や、井上日召の「一殺多生」という言葉を連想して仕舞います。

>大西郷の「敬天愛人」も実に天をあいてにする道を言ったものだと思います。
>この精神を目指すのは私の想像なのではなく、当流で伝えられている事でその為の形をわざわざ
>江戸後期に編成してあります。

南洲の真意も含めて、よくわかりません。

>現代ではどう捉えられるかは分りませんが、利己の私心でしか動かない者では大事の際には
>天下に利する人材たりえませんので、その様に教育した様です。
>ただ良好な人間性を磨く為であれば、何も人殺しの技術である武術をやる必要はないのです
>が、命をみつめてそこから仁愛の徳に繋げるには命を的にする武道を利用する方が向いていた
>という事です。武士という階級は今はありませんので、武家の文化を通してその精神に学ぶ、
>というのが「稽古」という事になります。

すいません。このへんは、理解不能です。
[2001/05/13 22:13:24]

お名前: 居合のセトさん   
他のトピックスと脳の中で混ざっちゃったみたいですね。
スポーツ云云に関してはややこしい事書きました。(苦笑)
悪気はありませんのでご容赦下さい。

剣道の掲示板ですが、何か参考にして頂ければという事で私のお流儀は何を目的として
編成されているかを書きます。私のお流儀は無双直伝英信流という土佐藩で学ばれた
居合術の一流です。基本的には藩主や上士あたりが学んだものです。
私は学生の頃、武道全般に興味があり、何でも好きだったのですが、居合を始めたのは
実に不純といいますか・・・道場のお稽古が凄く「楽そう」だったからなんです。
騙されましたけど。(笑)
でも良いお師匠に恵まれて、寝ても醒めてもというくらいに大好きになり、技や理屈も
一通りこなす様になりましたが、伝書に書かれていた極意の部分のたった一言が分らなくて
ずっと関る事になりました。当時の師匠も伝えられていなかった事でしたので失伝している
のかとも思いましたが、やっとこの頃になってそれが何なのかが分りました。
でも、それは単に技術面で居合の(中興の)祖とされている林崎甚助から受け継がれてきた
ものでしかなく、土佐藩で保護されて昇華した一番大切なものは別という事が理解できたんです。
本題のお流儀の目的ですが、大きく2つあります。
まず一つは軍場などで誰でも一通りの事が出来る様に、お稽古を通して体に技術等を
染み込ませる、という事です。
いま一つは武家として死生観を極めるという事です。覚悟とも言えます。
ここで大切なのは武芸者ではなく武家であるという点です。
武士というのは生産階級ではありませんので、軍が無ければある種無駄飯食いです。
でも江戸期に入ってから「天下」という概念が育って、武家のあるべき道というものが
中国古典などの力も借りて昇華した様です。
この武家としての精神を簡単に言葉で言えば当流の場合は、天下万民の為には
己が生き死にに私心を挟まない不退転の覚悟を練る、という事です。
大西郷の「敬天愛人」も実に天をあいてにする道を言ったものだと思います。
この精神を目指すのは私の想像なのではなく、当流で伝えられている事で
その為の形をわざわざ江戸後期に編成してあります。
現代ではどう捉えられるかは分りませんが、利己の私心でしか動かない者では
大事の際には天下に利する人材たりえませんので、その様に教育した様です。
ただ良好な人間性を磨く為であれば、何も人殺しの技術である武術をやる必要は
ないのですが、命をみつめてそこから仁愛の徳に繋げるには命を的にする
武道を利用する方が向いていたという事です。
武士という階級は今はありませんので、武家の文化を通してその精神に学ぶ、と
いうのが「稽古」という事になります。
これが私の学んでいるものの足場です。
ただ、この辺りは人を取り巻く環境が違ってしまっていますので
世の中の為に不用であれば消えていくのかもしれません。
私自身は修行中ですが、よくお稽古を進めて、「古流って何ですのん?」と
求める人が出てきた時に「どうぞ」と出してあげられる様になりたいと考えています。
[2001/05/13 15:30:11]

お名前: くに   
to 居合のセトさん 

剣道を中心にすえて考えるのと、剣道も一つの手段として考えるのとで、見解も変わってくる
かも知れませんが、足場については、もうすこしお書きいただきたいと思います。
私も、いまいち読みとれません。

to ぼうやさん

すばらしい先生にめごりあいましたね。私も、剣道によって人間形成を目指すのではなく、剣道も
使って成長したいと思っている方なので、そうした先生方のような人間になりたいと思います。

to さいころさん

自分と剣道とのかかわりかたって、いろいろな面があると思います。ストレス解消になってる
こともあるし、ダイエット効果を狙ってることもあるし…。
自分の時々に応じた成果を得らればいいものなのだと思います。
楽しいのが一番ですけどね。 (^_^)
今は…相手に納得させる打ちをいれることかな…。
精神的な問題は、他のことから学びましたから。

to 脱サラ農民さん

トビ主の思う通りに話が進んでいかないのが掲示板ってとこでして。まぁ、それだから面白い
ということにもなりますが…。
[2001/05/13 08:55:17]

お名前: 脱サラ農民   
みなさん、こんばんわ。
剣道ど素人の脱サラ農民です。
最近、仕事が超忙しいのに・・・その他にちょいと立ち上げようとしているものがありまして・・・。
よけい忙しくなってます。
名古屋でxxxなものを目指すユニットを立ち上げようと・・・
それでもっと、いろんな意味でxxxxを浸透させるための裾野を広げようと考えています。
立ち上がったら、ここに書かせていただきますので、それまでは・・・ひ・み・つ。
あ!WEB関連のことじゃありませんから。(^^;)
しかし、一日見れなかっただけで、沢山話が進んでいるようです。
沢山の色々な立場の方が話しをしていただき、衝突まがいの発言があるのはごく自然の事だと思います。
全てが、皆さんが熱い心をもってみえる証拠だと思います。
つたない、ど素人のRESです。
みなさん、軽く読んでください。

居合のセトさん。
> 剣道とは何か?という足場を見つめるのに何故スポーツ等をひとくくりにして
> 引き合いに出す必要があるのかが個人的に違和感があります。
全てを読み返してみたのですが、誰も他のスポーツとひとくくりにして話をしようとはしていないと思います。
一部、比喩として用いられた文章もありますが、本文の本質は題目を離れていないと思いますよ。
居合のセトさんの文章も、始めはこのような文章で始まっていますが、
本当に言いたい事は伝わってきています。

> 利己の範疇の人間形成か天を相手にする人間を造るかで足場が全く変りますね。
> 標榜する頂は遥か高みにあるべきだと思います。

> 見渡してみると剣道に限らず、武道が実生活からの逃げ場になっている場合が多く
> みられます。組織の中で自分の位置付けに固執するのもその為ですし、文化や学問を大切にし> ないので人間形成に結びつかない場合が出てくるようです。

この二つの文脈で、私は言われたい事が理解できている気がしています。
しかし、私はど素人です。
もしかしたら、理解のしかたが誤っている可能性があります。
できましたら、このところ、もう一度、分かりやすくご説明願えませんでしょうか。
特に後文の部分をお願いします。
非常に興味をひかれる部分です。


みのるさん。
> 私と言えば特にこのトピのような事を意識していませんで・・・・
> 私は剣道を愛しています、素直に真面目にこつこつと続けているだけですので。
> その想いを指導を通して子供たちにも共有してもらえたらと思っています。

私としてはこれは大変貴重なご意見と感じます。
Hideさんはどう思われます?

さいころさん。
> 私は、おとなげないもので そういう場合は言ってしまうタイプですネ。
うちの妻もそういうタイプです。
みんなの意見を聞いて・・・先生方にくってかかって・・・なんか帰る時は和気藹々としてる。
すっげ〜♪世渡り上手!! いつも感心してしまいます。
私の未熟さが剥き出しになってしまう一瞬です。(−−;)
 子供と一緒に稽古せんといかんのは・・・わたくしかもね。(^^;)
 
全体の話となってしまいますが、くにさんとHideさんの書かれたことを引用させていただきます。
(くにさんの引用)
>その上で申し上げますが、やはり何か勘違いされている方が居られるのではないでしょうか?
> 端で見ておりますと、Hideさんも、ぼうやさんの疑念が、剣道界全体への批判のように受け取
> られて、ややむきになって反論されているような感じがしました。
私もくにさん同様、このような意見は貴重とおもいます。
お互い、違う立場なので、意見が違うのはあたりまえ。
たどり着くところがたとえ同じでも、もっと、もっと、本当は違う意見なのでは?なんて、考えてます。
で、本題ですが・・・・
私も、やはり勘違いされている方がいると思います。
そこのところ、Hideさんも認めてみえるようですよね。
で、勘違いは誰にもあることで、これは不思議とは思いません。
勘違いがない連盟組織ならば、すごいことです。
みなさん、剣道手帳持ってみえるかたがほとんどですよね。
そこに書かれている事。
その解釈をいかにされているか・・・。

(Hideさんの発言からの引用)
> ぼうやさんのおっしゃることは正論ではあるでしょうが、一般社会以上に年功序
> 列の強い社会ですから、なかなか上の人に物が言えないんですよ。そういう人に
> 限って、妙に政治力があったりするものですから、楯突くといいことがないんで
> す(^^; 良識派の先生方は、えてして「他人と争うことを好まない」方が多いで
> すから、ますます言えないのだと思います。

これについて、正す道はないということに限りなく近くなってしまいませんか?
剣道手帳に書かれていることって、そういうことでしたっけ?(^^;)
正すべきものを正せないといけないと考える人が少ないということになります?
剣道って、そんな、淋しい世界でしたっけ? 違いますよね。
もっと熱く語れる世界ですよね。
上の方々も、素人の意見でも、正しいと考えれば誠意をもって聞いていただける世界ですよね。
一部にそういう方がみえるのか、ほとんどの方がそうなのか、私はわかりません。
わかっているのは、身近な剣道教室の現状だけです。
剣道の世界全体は残念ですが、私にはわかりません。
でも、そんなんであってほしくはないです。
もし、全体がそうであれば、私は今すぐ子供に剣道をやめさせます。親として。

Hideさん。
> どんな生徒にも「人間として正しい方向に導く(善悪の判断やその行動も含め
> て)」ように指導しているつもりです。しかし、生徒のすべてが必ずしもも私の
> 指導を100%吸収してくれるわけではありません。「
ですよね。指導者が熱意を持てば持つほど純粋な子どもはこたえてくれます。
しかし、全てが伝わるわけでもないし、全て成果が上げるわけでもありません。
これに対し、親の立場としては100%を求める。
また、子供でない場合、大人の場合・・・すでに完成された人格を持つ人。
さらに難しいですよね。
熱い指導者であればあるほど、ここで、苦悩がはじまりますよね。
大変ですね。指導者の方々は・・・。
たいへんなあまり、「ふっ」っと日頃言っている事と違う事とか、したことありません?
私、精神修行ができていないので、しょっちゅあります。(^^;)

剣道に対する考え方・・・・
それぞれのおかれている立場と環境の違い。
それらの違いによって、みんな、実は考え方も思っている事も違うんだという気
がしてます。
たとえ、気持ちが同じ「剣道が好き!」でも。目指すものが同じだとしても・・。

できれば、このあたりで、本当は・・・・
じゃあ、よく言われる「道」ってなあに?? って最後の石投げたかったんですが・・・
その前に、もう少し、色々な方の話がきけそうですね。
そんな気がする。
[2001/05/13 02:58:51]

お名前: さいころ   
ぼうやさんへ***
拝見いたしました。
なんだかその方は剣道うんぬんと言うよりも、本当に人間としておかしいですよね?
ぼうやさんからすれば、剣道やる人間ってなんなんだ!って思われたかもしれません。
でもその新しい道場の方達は どうでしょう?
その後の息子さんはいかがですか?


剣道とは何かとか、人間形成とか…実は私はそんな難しい事考えてないんです。
アホなものでスミマセン…(;^_^Aフキフキ
自分でもどうしてかわかりませんが剣道が好きなんです。
高校時代は人間関係その他で 嫌な思いが多かったのです
部活もほとんど休み無しで、周りじゃガラスが割れたりめがねが壊れたり
先輩に馬乗りになられたり しんどい事も大かったです。
それでも県でベスト8にも入れなかったし…。
今思うと不思議なのですが、やめようと思った事は無かったのです。

辛い稽古でおばちゃんはゼーゼーしてても、それでも楽しいんです。
遊びのような楽しさではありません。
私は主婦で母親で、ちょいと仕事をしていたり、
生活は剣道全てではありませんが それでも剣道は自分にとっては
ハリ・励みであると思います。

皆さんが とっても難しい(と思うのは私だけかしら、スミマセン)
お話になっている所を 場違いな のー天気でスミマセン。
[2001/05/12 22:20:47]

お名前: ぼうや   
ちょっと大人気ない発言をしてすみません。

余談ですが、今日、息子が通っている道場の先生との懇親会でした。指導の先生方3人いらして
くださいましたが、こういう話しをしてくれました。

「剣道でいう人間形成」とは、いろいろな人と知り合って、子供からも大人からも、そして父兄
からも沢山いろいろなことを吸収して自分自身の人間形成に一生涯精進すること。
(他人のことを人間形成してやるとか、他人の人間形成に関わっているなどというおこがましい
考えは3人とも未熟すぎてできないのだそうです。)
もうひとつ、「剣道の稽古をする」ということは人として未熟故の「無駄に気づく」ため、だそうです。

こういう話しを始めて聞きました。私が数人の指導者に植え付けられた不信感が、とけていく
思いでした。それは「剣道をしているから素敵な人」なのではなく、「人として素敵な人が
たまたま剣道をしていた」という感覚でした。
最後に、「剣道をしているから」からではなく「剣道をしていなくても」人として魅力的で
いられることが、3人の先生方の目標だそうです。

3人の先生は皆七段の先生で、うち2人は高校の先生です。剣道部の顧問です。
教え子に何かある度に、「私が未熟ゆえ…」と胸が痛いそうです。

いい話しを聞きました。
[2001/05/12 21:58:44]

お名前: くに   
やっとパソコン直りました。 書くぞぉぉぉ〜!

to Hideさん

>>まぁそうですが、剣道の修業をすれば、心映え正しくなれるのかってことです
>>ね。
>そういうものではないってことは、すでに何度も述べていると思いますが(^^;
>親の側も「たんに剣道に通わせていれば礼儀が正しくなる」なんてことはないんだっていう
>認識に立ってほしいですし。

おっしゃる通りです。でも、何度でも述べて欲しいですね。
勘違いされている方が居なくなるまで。 (^_^)

ぼうやさんの仰有ってることですが、剣道家がすべて「剣道だけがとても立派で、剣道をして
いる人には,悪い人はいない」とか「剣道をやっている人は特別」と考えているように思われて
いるわけではないと理解しましたが…。
もしそう思われているのなら、御子息を他の道場に移らせたりしないで、「他のスポーツをやり
なさい」と説得なさったのでは?

その上で申し上げますが、やはり何か勘違いされている方が居られるのではないでしょうか?
端で見ておりますと、Hideさんも、ぼうやさんの疑念が、剣道界全体への批判のように受け取
られて、ややむきになって反論されているような感じがしました。
ぼうやさんも、やはり、やや感情的になっておられたような…。

しかし、お考えは、そう大きく違っているわけではないように思います。

私は、ぼうやさんのようなご意見は貴重だし重要だと思いますし、剣道に対するそうした発言を
許容されていHideさんの態度にも、心から敬意を払いたいと思います。
大切な内容を含んだ問題ですから、どうか冷静にお話を進めていただきたいと願います。

キヨコ さんやさいころさんのような発言も、もっと出していただけたらと思いますね。
女性の剣士って、けっこう増えてますからね。もっと発言力を持たれても、私はいいと思うんです。

すいません、ここまでは、Hideさん以外の方に対する意見も書き込んじゃいました。(^_^;)

to みのるさん

背中を見て、教えていただいたような所がありましたから、あえて書き込みを見るまでもないかな…
なんて思っております。拙論などは、寛いお心で、御覧ください。

to IMAINGさん

ドイツにもそんな方が居るんですか?(笑)
剣道の流派ですが、「剣道日本」のバックナンバーを見たらかなりわかったので、今は、「生」
を見てみたいと思っています。
来月、二刀流をやらせてもらいに行こうかと思ったりして…。

to 脱サラ農民 さん

トピ主になると大変ですね。頑張ってくださいね〜。フレ〜フレ〜 (^_^)/~
[2001/05/12 21:42:51]

お名前: Hide.   
to ぼうやさん
うーん、昨今は「目上を目上とも思わず」「口のききかたひとつ知らない」「敬
語の使えない」現代人が増えていますよね。年長者や先輩を大切にするのも、剣
道の良き慣例、大切な徳目のひとつだと思うんです。まして、緊急回避ならいざ
知らず、大勢の人の前で恥をかかすようなことはできません。
間違っていることを間違っていると糾弾するだけが正し方ではありませんし(^^)

>悲しいかな「その人は特別」として他の剣道家はそうではない、として話しが
>終わってしまうのなら、この場に私はもう、書きこまないほうがいいようです。
むろん他にもそういう剣道指導者がいるとは否定しませんが、ぼうやさんのカキ
コだと、なんか「すべてがそうである」的に受け取れてしまうのは、私の読解力
のなさでしょうか?(^^; 申し訳ありませんm(_ _)m

私も(いちに会の面々も)トップページの「7つの提言」に書かせていただいた
通り、権威主義には絶対反対です。ですから、剣道家としては言いにくいことや
書きにくいこともどんどん書いてきました。まさにぼうやさんがおっしゃる「風
通し」を良くしたいがためです。ぼうやさんのご意見はいつもたいへん貴重だと
拝読させていただいておりますので、どうか「書き込まない」などとおっしゃら
ずにお願いいたします(^^)


to さいころさん
私も人間として間違っていると感じるのであれば、剣道家云々ではないと私も考
えますが・・・(^^;


to 居合のセトさん
道の足場ですか・・・、苦しいですねぇ・・・(^^;
剣道で伝えるべき大切なことに関するコンセンサスを、指導者がきちんと持つ必
要があるということですね(^^)
[2001/05/12 09:42:11]

お名前: ぼうや   
さいころさん
以前の「荒稽古の功罪」とか「道場をかわること(1/15日付け)」を読んでみてください。
[2001/05/12 09:23:29]

お名前: 居合のセトさん    URL
こんばんわ。ちょっと不思議に感じたので来ました。
剣道とは何か?という足場を見つめるのに何故スポーツ等をひとくくりにして
引き合いに出す必要があるのかが個人的に違和感があります。
弓道の人などあまり言わない様な気がします。
「人間形成」という言葉を大上段という感じで使われてるみたいですが
形成する「人間」の明示が現代では出来ていないので四文字熟語というだけになって
ある人は綺麗事といい、ある人は嘘と捉え、ある人は無価値に感ずる状況にある
ような気がします。
利己の範疇の人間形成か天を相手にする人間を造るかで足場が全く変りますね。
標榜する頂は遥か高みにあるべきだと思います。
最初は誰でも麓からですが、頂を手近に引き下ろす風潮は個人の安心用かと。
色んな立場の人がいて愛好者も多い剣道ですので、総てを形にはめて良し悪しを
断ずる必要はないと思いますが、道自体の足場はしっかりしている必要を感じます。
見渡してみると剣道に限らず、武道が実生活からの逃げ場になっている場合が多く
みられます。言いかえれば「居場所」といいますか。
組織の中で自分の位置付けに固執するのもその為ですし、文化や学問を大切にしないので
人間形成に結びつかない場合が出てくるようです。
剣道人口が減っているなどの話を良く目にしますが、幕末の武家全体の何倍も競技人口が
いるんじゃないですか?
迎合する為に確固たる足場としての道が見えなくなっているから不安が出てくるのでしょうし、大切なものが伝えられていれば何の心配もいらないはずです。
だって本当に不用なものなら維新で無くなってますから。
以上は古流な人の好き勝手な言い分です。(笑)
[2001/05/12 02:03:31]

お名前: さいころ   
ぼうやさん***
その指導者の方はお子さんの指導をされていた方なのかしら?
他の指導者の方がその方に何も言わなかったと言う事でしょうか。
ぼうやさんは その方には何も言わなかったのですか?
私は、おとなげないもので そういう場合は言ってしまうタイプですネ。
それでそこで続けられなくなるかもしれないですけど、
そんな人に子供を指導して欲しくないと思うので…。
荒波立ててしまう私です。

今自分自身もちょっと指導者の事で(`´)な状態で、みんなも文句を言いながらも
押えているのですが、この間私はちょいと言ってしまいました。
おとなげないなぁーと言うのはわかっているのですが、どう考えてもおかしいんですもの。

とまた変な方向に言ってしまってスミマセン!
[2001/05/11 23:11:50]

お名前: ぼうや   
売り言葉に買い言葉…状態になってしまいそうなので、私はちょっとこの辺で。

Hideさん、
その指導者が特別だから、同列にならべると傷つく人がいる…
縦の社会だから、たてつくといいことがないから、事を荒立てず…
それが、剣道の世界ですか?

私は剣道には親の立場としてしか関わっていませんので、このようにしか
剣道に対する疑問をぶつけることができません。ですから言葉が少ないのなら
申し訳ありません。傷ついた方がいらしたらごめんなさい。
確かにその指導者は変な人かもしれません。
でも、それを正すことの出来ない体質とか、風通しの悪さがこういう結果と
思うのです。うちだけでなく、多くの方々からメールを頂いたことを考えても…。

悲しいかな「その人は特別」として他の剣道家はそうではない、として話しが
終わってしまうのなら、この場に私はもう、書きこまないほうがいいようです。
[2001/05/11 21:51:59]

お名前: Hide.   
to 脱サラ農民さん
>指導者Hideさんの立場として、必ず、その人を人間として育ててくれると
>確信されてます?・・・・って、すっごい意地悪な質問ですけど。
>できれば一個人としてではなく、指導者として答えていただきたいのですが。(^^;)
揚げ足を取るわけではありませんが、「人間として」っていう問いが曖昧ですね。
生きていること自体が人間を人間として育ててくれているはずですから・・・。
おっと、そういう意味ではありませんね(^^;
「私が指導者として剣道を教える場合」という前提条件がつくんですよね。
どんな生徒にも「人間として正しい方向に導く(善悪の判断やその行動も含め
て)」ように指導しているつもりです。しかし、生徒のすべてが必ずしもも私の
指導を100%吸収してくれるわけではありません。「人間形成」を大上段に振
りかざしているつもりはありませんが、「人間教育」を常に意識した指導を心掛
け、また、剣道を通じて「正しい人間にする」という信念と確信をもって指導に
あたっています(^^)


to ぼうやさん
>人間形成と掲げるくらいなら、指導者同士もいかんことをいかん!と言えるぐ
>らいの気持ちをもって!と思ってしまうのです。
ぼうやさんのおっしゃることは正論ではあるでしょうが、一般社会以上に年功序
列の強い社会ですから、なかなか上の人に物が言えないんですよ。そういう人に
限って、妙に政治力があったりするものですから、楯突くといいことがないんで
す(^^; 良識派の先生方は、えてして「他人と争うことを好まない」方が多いで
すから、ますます言えないのだと思います。
ただ、むちゃくちゃやって子供に危害を加えるようなことがあれば、当然制止す
るなり意見するなりしなければならないと思いますが。

ただ、何度も言いますが、ぼうやさんの前の指導じゃは、特別にヘンな方だと思
いますよ。ですから、その方を指して他の剣道指導者まで同列であるかのごとく
語られることは、良識をもって真剣に「人間形成を掲げ」て頑張っておられる多
くの剣道指導者を傷つけることになりますので、お気をつけくださいますようお
願いいたしますm(_ _)m
[2001/05/11 17:01:23]

お名前: ぼうや   
ご指名ありがとうございます。
前の剣道の指導者が「人間形成をしてやっているのに、…」と言ったことがあります。
それって、指導する側が声を大にして語ること?
一人の指導者のことを「いかん!」と思っている別の指導者が、それに意見することも
出来ず、正すことも出来ず、その人も聞く耳を持たず…。
剣道の世界は、物を申しずらい、といっていかんことをそのままにして、
それで大層に「人間形成…」なんて言われちゃうと、カチン!とくるのです。
剣道に限らず、「人として」のことになってしまうのだろうけど、
人間形成と掲げるくらいなら、指導者同士もいかんことをいかん!と言えるぐらいの
気持ちをもって!と思ってしまうのです。
「悪いことを悪いって言えないくせに〜(ーー;)」みたいな心境なんです。
何でわざわざ「人間形成…」なんて掲げているんだろ…?
[2001/05/11 13:47:50]

お名前: みのる   
あれっ、指名されてしまった(^_-)
私と言えば特にこのトピのような事を意識していませんで・・・・
申し訳ない、苦手なんですよ。
私は剣道を愛しています、素直に真面目にこつこつと続けているだけですので。
その想いを指導を通して子供たちにも共有してもらえたらと思っています。
[2001/05/11 09:36:02]

お名前: 脱サラ農民   
ひとつ漏れていました。・・・(−。−;)明日、またしんどいなあ。

キヨコさん。
> ところで、剣道のあるべき姿とおっしゃるのは誰にとってのあるべき姿のことでしょうか?
> 各個人ですか それとも全員にとって共通のという意味でしょうか?

両方さしています。
各個人にとってのものと、全員にとってのものの両方です。
[2001/05/11 03:15:23]

お名前: 脱サラ農民   
ねむねむ・・うとうと・・・の脱サラ農民です。

他のスポーツとの比較について・・・あるいは、他のスポーツをやっている
たのスポーツしかやったことのない人との比較については、
また別の方向に話が向かっていってしまうような気がしていますので、
ここでは、私は一切のコメントを控えさせていただきます。
・・・・勘違いされないように、一言だけ言わせていただくと、
みんな同じ人間がやってる事なので、勘違いしてる人はどこにだっています。(^_^)

Hideさん。

以前のものなんですけど・・・
> 「人間性を磨くため」に剣道を修業するのではなく、学
> んでいく過程で人間性が育ってくるのではないですか。だから、「よき師につけ」
> と言われるわけですね(^^)

これについては、後ほど少し触れさせていただくような気がしてます。
今は、まだそこまで話がいってないように思いますので・・。(^^;)

> 結果、「人間形成」の文字が頭になくても「好き」の気持ちが自分自身を育てて
> いってくれるのではないでしょうか?(^^)
> 故に「楽しいだけの剣道」は大いにけっこうと考えますヽ(^0^)ノ

うーん、さすが指導者。(^_^)
説得力ありますね。
大賛成です。
で、逆に、指導者Hideさんの立場として、必ず、その人を人間として育ててくれると
確信されてます?
 ・・・・って、すっごい意地悪な質問ですけど。
 できれば一個人としてではなく、指導者として答えていただきたいのですが。(^^;)
 (いやみとかは全然入ってないです。単純な質問です。)

キヨコさん。
> 剣道をやる人の大部分が剣道をやりたくて 恐く好きでやっているのでしょうし、
> だからと言って 剣道をやる人の全員が心根の正しい常に良い方向に成長し続けている
> 人だとは言えない訳ですし、どのように向上するかはあくまでも各個によるものとしか
> 言えませんよね。

私はずれてるとは思いませんよ。
すっきり、話の中に入っていると思います。
この考え方、大好きですね。
そういった環境の中からいつか・・・「はっ!」っと気がつくものが見つかるんだと
思いますし、それが見つかった時、「やっぱり剣道っていいなあ〜やめられないなあ〜」
と再認識できる時なんでしょうね。
でも、それに気がつくのはやはり人それぞれ、ましてや、他の人がどう変わっていくのか
良いほうへ行くのか、悪いほうへいくのか・・・?
その人にとって、悪いほうとは?良いほうとはなにか? ・・・を考え続けることは不可能でしょうね。
私はそう思います。指導者の方はこの点についても考えなければならないとすると、
非常に難しいですね。
それが指導者として必要不可欠なものだとしたら、もしかしたら、誰も指導者なんてできないかも・・・。
あ・・・、おしゃべりがすぎた。(−−;)

> 剣道をやっているから立派な人になるという事ではないというのは多くの方の御意見だと
> 思います。
> 逆に 自分を育てる為の手段として剣道を選んだという方のお話を伺いたいです。

私もききたいです。
これききたいです。
そして、その先に何をみつけたのかもお聞きしたい。

IMAINGさん。
> ただ仲間と一緒にいてだらだらと厳しさがない「楽しさ」ではない本当の「楽しさ」が分からなければ
> 勘違いしてしまいがちですが(^_^;)

言われるとおり、だらだらが楽しいのは嘘ですね。
何やってもそう思いますが、一生懸命やるからこそ楽しい。
これは絶対そう思います。

もっと、多くの方々の心の内を聞いてみたいです。
みのるさん、さいころさん、いかがですか?
ぼうやさん、くにさん、どうおもわれます?
他のROMの方々も、そうじゃないだろ!そのとおりだ! って色々なご意見をお聞きしたいです。
何度も申し上げますが、私、剣道は本当の素人です。
剣道にあこがれだけは沢山持っています。
ずぶの素人ですから、きっと間違ったこと沢山言っていると思います。(−−;)
[2001/05/11 02:43:48]

お名前: IMAING    URL
なんかちょっとずれていっているみたいですが、それもまた良しでしょう。(^^)

「楽しい剣道」、私にはこれが全てです。
これが最も大切で確かなものではないでしょうか?
ひとり一人が剣道を「楽しいもの」として行い、続けていく。
楽しければ、続けられる。
続けられれば、次のステップに行くこともあれば、いろいろな新しい発見に出会えたり
素晴らしい師や仲間との出会いもあるでしょう。
そんな中で自分が成長していけば、言う事は無いでしょうね。(^^)

ただ仲間と一緒にいてだらだらと厳しさがない「楽しさ」ではない本当の「楽しさ」が分からなければ
勘違いしてしまいがちですが(^_^;)
[2001/05/10 21:37:34]

お名前: キヨコ   
みのる様 Hide様 くに様 さいころ様

(間の抜けたレスですみません)
皆様の回りにいらっしゃる女性剣士の方々のお話に 大変元気づけられました。
皆様の暖かい眼差しにも 勇気づけられています。
本当にありがたいです。

IMAING様

レス有難うございました。
>男性でも家族の協力無しにはお稽古って出来ませんよ。
おっしゃる通りですね。

脱サラ農民様

「楽しいだけの剣道」実践中を自認していた私としては 『悪い事』と
言われては 立場がないです。はい。
「楽しいだけ」でいいではないですか。と脳天気に考えておりました。
私にとって剣道は 妻でも母でもなく 私自身になる時間を与えてくれるものなのです。

よくよく考えてみればHideさんのおっしゃる通りかも知れません。
当然 その瞬間を持たせて下さる道場の方々に対する感謝、チャンスを与えてくれた
家族に対する感謝の気持ちを持ちます。その事が人を育てるのならばやっぱり良い事ですよね。
(これもまた 脳天気でしょうか?)

(ちょっと話がずれてしまいますが、すみません)
剣道をやる人の大部分が剣道をやりたくて 恐く好きでやっているのでしょうし、
だからと言って 剣道をやる人の全員が心根の正しい常に良い方向に成長し続けている
人だとは言えない訳ですし、どのように向上するかはあくまでも各個によるものとしか
言えませんよね。
剣道をやっているから立派な人になるという事ではないというのは多くの方の御意見だと
思います。
逆に 自分を育てる為の手段として剣道を選んだという方のお話を伺いたいです。
かつて武士にとって剣術とは 心身共に強くなる為の修行のうちの一つだったと思います。
剣道っていうとソク自己を高めるための修行というイメージを直結してしまうのですが、
私自身 『日本的でカッコよさそうで』という憧れで始めてしまったものですから、、、

ところで、剣道のあるべき姿とおっしゃるのは誰にとってのあるべき姿のことでしょうか?
各個人ですか それとも全員にとって共通のという意味でしょうか?
[2001/05/10 13:45:26]

お名前: Hide.   
to くにさん
>まぁそうですが、剣道の修業をすれば、心映え正しくなれるのかってことです
>ね。
そういうものではないってことは、すでに何度も述べていると思いますが(^^;
親の側も「たんに剣道に通わせていれば礼儀が正しくなる」なんてことはないん
だっていう認識に立ってほしいですし。


to IMAINGさん
>「己と対峙する」のは剣道だけでは無いと思います。
おっしゃる通りですが、打たれたところを自分の弱さとして認識できる剣道は、
限界に挑戦することによって自分と対峙できる種目とは異なると考えます。

>剣道はそれを「理念」の中にもあるように大上段に構えすぎているので、己と
>しっかり対峙できない上級者が「剣道の技術レベルが高い」=「人間が素晴ら
>しい」と勘違いしているように見えます。
錯覚しているのはご本人と周りのシロウトだけですよ。物のわかった人なら、「た
いしたことないな」ってすぐに見破れると思います。だからこそ、さいころさん
のような「何で剣道だけが・・・」というご意見につながるのではないでしょう
か。


to 脱サラ農民さん
>たとえばですね、「楽しいだけの剣道」って良い事ですか?悪い事なんでしょ
>うか?
>ここで言う「楽しい剣道」とは剣道が好きで、好きでどうしょうもない。
>だけど、人間形成なんて大げさな事考えてるわけじゃないよ。
>っていう意味です。
楽しむためには色々な要件があると思うんです。たんに剣道が好きなだけでお稽
古しても、心底楽しめるでしょうか? お相手との心の交流や技や攻め、打突の
応酬があって初めて楽しいんじゃないですか? 剣道のお稽古は素振りなどを除
いて一人ではできないものです。「お相手を大切にする」という気持ちを抜きに
剣道を楽しむことは不可能だと考えます。

とするならば、お相手に対する「礼(感謝)」の気持ちが必ずそこに存在するは
ずです。自分が好きな剣道だから、一緒に剣を交えられる人やそうした場所を提
供してくれる方をも大切にし感謝することができる。それは当然、剣道の場だけ
ではなく日常生活の人間関係にも波及してくることでしょう。
結果、「人間形成」の文字が頭になくても「好き」の気持ちが自分自身を育てて
いってくれるのではないでしょうか?(^^)

故に「楽しいだけの剣道」は大いにけっこうと考えますヽ(^0^)ノ
[2001/05/10 09:59:19]

お名前: 脱サラ農民   
えらい間違ってしまいました。
自信というのは全て「自分自身」の「自身」の誤りです。m( _ _ )m

(−−;)ネムイド・・・
[2001/05/10 01:04:44]

お名前: 脱サラ農民   
みなさん、色々ご意見ありがとうございます。
石投げたら、色々出てきましたね。
石の投げ方が悪かったのかもしれませんが、それゆえ、色々なお話が出てきたと思っています。

本当は個々の方々にRESしたいのですが、寝不足で自信がないのでまとめて
私の意見をのべさせていただきます。

まず、反響の多かった昼間帯の女性剣道教室の方々の話について・・・。
実はうちの家内も女性剣道教室に通っています。
やっと初段をもらったばかりのかけだしです。
女性の方が剣道に限らず、体を動かす為の時間を確保するのは容易ではありません。
生活、育児、家事、仕事に追われ自分の時間を得るのは大変な努力が必要です。
はっきり言って男性のそれとは比べ物になりません。
家庭内での理解を得、さらに自信の気持ちが伴わないとできませんよね。
その方々が剣道に来られるのは、「剣道が好き」の気持ちがなければできないのでは?
というのが私の意見です。
剣道が終わってから少ない時間のなかで「おしゃべり」するのも実は生活の中での
貴重な時間を使っている訳で、男性のそれとは比較にならないと思います。
じゃあ、なぜ、おしゃべりするの?
それは、楽しいからですよね。色々な話をする機会を剣道が作ってくれてるわけで
楽しくなければ「おしゃべり」なんてしませんよね。
若い世代で「おしゃべり」したくてもできない方々も沢山みえると思います。

私が言いたいのは、7つの提言のうちの1番目と5番目。
1.厳しさの中に楽しさを求めてゆこう
5.心と心の触れ合いを感じられる剣道を通し、多くの仲間を作っていこう

これってすっごく大切なことだと思います。
楽しいから剣道に行きたい。
それが一番大切ではないでしょうか?

それに対して、経験を積んだ得に男性高段者の意識はもっと違うところにあることが多くは
ないでしょうか? ということです。
剣道が楽しいからこそ、継続の力がわき、剣道少年を子供に持つ親であれば、くにさんの言われる提言の7、
7.剣道を通した心の教育を実践し、『人格の完成』を目標としていこう

に対して、親としてどう応援すべきかということを考えることができるように
なると思います。
これに関しては親としての立場だけではなく、自信が剣道に取り組む為の
心構えでもありますよね。
その奥底には「剣道が好き」という気持ちがなければできないことだと思います。

と、このへんでもう一個、石投げてみます。
たとえばですね、「楽しいだけの剣道」って良い事ですか?悪い事なんでしょうか?
ここで言う「楽しい剣道」とは剣道が好きで、好きでどうしょうもない。
だけど、人間形成なんて大げさな事考えてるわけじゃないよ。
っていう意味です。

P.S.
いつも、石投げてばかりですみません。m( _ _ )m
[2001/05/10 00:58:55]

お名前: IMAING    URL
私も最近ちょっと忙しいので少しだけ。(^_^;)

キヨコさん、はじめまして(^^)
お気持ちよく分かります。
ただ、大多数はそうでしょうが男性でも家族の協力無しにはお稽古って出来ませんよ。
私はいつも「遊びに行かせて頂く」という気持ちで行っています。
だから、仕事が忙しくて相手が出来なかったり飲み会があるような週はお休みして
家族サービスにあてます。(^_^;)

Hide.さん
>ぼうやさんのおっしゃることもよくわかりますが、剣道は己と対峙する競技です。
>自分の「非心を断つ」ことを要求されます。この点では、他のスポーツと比べる
>と特殊だとは思われませんでしょうか?(^^)
「己と対峙する」のは剣道だけでは無いと思います。
要はいろいろな意味で「限界」というものに挑戦していく過程で、得られるものがあると思います。
剣道はそれを「理念」の中にもあるように大上段に構えすぎているので、己としっかり対峙できない
上級者が「剣道の技術レベルが高い」=「人間が素晴らしい」と勘違いしているように見えます。
(確かに実際に素晴らしい先生もたくさん見えますが、そういう方は表に出さない)
だからHide.さんが言われた「偉いのは道場の中だけ」になってしまう人って可哀相ですよね。

私はどこへ出ても偉くない。(^_^;)
[2001/05/09 18:38:18]

お名前: くに   
to Hideさん

>なるほど、では、「心映え正しく」剣道の修業をするということはどういうことなのかって
>事を考えたいわけですね?(^^)

まぁそうですが、剣道の修業をすれば、心映え正しくなれるのかってことですね。
剣道によって、なにをえようとするのか、いきるみちは、みつかるのか?なんてことかな。
でも、ここのトピぬしさんのおもわくもあるでしょうから、わたしのほうは…。
PCがなおって、げんきがあればってことにしましょう。
[2001/05/09 17:57:58]

お名前: Hide.   
to くにさん
>しかし、しどうしゃになっているということは、こと剣道にかんしては、それ
>なりのしゅぎょうをつんでこられたということになるわけですから、いったい
>剣道で、なにがみがかれたのか?とぎもんがわいても、ふしぎではないのでは?
それは、剣道を「よき師」について「心映え正しく」学んでいなかったからです
よ。いわば強くなったかもしれないが「邪剣」というやつです。
それでも技術がある一定水準以上あれば段位は獲得できます。心映えまでは昇段
審査で観ることは不可能ですから(^^;

>ここは、「いちにかい」の7つのていげんの、7について、ろんぎしようとし
>ているのかとおもったのですが、脱サラ農民さんは、ちょっとちがうことをは
>なしたいようでもありますね。
なるほど、では、「心映え正しく」剣道の修業をするということはどういうこと
なのかって事を考えたいわけですね?(^^)


to さいころさん
>何で剣道だけが、こう「剣道やってる人間だけがえらいと言っている」みたい
>な目で見られるのかな?と思ってしまいます。そんなことを周りでは聞きませ
>んし、他のスポーツもやってらっしゃる方もいらっしゃいますし、
>剣道やってる人でも「変な人偉そうな人」はいますけど、剣道やってない人にも
>そういう人はたくさんいるように思います。
ハイ、私もそう思います(^^)
ただ、剣道が「人間形成」や「人格の完成」をお題目にしている割には・・・と
いうニュアンスなのだと思います。また、それらを笠に着て、やってることや言っ
てることが目茶苦茶な人も多いじゃないかと・・・(^^;
でも、おっしゃる通り、「剣道を特別視した見方」っていう気もしますよねぇ(^^
[2001/05/09 10:38:45]

お名前: さいころ   
脱サラ農民さん「女性剣道の方々は、どうあるべきでしょうか?」とは、
どういうお答えをお望みなのかしら?と思ってしまいました。
何故女性剣道という言い方をされるのか?
そして、昼間帯の女性教室と言う分け方をするのか?
キヨコさんとちょっとダブりますが、じゃあ昼間に男性の方の来てくださいと言っても
来られる方が少なくなりますよね?うちの会は一応女性会員で昼間の時間帯のお稽古ですが
先生は男性ですし、時間のつく方は男性でもお稽古にいらっしゃいますが。
お友達とお話するのが楽しくて通っている人が多いのではとのことですが、
稽古中に話なんかしないですし、終わってからもそれぞれの用事や仕事がありますから、
お昼を食べるわけでも 延々と話をするでもなく帰ります。
40を過ぎてから始められた方もいます。もちろん一生懸命頑張っています。
それぞれがそれぞれに 自分の目指すもの(大きな目標であったり、ちょっとした事であったり)
に向けお稽古をしています。
時間の都合がつけば夜のお稽古(子供から大人まで来ます)でいろいろな方々にお稽古を
お願いします。
大人になってから始められた男性の方も結構います。女性でも指導者もいます。
何で剣道だけが、こう「剣道やってる人間だけがえらいと言っている」みたいな目で
見られるのかな?と思ってしまいます。そんなことを周りでは聞きませんし、
他のスポーツもやってらっしゃる方もいらっしゃいますし、
剣道やってる人でも「変な人偉そうな人」はいますけど、剣道やってない人にも
そういう人はたくさんいるように思います。
剣道人口の話は他でも話したように思いますが、周りでは結構やりたいと言う人が多いし
(私の周りでは最近始めた人が多いですし)、どこでやっているのかとか 道具が高いのでは?とか そう言ったことで入りにくい部分はあると思うのです。近所のスーパーとかで
防具や竹刀はあまり売ってないですしね。
[2001/05/08 17:08:07]

お名前: くに   
これからPCをばらしてみようとおもいますので、そのまえにひとこと。
いかれちゃったら、インタネどころじゃなくなっちゃうので。

to キヨコさん

はじめまして。くにです。
わたしも、みのるさんやHideさんのおっしゃることにさんせいです。
うちのどうじょうにも、ママさんけんしがなんにんかみえてますが、みなさんとてもしんけんに
おけいこされてます。
ただ、こどものことや、かていのじじょうなどで、おやすみせざるをえないこともおおく、おとこ
にくらべて、たいへんだなぁ〜と、おもっています。

うちおわり れいするひとの すがたみて ときをあたえし ちちとこをおもう

あるサイトにとうこうした、わたしの「たんか」ですが、ごしゅじんやおこさんにかんしゃしながら
剣道をつづけているすがたをみると、ほんとうに、じぶんもかんしゃのきみちをわすれてはいけないな
と、はんせいさせられます。

to Hideさん

>「心正しからざれば、剣また正しからず」「正しく打ちにいけば正しく返される」と言われま
>すが、剣道を心映え正しく学んでいれば自ずと人間性が磨かれていくのではないでしょうか。
>「人間性を磨くため」に剣道を修業するのではなく、学んでいく過程で人間性が育ってくるの
>ではないですか。だから、「よき師につけ」と言われるわけですね(^^)

ですから、ぎゃくにいえば、「よき師」ばかりではないわけでしょう?
ぼうやさんのように、「よき師」でないかたにでっくわしちゃうこともある。
しかし、しどうしゃになっているということは、こと剣道にかんしては、それなりのしゅぎょうを
つんでこられたということになるわけですから、いったい剣道で、なにがみがかれたのか?と
ぎもんがわいても、ふしぎではないのでは?

すいません、そろそろ、ばらしにかかります。
ここは、「いちにかい」の7つのていげんの、7について、ろんぎしようとしているのかとおもった
のですが、脱サラ農民さんは、ちょっとちがうことをはなしたいようでもありますね。
PCがぶじだったら、またさんかします。
(^^)/~~~
[2001/05/08 15:30:24]

お名前: Hide.   
私もみのるさんと同じで、女性剣士のみなさんだって男性剣士と同じようなお気
持ちでお稽古に臨まれていらっしゃると考えます。ただ、キヨコさんもお書きに
なっていらっしゃるように、家庭の状況によって男性よりも続けることやはじめ
ることが難しいのは確かでしょう。

私は元女子校の教師をしておりましたが、そうした観点から、生徒達には「結婚
し子供と一緒に‘お母さんは昔、強かったのよ’と言ってはじめられるようにし
なさい」と基本と精神性を重視した指導を心掛けたものです。


>けんどうというものをつうじて、にんげんせいがみがかれ、りっぱなひとにな
>れるのか?というようなことをはなすのも、ここのテーマのようにおもいます。

「心正しからざれば、剣また正しからず」「正しく打ちにいけば正しく返される」
と言われますが、剣道を心映え正しく学んでいれば自ずと人間性が磨かれていく
のではないでしょうか。「人間性を磨くため」に剣道を修業するのではなく、学
んでいく過程で人間性が育ってくるのではないですか。だから、「よき師につけ」
と言われるわけですね(^^)


ぼうやさんのおっしゃることもよくわかりますが、剣道は己と対峙する競技です。
自分の「非心を断つ」ことを要求されます。この点では、他のスポーツと比べる
と特殊だとは思われませんでしょうか?(^^)

それと、剣道人口が減っていることと、剣道の本質とは必ずしもイコールではな
いと思います。これについては『Hide.剣道研究室』に「剣道人口減少の原因は
(1)」という拙文を載せさせていただいておりますのでご覧くださいm(_ _)m
[2001/05/08 12:53:40]

お名前: みのる   
わたしが稽古している武道館にも何人ものおばちゃん剣士がいらっしゃいます。
子供が剣道を始めたのをきっかけに始めた方もそうでない方も。
やはり始めるとうまくなりたいと一生懸命で、次々に壁が現われても向上心で
突き進んでいます。数年前に女性剣士だけの会を発足させて、独自に昼間の
稽古会なども作り毎週定例になっています。彼女たちは試合などにはあまり
出る機会はないのですが、それでも少しでも上達しようと稽古しています。
男性指導者は彼女たちの気持ちに応えようと本気で指導しています。
と言うことで、女性剣士も男性剣士も剣道に対する想いは同じではないかと
思います(^_-)
[2001/05/08 09:35:50]

お名前: キヨコ   
脱サラ農民様

おじゃまさせていただきます。私ごときが 発言させていただくのも、、、と
思いましたが、フツウのオバサンの立場を一言申し上げたいと思います。
私は 昼間の女性クラス組ではないので 断言はできませんが。
まず、昼間のクラスに通っていらっしゃるかたも 間違い無く剣道をやりたくて
やっているはずです。確かに、夜や週末のお稽古と違ってレベルは、、、
と言う事もあるでしょう。
では、なぜ彼女達は夜や週末の高段位の方が沢山いらっしゃる場所のお稽古に
出席しないのでしょうか?出席出来ない事情があるのではないでしょうか?
昼間のお稽古に出席なさる方のほとんどは 専業主婦か、例え仕事を持っていても
パート止まりではないでしょうか。
自分の為に時間を使えるのは 昼間だけしかない立場の人達ではないのでしょうか。
男の方は 週日の夕方以降でも お稽古に出席出来るでしょうが、
ダンナ様の協力無しに主婦は お稽古に行けません。子供があろうと無かろうとです。
それが 日本の主婦の立場です。
お子さんと一緒にでもお稽古に出席出来るかたは 本当に運の良い方です。
私も本当に運が良くて 主人が剣道を始めてくれたので 再開する事が出来ましたが、
以前剣道をやっていた とか 子供の頃からやってみたかったとか いう方のうち
一体どれだけの方が 私のような幸運に巡り会えるでしょうか?
私も 子供の手が離れたらいつかきっと、、、と剣道再開の夢を暖め続けて来た一人です。
子供の小学校入学と 昼間の剣道クラス 家族の無理解が重なっていればきっと
昼間剣道組になっていたと思います。

それと、女性のおしゃべりは 男の方の冷えたビールみたいなものですよ。
おしゃべりの為だけならば 他の習い事でも良いわけですから。

余談ですが、昨年まで所属していた道場の先輩(60才ぐらいの男の方)に
『あんた なんで剣道なんかやりたいんや』とバカにしたように言われた事があります。
男の方にとって オバサンが剣道をやりたいっていうのはそんなにつまらない事なのでしょうか、、、
下手なので 何も言えないんですけれど、やっぱり寂しい気がします。

女性の剣道がどうあるべきか という問のお答えにはなっていなくてすみません。
でも どうか、剣道がやりたくてやっているオバサン達にも 同じ剣道をやるものとして
暖かい目で見ていただけると有り難いです。
[2001/05/08 06:44:37]

お名前: 脱サラ農民   
ううう・・・仕事が山積みで、しんどい。(−−;)
なので、ちょっとだけですけど・・・。

男性剣道はかなりの上級者がみえます。大人になってから始められるかたも見ましたが
すくないようですね。
それとは違ったもので、女性剣道、特に昼間帯の女性剣道教室に通われている方々は
どのような気持ちで剣道やらてれているのでしょうか?
お友達とお話するのが楽しくて通われている方がかなり多いのではなかと思います。
その方々と、何十年も剣道を続けられている男性指導者の方々との考え方に
開きはないでしょうか?
本来、その女性剣道の方々はどうあるべきでしょうか?

ちょっとだけ、石投げてみました。 (^o^)
 すみません、もすこし、仕事おちついたらまた投稿させていただきます。
[2001/05/08 02:30:20]

お名前: くに   
to ぼうやさん

わたしも、おなじようなりゆうで、こどものどうじょうをかわりましたから、おきもちは、よーく
わかります。
わたしがたてたトピではありませんが、いったい、けんどうというものをつうじて、にんげんせいが
みがかれ、りっぱなひとになれるのか?というようなことをはなすのも、ここのテーマのように
おもいます。
けんどうをやっているひとが、み〜んなりっぱなかただなんておもっているかたって、ちょっと
とくしゅなかたではないでしょうか?

まだ、かきたいんですけど、よみにくいでしょうから、このへんで。
だつさらのうみんさんが、なにかかいてくれるかな?
[2001/05/07 20:36:23]

お名前: ぼうや   
剣道をやっていない私がカキコするのも場違い?でも、ちょっと書きたくなってきたので
お許しください。
「剣道だけがとても立派で、剣道をしている人には,悪い人はいない」のような、発言はとても
疑問なのです。息子の以前の指導者もそうでありましたが、「剣道をやっている人は特別」的な
発言が多く、剣道以外のスポーツはまったく、同じ土俵にないようなことばかり言っていました。
息子が剣道をやりたい、と言った、もしその時に「サッカー」とか「野球」と言ったら、
私はそれをバックアップしていたと思うのです。私の中では他のスポーツと剣道は何も変わらない。
人間としての修養は、全ての人の関わりによって磨かれることであり、その人間としての魅力や
人間性は、自分でかたるものではなく、周りが自然と評価していくものだと思うのです。
逆に私は、剣道をしている方々に「何故剣道人口が、減っているとお考えか?」
それをお聞きしたいと思います。
[2001/05/07 20:04:53]

お名前: くに   
to Hideさん

それが、べつもんだいじゃないんですよ。 なさけない。
いま、おたすけマンをもとめておりますので、しゅうふくできたら、かきこみしたいのですが、
なんか、しらけちゃいそうですね…。

だつさらのうみんさんも、もうしわけない。
「みち」というのは、どのようにいきていくべきか、あゆんでいくべきかということなんでしょう?
その、『「いきかた」というものが、「けんどう」でも「さどう」でもいいから、「みち」となの
つくもので、もとめられるのか?』ということを、テーマにしようとなさっているのだと、おもい
ますが、ごらんのとおりのじょうきょうなので、コメントはおゆるしください。 m(_ _)m
[2001/05/07 15:47:17]

お名前: Hide.   
to 脱サラ農民さん
新しい(しかも超難解な)トピを立てていただきましてありがとうございます。

うーん、実は私はこのトピに関して「剣道はスポーツか?」の中であらかた語り
尽くしてしまった感じがして、自分の中から「こうです」っていえる新しいもの
が出てこないんですよ(^^;

くり返しになるかもしれませんが、私にとって剣道は、自分が先生や先輩から教
わったものをより高めて後進に伝えるべき「伝統文化」であり、個人的には自分
自身を見つめるバロメーターですね(^^)

剣道は様々な自分を教えてくれます。「強い自分」「弱い自分」「激しい自分」
「やさしい自分」「人として生きていく自分」「助け合い協力する自分」・・・。
さらに日常生活において考え方の基本(背骨)のような存在でしょうか。仕事や
人間関係で迷ったり悩んだりしたときの判断基準の根底には剣道がありますね(^^)

こんな感じでよろしいでしょうか?(^^;


to くにさん
外付けハードを認識しなくなったのと漢字が使えなくなったのは別問題じゃない
でしょうか・・・???
なんにしても、パソコンをお大事に(^^)
[2001/05/06 12:31:20]

お名前: くに   
脱サラ農民 さん

わ〜、トピたててくださったんだ。いいたいことはあるんですが、そとづけハードデスクをはずして
ふたたびつけたら、にんしきしてくれなくなっちゃって、かんじがつかえなくなりました。
(だれか、どうしたらいいかおしえて〜!)
だから、なんとかなるまで、いけんはかきこめません。ざんねん (T_T)
[2001/05/05 14:58:59]

お名前: 脱サラ農民   
剣道素人の脱サラ農民です。
剣道とはなんでしょうか?
道とはなんでしょうか?
「剣道はスポーツか?」のトビで色々お話させていただきました。
そこで、もう一つ、推し進めて議論できないでしょうか?

素人の方が剣道に入門するとこに心と、何十年も剣道されている方の心とは
大きな開きがあるように思えます。
また、その親として支援する立場の方の考え方にも大きな開きがあるように思えます。
剣道経験者の方々の中には、剣道以外を認めようとしない方もみえます。
なぜ、剣道以外をみとめないのか、剣道を続けることによって見えてくるものとはなんなのか?
単純に剣道を神聖なものととらえず、心の底を気論すると・・・・
けっこう、いろんな考え方が出てくるような気がします。

それにより、問題となりがちな事も色々考える機会が増えるのでは?
発言に参加されていないROMの方々にも影響があるような気がしています。

剣道とは何か?そして、そのあるべき姿とはなんでしょうか?
教えてください。
[2001/05/05 00:22:36]

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