記事タイトル:明治村大会見てきました。 


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お名前: Hide.   
>ただ武道館で目上の、それも高段者の先生方と稽古している僕は、なかなか突
>きをもらうことは数あれど、くれてやることは、それこそ「死ぬ気」がなけれ
>ば出せません。
>こちらは「よーっし」と突くのですが、大方の先生はそれで顔色が変わります。
>そうなるともう・・・・。
>いやな稽古になります。

うーん、そうなんですよね。現代剣道においていかに突が特殊な技としてとらえ
られているか、っていい例ですよね。

戦後の剣道は、「一足一刀からの面打ち」に対するこだわりを持ち続けて進んで
きたのではないでしょうか。
面はたしかに小手や胴の基本になるわざと言えますから大切なことは間違いあり
ませんが、なんか「面至上主義」のようなものが横行しているきらいがあります(^^;
そして、その面を一番脅かすのが突ですね。

面を打ちに入ったところにグンと迎え突がきますと、それだけでカラダも気持ち
の委縮してしまうことがあります。つまり、突は正しい面打ちに対する天敵みた
いな立場にあるのではないでしょうか。それで嫌われる(笑)

下手に突かれると、「俺の中心はそんなに甘いか?」という感情的な部分も刺激
され、稽古内容が一変してしまう高段者のなんと多いことか・・・。そうした人
たちがまた、突を特殊なものへと追いやってしまうのです・・・( -o-) フゥ


おっと、だいぶ話が脱線してしまいましたね(^^;
[2001/04/25 09:49:58]

お名前: アオダイ   
こんばんは。
なるほど、気持ちが相手に伝わる・・・・。
なるほど。
「突きの気のない構えは迫力がない」
全く同じ事が、小川忠太郎先生の「百回稽古」の中に書かれていました。
また、秋田で活躍された泉通四郎先生の「剣道日記」にも
冒頭に「技の究極は突きにはじまり、突きに終わる」とあり、
本の中ではそれこそ、大変な数の突きの出し方、種類が事細かに記されていました。
それに実感として最近つくづく「突き」の重要性を実感しています。
ただ武道館で目上の、それも高段者の先生方と稽古している僕は、なかなか突きを
もらうことは数あれど、くれてやることは、それこそ「死ぬ気」がなければ出せません。
こちらは「よーっし」と突くのですが、大方の先生はそれで顔色が変わります。
そうなるともう・・・・。
いやな稽古になります。
だから最近は同世代の友人や後輩と稽古するときは、
「突いてくれ」とお願いしています。
「俺の突きが空いているならば、遠慮なくどんどん突いて下さい。」と。
「で、俺も遠慮なく突きますよ。」という感じです。
笑われるかもしれませんが、これって結構同じ世代間でもなかなか難しいのですよ。
そういう稽古は真剣味が出て、とてもいいです。
ただなかなか相手との稽古中に突きを出すのって、難しいですね。
まだその機がなかなかつかめません。
ちなみに「利生突き」はやっていません。
ていうか・・・出来ません。
[2001/04/24 20:16:41]

お名前: Hide.   
アハハ、実は送信した直後に、改行を入れてなかったのを思い出しまして。すで
に遅しでした・・・(^^;

突っていう技は難しいですね。突を出すこちらの心が技に反映するように思いま
す。まぁ、これは、面・小手・胴にも言えるとは思いますが、とくに突にはそう
した「気」が宿っているのではないでしょうか。

ですから、感情的に突けば、突かれた側にもその「気」が伝わる・・・。そんな
ふうに思います。私は突が得意なものですから、より、その点を気をつけて突い
ています。とくに下手の人に突くときには、その人の技と心を殺さないように配
慮していますね(^^)


>ヒデさんは突きの名手という感じですが、やはり突きは大事ですね。

得意技ではありますが、名手ではないですね・・・。この間も、名古屋でだいぶ
はずしてしまいました(^^; というのも、思いっ切り突きを稽古できるお相手が
いないせいで「突不足」の状態なんですね(笑)

突は中段の構の大本です。突のない中段は構に迫力がありませんね。私の師匠の
渡辺敏雄の突はスローモーションのようにゆっくりでしたが、直径50センチぐ
らいに膨れ上がってせまってくるので動くこともできず突かれていました( -o-) フゥ
[2001/04/20 09:04:31]

お名前: アオダイ   
こんにちは。
そうですね。ヒデさんが改行忘れるなんて、珍しいですね。
さて、有馬先生の近間からの突きについてですが、きっと真砂先生との一戦で出した突き
ではないですかね。確かに鍔ぜりからの離れ際からでしたでしょうか。
ビデオで見直してみましたが、うーん、危ないといえば危ない気もしますが・・・・。
でも本当に今年度の大会は誰かからそういう指示があったかのように、突きがよく出ましたね。
で、結構クリーンヒットしてたように思います。でも一本になる突きはなかったですね。
やはりとりにくいのかな・・・・。中京大学の林先生は今年もいきましたね、諸手突き。
去年の福岡の角先生に出した突きは本当に見事でした。今年は少し外したかな。
でも綺麗な、力強い突きですね。僕もああいう突きを目標にしたいです。
また本の昔の話で恐縮ですが、昔の先生はよく突かれたようですね。諸手がほとんどだった
ようですが、持田先生は片手突きを得意にしていたようです。ポンっと突かれたようです。
羽賀準一先生のは強烈だったみたいです。千葉先生が剣道日本の有馬先生との対談の中でも
おっしゃってましたよね、飛ばされたって。特練を飛ばすんですからね・・・・。
いや恐ろしい。ヒデさんは突きの名手という感じですが、やはり突きは大事ですね。
なかなか出せないけど。
練習あるのみですね。
それでは。
[2001/04/19 16:07:53]

お名前: しんや   
めづらしい、
hideさんが改行を忘れるなんて
[2001/04/19 13:29:24]

お名前: Hide.   
胴は、ここのところ「流行りの技」といってもいいかもしれません。山田先生も得意技でしたね(^^) 延長戦が少ないというのは、観ている方にとってもありがたいですね。ダラダラとした(当人同士は総出はないのでしょうが)延長戦は、観戦する側にとって集中力の持続が難しい(笑)


to ヨシキさん
>突きは、有馬先生の近間からの突きが大変危なく感じました。

危ないっていうのは、どんな感じなのでしょうか? 近間っていうと、つばぜり
の分かれ際などですか???


to アオダイさん
>ビデオの件なんですが・・・・、ダビング差し上げたいのはやまやまなんです
>けどすでに5本ほど頼まれてまして、大変なんです。

そうでしょうねぇ。了解しましたm(_ _)m
[2001/04/19 08:24:21]

お名前: bigginer kenshi   
アオダイさん、
裏こての説明ありがとうございました。
[2001/04/18 14:54:52]

お名前: ヨシキ   
私も小林先生と菅波先生の試合、見ましたよ。
小林先生の面は、菅波先生が居着いた所を逃さずとらえた、素晴らしい面でした。
結局試合は菅波先生が面と小手で二本勝ちしました。
不発に終わりましたが、菅波先生の放った片手面もとても印象に残りました。

>今年は試合の経過が早く、決まる技も出端面や抜き・返し胴など
>見る分にはすごいおもしろかったのですが、若干試合振りが各先生方
>荒く感じられました。また今年は諸手突きが連発でした。ややエキサイト
>する場面もありました

胴や引き面が結構取られてましたね。少し意外でした。
私の周りには「結構ムダ打ちが多かったなぁ」と言っている人もいました。
確かに、腰砕けのような打突も若干見られましたが、
ほとんどが気剣体の一致した迫力のある打ちだと感じました。

攻め合いは、短い試合が多かったように思います。
3分間で10本程度しか打突のない試合もありましたが、
だいたいの試合では思い切りのいい攻め込み、打突がよく見られました。

突きは、有馬先生の近間からの突きが大変危なく感じました。
鈴木先生(兵庫)と國分先生(鹿児島)の突きの応酬は観客としては面白かったです。(^^;)
[2001/04/18 14:07:38]

お名前: アオダイ   
こんにちは。
あっすいません。裏小手という表現が間違っているかもしれんのですが
要するに相手の竹刀の下をくぐって打った小手です。僕には裏から張って
打った小手に見えたのですが、島野先生を正面から見ていた後輩が言う
には下からすっと入って、見事に切ったそうです。

ヒデさんへ。そうですね結構手数の多い試合が多かったように思います。
でも本当延長戦というのが、少なかったんですよ。去年なんかすごかった
のに。でも前にも言ったように、見事に決まる技が多かったので、見ている側
としては純粋におもしろかったかな・・・と思います。
それにしても千葉先生の不調振りが気になりました。あの天下の上段からの小手が
結局一本も決まらなかったんですよ。まぁ対戦相手が千葉の忍足先生、大阪の濱田先生
今回優勝者の熊本の山田先生と、超凄腕の先生ばかりでしたから仕方ないといえば
それまでなんですけど。でも不調だったなぁ・・・・。
しっかし、すごいですよね明治村大会。今回出場した先生の中で全日本をとった先生が
千葉先生に山田先生、小川先生、石田先生ですか。有馬先生は2位ですよね。それに
全国警察剣道大会覇者も加えると・・・、たくさんいます。
すごい大会です。あっあと全国教職員大会も加えると・・・・。
レベル高すぎますね。

ビデオの件なんですが・・・・、ダビング差し上げたいのはやまやまなんですけど
すでに5本ほど頼まれてまして、大変なんです。
それにどうやって渡せばいいですか。それも大変ですね。
あっあと去年から言ってる我が道場の剣道国宝の先生のビデオも先生が足怪我したり
あと他の先生方への配慮・・・・などなど色々面倒なことがあってはかどりません。
すいません、ごめんなさい。でまたその先生少し直ったからって、周りが止めるのに
稽古にちょっと復帰してるんですよ、最近。もう嬉しいやら、心配やらで大変です。
でも必ずいつかビデオに収めますからね、待ってて下さい。
それでは。

入りませんでした。
[2001/04/18 10:41:37]

お名前: Hide.   
to アオダイさん

そうですか、明治村を観戦されたのですか。いやぁ、臨場感あふれるレポートを
ありがとうございましたヽ(^.^)ノ

ふーん、試合経過が早いっていうことは、それだけ打突力に頼った試合が多かっ
たっていうことでしょうか。それにしても、あまり攻め合いに懲りすぎると見て
いる側が飽きますから、それはそれでよかったのかもしれませんね(笑) 今度の、
両専門誌のコメントが楽しみではあります(^^)


ところで、ビデオ撮影されたのですか? ダビングしてほしいなぁ・・・(^^;
[2001/04/18 08:23:20]

お名前: しんや   
世界大会のときに小林範士に稽古をつけていただきました。
間合いを完全に見切られてて、まったく面があたりませんでした。
力を抜きなさいって注意されちゃいました・・・反省
でも、当時はそんなすごい先生なんて・・・思ってもいませんでした。
なんやえらい強いおっちゃんやなぁなんて思ってたりしてました。
[2001/04/18 06:38:59]

お名前: bigginer kenshi   
アオダイさん、はじめまして。
初心者なので、”裏小手”の意味が分かりません。
普通の小手と、どこが違うのか教えてください。
よろしくお願いします。
[2001/04/18 01:28:48]

お名前: アオダイ   
こんにちは。アオダイです。
すごい久しぶりです。
先週末、今年も明治村大会に行ってきました。
今年は組み合わせも良く、かなり期待して行ったのですが
ビデオの撮影に気を取られてしまって、撮影を後輩に任せていた
昨年のようにはじっくり見ることが出来ませんでした。
さて、大会ですが二年連続優勝中の大阪府警師範の有馬先生が
組み合わせから言っても、先生の勝ち上がりかたからも三連覇は
間違いないと思っていたのですが、何と何と、準決勝で同じ
大阪府警の島野先生に見事な裏小手をとられてしまって三位でした。
で、結局優勝は手堅い剣道をする熊本の山田先生が手にしました。
今年は試合の経過が早く、決まる技も出端面や抜き・返し胴など
見る分にはすごいおもしろかったのですが、若干試合振りが各先生方
荒く感じられました。また今年は諸手突きが連発でした。ややエキサイト
する場面もありました。
そんな中で僕が今回見ることが出来て本当に良かったと心から思ったのが
神奈川県警の小林範士が栃木の菅波教士からとった面でした。小林先生は
第一試合の奈良の井上範士からとった面も会場からどよめきが起こるような
本当に見事な美しい面だったのですが、この菅波先生からとった面は、打たれた
菅波先生が思わず、参りましたという感じで、頭を下げてしまうような本当に
美しい面でした。恥ずかしながら、どんな面だったかはよく覚えていないのです。
ただ本当に夢のような、神様のような、どうしてそんなこと出来るのというような
ただただ美しい面でした。これぞ範士の面かという感じでした。
誰かご覧になってませんか。本当あの面が見れただけでも行って良かったです。
強くて美しい剣道ですかね。強い先生はいっぱいいますけどね、それに美しさ
高い気品を感じさせる稽古をする先生はなかなかいませんね。
誰かこれはという先生を知っていますか。

あっあと昨年の京都大会教士8段の部で三重の岡田先生と立ち会った愛媛の加茂先生
もすごいなぁと思いました。














そんな中で神奈川県警の小林範士
[2001/04/17 17:09:35]

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