記事タイトル:剣道の小説 


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お名前: あっち   
To kenshiさん

津本 陽の本は面白いですね。
私も、はまってしまって文庫本が30冊ほどあります。
ただ、近頃はややマンネリの観があります。

初期の作品は、今までにない新鮮な感動がありましたが・・・

剣豪小説でなく、剣道の小説として紹介したのは明治以降の
剣道小説という意味でしたが剣豪小説で面白いのは

・北方 謙三の「日向 景一郎シリーズ」

・宮本 昌孝の「剣豪将軍 義輝」

・堂本 昭彦の「春風館 立ち切り誓願」
 これは、剣道雑誌にも紹介されていました。
 (剣豪小説ではなく明治撃剣史ですが)

・一連の「峰 隆一郎作品」も暇つぶしには良いと思いますが
 この方の作品は、全くのワンパターンですね。
 (隆 慶一郎氏と混同しやすいので・・・困ります。)
[2002/02/04 23:48:47]

お名前: Hide.   
へー、皆さんけっこうお読みになっていらっしゃるのですね。
私が読んだことがあるのは、三島の「剣」ぐらいですねぇ(^_^ メ)
[2002/02/04 15:24:35]

お名前: kenshi   
もうひとつ。
司馬遼太郎の「竜馬が行く」も、結構、剣道の場面が出てきますね。
2巻から4巻あたりは。千葉道場での稽古や旅途中の道場での試合など。
道場の場面は、剣術ではなく、剣道そのものの描写でした。
話ずれますが、司馬遼太郎といえば、「坂の上の雲」が最高でした。
これは、剣道は全然出てきませんけど。
[2002/02/03 17:56:17]

お名前: kenshi   
あっちさん、初めまして。
私でも参加できそうなのでかきこします。
津本陽の「薩南示現流」はすごかったです。
剣道というよりは、剣術ものですけど。
示現流(元は自顕流)の剣豪、東郷重位とその弟子達のすさまじい人生を読んで、戦慄
しました。昔は、強いと言う評判がたつと、次から次へとより強い剣士と命がけの勝負
を強いられたのですね。そして、それに生き延びて、ようやく、一流をたてることが
できた。今の時代も、高いものを目指す人々は、同じような気持ちで上へ上へと挑み
続けるのでしょうね。そういう身震いするような感動を与えてくれる一冊です。
[2002/02/03 17:36:16]

お名前: Fのすけ   
to あっちさん
ほかのトピで、お世話かけたままご無沙汰してます。
小説ということで、わたしでも参加できそうなのでお邪魔します。
三島さんの剣風がリサーチできるご人脈、すごいですね。
大人から始めたら、痛いか・・
わたしも含めて、何か勘違いしたような所がないと、段が
あがるほど続けられないのかな、と色々参考になりました。

to crowさん
高橋三千綱でしたら、わたしも中学生のときに父に買い与え
られて読みました。「九月・・」ではなかったかな?
思いちがいかな。
思春期の読者には、ちと刺激が強かったですが(笑)、いまの
青少年な轣A全然オッケーかもしれませんね。
[2002/02/03 11:23:41]

お名前: crow   
いろいろあるんですねー!
私のお薦めは、「五月の空」です!
思いっきり青春小説ですが、剣道の描写は結構リアルですよ。
[2002/02/02 18:37:56]

お名前: あっち   
剣豪小説は沢山ありますが、私が読んで面白かった剣道小説を
紹介します。

1.津本 陽
 ?「明治撃剣会」の文庫本に入っていた“孤独な武者振り”
  ・警察官や一般の人の剣道同好会である大阪の剣道クラブに出稽古にきた
   初老の剣士の剣風が・・・

 ?「敗れざる教師」
  ・校内暴力で荒れる中学校に赴任した初老の教師(剣道に心得のある)
   の物語

   中学校の部活や問題児の先輩のボクシングと素手で対決するシーンも
   あります。

  ・津本 陽さんは、ご自身も剣道をおやりになり抜刀道の有段者なので
   剣道や斬り合いの描写は流石です。

   「柳生 兵庫助」や剣豪将軍の「足利 義輝」などの多くの長編小説があります。

2.鳥羽 亮
 ?処女作の「剣の道殺人事件」
  ・大学対抗剣道大会で試合中の選手が殺されるという事件が発生・・・

   その後の一連の、鳥羽作品のように謎解きと剣道(剣)の技の説明が
   なかなか・・・
 
3.帚木 蓬生
 ?「ヒトラーの防具」
  ・第二次世界大戦時、日本からヒトラーに剣道防具を贈った事実からヒントを
   得た小説。

   ドイツに赴任した若手の日本人将校がヒトラーの前で居合を披露したり
   恋人のユダヤ人女性をゲシュタポに殺されたりで。
   最後はついにヒトラーを・・・

4.三島 由紀夫
 ?「剣」
  ・これは市川雷蔵主演の映画にもなりましたが、強豪大学剣道部のキャプテンが
   部員の不始末を償うために死んでお詫びをするという物語。
   
   稽古の描写や剣道談議はなるほどと思います。

   かなり以前、警視庁の先生に「三島 由紀夫の剣道はどうでしたか?」
   と聞いたことがあります。
   その時は
   「大人から始めた剣道だから、痛くて・・・
    五段はあげたけど、本人は実力だと誤解していた。
    時たま、打たせてあげると俺は警視庁に勝ったから道場の看板を
    持って帰ろうかと思ったなどと話していたそうだ。」
   というお答えでした。

5.立原 正秋
 ?「剣と花」
  無頼派を気取っていた立原 正秋ですが、剣道の描写はなかなかなもの
  でした。

6.池波 正太郎
 ?「剣客商売」
 ?「鬼平犯科帳」
 ・おなじみの小説を全巻読みましたが、人情の機微や時代考証が確かで
  格調は高いのですが、剣道の参考になるとはあまり思えませんでした。 
[2002/02/02 11:17:53]


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