以前、息子が通っていた道場の子が、またひとり辞めていきました。
9月に遊びにきたときに、稽古の話をして泣き出して、辞めたいと口にした6年でした。
私はその時に、次のことを話たのです。
「お父さん、お母さんとよく話をすること」
「たとえ、知っている子がいなくても、よその道場でやりたい、と思っているか」
とか…。
私は息子を移すときに、試合にでれると思うな、と言ってありましたし、
試合に出していただける事になったときに、
「本来あいていたポジションのうちひとつを頂いたということは、
試合の結果も、日々の努力も全てを見られていると思え。」
と言いました。
それだけ、途中で移ると言うことは覚悟のいることだし、
今の「剣道を楽しい」と思える気持ちは自分だけの力ではなく、
沢山の人を巻きこんでの結果だということを、けして忘れずにいて欲しいのです。
だから、安易に「いやだから」とか「太郎が楽しそうだから」という
気持ちだけですぐ移るものではない、親子とも意見を戦わせる必要が
あると思っています。
でも…そう言いながら、理解してくれる指導者ではないし、道場が変わってこんなに
楽しく、燃えている息子をみると、「指導者が違えばこの子も好きになるのかしら」
と、…。ここ数日胸の痛い私です。
[2001/10/09 07:08:26]