記事タイトル:ちょっとした雑談 


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お名前: Hide.    URL
To しーやんさん

>そもそも居合ですら、最近は刀を振るのに「ブンッ」と音がしないと昇段審査が
>受からないと聞きます。実際の切る刀の操法は無視してですね・・・。

私も居合いを学ばれている方から、「嘆かわしい傾向である」としみじみお話を伺ったこ
とがあります。


>竹刀と刀とでは操法は確かに違うとは思いますが、しかしながら剣道は芸事ならば
>多少は刀のエッセンスは盛り込みたいなぁと思います。

それは精神の中に織り込めばいいものではないのでしょうか。
それが「気剣体の一致」という曖昧模糊とした有効打突の判定に十分に生きていると思い
ますけどね(^_-)〜☆
[2006/10/15 08:33:05]

お名前: しーやん   
こちらの方に来てみました。

そもそも居合ですら、最近は刀を振るのに「ブンッ」と音がしないと昇段審査が
受からないと聞きます。実際の切る刀の操法は無視してですね・・・。

見栄えや分かりやすさを求めるあまり大げさで無駄な動作がもてはやされる、
これも時代の流れなんですよ。

「ブンッ」と音させたければ、前に出ながらでも上から刀を大きく振り落とすという
動作になり、体の運用としてはかなり無理がある、無駄があるというのが、とある
居合家さんから聞いた話なんですよ。

となると剣道しかり居合しかり昔の先生の理論からは段々外れてきているということに
なりますね。

そもそも剣道型とて中山博道先生と高野佐三郎先生のフィルムと今の全剣連DVDと
では動きが大分違う。教本自体は変わっていないのに、解釈の仕方が変わってきている
んですよ。

ということは、我々が今受けている指導にしても、一体どれが理にかなっているのか、
本当に正しいのかということすら分からない時代になってきていますよね。
指導者や専門家がはっきりとこれを認識していかなければならないと思います。
旦那芸の我々が幾らこれを議論したとしても、この流れは変わらないでしょうから・・・。

竹刀と刀とでは操法は確かに違うとは思いますが、しかしながら剣道は芸事ならば
多少は刀のエッセンスは盛り込みたいなぁと思います。
完全にスポーツ化するなら竹刀オンリーの操作方法だけを確立すればよいのでしょ
うが、それならば打突に美しさも味もなくなったと言っても、何も意味がないことに
なります。勝つための打突がいい打突と言うことになりますから。
[2006/10/15 00:26:57]

お名前: Hide.    URL
To tomoさん

アハハ、ご本人からも納得のいく説明は得られなかったのですか(^^;

ともあれ、剣術に興味をお持ちでしたら、ぜひ、取り組んでみてはいかがでしょう。
やってみてはじめて「なるほどぉ」っと思えることもあるかもしれませんしヽ(^.^)ノ

ちなみに私は、大学時代より小野派一刀流を学ばせていただいておりますが、いろいろ勉
強になりましたね! 今の自分の剣道や剣道観があるのは、一刀流のおかげと考えており
ますゆえ(^0^)
[2006/09/17 22:23:49]

お名前: tomo   
今日、仰った本人とお話してきましたが、ご本人は理解していらっしゃらないと見え、満足のいく説明は得る事ができませんでした。
結局のところ、剣道と剣術は別物と言う線を引いて不可侵条約でも結んでいるようなものなのでしょうか。
私自身、剣術に興味があって学びたいと思っているのも事実です。
だからこそ、このような疑問が沸いたのですが・・・。
[2006/09/17 21:54:36]

お名前: Hide.    URL
>それと、理合と言う言葉は単なる技術だけでなく、その裏側にある先人の知識や工夫ま
>で引っ括めたことと解釈しています。
>刀を扱う技術を知ることなく、「剣の理合」を口走って竹刀だけを振り回す姿はあまり
>にも滑稽に見えます。自分も含めて。

思想や文化、伝統は受け継ぐべきでしょうが、殺傷する技術は受け継ぐ必要はありません。
理合とて同じことではありませんか?

刀の理合と竹刀の理合は、似ているようで大きく違うことでしょう。
重さ、長さ、反りの有無、打突部位が決められているか否か・・・これだけ考えても、間
合いから使い方振り方までまったく異なるものになるのは仕方がないのではないですか(^^;


でも、私も竹刀は「刀と同じなんだよ」と子どもたちに教えますし、「武士にとって刀は自
分を守ってくれる大切なもの。ゆえに、命と同じように敬ったんだ」ということで、竹刀
の取り扱いにも十分に気を配るように話しています(^^)


現代剣道において刀はもはや象徴であると考えますが、上手な先生に居合を抜いていただ
き子どもたちに見せると真剣に食い入るように見てくれます。その後に日本剣道形や木刀
による基本稽古法をお稽古しますと、これまでとは違った取り組みを見せたりもいたします(^0^)
刀につきましてはそうした機会を作ってあげることが必要とは思いますが、「刀の理合」
「刀の振り方」については、勉強したい人が、居合いなり古流の組太刀などから勉強すれ
ばいいことなのではないでしょうか(^_-)〜☆
[2006/09/16 08:51:00]

お名前: まる   
私も殺人剣や争いに勝つ剣を身につけたいとは思いません。
ただ私は竹刀を刀だと思っていますし、一本とられれば死んだのだと考えています。
正中線をの攻防が生死を左右し、道場において人は生死をくり返し、そして己の心と
向き合ってゆくのでしょう。
そして全ては象徴化されたものであり、刀の切り方はひつようありません。
しかし刀を振るのは本当に勉強になります。自分の剣道がかわりました。
あと剣術も剣道に応用できますし。

ちなみに数年前、模擬刀でさし面をやってみた時は、斬るどころかかすりすらしませんでした。何度やっても。
反りがあるためとどかないんですね〜。
[2006/09/16 06:05:33]

お名前: tomo   
安全のため、と言う観点からは一概に否定しません。
確かにこのご時世に人斬り包丁振り回したところで行く先は決まっています。
殺人刀は江戸期の多くの流派で戒められたことで、殺人の技術を排して精神的な面を育てることができる剣道は素晴らしいものです。
しかし、剣道のルーツが古流の組太刀に取り入れられた竹刀稽古だとするなら剣術の中にあってこそだと思ったのです。
実際には第2次大戦で1度途切れているようですが・・・。
それと、理合と言う言葉は単なる技術だけでなく、その裏側にある先人の知識や工夫まで引っ括めたことと解釈しています。
刀を扱う技術を知ることなく、「剣の理合」を口走って竹刀だけを振り回す姿はあまりにも滑稽に見えます。自分も含めて。
[2006/09/15 22:15:57]

お名前: Hide.    URL
To まるさん

管理人のHide.です。

今の平和な時代に刀を振り回すこともないでしょうから、あまり刀や刀の振り方にこだわ
るのはいかがなものかと私は考えております。
いいじゃないですか、切れなくたって。竹刀で切るように打つこと自体、不可能ですから(^^;

でも、竹刀を刀に見立てて真剣にお相手と対峙する・・・一種のバーチャルですが、そこ
にどれだけのめりこみ、理想の一本を追い求められるかっていうのも面白いのではありま
せんか(^_-)〜☆


物足りない人は、古流の形なり居合いなどから、剣の真理(?)を学び取るなど模索して
みればいいのだと思います。
[2006/09/15 22:01:31]

お名前: まる   
ちょっと失礼します。
私もためしに模擬刀買ってきたりしたんですが、想像していたのと物凄く違ってショック
をうけました。まじめに剣道やっていた分、今までの自分の剣道はなんだったんだ?
ってなことになっちゃいました。それから、書籍をあさったり、柳生新陰流、小野派一刀流、
二天一流などのビデオをかってきて勉強しました。(切り落としなるものもこの時
初めて知りました)あと、相撲にも興味をもちましたね。

剣理の追求や生死の彼岸に至ることが剣道ならば、単なるゲームになってはいけないとおもいました。と同時に、薙刀や銃剣道、短剣道との競技を増やせばより武道に近づくのではとも。
刀の扱い方は刀が教えてくれるのに、刀を捨てては本末転倒ですね。(それが私のコンプレックス)
古流の形をくり返し練習しないかぎり、本当の剣の達人は出てこないと思います。
今の剣道は明治に偉い剣豪の先生が集まって創ったものですが、伝えられていない術理があまりにもおおいのでは?
個人の立場では頑固に自分の剣道を貫いてゆけば良いのでしょうけど、剣道界全体でみて
このままでいいんでしょうかね。(オリンピック化ならなおさら)
[2006/09/15 00:59:51]

お名前: Hide.    URL
管理人のHide.です。

まぁ、ためしに真剣を持って巻きわらに剣道のように(竹刀の振り方で)切りつけてみて
ください。たぶん、切れるどころかほんのわずか食い込む程度で終わってしまいます(^^;

しないと刀の振り方ってまったく違いますよ。同じように打ったら、お相手は痛くてたま
りませんし、竹刀もすぐにぼろぼろになってしまうことでしょう。

刀の振り方を身につけたければ、居合を学ばれるのがいいと思います。
「剣居一如」なんていいますしねd(^-^)!
[2006/09/14 07:53:26]

お名前: tomo   
きっかけは私が通う剣友会の師範の一言なんですが、
面打ちの時に「竹刀と刀では振り方が違うから竹刀の振り方で打つように」とのことでした。
料理で例えられると押し切りと引き切りとも言われました。←押し切りも潰すのではなく、押す方向に刃を動かす、です。念のため。
刀と竹刀で振り方が違う。構造が全く違うんだから当たり前なんですが、よく考えなくてもおかしいんです。「剣道」なんですから。
この言葉を考えて以来、自分の置かれている剣道そのものに懐疑的になって稽古どころではありません。
刀を扱う術を知らない、剣道の裏側にあるべき剣術の歴史や理合を知らずに竹刀を振り回している私が愚かなだけなんでしょうか。
[2006/09/14 04:14:43]

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